人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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レイは、エドゥアルトに向かって手招きした。「手当しますから、座ってください」
(a16) 2021/12/13(Mon) 13:00:05

【人】 骸狩り スカリオーネ

「…………」

いつもの席について、テーブルを指先で叩いている。
この男がこうしている時は大抵、考え事をしている時だ。

ややあってから首を振り、酒とツマミを注文した。
……頼んだものとは別に、見慣れない鳥のツマミが出る。
なにも言わずに口にした。

「……火鼠の舌をくれ」

辛味が足りないようだった。
(16) 2021/12/13(Mon) 13:13:58
スカリオーネは、合間に部下達から報告を聞いている。
(a17) 2021/12/13(Mon) 13:17:16

【人】 木偶の坊 エドゥアルト

>>14 レイ

「     ? 」

煙の魔女からの視線も、貴方からの視線の意図も、絶妙に察することができない。怪我をしているせいかと結論付けた。
大きければ大きいほどお得だと思ってより大きいものを獲って来たまでのこと。

「……ああ。変な鳥だが、美味いと聞いた」

エドゥアルトはとっさに頭を垂れた。
撫でられている。相変わらず表情には出ないが
ゆれる尻尾がその感情を示していた。
(17) 2021/12/13(Mon) 14:05:02

【人】 埃運び オーウェン


>>13 スカリオーネ

「はいただいま。依頼ということなら問題なく。
 部屋の前を汚しやがったクソバカ掃除屋未満のせいで、
 一刻も早く婆さんに金叩きつけてやんなきゃならなくなったんでね、マジで助かる」

ミンチにされたくなきゃジッとしてろクズ野郎、
とひと蹴り入れながら担ぎ上げて。

「……こうしてる間にも、
 明日は来るもんだから……ままならねえな」

誰かが虐げられ、誰かが蜜を啜り。
街並みは変わらない顔を見せていることに、心底辟易した。
(18) 2021/12/13(Mon) 14:05:16
エドゥアルトは、レイに招かれるまま彼の前に座った。これくらい、放っておいてもすぐ治るが……。
(a18) 2021/12/13(Mon) 14:06:10

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>18
「……その軽口、"未満"を重用する者には
 聞かれない方がいいだろうな」

呟いて酒を流し込む。
この都市でままなる事などそれほど多くはない。
蟹の祭騒ぎもどこへやら、
酒場の喧騒もうわべを残して、
下には多くのものが渦巻いているのだろう。

「……騒がしい事だ」
(19) 2021/12/13(Mon) 14:54:18
スカリオーネは、テーブルを指先で叩いている。
(a19) 2021/12/13(Mon) 14:54:54

【置】 錆鉄御納戸 ミズチ

──死人に、口はある。

一般的に聞く手段を持つ者の方が少ないことは事実だ。あれは、あれは、、これは? 死者の言葉を過去の記憶と言うなれば尚のこと、小生は聞かなければならない、そうあれかしと、のぞまれた、命を受けた、……どちらだった、どちらでもなかった? ああ、そうだった。きちんと全うしなければならない。

死霊共のこれらの言葉は小生に向けられたものではない、いや、いや、それは、そう、そうだ。小生に死にぞこないだの死体のくせにだのという言葉は当てはまらない。生きている者への怨み言は小生のものではない。小生は、イヤサカの技師の作った絡繰人形だ。そちらに宛てられた言葉はただの事実だ。何の隠し立てもなく、後ろ暗いこともない。


──ああいや、小生は死体になりたいのだった。

正しく言うなれば、死体になれるようになりたい。死ぬということは、生きていないとできない。小生は生きていると認められたい。こうして死者に怨み言を向けられるということは、ミズチは生者であることの証左ではなかろうか。

欲しがっていたものを聞かない理由もない。聞きたくない言葉だったから聞かなかったことにするというのは無責任だ。小生は、聞いている、聞こえている。それに、託された。少なくとも小生はそう認識している事案がある。故に聞かないことは選択肢に挙がらない。可能な限り、可能な限り、聞かなければならない。


──大事にする言葉は、きちんと持っている。

小生は思考しない生ける屍にはなりたくない。そうなりたくないのなら、考え続けろと言われた。故に、小生は思考し続けなければならない。耳を塞いだこの状態が続くことは、期待を裏切ることに繋がる。


