147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】
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[彼女は優しい。
顏を見たいだけ、だと言ってくれる。自分だって同じだ。とそれは自分だって同じだから、俺も。とナナミさんに告げた。彼女の顏が見たい。
同じですね。なんて笑い。
それから彼女の用意してくれたデザートを食べただろう。出されたアップルパイは、とても美味しそうでそこにバニラアイスものるのだから、豪華絢爛。
自分が子どもであれば目を輝かせ
ほっぺにクリームをつけただろう]
いいんっすか?
……こんな素敵なもの。
[ありがとうございます。と
彼女に改めてお礼を言い、紅茶を持った。柔らかな動きに慣れているんだなと目を細めて、心配にはもちろん。と答えただろう。料理をいただく予定だったから、元々歩きできたのだ。もっとも、料理以外もおいしくいただいたのだけど。
食べた其れは甘く、腹によく染みた。心のどこかで甘いものを欲していたみたいだ。
穏やかな時間。
和やかな談笑。
ずっと続けばいいと思うのに
わかれの時間は訪れて]
……そうっすね。
あ、…
[名残惜しい。
其れが彼女からも伝わってくる。自分の思いは伝わるだろうか。お土産のパイを手に、胸の間で拳を握り彼女に見送られ、去ろうとしたところで
お願いをされれば瞬き]
……はい。
今日はありがとうございました。
また、次を楽しみに待っていますから。
[おやすみなさい。と
彼女の唇にキスを落とし。それと同時に抱きしめて、良い夢を。と告げただろう。俺の事、夢に見てください。とそんな思いを込めて、名残おしくも離れ。
一目につかぬようにと
マンションを後にした。*]
[その日は一睡もできなかった。
というのは流石に若すぎたか。いただいたアップルパイは父に見つかって食べられる前に全部胃の中へ収め、それから、次の日にはいつも通り。
あの夜が嘘であった気さえもする。
そんな日常があった。
けれど、一日、一日と次の配達の日は近づいた。
連絡先も交換していない。けれど、配達日はくる。
好きと告げてくれた唇を思い出す
あの好きはどういう意味なのか
悶々として]
[それでその日。
いつもの仕事、仕事を装って
店を出ただろう*]
[ 懸命な懇願じみた演説が、弱い語気と共に途切れ
引き攣る口許と、静かな空間で鮮明過ぎる程目立つ呼吸の乱れ
それら一つ一つを、味わうように五感で眺めたその後に
地獄へ垂れ落ちる細い糸を一息で断切る如く、
再び口を開いた主はたった一言を彼へと向ける。 ]
もう、そんなものは要らないよ
[ 表面上で装われる、主への敬意と生への安堵も。
見透かされ捕われて尚紡ぐ愚かな嘯きも。
そして逸れた道を正しく直した彼が運び続ける魂すらも。
内に含む懇願を、唯一形として示せた添えられた手は
針に刺されたような鋭い痛みを感じることとなり、
彼の意識の外で反射として悪魔の手から離れてしまう。 ]
――……、
何故?
[ 冷たい声色の問い掛けと共に、書斎の空気も冷えていく。
彼が生活しやすいよう保たれた環境が変わる。
偽ることを教え、己が望むように振る舞わせてきた。
だけどそうするべき時がいつなのか、見分けられると思っていた。
最早望んでもいない生を求める三文芝居など、見たくもない。 ]
奴等に奪われたいと願っておいて、
オレに奪われることは何故恐れる?
