人狼物語 三日月国


159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】

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【人】 友達 ネコジマ

【図書室】 >>47>>48 ユメカワ

こういうの見に来たんじゃねぇんすか、とか。
猫島もがんばるのは嫌です、とか。
一々文句のような言葉が返るが、彼に慣れた人間であれば、
テンポよく言葉を返している時の彼がゴキゲンなことを知っている。

元々そんなにべたべたする気質じゃないはずなのに、
こうしてサービスをしてくれる程度には、変わらない距離を喜んでいるのだ。


「……? 読んじゃいけねぇのに置いてるんです? 変なの」

赤字の禁だけで考えての発言。どうやら“持ち出し禁止”の
カッコいい言い方にピンとこなかったらしい。
猫島は本とはあまり仲が良くない。
(51) 2022/07/03(Sun) 9:08:23
ネコジマは、開いてちょうだいとでも言うように、「ん」と呟いた。
(a23) 2022/07/03(Sun) 9:08:30

【人】 陽葉 シロマ

>>【職員室】 >>46 >>49

「時には正面突破も必要だよね〜、うんうん」

期待通りの正攻法を満足そうに見届けた後、二人で覗けるように引き出しを全開にする。
奥の方に錆の付いた鍵束が見えた。
それを手に取れば、写真を一枚撮る。

「戦果ひとつめ、っと。
 さて、戻ろうか?大将の部屋に突入だ」

画像を送信しつつ、貴方に笑いかける。
気分は探検隊だ。
(52) 2022/07/03(Sun) 9:47:51

【人】 友達 ネコジマ

【図書室】 >>51>>a23 ユメカワ

「うわ」

開かれた本には、文字がびっしりと敷き詰められていた。
ミミズ文字とまでは言わないが、かなり読みづらい。

「何…? 呪い…心臓…?」

開いたページにあったのは、相手の心を射止める方法だとか、
離れた心を取り戻す方法だとか、
項目だけ見ると恋のおまじないのようなものだった。

しかし手法がどうにも黒魔術めいており、
今この場でもやれないことはないが、
普通はやらないようなものばかりだ。
表紙の白さとはかけ離れた内容に思えるだろう。

前書きの部分まで戻れば、
『この本に書かれた御呪いは、
 効果は確実にあるけど、悪魔との契約に等しいものだから、
 使った後に幸福な未来なんてものは訪れないよ。
 それでも望みを叶えたいのなら頼りなさい』
…といった内容のことが、仰々しい文体で書かれている。


「…雪ニイ、書いてること分かります?」

猫島はあまり読めていなさそうだ。
(53) 2022/07/03(Sun) 10:08:13

【人】 長女 カナイ

「あぇぇ…… ど、どこいっとん…?」

自転車を停めるのにもたつき、廃墟の暗がりに臆して足を止め。
とぼとぼ歩く姿はすっかりしっかり迷子のそれ。

ブルブル震える通知を見ればいいなんてことにも気がつかないで、うろうろしている。
(54) 2022/07/03(Sun) 10:12:25

【人】 長女 カナイ

>>50 ウラミチ
てく、てく、とぼ……。どんっ。

きゅ!?


廊下でなにかにぶつかって転けた。
ぬくい。デカい。これは裏道くんです。
前方不注意にもほどがある。

「ぁえぁぁぁ……」

しゃがみこんでる背中にのしかかるような体勢となった。
起きあがろうともたついている。
(55) 2022/07/03(Sun) 10:15:57
「……ふふ。
 こんな良い子を除け者になんて、する筈無いじゃないか」

