人狼物語 三日月国


59 【R18RP】花韮の咲く頃

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一日目

村人:1名、共鳴者:2名、愚狼:1名

【人】 イツキ

……そーいや、美術室の鍵閉めたっけ……?
(0) 2021/03/01(Mon) 7:00:00

【人】 矢川 蛍

  あ! 上原さん!


[お店の外に出ていてくれた上原さん。>>0:101
 その目のまでで前のめり気味に立ち止まると、
 軽く呼吸を整えながら笑顔を見せた。
 けど、心配してくれる言葉にすぐにそれは引っ込む。
 神妙な顔になってチラッと後ろを振り返った。
 そこにあいつは私からは見えないところにだがいたようだ。
(1) 2021/03/01(Mon) 7:35:17

【人】 矢川 蛍

[だから、私は気づかない。
 ホッと肩の力を抜いて上原さんに向き直る。]


  多分、大丈夫です。
  直ぐに飛び出してきたし。
  体力的には平気!

  ……て言うかほんと、すいません。


[昨日の今日でお世話になりすぎの自覚はある。
 けれど大事にしたくない自分としては
 やっぱり学校の外の人は有り難かった。
 親をあまり頼りにしないからもある。
 もう一度だけ辺りを見渡してから
 私は荷物をよいしょと持ち直した。]


  えっと、商店街のお店で良いと思うんですけど……。


[行きましょうか、と。
 何もなければ自転車屋に向かうつもり。**]
(2) 2021/03/01(Mon) 7:39:15

【人】 上原 隆司

>>1上原は、振り返る矢川の視線を追った。そこには誰もいないように見えたが、昨日見た姿や聞いた話からは、視界にいないからといって安心できなかった]


  いや……気にすることはないよ。

  それより、自転車のことなんだが……
  かえって危なくねえか?

  ぶつかられて転んだり……怪我させられたり、
  体力が尽きるまで追われたりしないかと。


[バスにまで付きまとう相手が自転車に乗られたくらいで諦めるとも、上原には思えなかった。
 悪く考え過ぎかとも思うし、他の対策と言われても警察ぐらいしか思い浮かばないのだが]
(3) 2021/03/01(Mon) 8:30:25

【人】 上原 隆司

  勢いで行動するより、先に対策考えないか。

  場所は任せるが、矢川さんが嫌でなけりゃ
  個室のあるところがいいな。


[個室に難色を示されたなら、矢川の行きやすい店に向かうことになるだろう。

 と言っても高校生の思いつく「個室のある場所」というとカラオケなのだろうか。
 個室のある喫茶店や飲食店も近隣にはあるはずだが、上原は相談にあまり時間はかけたくなかった。

 もし矢川に行きたい場所があればそこに。矢川が思いつかなければ、取材でときどき使う個室のあるカフェバーに向かうだろう]**
(4) 2021/03/01(Mon) 8:31:48

【人】 矢川 蛍

  ……うーん。


[いやと言うわけじゃない。
 だけど無警戒な訳でもなかった。
 多分上原さんは信用できる人。信頼できる人。
 自転車に関しての懸念も教えてくれたし>>3
 これからどうすればよさそうか、道を提示してくれる。
 それに思い付いたのはカラオケ。
 個室ではあるけれど、ちょっと怖いのは本音だった。
 あそこでは万が一があった場合。
 上原さんではなくて、あいつがきてしまった場合。
 トイレとか、そう言う一人になった時に
 周りの音でかき消されて気づかれない危険がある。

 だから私は少し考えた後、頷いた。]


  カラオケ……じゃなくて、
  上原さんがよさそうと思う所なら。


[だからきっと辿り着いたのはカフェバーだろうし
 見慣れぬそこに少し緊張した面持ちは隠せない。]
(5) 2021/03/01(Mon) 14:42:58

【人】 矢川 蛍

  ……未成年、入って良いの?


[コソッと小声でそんなことを質問する。
 聞かれたら退店をお願いされたりするんだろうか。
 なんとなくパーカーのフードをかぶってしまったのは
 こう言う場所に入る後ろめたさから。

 お酒もタバコも、まだ知らない世界だからだ。**]
(6) 2021/03/01(Mon) 14:43:19

【人】 上原 隆司

  カラオケは……高校生が入りやすいからな。


>>5良さそうなところと言われ、上原は馴染みのカフェバーに矢川を案内することにした。
 学校からは離れているし、駅からもちょっと歩く、隠れ家的な場所である。名は『サンセット』。
 バーメニューは20時からで、それまではカフェとして営業している。