[ 一番の失敗が表舞台に立ったことならば、
何より重大な罪は契約に違反したその思考。
今尚主を拒もうとする、裏切り。 ]
お前はあの村で死んでいた筈なのに
お前はあの時からオレのものだというのに
[ 猛禽の瞳が下僕と定めた人間を睨みつけた時、
不可視の手が首を絞め上げ、宙へと魔術師の身体が浮かぶ。
与えられるのは殺意ではなく苛虐。
逃れることを許さないが、窒息死も迎えられない。
農村の子供に礼儀作法を教える為にどれ程時間が必要でも、
彼の常識の外にあった術への呑み込みが遅くても、
決して体罰は行わなかった悪魔による、仔への初めての暴力。 ]
何百年生きたとして、人間は人間だ
いつか駄目になってしまうことなど、最初から分かっていたとも
[ 倒れた椅子もそのままに自らはより深く座り足を組み
自分の手でワインを注ぎ足し、藻掻く彼を見物しながら。
ふとため息をつき、そんな真実を明かそう。
誰かの為だけに生きることなど、悪魔ですら成し得ない。
悪意を生きる目的とすれば、待ち受けるのは狂気。 ]
ゾラ、お前の人生には何も無かったな
[ 悪魔が彼の生まれ持った名を呼んだのは、
五百と数十年の付き合いで初めてのことだった。
病原菌を振り撒く虫の如く、
魔術師にとって人間とは不幸に陥れる存在で、
止り木にはなり得ず、一過性の関係を築く相手。
例え愛したとしても先に終わっていく。 ]
誰もお前の生きる目的にはなれなかったな?
[ 迫害と復讐で歪んだ心が、
永らくその目を曇らせ自己の本質に気づかせなかったのなら。
どうしようもなく愚かなことに
彼は今もあの時、軽薄さと無知を晒した子供のまま。 ]
……死にたいのなら、
無様に泣きながらオレの足元に縋り付いて
どうか殺して下さいと、言えば良かっただろう?
[ そうしなかった彼にすら、優しく誘いを掛けてやったのに。
何も無い人生に、唯一あったものが己との契約なのに。
悪魔から幾多の智慧を得て、歴史の陰に生きる刻が始まれど
地を這う人の仔であることは変わらぬと定義したことが、
未だ捨てられぬ暁への渇望となってしまったのだろうか。
再びのため息と共に、見えない首枷は消失し
落下する身体は床へと倒れ伏すこととなるだろう。 ]*
[だいじなものをあげると言ってくれた彼女は
どれだけ地獄を味わわされても
意識を飛ばしてしまうことなく
僕を拒むこともまたしなかった。]
[出逢う度に好きを重ねた。
何度も別れを繰り返した。
誰より何より大切にしたいきみの。
苦しむ姿すら愛らしいと気付かされてしまった。
そうして自らを差し出してくれるきみ。
渇きを教え満たすこともまた教えてくれるきみへの
愛おしさは、留まるところを知らず膨れ上がるばかり。]
[花でも摘むみたいな容易さで
化生の爪は人間の尊厳を奪っていった。
だけど、全身の穴という穴から
凡ゆるものを垂れ流す流歌は
それでも世界で一番かわいかった。]
かわいい、……かわいいよ、流歌
きみは誰より素敵な女の子だ……っ
[心からそう思った。
綺麗だねと笑い合った水色チェックも
きみが上書いてくれた色には敵わないね。]
それに……ふふ、すごくおいしい、ね……っ?
[胃液と血の混じるキスを何度もした。
きみの体液も、
きみの感じてる痛みも、苦しみも、
僕のために耐えてくれるいじらしさも、
いのちすら捧げてくれる途方の無い愛も
何もかもが美味で、もう他なんて食べられない。
流歌なしじゃこの先生きていけないね。
]
[一滴たりとも零したくないから
そこに噛み付いたあとは
何も話せなくなってしまったけれど
鼻の付け根まで肋骨の隙間に埋めたまま
ずっとずっと、見つめていたよ。
聞き取りづらくても
きみが口にするのは僕の名と愛の囁きだけ。
嫌味な名前だけど、きみが呼んでくれると悪くない。
きみは僕だけの光でいて。]
[ あんなに壊してもらったことなんて、ない。
パパやママにだってあんなに愛されたことない。
だらしなく開いた肋骨の間を
愛おしそうに鼻まで埋めてくれるひとを。