──それは、いやだ。
 
(L2) 2021/12/13(Mon) 15:06:37
公開: 2021/12/13(Mon) 15:05:00
ミズチは、声を聞くことを選択した。昨日、太陽がまだ空にあった頃のこと。
(a20) 2021/12/13(Mon) 15:06:46

【人】 灯屋 レイ

>>+6 3日目、アイシャ
唇を噛む。
それでもいつものように振舞う貴女に、どうにか……少しだけ歪な笑みを返した。

「……はい。私も信じています。
何事もない日常。より良き日々が訪れる事を。
貴女が戻ってきて笑顔で花を売り、言葉を届ける事を」

「心から願っています」

大丈夫。大丈夫。
貴女の繰り返した言葉をレイもまた、繰り返したでしょう。

そんな事、叶うはずもなかったのに。
(20) 2021/12/13(Mon) 21:30:16

「その方が見やすいし、声も聞きやすいでしょう」

貴方の当たり前に自身の当たり前を突きつけて崩している気もする。それはそれで良くない事でもあるのだろう。
けれど、やっぱり見限ったり切り捨てたりなんて事はできないだろうなと思うのだ。

「私は意外と寂しがり屋なものでして。
だから隣にいて頂けると、助かります」

視線を下ろした時に誰もいないと、寂しいじゃないですか。
命令のようにもお願いのようにもとれる言葉と共に、そんな言葉を零した。


「…………。寂しがり屋。そうか……」

ふ、と笑い声のような吐息。

「貴方が、そう望むのなら、いなければ、ならないな……」

となりに。やはりどこか居心地のわるさのような、戸惑いが
なくなったわけではないけれど。そう命令されてしまっては、従うほかない。

「……ヘルの望む『より良き日々』とはなんだろうか」

ふいに浮かんだ疑問を投げかける。

「もしこの街がきらいで、壊してしまいたいと、自分の良い日々だけを願う人が革命軍にいたとしたら、どう思う?」

貴方はそれでもあちら側の味方でいようと思うのだろうか。

【人】 灯屋 レイ

>>17 >>a18 エドゥアルト
爪先立ちせずとも届くようになった頭をよしよしと撫でる。
口や目以上にものを言う尻尾を微笑ましく感じた。
……ちょっとだけ触りたくなったが、それより至る所にできた傷が気になるので我慢する。

「ほう。見た目は驚きましたが……それは、とても楽しみです。

少しの傷が致命傷になる事だってあるでしょう?
ほら、まずは腕を出して。……服は繕うか、新調する必要がありそうですね」

どんな戦いをしたんですかと呟きながら治療薬と包帯を出し、順番に手当していく。
終わる頃にはできあがった料理が届き始めている頃だろう。
きっと二人分には多い量の肉だ。酒場にいる他の者にも振舞われていくのだろう。
(21) 2021/12/13(Mon) 23:09:48
「そうですとも」

大真面目に頷く。
―――投げられた質問に、緩んでいた口元が微かに歪んだ。

「飢えない事。寒さに震えない事。
病に怯えない事。太陽の下で歩める事。
……皆平等にとは言いません。けれど下層市民が、もう少しマシな生き方ができればいいと思うのです」

『──ある者は、この街への憎悪から。』

誰かの言葉を思い出す。この街はそんなにも憎まれていたか。

「私、この街は意外と嫌いではないのです。
だから、壊されるのは困りますね。自分にとっての良い日々というのも、きっと破壊した上で行われるものでしょう。

……革命軍全体がそう考えるようになったなら。
私はあちらの味方ではいられなくなるでしょう」

政府側にもなれず、革命軍側にもなれず。
そんな立場でやれる事なんて高が知れている。

「まぁ、足掻いてみますよ」

それでも黙って見ている事は、きっとできないだろうから。

【人】 木偶の坊 エドゥアルト

>>21 レイ
「……あいつは……足がはやい……。
 ……突っ込んでこられると、銃で狙う暇が、ない……
 殴り合うしか、なくなる……」

また銃使いのくせに、肉弾戦をやったらしい。
服に刺さった羽をはらって、大人しく手当をされてはいるが、どこか居心地が悪そうだった。こんなに丁寧に手当てされたことなどあまりない。

「……服はあとでいい………。
 それより、食べるといい、そのために獲ったのだから」

できあがった料理が、運ばれてくる。
シンプルに、ローストされたもの。
(22) 2021/12/14(Tue) 1:43:10
「…………そうか。
 貴方は、この街が、きらいじゃない、と」

