人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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【人】 灯屋 レイ

「いつも通りでいたいじゃないですか」

埃運びの声に、そんな言葉を零す。

「私だって思うところはありますが、ずっとピリピリしていても……私の変えたいものは、変わらないので」

ガラは悪くとも相変わらず世話焼きなことだ。
静かになったらそれはそれで気にするのだろうなぁと思った。思っただけだ。
(22) 2021/12/16(Thu) 2:07:55

【人】 灯屋 レイ

>>+24 フランドル
「そうですとも」

鳥は全部チキンですという暴論。
これもまた路地裏生まれ墓地育ちだ。細かいことはわからないし気にしない。
ただおいしいという事実があれば、それでいい。

「役者が一番嫌がりそうな箇所をよくやるものです。
……手厚く饗されるとわかっていて口答えした貴方も貴方ですけれど」

先日ぺトラに渡したのと同じ、薬草の含まれたミルク味の飴を貴方の前に置いた。喉にも良かったはずだ。
断られれば何も言わず回収するだろう。
(23) 2021/12/16(Thu) 2:08:31

【人】 埃運び オーウェン


「この俺を何だと思ってやがる……
 お前らの運んでくる厄介事にゃ心底飽き飽きしてるけど、
 かといって無暗に必要以上に苦しめとは思ってない。

 気が変わった。
 消毒代わりにスケルトンの粉でも吸ってろバカ」

灯屋の言葉には、む、と唸って、頬杖をつく。

「……いつも通りでいたい、ね。お気楽なこった。
 我慢することもないだろうに。
 この街に上手く付き合っていくなら特にな」
(24) 2021/12/16(Thu) 2:35:02

【見】 吟遊詩人 フェリックス

「――さてさて?リーゼロッテ嬢。チェルシー……あの勇敢なる女性陣達は、カニを得られたのかな、さて。」


海辺まで行ったら、興が乗って魚釣りに執心でもしていたのだろう。共に参加はできなかった男は、のんびりと降りて来たのだ、が。


「今度は骸狩り殿か。……まさか、見つからなければ全員捕まえてみる、とか言わないだろうなあ。当て推量で捕らわれるのは釈然としない。子爵殿にラブレターでも送るかな」

脅迫状にそんなルビ振りをするのはこの男だけかもしれない。
メニューをのんびりと眺め、無事、蟹が追加されていることを確認する。
(@0) 2021/12/16(Thu) 3:40:03
フェリックスは、ノアベルトに愉快そうに耳打ちした。
(t0) 2021/12/16(Thu) 3:46:26

オーウェンは、冒険者に必要なものは、黄金の欠片ではない、と思っている。
(a15) 2021/12/16(Thu) 3:56:48

オーウェンは、一杯の安酒と、馬鹿みたいな冒険譚を、誰かに望んだだけ。
(a16) 2021/12/16(Thu) 3:58:10

オーウェンは、自分の手元に残るものこそ、黄金の夢の残滓であればいい。
(a17) 2021/12/16(Thu) 3:58:55

エドゥアルトは、夢か幻か、何か奇妙な記憶がおぼろげにある。
(a18) 2021/12/16(Thu) 9:51:21

エドゥアルトは、これは祭り……?
(a19) 2021/12/16(Thu) 9:51:33

スカリオーネは、早朝に起き、いつもの席に陣取り、花が来るのを待つ。
(a20) 2021/12/16(Thu) 12:38:00

オーウェンは、だから踏み込ませたくなかったのに。
(a21) 2021/12/16(Thu) 13:37:02

オーウェンは、あと、真似するな。なんて言えたらよかった。
(a22) 2021/12/16(Thu) 13:37:28

スカリオーネは、花を手に酒場を出て行く。
(a23) 2021/12/16(Thu) 15:42:48

【人】 骸狩り スカリオーネ

街を歩く。幾人ものごろつきが姿を見るなり逃げ出し、
そうでない者達は御布令を見たのかそそくさと視線を外す。
口さがない者はその場で「やっぱりね」だとか
「前から不気味だった」だとか、
そんな風に言葉を交わして。

