人狼物語 三日月国


114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】

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視点:


【人】 薬屋 テレベルム

[白い砂の海の上。
 日の沈む水平線を隣り合って遠目に眺めて、





 そっと、彼女の腰を引き寄せる。
 感謝の言葉はきっと、彼女と己の唇の狭間に溶けた。**]
(328) 2021/12/17(Fri) 23:28:24

【人】 行商人見習い ポルクス

 この世に金で買えぬものの1つには、
 人の心があるというけれど。

 なれば心で何が買えようか?
 なれば金で何が買えようか。
(329) 2021/12/17(Fri) 23:30:30

【人】 行商人見習い ポルクス

― 後日談:とある行商人は... ―

[その時、弟子は他の商品の仕入れに行っており、

王都の貴族とも繋がりのある行商人は
この街の大店の息子としてではなく、
弟子の”良い人”と時間を割いて話すことを決めた

弟子が両性なのは、親御さんから預かるときに聞いていた
それでも、選ぶとしたら女性だとばかり思っていたので
多少驚いたことは否めない。

少しばかり考え、問いかけを1つ。
それは弟子にも与えたものであった。]
(330) 2021/12/17(Fri) 23:30:37

【人】 行商人見習い ポルクス

[正解は?
――青年の答えを聞いて、行商人は大笑いした]

 ははは、青い、青いなぁ。
 
 いや、すまないね笑ってしまって。
 うちの弟子にもこれを問いかけたことがあるんだ。
 ――ポルクスには伝えていないが。
 この問いに正解はあって、ないんだよ。

 それを自分の中でどういう答えにするか。
 それを信念として持てるか。

 俺が求めていたのは、それなんだ。

[ひとしきり笑った、商人は。眦の涙を指で拭いて]
(331) 2021/12/17(Fri) 23:30:52

【人】 行商人見習い ポルクス

 とはいえ、あって、ない。もののなかでも、
 俺の答えはこう、さなぁ。

 心で買えるものの1つが、人との絆だよ。
 行商人なんだ。売り手と買い手、一期一会でも
 また会うことがあっても
 そこに嘘や虚構を混ぜては、いけない。
 誠実にあれ。でもそれだけじゃあつかれる。
 自分の弱さを見せられる相手、
 自分がともに生きて支えたいと思う相手
 それらを得て尚、人と繋がる強さを持つ
 
 そういうものを買えるのが、俺は心と思っているんだ。

 馬鹿で不器用なうちの弟子を、宜しく頼む。
 お前さんがいるなら。もうあいつも一人前だなぁ。

[そういって、商人はまた、大笑いしたんだとか。**]
(332) 2021/12/17(Fri) 23:31:34

【人】 薬屋 テレベルム

  
― 後日談 ―


[魔術師の女から向日葵の女店主の話は
 男が親睦を持つ以前も、酒飲み仲間と認定してからも
 耳に軟体動物が永住しそうなくらいに聞き及んでいるが、
 本人を前にすると>>262最早格が違う。>>286

 これが同性で無ければ間違いなく妬いてしまうが
 相手がエオスのアイドオルとなればいくらも寛容になる。
 女店主が伴うようになった存在>>288へのライバル心が
 彼女の過剰さに拍車をかけているとも知らぬ昼行灯。]
(333) 2021/12/18(Sat) 0:10:12

【人】 薬屋 テレベルム

[また、裏街への再出店は魔術師にえらく非難され
 彼女の店の隣の狭い空き家を改装させて貰い、
 真珠堂の再出店を果たすことになった。
 ラヴァンドラとしては一安心でもあるのだろう。

 街外れとはいえ表の通りでの商売にもなる為、
 一般的な薬草の加工品を販売する傍ら、
 その道の筋には変わらず人魚の『薬』も売っている。
 どこぞの商人の親方>>176などは随分胸をなで下ろしていた。]
(334) 2021/12/18(Sat) 0:10:22

【人】 薬屋 テレベルム


  ……? ???
  …これは、一体…、シュワシュワしてる…。

[暫く店を休んで何処かに行っていたらしい話など、
 話題は尽きる事も無いだろうけれど。
 男はワインらしいがワインらしかぬ酒に興味津々だ。

 豆で練らてたハンバーグを前にしたら
 不安と恐怖の入り混じった警戒心を視線に籠めもするが
 その製法を聞けば恐る恐る口に運び、
 おいしい、と素直な感想も零す筈。]
(335) 2021/12/18(Sat) 0:10:48