ガルムはこの街が好きかと言えば、わからなかったものだから、同意をすることはなかった。今日のメシも満足に選べないような男は、人の役に立ちたいのだって、それ以外の生き方を知らないから。

「おれも、下層市民が、誰かが、救われることはきっと喜ばしいことなのだろう」

「……けど、同時に、壊されようが、それで救われる誰かがいるなら、それでもいいと思っているおれは、どこか、おかしいのだろう」

政府側でもない、革命側でもない、うつろな存在。
番犬は、はじめてあなたとは明確に違う意見を言った。

残氷 の エアハートは、メモを貼った。
(a21) 2021/12/14(Tue) 4:50:46

フランドルは、貴方の剣だ。
(a22) 2021/12/14(Tue) 6:51:07

「……」

「検討は、ついてきましたが。
今日は
エアハート
を調べてきます」

/* 
先に占い先相談失礼します。そろそろフラグを圧し折りたいPLより

ミズチは、出されたシチューに疑問を持たなかった。それは支柱では?とツッコむ者はその場にいない。
(a23) 2021/12/14(Tue) 10:19:43

ミズチは、このシチューよりも、店売りのシチューの方が好みだった。それはそう。
(a24) 2021/12/14(Tue) 10:35:03

【見】 吟遊詩人 フェリックス

酒場に少し姿を見せなかった詩人は、
眠たげに瞼を半ば閉じながら、味気のない告知を読んでいる。

「我々は風評には気を使う生業なのだがなあ。……ま、奴さんなら拍になるやもしれん」
(@1) 2021/12/14(Tue) 11:10:06
スカリオーネは、政府発行の新聞を読んでいる。『人皮綴』の逮捕に関する記事が出ていた。
(a25) 2021/12/14(Tue) 11:42:17

ミズチは、チェスティーノに会った。
(a26) 2021/12/14(Tue) 11:49:59

【人】 灯屋 レイ

>>22 エドゥアルト
「……今度狩りに向かう時は声を掛けてください。
近付けないように手伝う事はできますから」

前に立つとは言えない紙装甲。それでもひとりよりはマシでしょう。たぶん。
どこか居心地の悪そうな様子は無視して手当を一通り終えた頃、料理は運ばれてきただろう。

「流石に仕事が早い。
冷めてしまう前にいただきましょう」

手を合わせていただきます。
味がどうだったかは、頬をゆるっゆるに緩めた顔が全てを物語っていた。
(23) 2021/12/14(Tue) 12:43:41

【見】 騎兵 リーゼロッテ

「詩人さん、まっさきにボコられそぉなのに無事だねぇ?
 知ってる情報吐け!みたいなのはしないんだねぇ。
 ロッテ政府くんの考えるコトよくわかんなぁ〜い」

カウンター席に腰掛け、つまらなそうに足を揺らす。

酒場に姿を現さない者もいれば、いかにも痛めつけられた様子の者もいる。同情はするし、誰が同じ目に遭えば良いとも思わないけれど、やり口は理解できなかった。
統治とはこのようなものでもそこそこ成り立つのか、と感心すらしなくもない。

「どんどんイキショーチンしてくし、なんかヒマぁ〜。
 カニさんでも狩りに行ってこようかなぁ?」
(@2) 2021/12/14(Tue) 13:16:17

【見】 吟遊詩人 フェリックス

「俺はま、役人の弱みを掴んでいるからして」

カカカ、と闊達に笑ってからリュートを小さく鳴らした。喜劇の音。

「俺も見物しに行くかなぁ。蟹狩り。英雄譚とはいかないが」
(@3) 2021/12/14(Tue) 13:23:48

【見】 騎兵 リーゼロッテ

「きゃー、やらし〜い♡
 上が腐ってるならショクムタイマンとかはイミないし、
 コジンテキな弱味ってヤツ?
マゾとか〜


この話題できゃっきゃとはしゃいでも衛兵に睨まれることがないのは、少女の物々しい実績によるのだろう。
結局そんなものだ。

「あ、来るぅ〜? ケガとかしないよーにねぇ♡
 シキを上げるお歌とかあったら歌ってほしいなぁー」

椅子を降りて隣の席を占有していたランスを担ぐ。
先日の新聞記事の切り抜きは更新されていた。一日で帰還できるであろう距離まで、ヒュージキャンサーは近づいているようだ。
(@4) 2021/12/14(Tue) 13:35:45
ミズチは、やはり見た通りのことしか分からなかった。どうなっているのだろう…( '-')
(a27) 2021/12/14(Tue) 14:14:51