それらの一切に興味がない、と
いつもと変わらぬ顔でもって街を歩く。堂々と。

男は、自らにつく
尾行を嫌う
。どうせ後で露見するから。
それでいて、
同行に関してはまるで頓着していない

どこで何をするのに際しても、この男は平等だ。
邪魔にならない者を突き飛ばすような趣味はなかった。
あとは、もし決して気取られない尾行が出来るのなら、
それに関しては、容認しているだろう。

そうして街を、歩く。街を、抜けていく――
(25) 2021/12/16(Thu) 18:26:36
スカリオーネは、街を抜け、丘へと向かう。海を見下ろす、あの丘の上へ。
(a24) 2021/12/16(Thu) 18:30:12

【人】 埃運び オーウェン


ちょっと自分語りしてやったら、
ミズチはよく分からんことになるし。
俺は誰にも何も求めた覚えはないのに。

一仕事したって何したって、安酒は相変わらず雑味だらけだし、冒険者どもはいつも通り、少し疵は走れど変わらないままそこにある。

「くだらねえな、ホント」


結局、蔑ろにされているのは貴族どもでも下層市民でもない。
誰もがそれに気づいてないのが腹立たしくて。

「婆さんもっとマシな酒持ってこい、金なら出す」

それを濁らせるのは、やはり酒気だ。
自分までくだらない何かに成り下がってしまったのかもしれない、と自嘲した。
(26) 2021/12/16(Thu) 18:32:53
「……そうか、まだ潜んでいたのだな」
「チェルシーは
『笛吹き』
だった」

「……………おかしな、走馬灯は……。
 まさか、彼女のせいか……?」

ガルムにはこの酒場の面子と踊り狂った
おぼろげな記憶があった。夢だろうか?

「……他人に操られている者が、混ざっている、と」

"ホド"の話を聞き、無意識だが、どこか複雑そうな声色。

「なんどでも言おう……おれは、ヘルの味方だ。
 貴方が思うがままのことやればいいと、願う」


「…だが、おれの望みは……きっと、貴方が無事でいること。
 街が無事であっても、そうでなければ意味がない」

だからそのために己が巻き込まれることは、構わない。
貴方が故郷を大事にしたいという気持ちを否定するはずもない。

【見】 吟遊詩人 フェリックス

風がそよぐ墓場の最中、その小高い丘。
昼ですら、ここはあまり人が来ない。
休むにしても、場所が悪いからだ。

昔のことを思い出しながら、弦を爪弾く。

幽かな音色のことを、『あの老人』は『懐かしい』と言った。
このあたりにこんな楽器はないだろうに、と尋ねると、
『美しいが、寂しく、求めても手に入らぬもの』

皴だらけの顔で微笑んでいたように思う。

『そのように言う』、と。

大層その表現が気に入って、『私』はその一節を取り留めておくこととした。多分、あいつも気に入るに違いない。


「はたして、あれはもう孫か」

首を傾げる。

「それとも、息子なのか。」

「いやいや。無粋か。やれやれ………」
(@1) 2021/12/16(Thu) 19:01:21

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@1 フェリックス
丘の上の墓所。海を見下ろす、無数の墓石。
一体幾人が、寿命以外で納められているのやら。
そして幾つの死体が、今地上を歩いているのやら。

「……潮風を堂々と浴びる詩人がいるとはな。
 喉にも楽器にも悪いと思うが」

まして煌びやかな場所でもなく、寂れた墓場。
こんな所で死体に聞き込みか、とでも言いたげに、
巨漢の男が姿を見せた。
(27) 2021/12/16(Thu) 19:25:57

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>27

「おやぁ……?」

声をかけられれば、静かに振り返る。
芝居じみた様子だが、何ならいつものことだ。
微笑みながら、片手をあげた。

「なあに、この程度で。第一、昔は船に魔女を載せて謡わせていたぐらいだ。海を鎮めるのに、な。潮風が喉に悪いなんていうのは迷信さ。

楽器はそうだが」

ぺち、とリュートを小さく叩く。

「こいつは特別性、だ。変わったところに来るなあ。ここは、他にはなんにもないようなところだが……」
(@2) 2021/12/16(Thu) 19:33:32

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@2

「結果魔女に沈められる船も多かったと聞くがな。
 ……そもそも詩人と情報屋のどっちが本業なんだ、お前は」

胡散臭い男はあの都市に少なくないが、
政治の場に根深く食い込む詩人は目の前の男くらいなもの。
こういう時に限ってこういうのと遭う辺り、
御布令の辺りから運は向いていないらしい。

