人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

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【人】 苗床環者 メディウム

ー 病棟・直青たちの部屋前 ー


[厳しい言葉を投げられて、数日。雷恩の隣で咲いていてもいいと知った僕は、改めて直ちゃんどのと向き合いたくて彼らの部屋へと足を運んだ。

…………けど。]


(あら、お邪魔になりそうね。)
……そうだね、また今度にしよう。



[何やらお取り込み中みたいだ。邪魔にならないよう、そっと立ち去った。]**
(1) 2023/11/26(Sun) 21:30:08

【人】 苗床環者 メディウム

ー 病棟・羅生と ー


[僕らが『咲ける』ようになってから。定期検査も終わり、病棟内をなんとなくぶらついていた時の話。緑髪にフード姿の男性……型AI、羅生どのを見かけた。

顔見知りではあったけれど、僕らは本能的にAIたちを避けてしまう癖があって。彼らも滅多な事では身内以外と交流を持たない。
ので会話はほとんどなかった。

そういえば、彼も雷恩の『親』だったっけ。改めて、AIたちの尊い人の側で咲いてしまう花の身になった事を告げておこうかと、珍しく近づいた。]


こんにちは、羅生どの。今少しいいだろうか?


[羅生どのは。雷恩と距離があるという事は聞いていた。その理由や原因は推測したところで僕らには多分、分からない。生まれもって来たものが根本から違えれば、相互理解には及ばないだろう。


…………そう思っていたけれど。
どうも“彼女”は、心あるものの機微に敏感なようだった。]
(6) 2023/11/27(Mon) 18:44:16

【人】 苗床環者 メディウム

(貴方はいったい、何を恐れているの?)
*
(7) 2023/11/27(Mon) 18:45:15

【人】 苗床環者 メディウム

ー 病棟・直青と ー


[……日を改めて。今日こそは、と直ちゃんどのともう一度向き合うために部屋へ足を踏み入れる。]


……失礼する、メディウムだ。


[穏やかな容姿と物言いであるのに、奇妙な威圧感のある彼の前へ。果たして次に下される判決はどうなるだろうか。恐怖心が無いとは言い難いけれど、それでも。いつかは告げねばならないから。……まあ、ある程度の仲は推測されてしまっているのだろうけど。]
(8) 2023/11/27(Mon) 18:52:22

【人】 苗床環者 メディウム


…………改めて、単刀直入に。
あなた方の貴人である雷恩、どのの側で。咲いてしまってもよいだろうか。
(いわゆる、「息子さんを私にください」っていう奴ね。知ってるかしら?)



[きちんと、目を背けないように見据えて。どんな鋭い言葉が飛んできても、視線だけは合わせるように。]*
(9) 2023/11/27(Mon) 18:56:16

【人】 苗床環者 メディウム

>>18
(質問に答えなさいよ。貴方は、何を恐れているの?)
(19) 2023/11/28(Tue) 14:01:46

【人】 苗床環者 メディウム

[羅生どのが返事をする。静かに、だけど何も見据えていないような。深淵の奥底にこころを捨ててしまいたいとでも告げるような眼差し。

……僕らから彼に伝えた所で、何があるわけでも無いのだろう。でも、一応。]


えっと……実は、その。あなたがたの貴人である雷恩、どのと。こ、懇意に……一応させていただいている。それを、伝えに。


[直ちゃんどの経由で知っているかもしれないけど。挨拶は大切だ。]
(20) 2023/11/28(Tue) 14:05:54

【人】 苗床環者 メディウム

…………あなたへ伝えて、いいのかは、分からないのだが。雷恩、どのはあなたを「親」として、ちゃんと愛していますよ。

……どうか拒まないでほしい。それが、あなたの根源に根差した『花』だとしても。本物か偽物かなんて、関係ないんだ。


「こころ」は苦しいものだから。
(貴方が貴方であるために拒み続けるのだとしたら。悲しい事ね。)



[我ながら何を言ってしまっているのか。遠巻きからなんとなく感じていた、いつも纏わせてる濃厚な『感情』の断片に、直で話したらあてられてしまいそうになったから。そんな言葉が口からこぼれた。]*
(22) 2023/11/28(Tue) 14:12:42

【人】 苗床環者 メディウム

>>21

どこまで……と言われてもな……確かに言える事は。彼は、雷恩は見た目以上に情感豊かである、というくらいかな……


[問いへと静かに解答する。これも一つの審判だ。正解を踏み外したら、裁きが下されるだろう方向の。]