さみしがりの貴方に近付いて。
自分よりも低い位置にある頭へ手を伸ばす。

「ああ、これからも皆で一緒にいよう。
 先生のこと──手伝ってくれるかい?深雪。」

これまでにもこの校舎を訪れた者はいた。
しかし殆ど大学生の年頃であったりして、白間にとって彼らは生徒というより『大人』だった。

自らも少女と呼べる年齢であるが、長い月日をこの校舎で過ごした故に。
自身を『大人』と考えている。
彼女の刻は、あの夏で止まっているというのに。

【人】 チャラ男 ウラミチ

>>55 カナイ

「うわあああああああ!!!!!」


スマホに集中していたため突然体に受ける衝撃に絶叫した。
唯一の光源だったスマホを落とし、真っ暗になった。
(56) 2022/07/03(Sun) 10:55:29

【人】 元弓道 マユミ

>>【職員室】 >>52

「鍵ひとつ見つかれば御の字と思っていましたが、これはなかなか。やりましたね」

満足げにふふんと鼻を鳴らした。

「はい!それじゃあ本丸に乗り込みましょう!
 ああ、それと鍵束は梢が持っていてくださいね。しっかり者さんはしっかり者ですから、それ故本当は必要以上に頼って負担をかけたくないものですが。でも拙が持つと落としてしまいそうなので」

少女の表情はなかなか変化しにくいが、普段よりちょっと目が柔らかく細められている。
着実に探索が出来ていることに気分が良くなっているのか、鼻歌でも歌いそうなほど軽やかな足取りで先に進むのだった。

目指すは本丸、校長室。
(57) 2022/07/03(Sun) 11:08:22

【人】 長女 カナイ

>>56 ウラミチ
カナイも当然マグライトを取り落としている。
暗闇の中、訳も分からずにしがみついて。

「アアアアアアアア」


響く絶叫に呼応した。だれかたすけてぇ…
(58) 2022/07/03(Sun) 11:11:01

【人】 元弓道 マユミ

……校長室に向かう道すがら遠くから聞こえる声にはっと目を見開く。

「あの声、裏道と鹿乃ですか?」

すぅ、と。分かりやすく息を吸ったから、同じように探索する少女が両耳を塞ぐ猶予は一応あったかもしれない。

「うーらーみーちー!
 かーなーいー!

 何かありましたかあああ!」


かあああ……

かああぁ……


かあぁ…………(エコー)
(59) 2022/07/03(Sun) 11:13:36
友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a24) 2022/07/03(Sun) 11:14:29

ネコジマは、声の連鎖を聞いた。何してんすかねあの人ら…。
(a25) 2022/07/03(Sun) 11:20:05

【人】 チャラ男 ウラミチ

>>58 59 カナイ マユミ

「ぎゃああああああああああああああああああああ!!!!!!」


呼応する女の叫び声としがみ付かれる感触。
追加で自分を呼ぶ廊下に響き渡る声に更なる絶叫をし、その場に倒れた。

死んだ。メンタルが。
(60) 2022/07/03(Sun) 11:20:46

【人】 不知 ミナイ

「わぁあ」

猫と床に転がって写真を撮っている薬袋の耳に叫び声が入る。
これは助けを求めているのか、はたまた驚かしがあって遊びあってるのかな。

「この声は裏道君と鹿乃君? おーい、穴に落ちたのかい。
 ここがセーブポイ

『 「うーらーみーちー!
 かーなーいー!

 何かありましたかあああ!」

「ぎゃああああああああああああああああああああ!!!!!!」』



 あ、猫君。おいていかないでおくれ。
 ……留守番はボクだけになってしまった」

廊下から顔を出して辺りを見渡して。
懐中電灯をペンライトのように振って誘導灯ごっこをした。
(61) 2022/07/03(Sun) 11:23:11

【人】 陽葉 シロマ

>>【職員室】 >>57 >>59

普段よりもほんの少し柔らかい表情に、こちらも微笑ましそうな気持ちになる。

「構わないよ。マユちゃんはもう手荷物たくさんあるし、私が持っておこう。
 いざという時は守って貰おうかな……ん?」

連続して鳴る通知音に、スマートフォンを取り出して。
次々にアップされる顔に見える染みや落書き、転けやすそうな穴を眺めていた。
……ので、息を吸ったことに気付いたのは、耳を劈くような大声が聞こえた後であった。