「……何もないから来ている。
 ヨルムガンドは喧騒が過ぎる」

上等な靴で墓場の湿った土を踏んでいく。
いずれの墓石の前に留まることもなく、
崖際まで歩いていくだろう。
(28) 2021/12/16(Thu) 19:42:20

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>28 スカリオーネ

「どちらもだ。とはいえ、……難しいがあー、ううん」

首を捻る。難しそうに眉を顰めて、

「情報屋が生業。詩人は生き方、といったところかな。なんとなく、お前さんには伝わるだろう。」

骸狩り。
仕事ではあるだろうが、生き方そのものではない。
とはいえ、仕事だからと割り切れるほど自分から遠くもないのではないか、と。

歩くあなたを見遣る。
水平線の光が眩しく、少し目を細めて、笑ったまま問いかける。

「そう言うな。祭りの最中だ、仕方あるまいよ。
……それで?次のご指名はあったようだが。生活には本当に変わりはないかね」
(@3) 2021/12/16(Thu) 20:02:41
ガルムは破滅願望を持つ者とはすこしだけ話をしたことがあった。
何を思い、そこにいるのか、気になったからだ。

『嫌いなこの街を壊したいだけ』だと聞いても、それを止めはしなかった。
壊したいのなら、それが貴方の『より良い日々』に繋がるのなら、好きなだけそうするといい、と否定をしなかった。彼の邪魔はしない、と言った。
──しかし、賛成もしなかった。


ヘルの味方であるということは、それが嘘になってしまうこともあるだろう。番犬は、貴方の命令をきく。貴方を守る為なら。
だけど貴方を守る為なら命令に背くこともあるかもしれない。

自身が自ら動く時があるのならば、貴方が危険に晒される時だ。
ガルムもまた、狭い世界で生きてきた。
せめて、目のまえのものを守れたらいい。

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@3 フェリックス

「…………」

多くの場合と同じように、沈黙は肯定でもある。
ただし、あなたと男では履いている靴が違う。

潮風が撫でつけた髪を僅かに解き、揺れさせて。
もうあと2歩、いや1歩。踏み出せば落ちる。
そんな場所に立ち止まり、
風にはためくコートのポケットに手を突っ込んだ。

「生憎変わりはない。変わらせるつもりも、ない」

抜かれた手には二輪のクモマグサ。
造花のそれは、男の言葉と同じように変わる事なく。
逆風を切り裂くように、海へと放り投げた。

「……それで、お前は何をしていた。
 祭り騒ぎの元凶が届くのでも眺めていたのか」

遠くをゆく船を見る事も、詩人に振り返る事もなく。
(29) 2021/12/16(Thu) 20:30:21

【人】 灯屋 レイ

>>+26 アイシャ
「良くないものですか。常のようにできなければできないと主張していい。心配をかけたっていい。
日頃から皆を心配してる貴女だ。たまには、心配をかける側に回ったっていいでしょう」

十分ですと、先日のように大事そうに受け取る。
一本、二本ぐらいが丁度いい。

「はい。とても頑張ってくれたんです。次に会った時は勞ってあげてください。
……どういたしまして。しっかり食べてくださいね」

暗かった彼女がいつもの明るさを徐々に取り戻す様子を、これもまたほっとした様子で眺め、自分もひとつ口にする。
騒がしい酒場の一角で、和やかな時間は過ぎていっただろう。
(30) 2021/12/16(Thu) 20:43:50