>>23

それは、そうだろうな。僕らは非力な娘の入れ物に入っているのだから。……解答は期待していないよ、最初から。



[冷たく言い放たれても、進む事は止めなかった。]*
(24) 2023/11/28(Tue) 14:23:17

【人】 苗床環者 メディウム

>>25>>26


……そうか。ならば、彼にとって相応しい存在であれるよう、努力すると告げておこう。


[これは、「人間」と「AI」のこころの隔たりなのだろうか。リヒトのように柔らかな情感を持つ機械との触れ合いが主だったから、その違いに少々驚きはしたけれど。……なるほど雷恩は、愛していた『親』からこんな風に触れられていたのかな、なんて。何故か僕らまで苦しくなってしまう。]


とくに求める言葉は無い。それでは、今日はこれで。


[僕らからこのひとにできる事は、何もないんだろう。寄り添う事すら拒絶して、ふるい落とすのであるならば。その事はちょっと悲しいなと思ってしまった。誰もこのひとををすくえないし、そもそもすくいたがられようともしないのかもしれない。]
(27) 2023/11/28(Tue) 14:41:59

【人】 苗床環者 メディウム

(むしろ。言葉を求めているのは、貴方の方でしょう?違うかしら。…………委ねて楽になる事すら許せないのは、貴方が「機械」であり、「そう在れ」と願われたから?

…………憐みを向けるのは、失礼なのでしょうね。

さようなら。)
(28) 2023/11/28(Tue) 14:46:01

【人】 苗床環者 メディウム

[…………羅生どのと別れて、どこかへと向かう。

親しい人に出会ってしまったなら。その人から声をかけられたのなら、その場で僕は泣きじゃくってしまっているだろう。]**
(29) 2023/11/28(Tue) 14:48:28

【人】 苗床環者 メディウム

[>>33>>34>>35

審判が下される。……以前よりか、柔らかな言葉が振る。少しだけ安堵はしたけれど、それは「許されている」という事ではない。あくまでも、責任を負えというのだ。

責任、とは言うけれど。僕らの方は彼の側にもっと美しい花が咲くのなら、そのまま枯れ落ちるというだけだ。心を留めおき続けるかなんて分からない。だけど、その日までは咲き続けようと、思う。


『親』の言葉を噛み締めながら、ゆっくり頷く。]


……分かって、います。出来る限りの誠意を。僕たちからは与えます。
(ありがとう。彼を、見捨てないでいてくれて。)



[渡された炭酸水に口をつける。ピリピリとした泡が喉の奥へ弾けていく。飲み干したならすぐに、一礼をして部屋から立ち去った。]
(36) 2023/11/28(Tue) 18:44:53

【人】 苗床環者 メディウム


……幸せに、します。
(幸せに、するわ。)



[退出時に呟いたそれは、聴こえただろうか。]**
(37) 2023/11/28(Tue) 18:46:14






──その夜浴びた雫は、
──みどりいろをしていた。




 

【人】 苗床環者 メディウム

− 楽園の片隅で・リヒトーヴ −



[その美しいひとは、いつだってこの地にいた。静謐な空気を纏わせて箱庭を守護していた。……立ち尽くすそのひとの元へ、3つの影が近づく。]


「コギト・エルゴ・スム!我思う故に我有り、いい言葉だよねえ。」

「De omnibus dubitandum. 全てについて疑うべし……そうですわね、私たちの様な人間は特に大切な言葉です。」


よかった、まだ居てくれた。
こんにちは、リヒト。騒がしくてごめんな。少しいいだろうか?


[フラスコの中の小人と水槽の脳が、壁に彫られた文字を読みあげ、植物の娘が機械の身体へ声をかける。]

……きみはいつか、この『楽園』の外へ行ってしまうのだろうか。いつだって、寂しそうだったから。
「『友』がいたと、以前お聞きしましたわ。彼を探したいと、そうずっと思っていたのですか?」

「あ、いやオレらはそれを止めるつもりは無いよ!元々、ご厚意でココ使わせてもらってるだけだしね。最初は違う場所で研究してたし、君が去ってしまっても勝手に研究も保全も続けるつもり〜」



[3人の「人間」が、口々に告げる。]
(54) 2023/11/28(Tue) 22:20:29

【人】 苗床環者 メディウム


……なあ、リヒト。我々は、きみの「友」にはなれないのだろうか?