キーン……

キーン……


キーン……


「……まずは向こうの様子見に行こうか?
 校長室はその後にしよう」

相変わらず耳がキーンしているが、何でも無い風に装った。
声の聞こえた方を指し示す。
(62) 2022/07/03(Sun) 11:29:53

【人】 元弓道 マユミ

>>【職員室】 >>62

「……ふむ。適当な何かにびっくりしているだけと言う線もありますが、万が一ということもあります。
 そうですね、一旦戻りましょうか。鹿乃がどんな状況なのかは分かりませんが、裏道のほうは連絡を見るに一人で怖がっているみたいですから。せめて明日香のいる場所まで送り届けてあげましょう」

何でもない様子なので、大声にもきちんと反応できたのだろうと少女は思うことにした。流石しっかりものだなと白間に対してMP(マユミポインツ)が加算された。

「大丈夫、何かあったら拙がしっかり守りますとも。鍵だっていざとなったら壊せますからね。よし、それじゃあ帰還です!」

土間箒を握りなおし、そうして職員室を後にするのだった。
(63) 2022/07/03(Sun) 11:49:26

【人】 陽葉 シロマ

>>63 >>60 >>58
>>【廊下】

「さあさあ、王子の登場さ。
 もう何も恐ろしいことはないよ。……なんちゃって」

武器を持った勇者を引き連れて、王子(自称)がやって来た。
永瀬から懐中電灯を借りて周囲を照らす。

「……何やってるんだい?」

倒れる青年にしがみつく少女、という光景がそこにある。
双方ビビリなので大方予想はつくが……
(64) 2022/07/03(Sun) 12:08:43

【人】 チャラ男 ウラミチ

>>64 【廊下】

懐中電灯に照らされた廊下には天井を向いて倒れているチャラ男とそれにしがみつく少女。
一瞬チャラ男がおいたをしているように見えるかもしれないが、その倒れざまはあまりにも無様だ。
(65) 2022/07/03(Sun) 12:17:00
友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a26) 2022/07/03(Sun) 12:20:58

【人】 チャラ男 ウラミチ

>>64 【廊下】
「ハッ!!」

あまりの恐怖に一瞬気を失っていたが顔に光が当たると意識を取り戻した。

「あ?!カナイ?!お前いつの間に……あれシロマ?」

最初混乱していたが漸く状況が把握できてきて

「お、おっせーー!!よ!!!待ちくたびれて寝ちまっただろ?!!?!?」


寝ていたことにした。
(66) 2022/07/03(Sun) 12:21:00

【人】 長女 カナイ

>>64 >>65 >>66 【廊下】
「ぁう…」


これは縮こまってチャラ男にくっついていた生き物。
(一緒に倒れ、ごちんと頭を打って暫く悶絶していた。)

「んぁ、こずちゃん…… 
ぁえ。うらみち…?


