「俺が投票されるだろう、とは思っていたけど…想定以上の波乱だ」
「キミ達の選択を止める材料は…ないかな。僕の主張は概ね済んだし、占いや霊能の行動が見える明日までは、他の人の騙りを見抜く手段は持ち合わせていない」

「自分に投票、なんて清々しい真似をするつもりもないけど」
「俺に出来ることは、最期まで自己主張を続けることだ」

「ああ、出遅れたな。ローラーの意見が出ているなら、乗っかるつもりだ」
「正直な話、自分が誰に投票するかを決めかねていたのも事実だからね」

「エスカルゴ味…？」未知だ。

「あー、あー！！ あ」

ハマルが手にしたトリカブト茶を回収しようと立ち上がったが、テンガンがはたき落としてくれたので着席した。

「な、なんだかすみません……代わりにこれ、よければどうぞ」

キファは申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、ハマルに普通のコーヒーを差し出した。
あとハマルの危機を救ってくれたテンガンにも。

「ど……どういうことぉ〜！？」

カストルは、ロビーでゲームの進行状況を見、泣いた。
「シャト〜ここに考え中の札置いといて〜……オレはオレと会議するから……」
わけのわからない注文をつけたあと、書き損じの楽譜の裏にメモを取り始めた。
/*反応がオソイオソイタイムです。各位、待たせます。

>>283
「おいしい」コーヒーを飲んだ。おいしい！
普通のありがたさを知った。

「トリカブトは美味しくないのか。わかったよ、ありがとうキファ、テンガン」
わかってない。

さて、厨房に乱入したオネエ。酷く長い髪をある程度丸めて束ね、エプロンを装着して。

炊いてもらった白米、中に詰める具材、塩、海苔をズラーっと並べ。
よく手を洗い。

おにぎりを作り始めた。　ギュッ、ギュッ。

「……自分で米握るの久しぶりすぎるわ……」

「この、投票……つるって……つるってすべるから……任せられるのたすかる……」
システムにそのような不具合はない。

>>286

「あれ？ムルイジ殿が厨房に？わ〜なんだか新鮮だ！」

あ！やかまし使用人がやってきた！

「おにぎり……和食のカテゴリにある奴だよね。なんだか慣れているね？お箸も使っていたし、君はそちらの文化圏なのかあ」

興味津々にしつつ、自分もエプロンを取り出した。派手派手な振る舞いとは裏腹に黒のシンプルでスマートなエプロンである。

「じゃあ俺はええと……あれだ、味噌汁！おにぎりには味噌汁が付き物なんだろう？それ作っちゃおうかな！
ムルイジ殿、お味噌汁の具は何がいいかい？」

「これは全くの余談だが、端末の投票画面のハマルの自己主張がめちゃくちゃ激しい。時間が経つ度にどんどん勢いを増している気がする。」

「俺もめちゃくちゃな余談だが、別の船のゲーム(※メタ的に言うとこのサーバーの別の村)を勉強がてら見てたら

◯◯ は ［肩書き 投票相手］ に投票した。

って端末に表示されるらしいんだ。
つまり俺たちのゲーム……ハマル殿の肩書き……。……」

ものすごく自己主張バリバリな未来が見えたそうな。

>>288　ヌンキ
「あらやだ、見つかっちゃった」

一旦顔を上げて肩を竦めてみせ。

「そうよぉ、キューがよく知らなそうだったから、折角だから作ってみようかしらと思って。
普段そんなにお料理しないから、手際は目を瞑って頂戴」

なんとなくの気恥ずかしさに眉を寄せながらもケラケラ笑い飛ばし。
ちなみにムルイジがつけているのは貸し出してもらった濃紺のエプロンだ。男性用。

「お味噌汁いいわね。アタシはお豆腐が入ってるのが好きよ。他の具は……任せるわ」

>>n25
「シャトにも勿論あるわよぉおにぎり。待ってなさいね♡」

ご安心ください、山のように握っています。