人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

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【人】 苗床環者 メディウム

− 植物園・大樹の下で −


[夢を見ていた。
遠い記憶の底に沈んでいた日々の夢を。


『母』は深く愛情を注いでくれた。まだ産まれたばかりの己に、ありったけ。慈しみ、包んでくれた。それをするのが当然であるとばかりに。そして注ぎきって、彼女は世界から去った。

『父』は愛情の使い方を教えてくれた。己に注がれたものを丁寧に解いて、注ぎ方を学んだ。己はそれを還そうとした、拙くとも応えられるようにと。しかし彼は己では満たせなかったのだろう。気がつけば遠くへと去ってしまった。


…………残された己は、無力を呪った。]
(239) 2023/11/25(Sat) 16:13:38

【人】 苗床環者 メディウム

[>>215

微睡の合間に、ぼんやりと意識が浮上する。己は今、誰かの腕の中に在る。霞んだ視界に映る輪郭は、男性のものだろうか。ひょっとしたら、『父』が帰ってきてくれたのかもしれない……何故かそんな事を思ってしまった。


そっと輪郭に手を伸ばして、その頬を両手で包む。]
(240) 2023/11/25(Sat) 16:16:03

【人】 苗床環者 メディウム


…………どこにも行かないで。
(241) 2023/11/25(Sat) 16:16:30

【人】 苗床環者 メディウム

[そうしてまた、微睡の中へと落ちていく]*
(242) 2023/11/25(Sat) 16:16:55

[

切れそう。回路が。灼かれる、この温度に覚えがある。
肯定を返したいのに主張出来なくなっている、のは、何故。

いっそ笑った。

]


 
 …………逃げるなら
 あなたに態々指示を乞いに来てない。

*




 ……フ……
指示
を?


[やはりどうにも笑いの発作を刺激される。
感情を動かされる


脱力し、肌蹴させた羅生の衣服をそのままに、
ひとりベッドにふらり腰を下ろした。]

 …………。

 ……
がそれで安定するのであれば、
 記憶など保持しなくて構わない。

 そうでないならば、思い出しなさい。


 君が咲くことは「まだ」許可しない。
 桜花の処分もだ。

 …………君たちは、生きようとしているだろう。

[絞り出す声音になった。]



 苦しさから逃れたいだけならば、
 それは甘えだ。

 甘やかされたいか?

 甘やかされたいのか、君は、僕に。
 


[

 それは俺からお前を奪うことだというのに。

]
 



 怖がるばかりで本質を見失っている。
 君の仕事は、使命は、
 咲かせることだけではないよ。

 それが出来なくなるなんて不安、
 どうしてそこまで育ててしまったんだ。



 ………………ねえ、羅生。

 本当は何が欲しいの。


[


 それを、"言葉"にしてくれ。


]