 バーを兼ねることもあって、ハーモニーとはまた違う大人向けの雰囲気の店で、BGMはいつもジャズ。
 客の年齢層は高めで、カフェタイムであっても高校生には少々入りにくいだろう店だった]
(7) 2021/03/01(Mon) 16:20:30

【人】 上原 隆司

  大丈夫。今は酒が出ない時間だ。


>>6店に着くと、不安そうな矢川にはそう伝えて、個室を頼む。複数ある個室は、突然来ても大抵どこかが空いている。
 店の性質上、禁煙席は無かった。だからどの部屋も煙草の匂いはどうしてもするだろう。

 顔馴染みの店員には取材かと思われたらしく、不審に思われる様子なく個室に着くことになった]
(8) 2021/03/01(Mon) 16:20:51

【人】 上原 隆司

  とりあえず、これ。


[個室に入って席に着くと、上原は矢川に冊子を1冊差し出した。
 待ち合わせの前に立ち寄った警察署で手に入れてきた、ストーカー問題について書かれたものである>>0:101


  警察に相談するのが一番だと思うんだよな。

  警察が動いてくれるほどの事態かは……わからないが。


[明らかに矢川の心労になっていることも、日常生活を送る上で支障になっていることも間違いないが、命の危険があるほどではない気がする。
 そのくらいでも警察が矢川の身辺を見回ったりしてくれるものなのか、上原には判断しかねた]**
(9) 2021/03/01(Mon) 16:21:17

【人】 矢川 蛍

[個室で席に着くと渡された冊子>>9に軽く目を通す。
 ストーカーに関する冊子で、確かに今の私には
 必要なものだろう。
 "警察に気軽に相談を。"
 そんな一文も、大事にしたくないとはいえ
 しっかりと胸に刻みながら。]


  こうして見ると、本当にあいつは
  ストーカーなんですね……。
  つきまとい、交際の要求、乱暴な言動、
  名誉を傷つける、性的羞恥心の侵害、
  及び痴漢……ってとこですね。
  現行犯で突き出した方が良いんでしょうか?


[相談する際には証拠、みたいな一文もある。
 それに私は眉を寄せつつため息をついた。
 現行犯は、ちょっと怖い。
 どちらにしても事前に相談しておいた方が
 良いとは思うけれど。ただ。]


  同じ高校、なのがネックなんですよね……。


[相手に転校を求めるのはやりすぎだと思うし
 逮捕などになればそうなってしまうだろう。
 そうすると逆恨みされてしまいそうな相手であるし
 自分の所在はばれやすくなっている。]
(10) 2021/03/01(Mon) 16:57:33

【人】 矢川 蛍

  相談しにいく時、一緒に来てもらえますか?
  男性が一緒だとちゃんと話を聞いてくれるって。
  女子だけだと、ちゃんと聞いてくれない人もいるって
  聞いたことあるので……。


[しかし相談は確かにした方が良い。
 だから、そんなふうに尋ねてみた。
 一人で行動したくなかったのもある。
 巻き込んでしまって申し訳ないとは思うけれど
 他の誰かにバレて欲しくはなかった。
 今以上に心配かけたくない気持ちがあった。**]
(11) 2021/03/01(Mon) 16:57:49

【人】 上原 隆司

>>10矢川が並べる相手の“罪状”に、上原は深くため息をついた]


  想像以上にひでぇな……。
  大丈夫か、本当に。


[直接命を脅かされたわけではなさそうだが、相当に悪質な相手だと感じた。
 それでも被害の詳細を聞き出そうとは思わなかった。

 店員が水を持って入ってくるのを見て、上原はメニューを見ることすら忘れていたことに気づく。
 よく頼むブレンドコーヒーをホットで頼んで、矢川には無言でドリンクメニューを差し出した。コーヒーのほか、紅茶やハーブティー、ソフトドリンクも同じページに載っている。料金はカフェとして標準程度である]
(12) 2021/03/01(Mon) 17:21:43

【人】 上原 隆司

  同じ高校だから厄介だよな。
  卒業までは間があるしなぁ……。


[自分の分の冊子を眺めながら、上原の頭にどうしても浮かぶのは、すぐそばで彼女の身を守れる人がいたほうがいいだろうということだった。
 できれば校内に、それが無理でも近所に。
 相手もそうだが、矢川も簡単に転校とはいかないのだろうから]


  一緒に行くのは構わないが……、
  俺は何者としてついていけばいいんだ? それは。


>>11同行をリクエストされて、上原が一番困るのがそこだった。
 現状、「矢川が加害者に暴力を振るわれたかもしれない場所に偶然居合わせた一般人」ぐらいの立ち位置である。
 それ以前から顔見知りだったから、あまり抵抗なく行動を共にしてはいるが、人に説明するには微妙な関係だろう]**
(13) 2021/03/01(Mon) 17:22:19