【人】 大道芸人 チェルシー

「カニさん行くんですか〜?そういえばチェルちゃんも、カニさんについて気になってることがあるんですね〜……
 カニさんの脳みそがカニミソさんじゃないなら、本当のカニさんの脳みそは一体何なんでしょうか!?!?
 チェルちゃん、好奇心が爆発しそう!カニさんは可愛そうですが……リーゼちゃんに脳刺してみて欲しいですね、脳!」

ひょっこりと宿に顔を出している少女は、やんややんやと口を出す。
役人の話題には触れない。自分は狙われる側だとわかっているから。


「というわけでチェルちゃんも見に行きたいですね、見に!出来ることはと言えばフェリちゃんの曲に合わせた芸とか、囮とかですけれど!」
(24) 2021/12/14(Tue) 14:26:31

【見】 騎兵 リーゼロッテ

「脳みそ…会えばロッテのカンにピーンとくる…かも!?
 チェルちゃんのチテキコーキシン、尊重しちゃお♡
 囮は危ないからダメだよぉー、って言いたいトコだけどぉ。
 じっさい気を引いてもらったら助かっちゃうんだよねぇ」

慣れた様子で馬を借りる手配をしながら、指で自分の頬をつつく。
考え事をする時の癖。あまり見られない。考えないため。

「それじゃぁ、ヒマそーな人に声掛けて
 てきとーにパーティ組んどこーっと。
 もーちょっとしたらしゅっぱつ〜!
 ついて来る人はついて来ていーよぉ♡」

/*
システムが思いつかないので普通にサクサクめに戦闘ロールします。
#蟹討伐」とかタグをつけて合流等ご自由にどうぞ。
時間が時間なので5日目に跨ぐと思いますが、タグ付きの発言は4日目時空として扱っていただけると幸いです。
(@5) 2021/12/14(Tue) 14:50:17
村の更新日が延長されました。

「ああ……わかった。では、おれは
チェルシー
を探ろう」

さて、これもいつまでつづくのか、次は誰が連れていかれてしまうのか。せめてそれが、貴方ではないことを、祈る。

錆鉄御納戸 ミズチは、メモを貼った。
(a28) 2021/12/14(Tue) 16:57:35

錆鉄御納戸 ミズチは、メモを貼った。
(a29) 2021/12/14(Tue) 16:58:18

【人】 大道芸人 チェルシー

「わぁ〜いさすがリーゼちゃん度量がBIG!
 そこしびれあこがれついていくっ!

 チェルちゃんも一応冒険者ですからね〜!
 切った刺した張った張ったは不得意ですが……
 身体を使わねばならない時がありますとも!
 それに最近全身を輝かせる芸を習得しまして……」

そんな感じでカニパ(本人呼び)に付いていくのであった……
(25) 2021/12/14(Tue) 18:06:39
 
「ああ、問題ない。
 穏便に済んだ。報告する内容も特段ない。

 むしろ穏便じゃないのはお前の方だろう。
 下手にお前が動いても半端になってしまいだと思うが。
 上手くやれる相手を見つけていると言うなら別だ。

 野良猫、お前はどうだ。
 正直な所、俺は少々気分がすぐれない。
 それこそ穏便に終えたのを滅茶苦茶にしかねない。

 ……誰でも良いと言うなら動けるがな」

/*
噛みに悩む狼窓ですわ。私、凶狼なので仲間噛みもできますけど、噛む理由がまだ思いついてないので、何か提案あればそれも選択肢として使える、とお書きしておきますわ。担当者も悩みますわね。

「本音を言うと、吟遊詩人をいきたいんだけど……
 奴はコネで護られてるフシがあるからにゃあ。
 全く、好きに尋問もできないなんて。
 中間管理職はいっつも貧乏クジばかり引くにゃ。

 ……接点があるところからいくならミズチでいく。
 でも、それは積極的な理由じゃないにゃ。
 だから誰か浮かんだらそれでいい、にゃん」

「……この後の身の振り方は、考えなければな。
 ここから連鎖して、とかお話にもならない」

/*
こちらも似たようなもんです。一日延長して助かった……と思いつつ、暫定の相手は↑言っておきますね。

「このような場所でも、故郷というものなので」

ロクな場所じゃないとわかりながら残り続け、愛想を尽かして出て行くのではなく変えていけたらと願った程度には。思うところがあったようだ。

「……いいえ。おかしくはありません。
皆救われるおとぎ話なんて、現実で起こりうる事はないんですから。
どちらにも救われる者がいて、どちらにも傷つく者がいるでしょう。
私が片方を選択したように、貴方はどちらでも構わないという選択を行っただけです。

