人狼物語 三日月国


239 【身内】ミッドナイト・カマイユ【RP】

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視点:


月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
葉月が無残な姿で発見された。

伝承は真実だった。異形の刃を持つ魔物“人狼”は、確かに存在するのだ。

もはや村人たちに猶予は無い。早く人狼を見つけ出し、処刑しなければ。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ない……。

楽観
人狼なんているわけないじゃん。みんな大げさだなあ。
誰かが死んでしまったのも部外者の仕業だよ。人狼なんているわけない。

だから処刑だなんて、そんな物騒なことはやめようよ。

現在の生存者は、景斗、デュラン、那岐の3名

【人】 高野 景斗

 年末さ、うちで待っててほしいな
 日を跨ぐ前には、帰ってくるから。

 大丈夫、アフタートークもなし、だから
 出番が終わったらすぐ、帰れる手筈に
 なっているから。

[ 上瞼と下瞼が離れるのを嫌がっても
 少しだけ、そのような会話をしただろう。 ]

 年が明けたらすぐ、鍋にしよう
 実はコンロはもう買ってある、

 土鍋は、昨日注文して――………

 ふぁ、  ん、 もう無理かな
 おやすみ、 ――………*
(0) 2023/12/29(Fri) 21:56:45

【人】 高野 景斗

―― 年末大型特番・舞台袖 ――


 おめでとう、そして
 俺を起用してくれて、
 夢を追いかけ続けてくれて、ありがとう


[ 感極まって舞台袖で、うさぎもかくや
 というくらい泣きまくった、目が真っ赤な某アーティストには
 この後、アフタートークが待っているというのに。

 いつまで経っても感動が引かないらしく
 スタッフに、かなり控えめに、
 
 "トークにも着いてきてもらえませんか"

 などと言われたが、 ]

 俺って、
子守
で呼ばれたんですかね

[ そう笑いかければ、スタッフの間で笑いが起こる。
 子守、という言葉選びが余程恥ずかしかったのか
 彼は、大丈夫だと豪語してステージへ向かっていく ]
(1) 2023/12/29(Fri) 21:57:41

【人】 高野 景斗

 立派ですねぇ
 少年のときから、彼のような人に
 憧れを抱かれていたのはとても光栄です

[ だがその十五秒後、彼は多くのテレビカメラに
 捉えられたステージで、再び大号泣をする羽目に
 なったのだから撮れ高は上々と言えるだろう。 ]
(2) 2023/12/29(Fri) 21:57:51

【人】 高野 景斗

[ サプライズゲスト、シークレットゲスト
 呼ばれ方は様々あるが、

 秘密であることが最大の売りであるのだから
 トークやら締めやら、打ち上げやら
 には顔を出さない方が美点が高い、のを
 良いことに、さっさと着替え、シャワーを済ませ
 タクシーに飛び乗った。

 その中で、 ]


 なんだかんだ見てたのかよ


[ トークアプリに届く、友人からのメッセージ>>1:n2
 大事な友人の晴れ舞台を、見ていました
 と言わんばかりに届く。 ]
(3) 2023/12/29(Fri) 21:58:11

【人】 高野 景斗

『大昔子役の頃に共演したから少しだけ』
『お前大晦日だってのに、怒り狂ってるなよ』
『悪いね、皆の紺色うさぎは今夜俺のものです』


[ そんな内容を送りあっていれば、
 タクシーの運転手から、到着しました、と
 声がかかったか ]

 お忙しい中ありがとうございました。
 またお世話になりますから、取っておいてください

[ ぱたり、タクシーのドアが閉じる。
 足早にエントランスを抜け、オートロックを解除し、
 エレベーターに乗り込んで。

 ………階段駆け上がった方が早かったんじゃ?
 と、思ってしまうくらいにはきっと、ハイになっている。 ]
(4) 2023/12/29(Fri) 21:58:26

【人】 高野 景斗

 ――……ただいま!!

 画面越しに、惚れてくれた?

