260 【身内】Secret
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ルミは小さい頃も今もかわいいよ。
[可愛い、と言われ慣れている筈なのに、
そう思われる為に元々可愛らしい顔立ちに生まれたのを
自力でブラッシュアップしたところもあるだろうに、
ここまで自分が発する賛美に微妙な反応だったから、
追い打ちを掛けるように言葉を重ねた。
ルミ自身は気づいているだろうか。
ルミが「ライオン」より先に「雷恩」を知ったこと、
誰よりも強い気持ちで自分を好きでいてくれたこと。
傷以外の何かになろうとしなくても良い。
血の滴る毒林檎のタトゥーは自分にだけ赦された傷であれば良いのだ。]
俺が、かわいいって、言ってんの。
[世間的にこの関係が健康なものであるかどうかは
どうだって良い。
他に選べた選択肢がなかったのではなく、
たくさんある選択肢の中からルミの手を取ると決めただけだ。
他ならぬ自分が。]
[頭で考える余裕があると、自分の愛撫に過去の経験を見て
しまうだろう。
人は経験を元に動ける部分が多く、特に初めて身体を重ねる
相手に対して初めての行為を施すのは失敗のリスクを考えれば
避けたいところだ。
自然と経験則で運指することになるから、
元カノの存在を知っているルミは特に
嫉妬する対象を具体的に思い浮かべてしまうかもしれない。
今更取り繕わない代わりに、嫌な想像をする隙を奪うことにする。]
おっと?
もしかして俺がセックスに普通に興味ある男ってのは
解釈違いってやつ?
[困ったな、と言いながらも手は止めない。]
心配を我慢せずに言ってくれたのは助かる。
「だいじょーぶ」って否定できるからな。
[見つけた場所への愛撫とキスとで
ルミの身体が段々と芽吹いているのは感じている。
進むには性急すぎてはいけないと、胸は最初に
服越しに刺激したのだけれど。]
あつい?
[脱がせる役を任せて貰ったから、まずは髪飾りを外す。
季節とは真逆の結晶モチーフは、フィンランド語の
lumiから来ているのか。
単なる好みか偶然かはしらない。
それから、キラキラフリフリの装飾品を傷つけないように
黒いワンピースをそっと脱がせた。
ルミが安心できるように、自分もシャツを脱ぐ。
ルミに縋りつかれた部分が皺になっているのが愛しい。]
直接触ったら、「へんなかんじ」が
「きもちいい」ってわかるかも。
[腕を回してホックを外した。
本当は片手で外せるが、あまり手慣れた印象を与えたくない。
ショーツは少し迷ってまだ取り置いた。
ルミが気持ちよくなるまでは挿入をしないという誓いを
破る心算はなくとも絶対の自信がある訳ではないので。]
[そっと左胸を包み込む。
「ドキドキしてる」と鼓動を掌で味わって。
下方へずらして露わにした乳頭に親指をそっと這わせた。
色の異なる場所の輪郭をなぞって、
ふに、ふに、と何度か押して沈ませる。
小刻みに擦れば生理的な現象で堅くなってくるだろうが
それを自分の勲章のようにいちいち誇ったりはしない。
ただただルミの反応を見ている。
口元を覆うのを制するように時々唇を舐めながら。**]
[ 可愛い、はたくさん浴びてきた。
自分に似合うメイクも髪型も服装も知っているし、
生まれ持ったこの顔自体が可愛い類なのも分かっている。
SNSや店、或いは道でも言われてきたし
その度に笑って「ありがとう」と返せていたはずだ。
そう、誰に言われても今までずっと変わらなかった。
────今まで、なら。 ]
はぇ、
[ 気の抜けた声が零れて宙に溶けた。
小さい頃の彼をかわいいと言うだけのつもりが、
強烈なカウンターを喰らった気分だ。
かわいくないという謙遜などは頭にないけれども
妙にまごついてしまって上手くいかない。
──彼にそんな風に思って貰えるわけがないという、
無自覚の諦めがあったのかもしれず
重ねられた言葉に、瞬きを数度。 ]
…………ありがとう、お兄さん
あの、その、……うれしいよ。
[ 複雑そうな、微妙ともいえる反応ではなく
幼い頃のようにへにゃりと頬を緩めて笑った。
自分にとっての世界である彼が、
他でもない唯一がそう言ってくれるなら、
受け取りたくないわけがないのだ。 ]
[ 元カノの影を見るたび、嫉妬の炎がぱちりと弾ける。
何度同じことをあの人にしたの、とか
かわいいってわたし以外にも言ったんだよね──など
嫌な想像は枚挙に暇がない。
別れろと迫った女の顔を思い出して。
昏い思考に呑まれる前に、彼が想像を奪っていく。 ]
……一致してるのも嫌じゃない……?
