人狼物語 三日月国


241 【身内】冬の物語

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視点:


【人】 高井 柊

[ 視線がテーブルに落ちる。
溶けかけた氷がグラスの中でカラリと音を立てた。]


 好きになった時には……
 出会った時にはさ……
 もう、チャンスなんか無かった……

 ……キツいな。
 年下だからって…言われた方がマシだったかも。


[ 勝負すらさせて貰えなかった。
土俵にすら登れず、負けの確定していた勝負にそうと知らずに挑んでいた。
それが悔しくて悲しかった。]*
(26) 2024/01/04(Thu) 21:18:46

【人】 松場 雪奈

[聞かない方が良かったのか問う解けるが、そうではないようである。
静かに語られる事。
茶化す事はしないで、ただ耳を傾ける。]


 そ、そうなんだ……。


[それしか言えなかった。
それ以上の言葉が出てこないのは、その表情を見たから。
静かに胸の内を聞きながら、グラスを傾ける。

他人事なのに、自分の事のように思えてしまう。
柊への気持ちに、似通ったところがあったのかもしれない。
でも、それ以上に、好きな人の辛そうなところが、辛い。]
(27) 2024/01/04(Thu) 21:54:23

【人】 松場 雪奈

 
 は、初めにさ…その事を言って………くれていたら、良かったのにね。
 そ、そうすれば…きつい、想い…しなくて、すんだ、はずだから…さ。


[声が震えてしまう。
自分が泣いてどうするとと思うのに、泣けてきて、それでも泣かないように頑張って、]


 で…でもさ、…がんばってきた事は…む、無駄じゃない、だろうし…。
 あ、あれだ。出会いの…遅さを、後悔させてしまうくらい、になれば、良いんだよ。


[結局は我慢できずに、涙があふれてしまう。
自分事なら、最後まで我慢できるのに、柊の事だからだろうか。
でも自分が泣く事ではないからと、お絞りを目に当てて、涙をすべて吸い取ろうとする。*]
(28) 2024/01/04(Thu) 21:54:55

【人】 高井 柊

[ 行き場のない想い。
悔しさも悲しさも、どこにも行けなくて。
でもそこにら雪奈がいるからぶつけてしまいそうになる。

お前があの人の何を知ってる。
頑張っても無駄だった。
後悔させてどうする。

八つ当たりの言葉が喉を通って口に出そうになる。
そんなこと、本当に無駄なことなのに。

それでこの想いの行き場は本当になくなってしまう。
アルコールすらも薄れさせてくれない。]
(29) 2024/01/04(Thu) 22:49:11

【人】 高井 柊

 
 なんで……お前が泣いてんだよ。


[ いろんな言葉を飲み込んで、出てきたのはそれだけ。
半月前の雪奈は今の自分と同じだっただろうから。
だから、八つ当たりなんてできない。]


 ……やめろよ。
 

[ 何をやめろと言うでもなく。
それだけ口にすると、空になったグラスを口に運ぶ。
氷が溶けた水が喉を冷やす。]*
(30) 2024/01/04(Thu) 22:49:28

【人】 松場 雪奈

 
 ……柊が、つらい、から…………


[振られた…それだけ聞けば同じだが、
自分の場合は、振られる事が初めから解っていた事。
でも、柊は違うから、辛さが自分の比ではないきがしてしまったから。]


 ……ごめん。


[それはなに対しての謝罪か自分でもよく解らない。
一度深呼吸をして、]
(31) 2024/01/04(Thu) 23:22:20

【人】 松場 雪奈

 
 慰めてあげると言ったのに…うまくできなくってさ……
 柊が楽になるならさ、全部吐き出してしまいなよ。

 聞くだけ……聞くだけは、するから………


[自分が出来るのはそれくらいな気がして、
でも、無理維持をするつもりは無いから、どうすると問うように見つめる。

そこに、勝手に頼んだお代わりが届くだろう。*]
(32) 2024/01/04(Thu) 23:22:50

【人】 高井 柊

[ 吐き出すことなんか何もない。
どこにも行き場のない気持ちが渦を巻いているだけ。
言葉にできることなんか何もない。

勝手に頼まれたお代わりを口に運ぶ。
酸味も炭酸もアルコールも何の役にも立たない。

まるで今の自分みたいだと。
馬鹿らしいけど思ってしまう。
ただ失恋しただけなのに、自分に価値がないかのように思ってしまう。]
(33) 2024/01/05(Fri) 10:46:51

【人】 高井 柊

 
 ……くそ……


 ……本当に……


[ 優しい笑顔、笑った顔、真剣な横顔。思い出せるのはそんな顔で、嫌なとこなんて全然思い出せなくて。
もう、悲しいのか悔しいのか苦しいのかもわからない。]*
(34) 2024/01/05(Fri) 10:47:10