……ガルムの意見が聞けて良かった。
私の選んだ道が誤っていても、貴方を巻き込まずに済みそうだ」

エアハートは、いくらなんでも酒場の男全員が非処女はないだろう……と、さすがに考えた。
(a30) 2021/12/14(Tue) 22:06:37

オーウェンは、何だか酒が不味くなった。部屋の前のクリーニングが済んでないからか。
(a31) 2021/12/14(Tue) 22:31:08

フランドルは、どつかれた所は地味に痛むし寒気はするし。
(a32) 2021/12/14(Tue) 22:50:53

ミズチは、何某かの意識を向けられたような気がしたが、その正体は分からずじまいになったのだった。
(a33) 2021/12/14(Tue) 23:47:30

スカリオーネは、新聞から興味を失ったので窓の外を見ている。
(a34) 2021/12/14(Tue) 23:59:00

レイは、チキンがおいしい。これチキンなんですかね?チキンみたいな味がするのできっとチキンです。
(a35) 2021/12/15(Wed) 0:02:50

フェリックスは、ノアベルトへと、不透明な笑みを向けた。
(t0) 2021/12/15(Wed) 0:09:04

チェルシーは、今日の風さん………………………騒がしいですね…………………………と言った。
(a36) 2021/12/15(Wed) 0:12:54

【見】 騎兵 リーゼロッテ

#蟹討伐

―《黄金の海》近辺―


ヨルムガンドは砂漠と海の境界に立つ。
豊かなる海を背に砂上船で砂漠を数刻泳げば、金色の岩肌を敷く《黄金の海》と呼ばれる地帯に辿り着く。
普段は体の大きい砂蜥蜴の類や気性の荒い大怪鳥などが闊歩し、隊商も冒険初心者も基本的には避けて通る場所である。

そのモンスター達が今はどこぞに身を潜めている。

“原因”は巨大な図体をゆっくりと――とはいえ、巨体ゆえの尺で決して油断できる速度ではないが――遠く海へと向かわせている。
砂色の発達した甲殻、ひと振りで塔でも崩しそうな鋏。
不意に見上げただけではそのフォルムの正体を掴めないだろう。

ひたすらに巨大な、蟹である。
それが、今ここには2体。
(@6) 2021/12/15(Wed) 0:22:01

【見】 騎兵 リーゼロッテ

#蟹討伐

腕に覚えのある冒険者達が砂上船を次々に降りて行く。
リーゼロッテもまた、地上に下ろされた馬に飛び乗った。

「ひゃー、でっかいねぇー!
 これはお鍋には入りきんないなぁー」

船上を振り返って暢気に手を振って、槍を構えて手綱を引く。

―――さて、蟹のほうはといえば。
渡りの時期で気が立っているらしく、向けられている敵意に応じんと早くも鋏を振り上げていた。

       
ン!!


落とされた鉄槌は地面を文字通り砕き、辺り一帯を揺らす。
流石にこれが直撃する者はいないようだったが、地割れに一人ばかり足を取られていた。

一瞥し、それがヒーラーでないことを確かめると馬を走らせる。
非常にざっくりしたものだったが、作戦は聞いていた。

「んー、やっぱ足辿って走るのはムリだねぇ」

あわよくば、と言われていた考えを捨てて足元へ。
(@7) 2021/12/15(Wed) 0:32:21

【見】 騎兵 リーゼロッテ

#蟹討伐

魔法使いの詠唱が終わり、リーゼロッテが向かう足の1本に弾丸めいて雷撃が撃ち込まれた。
凄まじい音にも動揺しない“当たり”の馬をひと撫でして、

「いっくよぉ〜〜〜、
 ちゃんとひっくり返してねぇ〜〜」

ただ槍を振りかぶり、
脚の節めがけて突きを放った。

「あ」


流石の《脳刺し》にも規格外の巨体をなぎ倒す膂力は無い、
―――筈であった。

本人もそう思っていたから、はじけるように砕け、衝撃波で開いた穴から見える景色にぱちくり目を瞬いた。

「あちゃ〜、まぁいっか?身はぶじだよねぇ?」

柱をひとつ失った形になり、頭胸部がぐらりと傾いていく。
(@8) 2021/12/15(Wed) 0:50:48