「こんな姿でも、私たちは「人間」ですからね。もちろん、かつての『友』が特別だという事を否定するつもりはございません。」

「単純にね!オレらも君の事は「友達」だと思ってるからさ!困った時とか、いつでも帰ってきていいよっていいたいだけ!」

「うちの博士は来るもの拒まず去るもの追わず、ですが。私たちの方は必ずしもそうではありません。」

「そーいう事!友達の事は心配するし、夢があるなら応援してるから。」



……忘れないでほしいんだ。どこにいても我々ときみも、「友人」だったって事を。だから……もし「友」とまた出会えたのなら。僕らともいつか話をしよう。


[植物の娘が、守護者の手をそっと握った。]*
(55) 2023/11/28(Tue) 22:20:40

【人】 苗床環者 メディウム

ー 植物園のどこか・桜花 ー


[その桜色へどう接していいのか分からなかった。彼らの絆はきっととても特別なものだから。

その桜色に告げてもいいのか分からなかった。あなたの尊いひとの側で咲いていたい、なんて。

僕よりもずっと美しい、花。


しかし告げないのは逆に不誠実であると思っているから。意を決して声をかけた。]


…………こん、にちは。桜花どの。少し、話がしたくって…………この間はすまなかった。非礼を詫びよう。
あぁ、それと受け取った果実は実に美味であった、ぞ……あなたはすごい事ができるのだな。
(56) 2023/11/28(Tue) 22:32:32

【人】 苗床環者 メディウム

[ためらいがちになりつつも、丁寧に告げる。この人は彼にとってとても大事なひとだから。]


それで、その。僕……雷恩、の側で、咲き続ける事にしたから……きみへ、ちゃんと言わなきゃって、思って。
(弟さんへご挨拶というところかしら。)



[声は震えきっていたけど、目は逸らさないようにした。白く輝く姿に目眩がしそうになるのを抑えながら。]*
(57) 2023/11/28(Tue) 22:37:30
ー 後日談・雷恩 ー


[僕らが彼と果実を食べて、数日後くらいの事だっただろうか。あれから、植物として幾度か交わりはしたけれど……「人間」の方は、未だ触れてはいなかった。

まず「人間」部分への興味があるかどうかなんて分からなかったのだが、あの出来事が起こる前から僕らの「人間」部分はそちらへの欲求が強まってしまっていた。
はしたないと思いつつも。
]


…………えっとさ、雷恩。今日は、その…………「人間」の方に、触れて、ほしい、かな……
……興味があれば、だけど。



[そっと彼の手を自分の胸元に触れさせて、言ってみる。……これだけでは反応しないだろうか、と思い指を一本食んでみる。樹木に近い香りがするそれにそっと舌を這わせた。

(あら大胆。どこで覚えたの?)
……うるさいな。


ちらりと、雷恩の顔を見てみる。]*

[くちづける、首筋に花を散らした。
暴く無遠慮さで、命綱を断ち切る。書き換える。


 ──お前の、最後の砦なんか、粉砕してやりたい。


溺れさせたい。──背徳だ。

着衣のままに、最低限だけを剥ぎ取った。
最早その為にしか存在し得ない器官を指で圧し拡げ、本来ならば必要のない、潤滑液の分泌を促す。性急に、宛てがう。

貫く。]


 ────っ、は……


[ゆるさなくていい。
何もかも、ゆるさなくていいから。]

*

【人】 苗床環者 メディウム

>>70>>71

……お、おう。


[逆に向こうからも詫びられて、目を丸くする。その後の言葉を聞くかぎり、本当に今はこちらへ「敵意」とかそういう感情は無さそうで。]


あなたの方は経口接種ができないのか……うん、美味しかった。


……よろしく、なんて。こちらこそ、彼の隣にいてくれてありがとう。彼の感情の一部は、きっときみが作り上げたものだから。これからも、仲良くしていてほしい。

……そこに、少しだけ、僕らがお邪魔するけれど。


[茶化されるように告げられた。本当に美しく清らかな花だ。きっとたくさん愛されてきたし、これからも愛され続けるのだろう。彼が、ずっと美しいままで咲き続けられたならいいな、と願う。]*
(74) 2023/11/29(Wed) 7:43:18

【人】 苗床環者 メディウム

ー ある花の独白 ー


[一旦下された判決は、己へ刃を振りかざす事はしないようだった。とはいえ、本質的にはAIの彼らからはこれからも審議を続けられるのだろう。ちくちくと視線が刺さってくる。当然か、本来僕らは異物だ。


……愛おしい、樹木の青年を見つめる。美しい花ではなく、樹木の彼に惹かれたのは。ひょっとすると「安心」したかったのかな、なんて。大きく逞しい木は、寄り添うだけで心が安定する心地になる。(それもあるでしょうけど、純粋に異性として魅力的に映ったのが彼だったのでしょうね)