【人】 薬屋 テレベルム

[まるで、幸いを形にしたかのような女二人の戯れを
 酒の肴にすれば、自然と幸せな笑みが溢れた。

 男には元来、馴染みの友というものがいないから
 平穏な彼女たちの交友は心が温まるものがある。

 花が咲く話に口を挟むはほんの少しで満足してしまう。
 雪が降り始める気配を窓の外に感じるも――

 もう、以前までのようには、寂しくない。
 魔術師の家は春爛漫の気配に包まれている**]
(336) 2021/12/18(Sat) 0:10:57

【人】 薬屋 テレベルム

  
― 雪宴の夜 ―


[彼女と共に生きると誓った日>>320から、月日も流れ、
 旅に出るというひとつの目的も叶ったものだから
 男はこの街で、平穏息災に過ごす事になる。

 降り積もった雪の日、水も氷漬けとなった噴水広場は
 『アダマイ』出資となったらしい
 マジックアイテムによる電灯が加わる事で
 きらきらと色合い豊かなイルミネーションを齎していた。

 夜も更けている頃合を見計らって二人で此処に来たのは
 珍しく彼女からでは無くて、男からの誘い。]
(337) 2021/12/18(Sat) 0:24:38

【人】 薬屋 テレベルム



  ――ラヴァンドラ。

[二人だけの世界以外でも、手をつなぐ事に慣れてしまう程。
 いくつもの月を、年を越えたけれども。
 彼女の手を、今は握る目的では無くて。

 己の掌の上に預かる目的で。

 …それから、その細く柔らかな薬指に
 白い雪の結晶のように輝いた、
 真珠の指輪を差し入れる目的で――…、 ]
(338) 2021/12/18(Sat) 0:24:55

【人】 薬屋 テレベルム

[羽織っていた白いローブを


     はさり――…、と下ろし。


 彼女の頭部から掛けるようにして。
 人魚の集落での『縁組』を真似たものだが
 この街の教会でも、似た姿は拝めるだろう。

 幸せを歩みだした女は皆、
 喪服にも似た黒いローブではなく、
      こうして ――白いヴェールを纏う。]
 
(339) 2021/12/18(Sat) 0:25:54

【人】 薬屋 テレベルム




     …… その、なんだ。

          これからもよろしく。


[彼女の魔法>>-784は今も健在であるけれども、




 今ばかりは、照れて歪んだ微笑いになるのも
 どうか、許してもらえまいか。**]
(340) 2021/12/18(Sat) 0:26:15

【人】 行商人見習い ポルクス

― 季節は巡って ―

[キエとシトゥラを誘って、パパのお話聞きに行く!と
我が家の娘2人は、『星集め サダル』の子供さんらと一緒に
噴水広場に向かったらしい。

おっとりと未だ腕の中で眠っている末娘を抱っこして
久しぶりに行商人の格好をしようとして
……む、胸と尻がきつい。と断念した俺は、
何時ものゆったりしたワンピースと、
貝紅により唇を朱に彩って、娘らに遅れて噴水広場へ足を向けた。

さくり、さくりと音が鳴る。降り積もる雪が
靴に踏まれた音。新雪ではなく、踏み固められたものが
氷となってならされるもの。
あちこちに飾られた電灯は、どうやら出資者がいるのだとか。]
(341) 2021/12/18(Sat) 0:34:02

【人】 行商人見習い ポルクス

[息は白く。祭りの喧騒賑やかな中。
話を聞きに来た子供らを膝に乗せ
唄うように、話をしている君がいた。
お店の休憩時間、こうして話をしている貴方がいる
この景色は、自分にはとても輝いて見えているのだ。

ああ、いつも通りにお代は
ゲイザーのパイでいい、なんて言ってる。
今日はどんな話を、したのかしら?]
(342) 2021/12/18(Sat) 0:34:49

【人】 行商人見習い ポルクス

  ―― 今日はどんなお話? 
 もしも終わってないのなら

              
旦那様

 続きをお語りくださいな。吟遊詩人殿?

[そぅっと後ろから近づいて声をかけ
もし、こっちを振り向いたら?

――きっときらきら、美しいものを刻むその唇に
朱色を移して、微笑むのでしょう**]
(343) 2021/12/18(Sat) 0:35:11