解釈違い……でも、そうかも。
だって、わたしの知ってるお兄さんは
わたしのこと女として見なさそうだもん……。
[ 恋と聞けば鯉を連想しそうな少年だった気がする。
いや、さすがにそれは穿ちすぎかもしれないが、
色恋沙汰に興味など無さそうだったのは間違いない。 ]
……お兄さん、甘やかすの上手だね。
[ 一度許されると、なんでも許されるような気がしてしまう。
心配や不安を否定せず受け止めて貰えるたび、
相手の許容のラインを探りたくなる。
心の隙間を蜜で埋めようとする悪癖だ。
自覚しているから、堪えるためにそう言った。
何気なくしているかもしれないその受容は、
自分にとっては甘やかしなのだと示すために。 ]
[ あつい?、と問われて首を横に振った。
髪飾りを外してもらいながら、少しの間考えて
ゆるやかに口を開く。 ]
……この服、お気に入りなの。
だからよく着るんだけど。
[ きらきらで、ふわふわで。
幼い頃手に入れられなかった、お姫様のような服。
だから生地を傷ませたくないというわけではない。
物にはいずれ寿命が来てしまうのが摂理だ。
────あついわけではないのに、
恥ずかしさを覚えてでも脱がせてとねだったのは、 ]
…………服着たまま、しちゃったら
見たり、着る度に思い出しちゃいそうだなって
その……お兄さんのこと。
[ この服着てえっちなことしたんだ、などと
裾やレースが目に入る度に思い出すのは遠慮したい。
街中で平然としていられなくなってしまう。
髪飾りの結晶は、
白雪姫の制服が決まった時に買ったものだ。
自分の名前になにか意味があるなんて知らない。
──そんなものないと無意識に思い込んでいるから。
けれど、いずれ知っていくのだろうか。
この名前にもなにか、ひとつ意味はあるのだと。 ]
[ 自分の解釈と思い込みの世界で生きてきた女には、
知らないことの方が多くある。
────思えば。
考えをこうして誰かに話すこともあまりなく、
そんな経験にも乏しかった。 ]
……そう、かな……?
[ 服と同じ、黒いレースの下着のホックを外されると
心臓がいっそう音を立てて早鐘を打った。
彼の片手で外さない判断は英断だっただろう。
そんなことをされていれば、ほぼ間違いなく
女の幻影に牙を剥いてしまいそうだったから。 ]
[ 体全部に心臓の鼓動が届いていると錯覚するくらい、
跳ねて、動いて、全身で緊張を訴えている。
シャツを脱いだ彼の身体を直視できず、
まるで初めての女のように視線をうろつかせた。
──おかしい。
今までなら、こんな風に身体が固まるようなことも、
相手の肌すら何を思うこともなかったのに。 ]
────ひゃんっ、
[ 左胸に彼の掌が触れて、体温が融ける。
びく、と肩が跳ね、制御出来ない声を零して。
強く触れるわけではない優しい触れ方。
痛み以外を行為で感じたことは無かったのだから
これもきっと、くすぐったくて
少しぞわりとするような、妙な感覚で終わる、── ]
──…ッふぁ、ン、ん……っ、
ゃ、ぁ……っ?
[ ────終わるはず、で。
そっと薄桃の先端をなぞる指先の動きが、
ふに、と戯れのように沈ませられる感覚が。
今までの感覚とは違う痺れを奔らせてくる。
びくんと腰が僅かに跳ねた。
先端が次第に硬くなっているのは単なる刺激故ではなく、
確かに快感を拾っている結果だ。
唇を舐められる度、声を抑えるのにも失敗して
色の混じった喘ぎを零すしかなく。
すこしずつ、蕾が朝日を浴びて花開くように、
秘部は蜜を帯び始めた。* ]
[可愛いと口にすることに抵抗がなくなったのは
思春期を経て、女性と交際してからだ。
過去の交際相手に言ったことはないなんて
嘘は言わない。
数を数えることもない程自然に言えていたし、
愛を言葉にしながらその身体に溺れたこともある。
その事実を隠そうにもルミはもう知っているのなら、
「こい」で「鯉」しか連想しないような鈍感坊主が
第二次性徴を経てまっとうに性欲を獲得したことも
知っていたと思うのだが。]
ルミなら今の俺の中にも昔の俺を見つけて
くれんだろ?