*

【人】 苗床環者 メディウム

[>>215
青年の元へやってくる、2人の影。頭部がフラスコになった背の高い人物と、頭部が水槽になった体格のいい人物……研究員のインビトロとビオトである。


「こんばんは、お客様。
こんな所にいたんですね、メディウム。そろそろ消灯時間ですよ。…………駄目ですね、ぐっすり眠っています。」

フラスコ頭、インビトロから声が発せられる。柔らかな女声である。

「お客様〜居心地はどうですか〜?いやいや、ウチのメディウムと仲良くしてくれてありがとうね!」

水槽頭、ビオトからも声が発せられる。快活そうな男声である。


「そろそろ消灯時間ですので、お客様も戻って頂けるとありがたいですわ。その子は、私たちが部屋まで運びます。」

揺れるフラスコが優しく告げる。

「消灯つっても完全に真っ暗にはしないから、院内を散歩してても大丈夫だよ〜オレらもまだ起きてるし。」

揺れる水槽の脳が明るく告げる。]
(243) 2023/11/25(Sat) 16:42:29

【人】 苗床環者 メディウム

[「それにしても……うふふ、まるで恋人同士のように寄り添っていましたのね。」

「まるでオレたちみたいだな!」

「もう、ビオトったらやめなさい。」


冗談混じりで投げられたその言葉は、少女には聴こえていない。けれど、青年の方には伝わっているだろう。


「では、私たちはこれで失礼します。お客様はごゆっくりお過ごしくださいね。」

「またな!」

水槽頭が少女を抱え、フラスコ頭と共に去っていく。後には、樹木の青年だけが残されていた。]*
(244) 2023/11/25(Sat) 16:44:44

【人】 苗床環者 メディウム

[1人になった青年の所へやってくる影が一つ。

「雷恩!こんな所にいたのね!」

朱色の髪を持つ、何故か女性口調の男性型AI……創世員・重陽である。


「そろそろ戻らないと、直ちゃん達が心配するわよ。桜花も、待ってるはず。」

親しげに告げる。彼も青年とは古い付き合いであるから。


「……どうしたの?惚けた顔をして……何か悪いモノでも吸収した?ウイルスは検出されてないけど。さ、戻りましょ。直ちゃんと羅生がよろしくやってないといいんだけどねぇ〜……いや、最近は桜花も混ざりそうな勢いよね……ベッタリしちゃって妬けるわぁ。」

そう言って、重陽は雷恩を彼らの居住区まで連れていく。青年の変化には気がつかないまま。]**
(245) 2023/11/25(Sat) 16:47:18
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a82) 2023/11/25(Sat) 16:53:34

【人】 苗床環者 メディウム

− 自室 −


[客人たちと交流する日々が続くのが日常になってきた、ある日。
忘れそうになってしまうけれど、彼らもいつかはこの場所を去ってしまうのだ。それなのに、僕は、


冷蔵保管庫から先日渡された赤い果実を取り出す。まだツヤツヤとしているそれを還元するため、『楽園』へと足を運ぶ事にする。

…………結局、自分では食べることができなそうだから。大地へと還そう。置いておけば、近くにいる動物が食べてくれるはず。]**
(246) 2023/11/25(Sat) 17:46:29
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a86) 2023/11/25(Sat) 17:48:46


 

 ────…………。


 はは……、


[

何一つ響かない。何も分かって無いのはおまえの方だろ。もう疲れた、って力なくへたり込む。永遠にわかりあえない明白を何度無駄に擦り合わせるのか。非合理。

]


 …………直青君の、せいでしょ
 
誰よりも理解をしながら

 直青君が、咎めないから、おれを
 
利用するだけしつくして。

 
 

 苦しいよ。稼働し続ける事を『生きる』というなら苦しいよ。
 なけなしの存在価値、なんだよ……


 


[

花の名前。種子を持つこと。
世界に良く在りたいという『人間の欲求』だけがきっと間違い。
僕まで『神』を愛する必要は無かった。

]


 誰のせいにもできずに……『生きる』しかないじゃない

 




 直青君。



[

無様も不様な格好で様相で笑みを作る、のは、どんな顔をするべきシチュエーションか分からないから。
君に容量持ってかれて鈍い、動きで手を伸ばす。

]



 ………………たすけてよ。


 *




 
その通りです

 それでも生きるしかないんだ。
俺は。

 
そこにただ、お前が欲しいだけだった。



[何を咎めろというのだろうか。
何を与えてやれただろうか。

ただその存在に掬われ続ける己に。
"それ"を利用とだけお前が言うのならば。


創造主の意思など、
知ったことではなかった
。]

[

 …………。

 君が罪だと断じるものを、
 僕は当たり前に抱えている。

 君より余程、僕の方が旧人類的だ。

 
知っていましたか?


 僕はそれを誰よりも肯定しているのだから。


]


 君が自身を否定する度、
 僕は僕を損なわれてきました。

 
知っていましたか?



[伸ばされる手を掴む。
引き寄せる。強く。      強く。

抱き止めて、耳に囁く。]





 
お前を掬う方法など、知らない。

 どんな風に、殺されたいですか。




*

− 自室 −


[初めて触れ合った時から、どれくらい植物からだを重ねただろうか。それはあくまでも内側を犯す行為であって、物理的な接触行為とはまた違うものである。……一種の生殖行動ではあるだろうが、模倣しているだけとも取れる。]


…………なん、で…………



[苦も悦も味わった、植物の方は。人間の方は未だに許してはいない。……許させてはいけない、はずだったのに。]


……ぅう……


[『人間』の部分が疼く。もっと甘い熱がほしい、と。ただの刷り込みだったのかもしれないし、本能を増幅させる『植物』の性質のせいだったのかもしれない。
あるいはもっと別の感情。
]