【人】 矢川 蛍

  ……正直参ってはきてます。
  でも、あんまり騒ぎ立てても……。


[私だって。いつも誰かにそばにいてほしい。
 安心して学校に通いたい。
 守ってくれる誰かに横にいてほしかった。
 でも、そんな時に頭に思い浮かぶのは幼馴染。
 けど今度こそ迷惑かけたくなかった。
 振られたからってそんな演技と恭介は思わなくても
 他の誰かにそう思われて恭介まで貶められたくない。
 自分の安全と彼の幸せと。
 やはり天秤にかけて、彼の幸せを邪魔したくない。
 そう思ってしまうから、ダメだった。
 無性に人肌恋しくなる。
 すり、と自分の腕を軽く指で擦った。]


  確かに。……お店の常連さん、くらいですもんね。
  たまたま助けてくれた人、くらい?

  ……一人で頑張ります。


[確かに説明に困る。
 だから諦めて肩をすくめた。
 こんなふうに甘えて相談させてもらっているのが
 不思議なくらいの関係。
 警察でもその方が不審に思われるかもしれない。
 ミルクココアを頼んでそっとため息ひとつ。]
(14) 2021/03/01(Mon) 17:45:18

【人】 矢川 蛍

  がん、ばる、から。

  ……また。こうして話……、


[聞いてくれますか。そう言おうとしてやめる。
 きっと聞いてくれるとは思うけど。
 それだけじゃやだな、なんて我儘な気持ちが少し出てきて
 私はそっと視線を伏せた。

 つんと鼻の奥が痛んで、
 どうしようもなく指先が痺れるのを感じた。**]
(15) 2021/03/01(Mon) 17:45:49

【人】 上原 隆司

>>14注文を聞いた店員は、すぐに去っていった。
 >>15一人で頑張ると言いながら、途中で言葉を切ってしまう矢川。彼女が泣き出しそうに思えてもどう声をかけていいか、上原は掴めずにいた]


  ……いっそ本当に付き合っちまうかぁ?
  「フリ」じゃなくて。


[手詰まりの中で安易に選んだような選択肢。それが答えとして正しいと言えるのか。
 彼女の身を守れる保証もない。

 けれど、少なくとも、彼女の痛ましい姿を見ながら無力感に苛まれることはなくなる気がした。

 彼女を一人の女性として愛せるかどうか、見当はつかないままだ。
 それでも彼女の苦しむ姿を見たくないという思いは、上原の中に確かに存在していた]**
(16) 2021/03/01(Mon) 18:00:58

【人】 矢川 蛍

  ………………………ふぇ?


[突飛な提案に涙が引っ込んだのは初めてだった。
 ぱち、と目を瞬かせて彼を見る。
 上原さんはどんな顔をしていただろう。

 私も突飛な提案をしていた。
 けれど、それはフリ、演技の上での話。
 でもそうじゃない提案の仕方。
 でもきっと、同情や憐憫からなんだろうなあ。
 そう思う。
 それだって、私にとっては有り難かったし
 私だって打算で昨日の提案をしていた。
 
 それとも、……、なんて。
 そんな都合の良いことは考えられない。]
(17) 2021/03/01(Mon) 18:54:42

【人】 矢川 蛍

  それは、……本当に良いんですか?
  確かに、あいつの前歴から考えて
  恋人がいれば諦めて離れていくだろうし
  警察への相談もしやすい、ですけど。

  その、…………。


[嫌じゃない。有難い。
 でも自分が返せるものが何もない。
 それはこうして相談している最中もそうだけれども
 恋人、として好きを返せるか、分からなかった。
 恋人、は、どんなことをすれば良いのかも。
 いろいろ悩んで、考えて。
 両手で頬を押さえる。顔が赤くなっているのがわかる。
 店員が注文の品を持ってやってきただけで
 ビクッ、と驚いて身をすくめた。
 そうして、店員が立ち去った後。

 私はか細い声で、応える。]
(18) 2021/03/01(Mon) 18:55:00
  ……そ、その前に、
  ぎゅーって、してもらって、良いですか……?