あのガキの延長線上に俺がいるって。
[会話をしながらも手や唇は止めない。
下腹は触っていないが、肌を啄むだけでも
汗腺が開いて雌の匂いを放ち始めていることに
気づけば、思考を奪う心算が此方の思考が溶けそうだ。]
女の子だって思ったから、
中学になって制服着た時に今まで通りの頻度で
公園に行きにくくなったんだよ。
それまでアニメの話題しかしてなかった奴が
誰それの胸がデカくて体操服見ただけで勃起しただの
何組の奴が女子と喋ってた、つきあってるに決まってるだの、
「女子といる」ってだけで変に噂するようになって、
実際に俺もエロいこと考えるようになって、
……気まずかったよ。
友達に借りたエロ本の女よりルミのが可愛いなって
思った瞬間にイッたの、
会ったら知られるんじゃないかって。
[流石にここまでは知らなかった筈。
自室で起きた最初の秘め事は、誰にも言ったことがない。]
[そうして性を意識するようになっても尚、
恋を知らなかった少年は、先に大人びた女子に押されて
「彼女」をつくる。
彼女がいるなら他の女の子と会っちゃ駄目、なんて
一端の独占欲を見せられて、ますます公園から遠ざかった。
結果的に最初の交際は、縛られていることが
我慢出来なくてすぐに別れた。
そんな男が今、自分を好きで監禁しようとまでした
女性に「ずっと傷をつけろ」と言うのだから
人の心は不思議なものだ。]
ちゃんとルミを女の子として意識した瞬間はあったよ。
この状況が据え膳だから抱きたいとか
半年彼女がいなくて溜まってるからとかじゃなくて、
ルミを女として見てるからこうなってる。
[不安を消す為の言葉は尽くす。
もう何も言わずにフェードアウトして傷つけたくない。
その気持ちが「甘やかし」に繋がるなら]
諦めろ、これが俺だよ。
[期間限定でも特別サービスでもないと言っておこう。]
[黒いワンピースはお気に入りだと言う。
自分との出会いを演出する為に転んで、どこか生地を
傷めたらと思えば何故そんな時に、とも思うが。
自分との再会の為に一番可愛くしてくれたのだろうと
思えば愛しさも増す。
それを自ら脱ぎたくなったのは、暑くて汗をかきたくなかった
のかというと、そうではないらしい。]
脱がせた後に聞いたら残念に思うやつじゃんそれ。
何かの度に思い出せばいいよ。
このソファ座るときもそうだし、
……って今更だけど、ベッド行く?
立派なソファだから、ここでしても
壊れはしないと思うけど。
[あまりに可愛いことを言われて、喉が鳴った。
これが男相手に可愛さを武器にする生き方をしてきた彼女の
計算ずくの台詞であっても構わない。
自分といない時にも自分に抱かれた記憶が蘇るルミを
想像するだけで儲けた気分になるから。]
[裸になってソファで向き合う。
まだ昼間なので室内は明るく、ルミが緊張したように
皮膚を強張らせる様子もよく見えた。
欲望のまま乱暴にしないようにゆっくりと刺激を加える。
甘い言葉が上がる度に目を細めて。
それが少し続くようになれば次の段階。
左への刺激で連動したのか形がはっきりとしている
右の胸粒に舌先を触れさせた。
唇を塞ぐことができなくなるのは惜しいが、
何度か制したからちゃんと彼女は覚えてくれた筈。]
ルミ、かわいい。
[ちゅ、と音を立てて吸う。
痛みには通じないような、ほんの初心者向けの愛撫。
桃色がてらてらと唾液でコーティングされたら、
唇と指を入れ替えて刺激を施した。
されていることに慣れてしまわないように、
時折乳頭を扱く速度を速めてみたり、
両手で大きく胸全体を揉み解したり。
服越しに触れただけでも声をあげた尾骶骨と
脇腹の間に唇を旅させて軽く吸い付いたり。*]
[ 優しい嘘という言葉がある。
あれは言う側ではなく言われた側に許された例えだが、
今この場で「可愛いと口にしたことはない」などと
嘘を言われても、自分は優しさと捉えなかっただろう。
言った経験くらい推察できる。
インターネット越しに見て来たのだから。
なにも考えずにただ眺めていたなんてあるわけがない。 ]
ふふ、それはもちろん
──……ほんと、大きくなったね、お兄さんも
[ けれどネットとリアルは違うものだ。
いくら分かった気になっていても、
直に触れて初めて" 実感 "としてそれを得る。
過去の亡霊が大人になったような感覚が、
輪郭を伴い、温度を連れ立ってやってくる。 ]
[ 何でも知りたいと願って糸を巡らせても、
秘められてしまえば分からないもので。
長い睫毛を瞬かせ、呆けたような顔を浮かべた。 ]
──────……おにい、さん、って
そのときから、かわいいって
思ってくれてたの?