[ベッドに横たわり、ゆっくりと手を生殖器へと伸ばす。知識はあった、勉学くらいしかやる事がないから。経験は無かった、不必要だと思っていたから。

雄とは違って雌は自主的に欲求を発散させる必要は無い。

無いのに、
]


…………んっ…………


[そっと指で秘所をなぞる。おそるおそる、傷つけないように。ついでに空いていたもう片方の手は、胸部にある性感帯へと伸ばす。]

[力加減が分からないから、できるだけゆっくりと。快楽を得られるように、そっと触れていく。]


…………は、ぅ、


[じんわりとした感覚が襲ってきて、もどかしくなるけれど。これ以上強くしたらどうなるか分からなくて怖いから。段々と湿度を増していく生殖器に指を入れ、慰める。]



…………ふ、ぅ、


[けれども、昂る身体を頂へと持っていく事はできず。いくらなぞっても一定のところで留まってしまう熱をどうすることもできなくて。

…………欲求は澱のように底に溜まったまま。途中で止めた。]


僕、なにしてんだろ……



[湿った指先を拭き取って、発散ができないまま、ぼんやりと横たわったままでいた。]

(…………貴女も、本当は、深く深く、求めたいんでしょう?彼の全てを…………)
**


[

立ち昇る甘さがある。存分に首筋に顔を埋めて『僕ら』を混ぜる。記憶を消去できても記録は消えない。膚は、熱を覚えていたみたいだ。囁かれる音の波をそのまま聴いて、堪えられず笑いを溢す。

]



 ふ……、ふふっ、

 はは、
 今さら…………殺すの?



[

抱きしめると、稜線が分かるね。隔てる物質を識るために身体を擦り合わせた。衣装越しに伝わる信号をもっと体験したくて、指先は項から頭頂へと這う。桜花とは違う『香り』に、陽光に照らされる波間が瞼へ浮かんだ。『羅生』の持ち物ではないなにか。

]

[

直青が僕を殺したい動機が発言から見当たらない。つまりこれは、
終わりを与えてくれるという、譲歩。

許可をくれるだけで良いのに。
そうしたら僕は君の元を去って咲く。
──それは、許せない?


]



 我が儘じゃ、ないですか……?



[

首筋に口づける。決して弛められないその襟元から覗く部分だけに。
ねぇ、あなたの真実を握らせたなら、殺されるべきは僕じゃないね?

唇を離して眸を覗き込む。
情報を、明け渡してよ、分かりやすく。迷いやすいから。
唇に、音も無く重ねたい。

]*



[

 
──ゆるせませんよ。



体温、などというものを当たり前に持ち過ぎている。
甘える仕草にも似て触れる唇の行方を追った。

こんな記憶も君は消してしまった。


 だけが憶えている。


]


 ──……は、

[笑み溢れる。]

 我儘? ──どちらが。

[こうして向かい合えば繋がる右の
と左の
朝顔



 ゆるしてきた。
 ずっとゆるしてきたじゃないか。

 君の我儘を全て。

 それが、それこそが君はゆるせなかった?


 身勝手なひとだ。


 わかりやすく?
 たとえば、こんな風に?


────重ねる。音も無く。]

*

【人】 苗床環者 メディウム

− 『楽園』のどこか −


[赤い果実を抱えて、適当に果実食の獣が多い場所へ向かう。たしかこの辺りだったら何種類かいたような……と考えながら。]


…………。


[リヒトが管理するこの『楽園』は、いつだって穏やかに美しく存在している。外の世界のことは詳しく無いけれど。過酷らしいあちらから見れば、ここはまさしく『楽園』なのだろう。

そんな世界にいる僕は 
]
(254) 2023/11/25(Sat) 20:42:27

【人】 苗床環者 メディウム


…………ぐっ!?


[突如、全身を鋭い痛みが襲う。ああ、いつものやつ。僕が僕である限り、縁が切れそうもない苦痛。“これ”が根差す限りは、逃れられない苦痛。

薬を飲めばすぐに治るから、と持ち歩いている常備薬入れから痛み止めを取り出そうとして、


ーーーー中身が空である事を確認した。]
(255) 2023/11/25(Sat) 20:43:07