人狼物語 三日月国


103 【身内RP】森奥の工房【R18】

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極夜の季。異形の刃が朱に染まれば、月の女神が蒼ざめる。
地上の民は怯え、惑い、鋭き刃に蹂躙される。
女神はただただ無力を嘆き、涙を零すのみ。

――三日月国の伝承

【人】 とある書物

……。
(0) 2021/10/23(Sat) 21:17:44
村の設定が変更されました。

村の設定が変更されました。

村の設定が変更されました。

ダアトが参加しました。

【人】 ダアト

 
[濃く深い緑を
 切り分けるようにして
 綺麗に均された一本道がある。

 その道を辿っていった先には
 小さな工房があった。]



   …ん?

   ああ、フクロウ便かな?



[コツコツと硬く響く音に
 作業机から顔を上げ、工具を置く。

 肩を軽く回しながら窓に近づき
 外からの視線を遮ってくれる
 薄いカーテンを開けば、やはり梟が居た。]
 
(1) 2021/10/23(Sat) 22:28:24

【人】 ダアト

 
[少し機嫌が悪そうなのは
 また反応が遅れたせいだろうか?

 集中力があるといえば聞こえは良いが
 夢中になると
 周りの音も聞こえなくなるし
 腹も減らなくなる。

 人間らしさが抜け落ちてしまうらしい。]



   ありがとう



[そういって封書を受け取ると
 即座に羽ばたき、夜空へと消えていった。

 この勤勉さは
 主に似ていると思いながら再び窓を閉じ
 カーテンを引いてから、封緘を解く。]
 
(2) 2021/10/23(Sat) 22:31:02

【人】 ダアト

 
[馴染みの医師からの連絡。
 事故で体の一部を失ったご老人のために
 装具を作って欲しいという、いつもの依頼だ。]



   明後日か…、ふむ、

   では、この子を急ぎで仕上げないとな



[どんなに立て込んでいようと
 決して断らないことを
 解っているから
 あの梟は返信を待つことがない。]
 
(3) 2021/10/23(Sat) 22:32:27

【人】 ダアト

 
[立ち上がったついでに
 籠からひとつ林檎を手に取り、
 きゅっと袖で拭うだけで
 歯を立てた。

 食事と呼ぶにはあまりにお粗末だが
 とにかく時間が惜しい。



 己の分身のような
 子どものような
 此奴らを

 神が作り給うた本来のものと
 遜色がないように、
 何処までも近づけていく。


 芯を無造作にシンクに放り、
 手と顔を洗うと
 再びその作業に没入していった。]*
 
(4) 2021/10/23(Sat) 22:34:43
ツァカリが参加しました。

村の設定が変更されました。

【人】 ツァカリ

 
  
オッホー……
ヒーホー……

  
ヒーヨーホー…… イーヨー……

  
オッホーー ヒーヨーー……

 
(5) 2021/10/24(Sun) 0:48:22

【人】 ツァカリ

 
[笛の様な歌声が森に木霊する。
 均された一本道>>1を、塊が移動していた。

 先頭は一頭の馬。
 牛、羊、山羊が続き、
 後方を囲むように馬が追い掛ける。

 ────遊牧民だ。

 高いピッチのクルニングは
 馬を駆る男達による力強い歌唱。
 旋律こそ哀愁に満ちたものだが
 楽団の様な迫力があった。]
 
(6) 2021/10/24(Sun) 0:48:55

【人】 ツァカリ

 
[目的の建物を見つけ、群れは進行を止める。]


    ……。


[少しバランスを崩しつつも……、
 仲間が駆け寄ってくるより早く
 ブーツの靴底を地につけた。

 翻ったチャパンの裾にあしらわれた
 複雑で見事な文様の刺繍糸は
 暁光を浴びてキラリと光る。]
 
(7) 2021/10/24(Sun) 0:49:29

【人】 ツァカリ

 
  
俺はアルマス族のツァカリ

  
頼みがあって参った

 
(8) 2021/10/24(Sun) 0:49:38

【人】 ツァカリ

 
[老若の男衆と数多の家畜を従え
 森中に響く声を張るのは
 若き族長其の人。

 チャパンの片袖は、空洞であった。*]
 