……わたしのこと、面倒になったとか
そういう理由じゃなかったんだ……。
[ よかった、と消え入るような声で呟いて、
彼の肌へ頬をすり寄せた。
例え知っても嫌いになんかならなかったのに、と
悔しいような気持ちにもなるけれど。 ]
[ 縛り付けられていることが我慢ならず別れた、
という事情までは知る由も無いが。
その過去があって尚「ずっと傷をつけていい」と
自分に許しをくれたのは、
他の誰よりも痛くて尊い特別だ。 ]
……ん、……うん。
…………うん。
うれしい、お兄さん、──だいすき。
[ 痛みも甘やかな毒にして、
ふたりしかいない世界で一緒にいられればいいのに。
出来ないならせめて、ここにいるときだけは、
自分のことしか見えなくしてしまいたい。
──……ぎゅう、と一度、彼をやわく抱き締めて。 ]
[ 運命の出会いには可愛いドレスが付き物だ。
再会を演出する道具にうってつけの気に入りの服。
鮮烈に記憶を彩って、
忘れがたい程の色を植え付けるための。
傷んでしまっても良かった。
わたしが可愛く在りたい理由は結局のところ、
貴方の目に入りたい一心だったから。 ]
えー……うーん……。
だってそれだと、お兄さんがいない時、
思い出すばっかりで寂しくなっちゃう……
……んん、いかない。
わたしばっかり思い出すなんてずるいもん。
お兄さんもこのソファ座る度に、
思い出してよ、わたしのこと。
[ 可愛さを武器に生きてきた自覚はあるし、
言葉や態度が男性にどう刺さるかも知っている。
が、これは計算でデコレートされた甘さではない。
そんなことが出来る余裕はとうに奪われた。
ベッドで熱を思い出すなんてのも良いけれど、
せっかくなら、彼の日常に潜む記憶でありたい。 ]
[ 部屋を暗くしたがるような初々しさは無いけれど、
慣れたような素振りを見せることもない。
ゆっくりと与えられる刺激へあまやかに鳴いて、
身体を跳ねさせ、内側に熱を燻らせた。
触れられずともぴんと立った右胸の先へ、
彼の舌先のぬくもりが触れれば ]
────……ッひぁ、あっ!?
[ やわらかな舌の感覚が妙に心地よくて、
なのにはっきりと分かるほどに舌があつい。
かわいく表情を作ることも出来ていないのに、
それでも彼には自分が可愛く映るのか。 ]
ンぅ、あ、──ッひぁ、ア、ん……ッ
や、それ、やだ……ぁ…っ
おなか、きゅうって、なる……っ
[ 刺激に慣れる前に別の愛撫が施されて、
すっかり力の抜けた手で彼にしがみついた。
胸を揉まれたことなんて幾度かあるのに、
あの時とはまるで感じ方が違うのだ。
尾骶骨と脇腹の間へ軽く吸い付かれただけで、
大きく震える体を抑えられない。
本当に嫌というわけでもないのに
それ以外に例える言葉を知らなかった。 ]
[ 言葉で「やだ」と紡ぎながら、
身体は決して彼から逃れようとはしていない。
しがみつくのと同時、
初めて味わう快楽を「もっと」と求めるように、
彼へねだっている。** ]