[ バイクに乗っているときと、仕事がうまくいった後、
 それから君に会いに行くとき、

 俺の心は少し、少年に還る。 ]

 あの場でなんにも言わなかったけど
 心臓ぶち破れるかと思った………、

[ コートも脱がないまま、恋人を抱きしめて
 ようやく、全てが終わった、というように
 深く長い、ため息をついた。* ]
(5) 2023/12/29(Fri) 21:58:39

【人】 瑞野 那岐

── ゆくとし、くるとし ──

[三月うさぎの店はクリスマスを過ぎた後も忙しく、
 年末ギリギリまで店は開いていた。
 
 常連客も大事にすることはもちろん、
 従業員も大事にしている店長なので
 大晦日と元旦の三箇日だけは店舗が休みになる。

 あまりまとめて休みを取れない接客業は
 4日間の連休だけでも嬉しい限りだ。]
(6) 2023/12/30(Sat) 4:02:30

【人】 瑞野 那岐

[大晦日の午前中の間には実家に顔を出し、
 久々に両親の顔を見た後、
 店はどうだ、とか、杏は元気かという話を聞かれ
 どちらも順調だと伝えた。

 なら、恋人はどうだ。と聞かれて
 今度は言葉に詰まる。
 
 長らく独り身を続けていた後の
 新しい恋人の情報は杏から既に伝わっているらしい。
 (性別はまだ知らないようだが。)

 あー……、と言葉を少し濁しつつも、]
(7) 2023/12/30(Sat) 4:03:24

【人】 瑞野 那岐

 

  優しい人、だよ。
  誰かの為にすぐに手を差し出せるような、
  ヒーローみたいな人。


[そう笑えば、格好いい人じゃないと母ははしゃいだ。
 写真を見せて、と催促する声を
 久しぶりの匂いに尻尾を振り続ける飼い犬へ
 おいで、と促すことで誤魔化して
 その場はうやむやにしつつ。

 いつか母たちにも彼を紹介する日が来るのだろうか。
 景斗さん、犬好きだったっけ。]
(8) 2023/12/30(Sat) 4:03:48

【人】 瑞野 那岐

[そんなイレギュラーを味わった後、
 午後は年末年始をゆっくりと過ごす為に
 両手いっぱいに食材を買い込んで彼の家に向かった。
 
 待って居てほしいと言っていたけれど、
 自身も共に過ごすつもりだったのもある。

 その時話していた土鍋は既に届いていたから、
 使う前に軽く洗って火の通り具合を確かめていた。

 今日買った食材の中には、
 鍋に使う具材ももちろん買ってある。
 今度こそこたつに合う料理になるだろう。]


  ……──、


[鍋の話を聞いた夜。
 子供かと言いたくなるくらいに、彼に身を任せ
 世話をしてもらったことを思い出す。]
(9) 2023/12/30(Sat) 4:04:33

【人】 瑞野 那岐

[甘やかして欲しいとは言ったけれど、
 甘やかされてだめになる訳にはいかない。

 小さく首を振り、いつかの失態を振り払うように。
 買い込んだ食料を冷蔵庫へ仕舞い込む。

 年越しそばの準備は彼が帰ってきてからにしよう。

 それまでに部屋の掃除をして、
 早めに風呂に入って。

 子供の頃のように夜の番組が始まっても
 テレビに齧り付いて居られるように。]
(10) 2023/12/30(Sat) 4:05:37

【人】 瑞野 那岐

[アーティストが次々とステージを入れ替わっていく。
 ラジオで耳にしたアーティストも居れば、
 初めて耳にするアイドルも居た。

 まだ彼の出番は訪れていない。
 不意にこたつの上に置いていたスマホが揺れる。
 考えていたのが伝わったのか彼からだった。

 ふ、と笑って短くメッセージ送り返した後、
 再び、メッセージが届く。
 それは彼と仲がいい友人からだった。>>1:0


  『見てますよ』
  『年末にテレビ見てるの久しぶりです』
  『順番通りなら、そろそろですね』

  ……あ、

[そんな短文を送りあった後、テレビを映した画面が届く。
 今、自分自身も見ているものと同じものが映っている。]
(11) 2023/12/30(Sat) 4:05:50

【人】 瑞野 那岐

[大きな画面いっぱいに黒の姿の彼が映る。
 何度か見返した、若い頃の彼ではなく
 自分自身が知っている”今”の顔をした彼がヒーローの姿で。

 ブル、ブル、と手の内で通知を知らせるバイブが
 揺れ続けても、暫く画面に魅入ったまま。

 すぐに画面は彼を恩人だといったアーティストに切り替わる。
 けれど、その後ろに彼が映り込む。
 アーティストを見守るように、後ろで。
 時に、衣装を翻らせて不敵に笑う姿に。]


  『すごいですね、格好いい』


[彼らの出番が終わった頃にようやく遅れて。
 葉月さんには返信しただろう。
 ヒーローに会えた少年の心を持つアーティストを眺めながら。]
(12) 2023/12/30(Sat) 4:06:13