ぱくぱくと喘ぐだけになりはじめた
苦痛の音色まで
なにひとつ逃してくれなかった、
大きな苦しくて痛くて痛くて痛い愛を、
怖いくらいに、もう失いたくないって思ったの。 ]
[ こじ開けて、たくさんキスして
一雫すらも溢さないように奪ってくれた
あのときみたいに。 ]
こっちの準備も完璧よね。
[寝室を改めてチェックしてして、期待している自分にほんのりと頬を染める。
新しいシーツと、新しいルームフレグランス。
あれから、唐突な変化にならないように、写真立てとか飾りとかを少しずつ入れ替えている。
夫との思い出を消して、新しい門出に向けた、自分なりのけじめでもあったが、きっとそのことを、夫は最後の最後まで気づかないだろう]
でも、ここも使わないかもしれないんだけれどなぁ……。
[ふふ、といたずらっぽい笑みを浮かべながら、仕事をして待とうと寝室から離れた*]
[それが現代ではできぬと明白で
彼女の不利益になることをこれ以上できないと思うのだ。けど、最初にとても不利益な事をしているのだ。バイクに乗って、必要なものを用意して、彼女の家に向かう足取りは緊張していた。
あの言葉の意味を知りたい
知れば、きっと自分は]
……こんにちは。
[ピンポーンと押したのはインターホン。
配達です。といつも通りを装い、扉の前にたつ。服装を変えることも考えたけど、結局そのままいつもの服を着ているのは、誰かに見られてもいいように。
だって、これは配達だ。
いつもの。定期配達。]
注文の品、お届けに……。
[だから、変わらない顏で表情で
彼女を待つ。
現れた彼女がふんわりとした雰囲気を纏い
それでいて、セクシーな服装をしているのを見れば、目を開き。口元を一度抑えて、好きですという言葉を飲み込んだ。だって、まだ玄関先だ*]
……きた!
[インターホンが鳴れば、やりかけの仕事なんて放りだして、玄関に急ぐ。
ぱたぱたとスリッパを引きずるようにして、ドアを急いで開ければいつもと変わらない彼がいる。
その、何気なさに、気合いを入れているのは自分だけで、自分ばかりが好きなのかも、と一瞬気遅れしてしまったのだけれど。
でも、離婚に向けてのカウントダウンは始まってしまったし。
彼がたとえ、自分のことに興味がなくなって関係が消滅してしまったとしても、自分はもう夫と一緒に暮らせないと思った]
いらっしゃい。
[こちらも、いつものような笑顔を見せて。
入って、と中に頼んでいたものを運びこんでもらおうと、ドアを大きく開けた。
さりげなく周囲を見渡すが、誰も近くにはいない。
平日昼間だとはいえ、スーパーが閑散とするような時間帯は、人だって外に出てこないし、もしかしたら二川屋の配達を心待ちにして家で待機している人だっているかもしれない]
……会いたかったわ。
この後、配達して回るんでしょう?
今日はうちでご飯食べていける?
[ドアを閉めるなり、彼にぎゅう、と抱き着いて。
薄手の服だから、彼の胸板で自分の胸が押しつぶされる。
まだ仕事が終わっていないのなら、ここであんまり時間を奪わせるわけにはいかない。少し融通を聞かせるというようなことを言ってはいたけれど。
それなら、短い時間でインパクトを残して。
彼が自分のところに戻ってくるような仕掛けを“今”しておくしかない。
彼を抱きしめながら、すっと彼の下半身に手を伸ばす]
前、言ってたこと……してあげようか。
[彼の背を玄関のドアに持たれかけるようにさせて、彼の前に跪く。
そして、彼のズボンのジッパーをじじじ、と下していこうか。
彼が抵抗したらもちろんやめるつもりなのだけれど。
あれから、いっぱい勉強したのだ。
主にネットで。
ソープランドでのお約束というサイトで即尺なるものを知った。
お客様が来たらシャワーも浴びずにそのままお口で奉仕してあげるというもの。
コンドーム越しというのもあるらしいけれど、そんなつもりはまるでない。着けてる時間も惜しいし、生で彼を味わいたいというのもあって]
口でしていい?
もし、続きしたかったら、仕事が全部終わってからうちに寄ってね?