光を浴びて、呼吸する。脆弱な入れ物へ植物を足して、辛うじて魂を引き留めているだけの、おおよそ『新人類』とは呼べない身体で。それでも博士たちは僕らの可能性を信じてくれているのだろう。


……雷恩がこの地を離れるとして、請われたなら共に行く気概はある。博士へ研究サンプルを送りたいし、「友人たち」がいるこの地への愛着もあるから連絡はしたいけど。外の世界で殲滅行為を続ける彼らの思想へ同調するのだってきっと厳しいけれど。]
(75) 2023/11/29(Wed) 7:58:28

【人】 苗床環者 メディウム

[それでも、僕らは。もう既に樹木から与えられるめぐみでしか生きられないから。この先何があっても、彼の側で咲き続けるのだろう。彼にとってもっともっと美しい花が咲いて、僕らの存在意義が失われるその日までは。


…………本心を言うと、彼の心に僕らだけが咲いている場所があればいいのにと願ってしまう。大切には想われてると、思うけど、心を全部注ぎきったら同じ分量の「心」がほしい、なんて。傲慢にも程がある。僕の内側に芽生えた花々はそれくらい貪欲に求めてしまう。求めてしまうから、消してしまいたかった。


いっそのこと世界の片隅でふたりきり静かに枯れ落ちるまで側にいたいな、なんて。叶わない事を考えながら、今日も僕はそこで咲いている。]
**
(76) 2023/11/29(Wed) 8:07:44

[

非道じゃないですか、それ。

近くなる距離には安堵する。縋りつくと赤く染まる視界がある。まだ理性が残ってるみたい。首に散らされていく花弁を欲しがりながら、どれも片隅でぼんやり眺めてる僕がいた。

乱暴なひとだな。それが『本質』ですか?
あなたとの二人の子供にする様に、慈しみ見守ってはくれないの? 遠くで咲くのがそんな駄目?

僕の間違いを、あなたが正解にした。けどそれは俺の正解になり得るのかな? 正しくある事が僕の最重要事項だったのに、あなたは見捨てたんだ。愛し子を育て上げるための糧として、利用されて、雷恩と桜花は認められたというならそれで良いじゃない、すべては『父』の仰せの通りに。


──でもどうしてか穴が空く。
かなしい

あなたが、俺を見捨てるから

]


 ッ、い゙、──……あ……っ…………!


 
 


[貫かれた質量分の水が眼球から溢れ零れる。充ちてく。君の開けた空白の代わりが埋められていく。

いやだな、抗議を、してやりたいのに、全部溶けちゃう。沸き上がってくる強い衝動。

その青い硝子の石を、引き千切ってやりたかった、そしたら後を追ってあげるのに


 
ねぇ『愛してる』を刻んでよ 
]* 



[泣き虫。などという言葉の存在を想起する。
直青にも涙腺に酷似した回路は備わっていたが、専ら眼球の洗浄にしか使用されていない。そのみどりに舌を這わせた。

羅生の抱く思想を、信念を、直青が共有することはない。そのように創られている。脆弱性になり得るものは予め排除されており、その代わりと外部装置としてそれらを持つ。故に直青はAIたち彼等へ真の意味では寄り添わないし、寄り添えない。

羅生はそのひとつだ。
ひとつに過ぎない、筈だった。]

 ッ、く。ぁ────……

[
煽られる
、その感覚が何処から来るものなのかわからない。否、識っていた。error──但し、必然の。

"内臓"を抉る。非効率の痛みを、空白の代用とする。直青は廃熱作業が苦手だった。

 どうしたって浮かぶお前の顔に、
 終わりを重ねるのが苦痛だからだ。

 それでも手を伸ばしてしまうからだ。

何故、離れたがる。
──そう、問うてしまうからだった。]

*




 …………ッ、おまえが、先に俺を捨てた、……っ



[皮膚を重ねると伝わってくる。否応なしに暴かれるのは、いつも自分ばかりだった。なのに今更。今更なんなんだよおまえは。傷つく度に種を埋められて、


直青君が俺を咎めないからでしょう
なのに俺の一番大事なものを否定した



神さま。嫌だ、見捨てられたくなんてなかった



存在インプットはしてる──でも知りはしない“Not installed”

理解は出来るje comprends──だけど実感がないpersonne n'existe



桜花
──大丈夫。散花絶望すらめぐる季節のひとつだ

雷恩
──いつか。それは君のために咲かせる『


『君』はきっと世界中を愛せる。
どうかこの世界を幸せにしてあげて下さい。


[
なけなしの自我だったよ
さようなら
。]