【人】 松場 雪奈

[吐き出された言葉の後に続く言葉はきっと──。
どんなに好きか聞かされていた。
だけど、改めて、どんなに好きかと思い知らされるよう。

今すぐ抱きしめたい。だけど居酒屋だから、そんな事は出来ない。
抱きしめる代わりに、柊の手に手を重ねてぎゅっと握る。]


 
……好きなんだね……。



[隣にいるのに、何もできない。
何を言っても、届かない気がする。
いつもそう……何かしてあげたいのに、何もできない。
でもせめて………]
(35) 2024/01/05(Fri) 12:17:37

【人】 松場 雪奈

 
 柊……好きだよ。
 どんな柊も好き。
 先輩の事が好きでしかたない柊でも…好き………。


[ずっと、近くて遠い位置で、その背中を求めていた。
言葉にしたのは一度だけ、だけど、何度も振られたような気持ちを味わい、
私では無理なんだと、自信を失い…。
でも、一緒にいる事で、また好きになってしまう。その繰り返し。]


 好きだから、何かしてあげたい。
 でも……私が何か出来るのかが解らない。
 解らないけど………
(36) 2024/01/05(Fri) 12:18:32

【人】 高井 柊

[ 雪奈の言葉が今は殊更に痛い。
その好意も、優しさも、今は痛くて辛い。

テーブルに落とした視線を上げられない。
雪奈を見れない。

雪奈だってこんな風に接するのは辛いのに。
思うのは先輩のことばかりで。
自分の告白を聞いてた先輩もこんな風に痛かったのかとか。

そんな身勝手な自分をさらに嫌悪する。]
(37) 2024/01/05(Fri) 15:35:42

【人】 松場 雪奈

[いつものように、軽くかわされると思っていた。
そうしたら、冗談だったって事にしたのに、何も言われない。

…そんな事はない。
だけど、初めて見てもらったような気がしてしまう。

それが嬉しいと言う思いと、
つけ入っているようで、悲しいと言う思いが、交差する。

今なら、まだ引き返せるだろうが、どうしてもほっとけない。


一度視線を外して、一気に梅酒を飲み]
(38) 2024/01/05(Fri) 16:31:32

【人】 松場 雪奈

[何も言わないなら、押し切ってしまえばいい。
気が変わらないうちに、さっさとお会計をすませて、行こっと促す。
しっかりと、柊の手を握ったまま。

アパートまでは、歩いていける距離だけど、冬の夜の寒さで我に返るかもしれない。
だからあの日とは逆で、自分がタクシーをとめて、乗るように促す。

それでもアパートにつくまでに、我に返ったら、手を離すつもり。
何も言わなければ、そのまま自分の部屋へ連れて行こう。*]
(39) 2024/01/05(Fri) 16:32:21
[ タクシーに乗っても言葉が出てこない。
ただ静かに見知った景色が流れていくのを見ている。

握られた手だけが雪奈の温もりを伝えている。

雪奈の好意を利用している。
雪奈の優しさにつけ入っている。

そんなのは駄目だとわかっているのに、握られた手を振り解けない。

何も言わず。
タクシーを降りても何も言わずに雪奈に手を引かれるままに。]*

[何も言わない、手も振りほどかれない。
無言で、部屋の前まで。

柊の辛さにつけ入っているような後ろめたさか、
それとも本当にいいのかと言う、心配なのか、
ここで告白した時のように、なかなか鍵を指す事が出来なかった。

それでも何とか部屋に…。
明かりをつけ、奥までベッドの側まで連れて行く。
部屋は寒いから、エアコンをつけて…。]


 ……ぁっ


[小さな声を上げる。]

[両手で、柊の頬を包み込む。
じっと見上げて、鼻の頭に、頬を撫でるように手を滑らせてから、頬にと口づける。
にこっと笑いかけてから、顎先に口づけて、マフラーをコートを脱がして、
首筋に口づけてから、思い出したように一度離れる。]


 …………。


[動きが止まる。本当にいいのかと言う葛藤。
友達と言う関係を壊し、さらに粉々に壊そうとしている葛藤。
でも………、ここまで来たら引き返せない。

マフラーもコートも、身に着けている服も下着もすべて脱ぎ去る。
裸になるとき、羞恥もあるから、震えてしまうし、それにより手も止まった時もあったけど…。

どう思われるか…考えてしまうが、振り払うように、躰を押し付ける。
また、鼻先に、頬にと口づけ、]


 今は……今だけは………
 私を……私の事だけを考えて………


[柊の手を取ると、自分の大きな胸に触れさせる。
寒さだけではない、震えが手から相手に伝えていそうだが。*]

[ 雪奈の部屋。
この部屋に入るのは前とは意味が違っている。

マフラーが脱がされて、コートも。
顎先に、そして首筋に触れる雪奈の唇。
柔らかくて温かな感触。

もう戻れない。
雪奈も戻るつもりはないらしい。

だから。

雪奈が服を脱ぐのと同時にこっちも服を脱ぐ。
ジャケットを、シャツを、スラックスを、それから下着も。]