【人】 灯屋 レイ

>>24 オーウェン
「我慢する事など、なにも。
……いえ。最近の騒がしさには少々、目が余る部分が出てきましたね」

灯りの消えたカンテラを指で叩く。
曇るガラス越しに貴方を見る。

「我慢する必要がないと判断すれば、そうしましょう」
(31) 2021/12/16(Thu) 20:57:36

【人】 灯屋 レイ

>>+27 フランドル
貴方結構やんちゃですね


そりゃ叩いて直そうとする。
―――そして、貴方の言い分にそれは確かにと、思いはした。これもまた根はやんちゃなのかもしれない。

貴方の心の内は、灯屋の知るところではない。
けれど、手に取った姿を見れば満足げに頷いていただろう。
(32) 2021/12/16(Thu) 21:07:53
「えぇ。
しかし、これで潜んでいた革命側の者は皆判明しました」

「……貴方も見たんですね?
まぁ、彼女のせいでしょう。
…………明日も増えるんでしょうか」

誰が増えるのだろう?
まだあの場にいない誰かだとしたら……
いや。想像するのはやめておこう。

オーウェンは、フランドルは結構やんちゃだと思っている。
(a25) 2021/12/16(Thu) 21:35:08

「はい。……あぁ、ですが少し状況が変わりました。
"蝙蝠"曰く、"ホド"は自分が何とかする、だそうです」

詳細は聞かなかったが、最終的には叩いて直すらしい。直るのかな?

「……そう。そう、ですか。
…………私。貴方は否定するでしょうけど。
なんだかひどく甘やかされている気がします」

どこかそわそわする気持ちを、こほんと軽く咳払いして誤魔化す。

「……貴方が抱いてくれた望みを、無碍にしたくはありません。

ですが、もうひとりを放っておくのも寝覚めが悪い」

『あれもまた、行き場を失ったものの一つだ。
 上にも下にも、何処にも自分の居場所が無い。
 どうにもそんなこの街を嫌っているらしい。』



方向性と至った結論は対照的になってしまったけれど、行き場を失うという事はよく知っている。
灯りのない道は恐ろしいと知っている。

「他人が手出しできるような事で無ければ、撤退します。
私は、私の手に負える事をするだけです」

貴方を置いていく訳にもいきませんから。
貴方の心を知ってか知らずか、そう言って軽く笑ってみせた。

レイは、皆が平等に、幸せになれるとは思っていない。
(a26) 2021/12/16(Thu) 22:05:57

レイは、けれど。せめて隣人と食事を分け合えるような世界が欲しい。
(a27) 2021/12/16(Thu) 22:06:14

レイは、より良き日々を求めている。誰にとっても、より良き日常を。それを『彼ら』に求めていた。
(a28) 2021/12/16(Thu) 22:06:40

レイは、この街を嫌ってはいない。
(a29) 2021/12/16(Thu) 22:07:17

レイは、"野良猫"を探している。
(a30) 2021/12/16(Thu) 22:07:40

シュゼットは、痛かったら言ってね?
(a31) 2021/12/16(Thu) 23:27:28

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>29 スカリオーネ

骸狩りの男の言葉に目を伏せて、
口許の笑みはそのままに、少し悲し気な顔をした。

「だろうなあ」

変わらぬだろう。
この程度の事で在り方が変わる男なら、
割に合わぬアンデッド狩りを生業にすることもないだろうから。


「元凶?ほう。元凶が届くのか……?それは、しらなかった」

人を食ったような口調ながら、聊か驚いたように返した。
遠い船を、自分も見送る。

万年、暑すぎるほどのこの地も。
すこし、涼しさを帯びた風邪が吹いている。
(@4) 2021/12/16(Thu) 23:37:17

【人】 埃運び オーウェン


「はあ〜〜風呂でも行こうかな……」

少しだけ上等な酒もあけて、程よく酔いが回ったころ。
いつもなら意識をどっかやるまで飲み耽るところだが、
今日はなんだか、まだ考え事をしたい気分だ。

娼館横のアレにはあんまりいい思い出はないが、
かといって近隣の高級浴場は懐に痛い。
妥協するか。今回も。
(33) 2021/12/16(Thu) 23:42:03