顔を上げて、ぶつかったものがなにだかをようやく認めて。
「うらみちだぁ」と間抜けに呟いて、もたもたのそのそ起き上がると。
ぺたんと座り込んでその顔を覗き込む。

「す、すまね……ねーちゃん、また転んじょった」
「けが してね?」
(67) 2022/07/03(Sun) 12:42:28

【人】 チャラ男 ウラミチ

>>【廊下】

「っとに……お前は相変わらずだな…お前の方が怪我してんじゃねーの?どうせ」

あきれ果てた物言いをしながらプイと顔を背けた。
幼馴染とはいえ女の子にくっつかれるのは落ち着かない。お年頃なので。

「俺はこんなことで怪我するほどやわな男じゃねぇ」

後頭部に巨大なたんこぶをこさえているのは秘密だ。
(68) 2022/07/03(Sun) 12:48:35

【人】 陽葉 シロマ

>>【廊下】

「いざとなったら私が裏道を背負って戻ろうかと思ってたけど、その必要は無さそうだね」

体格的に、本当に必要となればこの少女はするだろう。
運動部であることも含めて、力はある方だ。

「カナ姉、暗いの苦手なら明日香の所でのんびりしてるかい?
 ほら、奥の方。多分あの明かり、明日香だよ」

誘導灯のように揺れる懐中電灯の明かりを指し示す。

「裏道、カナ姉を教室まで送ってくれるかな」

あえて『ついていくか』ではなく、『送り届けてほしい』という言葉を選ぶ。
(69) 2022/07/03(Sun) 13:01:32

【人】 不知 ミナイ

>>【廊下】

誘導灯薬袋。ゆらゆら。

猫君も廃墟の学校で何処かに閉じ込められてはいけない、と。
早めに見つけたそうに見渡していた。

「みんな、ここがセーブポイントだ。
 叫びは届いている、ようこそ何か居そうな教室へ。
 〜†キミは9人目のお客様†〜」
(70) 2022/07/03(Sun) 13:08:36

【人】 長女 カナイ

>>【廊下】

「あぇぅ…」

呆れられてしまったとしょもしょも。
女だとか男だとかの意識が薄い。17にもなって。

きっぱり言い切る裏道の秘密……
大きなたんこぶに気がつかず、単純にほっとして。
ゆら、ゆら、揺れる明かりをぽけっと見る。

「ねーちゃん、あそこにいよ かな」

よろよろ立ち上がると、思いきり擦りむいている脚が露出した。
こんなとこに短パンで来るから。
(71) 2022/07/03(Sun) 13:24:44

【人】 チャラ男 ウラミチ

>> 【廊下】

「お前に背負われてたまるかっ!」

女のくせに自分よりイケメン風なのが気にくわない。
勢いよく立ち上がってズボンを払った。

「カナイはビビリすぎなんだよな〜〜〜!
 しかたねーな!俺が連れてってやるよ」

内心一番ほっとしているのはこの男である。
こんな場所に独りでいるのは耐えられない。

「つか、お前は行かねーのかよ」

シロマをチラリとみる。
女のくせにこういうの平気なのかよ、と内心毒づいていた。
(72) 2022/07/03(Sun) 14:19:07

【人】 陽葉 シロマ

>>【廊下】

親戚の少女の擦り傷を見て、口を開きかけたものの。
あの教室にいるのが、手当の上手い薬袋であることを思い出した。

「私はまだ探索の途中だしね。
 
それにほら、一人にすると無茶しそうだし……


名前を出さずに、すぐ傍にいる永瀬を一瞬視線で示す。
自身をブレーキ役と自覚しているのだ。
ついさっき正攻法を使ったばかりだが


「ま、こちらも手ぶらでは戻れないのさ。
 何せ勝負だからね」

そう告げる少女の片手には、錆びた鍵束。
これで色々な場所を開けようという算段だ。
(73) 2022/07/03(Sun) 14:29:59

【人】 長女 カナイ

>>【廊下】
連れてってもらえるらしい。よかったぁ。
裏道の服の背中を、ぎゅ!と掴んだ。これで逸れないぞ。

「き、気ぃつけえ よ…?」

錆色の鍵束を見、おずおずと一つ歳下の親戚を見上げて。
老朽化の進んだ建物だから、と。
そういう旨のことをごにょごにょつけ加える。

そうして、探検へ旅立つ彼女たちとは別れ……
ビビりたちはセーブポイントへ向かうことになりそうだ。
(74) 2022/07/03(Sun) 14:56:23

【人】 チャラ男 ウラミチ

>>【廊下】

「はー。あっそ」

(何が勝負だ。余裕ぶりやがって……)