【人】 瑞野 那岐

[その後も葉月さんとメッセージを送り合いながら
 教えたかぼすの蕎麦の写真に微笑んだりして>>1:n1
 一年の終わりの時間が迫ってくる。

 残り一時間もとっくに過ぎて、後十分程で新年
 と、いったところで玄関先から慌ただしい音が聞こえた。
 帰ってきたのだ、と分かる。

 立ち上がり、玄関先へ向かおうとするのと
 彼が廊下を過ぎるのはどちらが速かっただろう。

 勢いよく飛び込んできた寒さと挨拶と共に
 先程画面に映っていた煌めいた笑顔がある。]
(13) 2023/12/30(Sat) 4:06:28

【人】 瑞野 那岐

[挨拶よりも先にコート姿のままで抱き竦められ
 その勢いに少し目を見張りながら、]


  わ、……ぷ、ははっ、
  ──おかえりなさい。

  格好良かったですよ
  もう一度惚れ直すくらい。


[興奮冷めやらぬ様子の彼の背に両手を回して、
 少し高い目線を見上げる。]
(14) 2023/12/30(Sat) 4:06:46

【人】 瑞野 那岐

 

  誰が見ても憧れのヒーローでしたよ。
  おつかれさまでした。


[深く長い溜息は、安堵も混ざっているのだろう。
 仮面を外した彼を今は緩く、背を撫でて労うように。**]
(15) 2023/12/30(Sat) 4:07:02

【人】 高野 景斗

[ 生放送での出演、とは。一回限り。
 失敗が許されないという緊張感が尋常ではない。

 舞台の仕事も、少しだけは経験があるが
 基本的に現役時代はドラマや映画が仕事の中心だった
 
 新米だった己は言われるがままに
 ではあったが、監督の納得がいくまで、
 撮り直すのが当たり前で、その中で研鑽していく。

 勿論予算や天候の都合上、一発撮りの事もあったが
 概ねは一度くらいの失敗は誰にもあること。

 ――だがそれを、生放送されては堪らない。

 なにせこちらはほぼほぼ隠居の身だという
 自覚がありながら、"お願い"されて、
 重い腰を上げた という有様だ。

 その身で失敗、など許されやしないし
 興醒めさせては、了承した意味がない。 ]
(16) 2023/12/30(Sat) 15:48:57

【人】 高野 景斗

[ クリスマスの日の朝、眠たげな恋人に
 見送られてから大晦日まで会うことは
 なかった。それは意図的にでもあるし、
 多忙を極めたこともある。

 それは仕事だから、だけではなく。
 この出演をなんなら自分より、喜び
 楽しみにしてくれている存在が居たからこそ
 頑張れた、のは間違いない。

 綿密な打ち合わせ、稽古
 完璧な位置取り、体に染み付くまで
 夢に見てしまうまで、繰り返し続けたお陰で
 本番の反響はすごかった。

 曲が終われば、出番が終わる。
 最後の一音が終わった後、
 一瞬静寂に包まれたと思ったら

 割れんばかりの歓声が響き渡った
 アナウンサーから、注意が入るほど。 ]
(17) 2023/12/30(Sat) 15:49:09

【人】 高野 景斗

[ 中には、リスナーも居たのだろうか
 叫び声の中に「高野」は無くとも、
 「漆黒」だとか「無名」だとか。
 固有名詞に至らない、それでも分かる人には
 わかる、自分への声援が、確かに、聞こえた。

 テレビの前で、またラジオを聞きながら
 同じように、声を上げてくれるひとが
 大勢、いる。

 彼らに恥じぬ舞台であったと声を大にして
 言えると思う。

 帰宅したとてその高揚感がすぐには
 消えず、おかえり>>14の声を聞いて、
 尚強く、その体を抱きしめた。 ]
(18) 2023/12/30(Sat) 15:49:23

【人】 瑞野 那岐

[先程見ていたテレビの彼と同じはずなのに
 眼の前の彼は全く印象が変わって見える。

 依頼があった時は渋面を作っていたけれど、
 会場で起きた歓声や、あのアーティストの喜びよう、
 それに、達成感に満たされた彼の今の表情を見れば
 背中を押して良かったように思えた。

 準備期間には長く、時間がかかったけれど。

 その分も含めたつもりで背を撫でれば、
 不意にぐっと彼の腕の力が籠もる。]
(19) 2023/12/31(Sun) 0:06:49