(9) 2021/10/24(Sun) 0:50:27
リアンが参加しました。

エガリテが参加しました。

ジェレミーが参加しました。

エストレラが参加しました。

【人】 ダアト

 
[人間らしいとは到底
 言い難い生活を送っている自分だが、
 眠気だけは別だ。

 カクン…!と来たら、一目散。
 何はなくとも、ベッドへ向かう。


 冴えない頭
 切れた集中力で
 良いものが作れる訳がない。

 投げ出さない粘り強さだけでなく
 潔さも必要。


 そうして、
 潜り込んだ羽毛の合間で
 珍しく夢を見た。]
 
(10) 2021/10/24(Sun) 18:29:17

【人】 ダアト

 
[人熱れに揉まれて、見上げる青い空。
 今にも翔け出さんと
 息巻く飛竜たちが横一線に並ぶ。

 そこに響き渡る音。

 スタートの合図となる
 勇ましいファンファーレが鳴る筈なのに
 どうしてだか物悲しげで、


    …?


 今とは異なる
 視界の低い自分が首を傾げる。]

 
(11) 2021/10/24(Sun) 18:30:32

【人】 ダアト

 

[まるで…

 己の心を写したみたいだ、…と。]


 
(12) 2021/10/24(Sun) 18:32:01

【人】 ダアト

  


 
────び、くッ!



 窓硝子だけでなく
 腹の底まで震わせるような声に>>8
 体が跳ねて、目が覚めた。]



   ……お客さん、かな?



[慌てて枕元を探り、眼鏡を掛けると
 窓からそっと確認する。]
 
(13) 2021/10/24(Sun) 18:34:19

【人】 ダアト

 
[アポイントを取らずに
 直に来られる方も稀に居らっしゃるから
 それ自体に驚きはないけれど、]



   えっ…?



[馬車で乗り付けられるよう
 均した道幅いっぱいに
 動物たちが犇めき合って鳴いていて、>>6

 一瞬、呆気にとられた。

 その前に立つのは
 見慣れぬ民族衣装に身を包んだ青年。]
  
(14) 2021/10/24(Sun) 18:37:52

【人】 ダアト

 
[片袖の垂れ方にハッとして、>>9
 一気に脳が覚醒した。
 経緯はわからねど尋ねて来た理由はきっと。

 急ぎ扉を開けると
 軽く会釈してから穏やかに告げる。]



   おはようございます。
   立ち話もなんですから、どうぞ中へ。   

   少々、散らかっていますが、



[お連れの皆様も
 中に入られるようなら招き入れ、
 入り口にほど近い
 木製の長椅子に腰掛けていただけるよう勧める。]
 
(15) 2021/10/24(Sun) 18:39:25

【人】 ダアト

 
[散らかっているというのは謙遜ではなく、
 壁や棚には試作品の
 脚、手、指、眼などが雑然と置かれていた。

 装具の工房だと知らぬ人なら
 そのリアルさに
 おそらく、ギョッとするだろう。]
 
(16) 2021/10/24(Sun) 18:41:39

【人】 ダアト

 
[多くを語るより
 見ていただいた方がより伝わるから
 その時間を作るように、]



   お茶をお淹れしますね?



[部屋の隅にある小さなキッチンへ向かおうとする。

 すぐに話を始めたいようなら
 このルーティンに拘るつもりはないけれど、
 断られなければ、
 ハーブティを淹れたマグカップが
 ほどなく手渡されるだろう。

 長旅でお疲れだったり
 緊張している依頼者さんに
 ほっ…としていただきたくて
 ”リラックスできるものを”と希望だけ伝えて
 適当にブレンドしてもらったものを
 馬鹿の一つ覚えのように、いつもお出ししている。]
 
(17) 2021/10/24(Sun) 18:44:49

【人】 ダアト

 
[対面に腰掛けた後は、]



    装具士の、ダアト=エフライムと申します。
    よろしくお願いします。



[それだけを告げ、
 あとは、相手を柔らかく見つめながら
 耳を澄ませて、言葉を待った。]*
 
(18) 2021/10/24(Sun) 18:47:25