[跪いた状態で彼を見上げて。
続きというのはもちろん、こっち、と、スカートをたくしあげて、中の部分をちらり、と彼に見せた。
今日は勝負下着。あまり派手なのはどうかと思うけれど、とラベンダー色のレースのものを身に着けている。
彼の許可を待ちきれなくて、自分がしゃぶりたいと願うその箇所を優しく服越しに撫でていた*]
[いらっしゃい。と迎え
会いたかったと彼女が言ってくれる。それだけで嬉しかった。その上、お家に案内して抱きしめてくれるのだ。こんなに嬉しいことはない。思わず、その身を抱きしめ返し、彼女の頭部に顏を寄せてしまう。触れれば、背が開いていることにも気づき、こんな恰好で外に出てもし暴漢にでもあったらと身を案じ。
彼女に今日の事を話そうとして]
…俺も会いたかったっすよ。
この後・・、って
え
[下半身に彼女の手が伸びる。
何をと思う前に、前、言っていたこと。と彼女が言う。前……忘れる訳のない約束が蘇る。此方の前にひざまずく彼女を見れば、その思い出を鮮烈に浮かべ。ズボンのジッパーを下ろす姿に息を飲んだ。]
…ナナミさん?
っ 、待って
[下着が彼女の眼下に晒される。
何時もの通りの服装で来たけど、中身の方はそりゃもう勝負下着というか新品を下ろしてきたわけで、其れを見られるのが恥ずかしいやら、大胆な彼女の行動に翻弄されるやらで思わず、静止の言葉を投げたけど。
その上で、見上げる彼女がもの欲し気に
スカートの中を見せるのだから]
…ん…ナナミさん
…俺のこれが欲しいんでしょう?
[ごくりと唾を飲み。
それから、彼女の頭を撫で、布越しに筒を撫でる彼女の頭を此方の躰に寄せた。そうすればちょうど、熱源の部分に頬が触れるだろうか。彼女の吐息がかかるだけで熱が上がるのを感じる。少しずつ育っていく感覚を味わい。そのまま優しく
整えられたゆるくふわりとする髪に触れ]
折角の可愛い下着、汚れちゃいそう。
[なんて、悪い事を言って]
…寂しかったっすか?
俺は寂しくて、ずっと抱きしめたかった。
[貴女が欲しいのは肉体だとしても
悪い男になると決めたのだから、薄く唇で笑みを作り。それから、これに会えなくて寂しかった。なんて聞くのだ。これとは己の下肢のことだが。]
……酷い事言いました。
俺も、してほしかったっす。
貴女にしてほしい。
[甘美な貴女に落ちたい。と
抱きしめられないかわり、沢山撫でて官能の息を吐いた*]
[困惑したような彼の拒絶に、ダメかと思った。
しかし彼は喉を鳴らし、頬に屹立が触れるような体勢を取らせる]
汚したいのは、私の下着だけ……?
[どこを汚してくれてもいいのに。ううん、あらゆる場所を彼に汚されたいのに。
彼の指先がこの新品の服を引き裂いたり、玄関で強引に犯されたとしても、自分は許すどころか悦んで迎えいれるかもしれない]
そうね、会えなくて寂しかったわね。
[この子にも、泰尚くんにも、と囁く。
下着とズボンをまとめてを上から引きずり下ろし。
固く形を変え始めたその部分をうっとりと見つめる。
彼の長い指が自分の頭を撫でてくれる。
ようやく彼がしてほしい、と許可を出してくれたから、待ちかねた犬のようにその箇所を口に入れた。
つややかなグロスで彩った唇が、グロテスクな色をすら放つ男根を飲み込んでいく。
目を伏せれば長いまつ毛が頬に影を落として。
必死に舌を動かして、彼の丸く大きな先端部分を舐めまわした。
大きすぎる彼の息子は、口に含みきれず、先端部分を咥えるので精一杯だ。
唾液をローション代わりにして、両手で支えるようにして持ちながら、必死になってできるだけ頬ばった。
こんなこと、夫にだってしたことがない。
こんなことをしたら、さっさと自分だけイってしまっておしまいになってしまうだろうから。
ぎゅっと彼のモノを握った両手をひっきりなしに動かして、誘われるように喉をこくっと鳴らして、落ちた唾液を飲み込んだ。
そうすれば彼を咥えていた喉奥が閉まり、それが心地よかったのか、口の中で彼のソレがぐん、と張った]