気にくわない感丸出しで舌打ちをした。

「あ〜〜……」

しかし続く理由には納得がいったのか、真顔でマユミを見た。

「ま、いいや。じゃあ俺らは向こうにいってからぁ〜
 ビビったら漏らす前に帰って来いよ」
(75) 2022/07/03(Sun) 14:57:43

【人】 チャラ男 ウラミチ

>>【廊下】

女子に背中を掴まれて落ち着かなさげに視線を彷徨わせるも
全く気にしてませんよと言いたげに大股で歩き出した。

「オラ!いくぞ!!
 シロマ様は探偵ごっこでいそがしいんだとよ!」
(76) 2022/07/03(Sun) 15:00:21

【人】 かれがれ ユメカワ

【図書室】 >>51 >>a23 >>53 ネコジマ

きっと昔から君を構う事は多かった。
返って来るのが素直じゃない、少々はぐらかすような言葉でも。
一つ言葉を掛ければ、大抵は律儀に一つ言葉が返って来る。
そんなどうにも素直じゃない接し方がなんだかいじらしくて。

そういう時は大抵、悪しからず思ってくれているという事も。
気分が沈んでいる、或いは思う所がある時は、寧ろ。
言葉に詰まる、言い淀む質だとも、きっと知っている。
たとえばそう、先ほどのように。


「稔も頑張るの嫌?あは、じゃあおそろいだ
 …読んじゃいけない、っていうか。
 持ち出し禁止の方かな、ニュアンス的には」

廃校探索なんて雰囲気に合わない、軽い言葉を返しつつ。
やや古びた表紙に、頁に指をかける。
この学校が健在だった年代を思えば、劣化の程度は軽すぎる。


夢川と活字の関係性も残念ながら良好とは言い難い。
更に言えば余程の読書家でもない限り、
基本的には禁帯出、なんてそう目にする事も無いだろう。
つまりは結局これも字面のニュアンスからの推測だ。

とはいえこの後目にする内容を思えば、
読んではいけないというのも強ち間違いでもないような。
(77) 2022/07/03(Sun) 15:11:28

【人】 陽葉 シロマ

>>【廊下】

少女の視線に気付き、「わかった」と一言頷いた。
自分の体格もある。床の抜ける音がしたら、自分か山中の確率が高いだろう。
猫島は……猫分の重みも含めたら確率は高いかも。

舌打ちされようと気にも留めず、笑顔のまま。
本気で嫌われているとも思っていない。そんなことは青年の言葉や態度でわかる。

「はーい。ちゃんとどこにいるかは伝えつつ行くつもりだからさ。
 時々見ておいて」

スマートフォンを軽く示し、セーブポイントへ向かう貴方達を見送った。
(78) 2022/07/03(Sun) 15:12:27

【人】 かれがれ ユメカワ

【図書室】 >>51 >>a23 >>53 ネコジマ

「わあ」

開いた先にあるのは、そんなみっちり詰まった文字の群れ。
活字アレルギーの人間が見れば卒倒すること請け合いだ。
幸いな事に卒倒する程ではないから読む努力はできるけど、

「……んー…
 おまじないっぽいね、結構やばそうな方の。
 稔は絶対縁が切れるって評判の縁切り神社の話知ってる?
 こういう縁をどうこうするようなのって、
 結構洒落にならないのも多いらしいんだよ」

「これも興味本位でやったら痛い目見るやつかもね」

ざっくり目を通して、断片的な内容を拾った辺りでギブアップ。
疲れた目をしぱしぱしつつ頭を後ろに傾けややリクライニング。
立ち読み中にしては頑張ったと自分を褒めたいね。

「ね、せっかくだし皆の所に持って行っちゃおうか。
 持ち出し禁止って言ったって、
 どうせもう怒る人なんて居ないんだしさ」

手に持った本をぱたんと閉じて、本棚には戻さない。
誰も興味本位で試しはしないだろうと高を括っている。
生白い表紙はざらざらとしていて、ともすれば何かの皮のよう。
(79) 2022/07/03(Sun) 15:12:38