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@4 フェリックス

「仮に俺が死んでも、この仕事は誰かが引き継げる。
 無論、空中分解する可能性もあるがそれはそれだ。
 どちらにせよ、この街は変わらない」

個人の話が、いつのまにか街の話へと。
そうしてまた、ポケットに手を突っ込む。

「……〈脳刺し〉が行った蟹狩りの船は
 そろそろ帰港ではなかったか。
 それとも既に着いていたか。
 悪いが昨夜は忙しかったんでな」

元凶は元凶でも、一般的な賑わいの方。
国ぐるみの喧騒なら、あなたの方が詳しいはずだ。

肩を竦めて、水平線を見る。
崖下を覗き込んでも、もうそこに花は見えないだろう。
花と同じように、何か、手に対してずっと小さなものを
ひとつ、ふたつ……海に向かって放った。

手を軽く払い、振り返る。
葉巻を一本咥えて、火をつけようとして、
その背に向けて吹いた咎めるような強い潮風に――

ふ、と。いびつにわらって、葉巻をしまいこんだ。
(34) 2021/12/17(Fri) 0:02:35
残氷 の エアハートは、メモを貼った。
(a32) 2021/12/17(Fri) 0:19:19

ひとつ、頷いてから。その後の言葉には
意味がよくわかっていないような、長い間があった。

「………………………………………………………
 …………………………………………………?
 甘やかしているのは貴方のほうだと思うが……」

ただ命令に従うだけの存在でいるつもりだったから。

偶然にも、以前の主にかけられた魔術の残滓が
貴方に繋がっただけの偶然の出会いだというのに。

【人】 灯屋 レイ

>>+29 ペトルーシャ
「貴女の言葉は昔から真実を突いて、それ故に手厳しい」

肩を竦める。本人がどう思っていようと、守れなかった結果が現在の有様だ。反論のしようもない。

面と向かい歯に衣着せぬ言葉を告げる貴女を、
厳しさの中に思いやりを宿す貴女の事を、
これもまた嫌ってはいないのだけど。

「えぇ。道中お気をつけて」

灯屋は小さくカンテラを揺らして、貴女の背を見送った。
(35) 2021/12/17(Fri) 0:58:57
「……ああ、それはきっと、おれもわかってはいる」

自分は好きにすればいいと言ったが、あのままほうっておいて、より良い日々が得られるようには、見えなかったのもまた確かだからだ。

「だが、おれでは苦しそうにしていたあのひとを
 どうしてやることもできないのだろう」

だから、これは、貴方に頼るような形とも言える。街を壊す以外の『より良い』道が照らされるならば、それに越したことはない。

「…………貴方が無事であればと思うのは
 貴方のためでなく、おれのためかもしれない」

貴方の言葉によって、もしかしたら自分は
置いて行かれたくはないのだろうと、思った。

エドゥアルトは、誰かの下に付く生き方しか知らない。
(a33) 2021/12/17(Fri) 1:24:58

エドゥアルトは、せめて、身近なひとが幸せであればそれでいい。
(a34) 2021/12/17(Fri) 1:25:26

「自分がそう気遣われる立場というものに、あまり慣れていなくてですね。
それに十分甘やかしてくれてますよ。私の意向を聞いてくれますし、おいしいチキンを狩りに行ってくれますし、望みを出したと思ったら私の無事を祈ってくれますし……

……
なんだか気恥ずかしいのでこの話はやめます


きっかけが偶然だったとしても、いいのだ。
そのお陰で貴方とこうして会話できるのだから。

「私がなにかできるかも、まだわかりませんよ。
……できれば、『なにか』を示せれば良いとは思いますけど」

より良い日々。この街に居場所がないと考えていたとしても、“野良猫”もまたこの街で暮らす者のひとりだ。
彼も、良き日々を送れるようになれたなら。喜ばしい事だと思う。

「……えぇ。
私は貴方のために、無事でいるように努力しましょう。
貴方が私と居る限り、私は貴方を置いては行きません」

スカリオーネは、もう、昔のようには笑えない。
(a35) 2021/12/17(Fri) 2:33:54

スカリオーネは、死にぞこないだ。
(a36) 2021/12/17(Fri) 2:35:46

スカリオーネは、それでも動き続ける。
(a37) 2021/12/17(Fri) 2:36:12

スカリオーネは、……屍人と、何が違う?
(a38) 2021/12/17(Fri) 2:36:46

エアハートは、「レモネードより中毒性がって何ですか!引き合いに出すとか許しませんよ!」と怒った。
(a39) 2021/12/17(Fri) 4:25:50