**

【人】 上原 隆司

[彼女の身を守れるかもしれなくて、その上、嘘の関係を取り繕おうとしなくてもいい。
 見抜かれないか不安になりながら「恋人のフリ」を頑張るよりは、いっそ楽なのではないか。
 上原はそんな思考だった。

 向こうにだって、昨日の今日で恋心が芽生えているとはとても思えなかった。
 それでも、好きかどうか定かでないうちから付き合ってみるというのも、決して珍しい話じゃないはず。

 そんな深く考えない言葉を受けて、矢川は戸惑ったような言葉を重ねながら顔を赤くする。>>18
 それを見て今度は上原が戸惑うことになった。

 半ば勢い任せの言葉であった。
 けれど、それで赤くなられてしまっては]
(19) 2021/03/01(Mon) 20:17:23
[――可愛い。

 そう思わずにはいられなかった。
 だから店員が去った後の矢川のか細い声で、上原は静かに席を立った。

 歩み寄って、隣に座って、そっと彼女の肩に腕を回す。
 そうすることが自然だと言うように]


  このくらいで足りるのか?


[「ぎゅーって」。
 それは片腕で肩を抱く程度のことではないのだろう。
 だけど、上原にとって矢川はよく知らない年下の女の子で、接し方の匙加減もわからなくて。
 どうしても、少しずつ探っていくことになるのだった]**

[上原さんが立ち上がって、隣に座る。
 それに緊張が高まって固まったままになってしまった。
 けれど、ぎゅーは、肩を抱いただけ。
 ホッとしたような、物足りないような、不思議な気持ち。
 それでも頬の赤みは治らなかった。
 肩を抱いてくれたなら、私は上原さんの肩に
 自分の頭をこてんとのせた。]


  ……ほんとは。もっとぎゅーして欲しいですけど
  今日はこれで良いです。

  その、……これからよろしくお願いします。
  隆司、サン?


[上の名前の方が呼びやすいけど
 きっと。特に上原さんの方からは
 下の名前で読んだ方が"らしい"はず。
 だからそれを促すように下の名前にしてみたけど

 中々これは………………恥ずかしい!]

【人】 矢川 蛍

  え、えっと、お付き合いの関係にするなら。
  ハーモニーで出会って? に、しますか?
  色々あって助けて貰って?
  バレンタインの後から……ということに?


[その辺、口裏を合わせた方が良いと思う。
 けどなんだか照れ臭くて、
 みじろぎして姿勢を正しながら
 ちょっと早口になってしまった。**]
(20) 2021/03/01(Mon) 20:43:52
肩に頭を載せられ、名前で呼ばれると、上原もまた想像以上の気恥ずかしさに襲われることとなった。
 顔を背けて深く息を吐いてみるものの、頬は熱くなっていた]


  おう……蛍。


[記憶にあった名を呼び返しながら、それで合っているかと不安になった。
 不安と緊張のせいか、肩に回した腕に籠った力が少しだけ増した]

【人】 上原 隆司

  そうだな……、だいたい事実の通りで
  いいんじゃないか?

  ハーモニーに通ううちにお互い気になってて、
  落ち込んでるのが気になって声をかけて、
  そこからお互い独り身なのに気づいて、と。


[つく嘘は少ないほうがバレにくい。
 お互いにそれなりの好意があったとすれば、今回の流れは付き合うきっかけに申し分ないだろうと。
 >>20ちょっと早口になる矢川が微笑ましくて、笑ってしまった後、上原は頼んでいたコーヒーに手を伸ばした]**
(21) 2021/03/01(Mon) 21:10:12
[ちょっと、呆然。
 のち、ハッと我に帰って真っ赤になる。]


  さ、最初から呼び捨ては……!


[蛍ちゃん、になるかと思ってた。
 だから真っ赤になった顔を両手で覆う。
 笑ってる。その笑顔もなんだか恥ずかしくて見られない。
 すーーー、はーーー。
 顔を両手で覆って深呼吸したあと、
 私はようやく両手を外してココアに手を伸ばした。]

【人】 矢川 蛍

  独り身なのに気づいて、それなら、
  お付き合いして見ませんか。
  コレですかね?


[それならだいたい辻褄も合うしほぼ史実。
 ココアに手を伸ばしてふう、と息を吹きかけた。
 一口飲むと、ここのココアは濃くて美味しい。
 生クリームも使ってるのだろう。
 ホッとする味だった。]


  この間が初めてのデートで。
  今回が2回目? かな。
  ……ああでもそうなると、
  デートらしいデート、したいですね。


[このまま本当にお付き合いが長引けば
 自然とするものなのかもしれないけれど。
 学生と社会人。人生経験も何もかも違うから。
 そんな提案も一つしてみるのだ。

 恋人らしい提案の仕方かは、さておき。**]
(22) 2021/03/01(Mon) 21:25:37