人狼物語 三日月国


65 【ペアRP】記憶の鍵はどこ?【R18】

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視点:


[
それで好きじゃないわけがないってわかっちゃうんだ。


 名無しは籍も責もなし。
 補充は他より難しいけれど隠蔽を考えなくていいから、死ななきゃ何をしてもいい。
 名有りは籍あり責もある。
 補充は楽だが、探される可能性がある以上、死体になった場合の状態を考えて扱え。

おれはなにをしてもいいヤツだったから、誰かのベッドに潜り込むなんて今でも考えられないし、しちろでさえ番うまで共寝することがなかったんだ。しちろとは普通に眠る余裕なんてなかったけど。
エンだって、お嫁さんって知らなかったら潜り込むなんてできないよ。
今だから、あっちのハチヤはズルいって思っちゃうけどさ]

[エンからこぼれたあちらのハチヤを拾い集めてたら、エンの顔から湯気が出た。
何を思い出してるのかなんて一発でわかるよね、わかっちゃうんだけどね。
エンは本当にかわいいなって思うけど、ちょっと居たたまれない気持ちにもなる。

……据え膳口にしときゃよかったなんて、思っちゃうのも仕方ない]


 なんで、好きじゃないなんて……なるんだろ。


[赤い顔を誤魔化すように部屋を飛び出したエンの背に聞こえるか聞こえないかくらいの呟きをこぼして。
それからおれはエンを追いかけたんだ。あ、そっちの道は遠回りだよ**]

アマミは、メモを貼った。
(a3) 2021/04/08(Thu) 13:36:53




  中学生というのは、多感期であり。
  そうやって冷やかすことも多々ある。
  そう、1番ではないけれど
  死ぬほど厄介で、しょうがないとき。

  だからこそ、彼女は傷ついた。
  胸が苦しくて、おかしくなりそうだったけど
  彼女の方を向いてギュッと抱きしめた。

                      ]


   もし、そのときに沢山傷ついていたとしても、
   今は、俺がいる。
   過去のことをこうやって聞い、て……




  彼は当然彼女を抱きしめてそのまま
  部屋の奥へと戻っていった。
  そして小さく、見つけた、と呟いたような。

                      ]*



[
 大丈夫って言って誰にも言ってなかった。
 言ったって変わらないと思ってた。

 こんな話面白いわけがなくて
 嫌な気持ちにさせるって思った、のに。
 心がいたくなる話なんて、好き好んで聞きたいわけないのに。
 それなのにこの人は、どこまでも……

 
やさしくて。

                    ]

    私、ずっと私が悪いって
    私の所為だから仕方ないって……

[
 本当は違った。
 貴方は悪くないって言葉をどこかで欲しがってた。
 でもその言葉はどうせもらえないと諦めてた。

 貴方の腕の中はこんなにもあたたかくて。
 ……そんなこと言われたら、されたら。
 私は――――……。
                       ]

    
なにを…?


[
 小さくつぶやく声に、掠れた声で返した。
                    ]*



   …………これは、俺が美鶴さんにあげた
   1番最初のプレゼント。
   美鶴さんは、何も悪くないんだから……
   それでも思うものがあるなら、
   これからは俺と一緒に
   辛いことも苦しいことも乗り越えて行こう?




  彼の手は何かを掴んで、
  彼女の目の前で見せてあげる。
  なんで雑多なところにあるのかと
  ヒヤリとしたけれどとても大切なネックレス。
  つけてもいい?と見せた後に
  首を傾げて聞いてみたと思う。

                    ]*



    
    プレゼント……最初……

[
 大事な人から貰った初めてのプレゼント。
 ……“私”なら絶対大事にする。
 確信があった。
 だから、もしかしてと思うことがあって。
                    ]

    貴方は……こんな私でも
    傍にいてくれるんですか……?

    ……そのネックレス、少し見せてください。

[
 付けてもらってもよかったけれど
 手に取ってみたくなった。
 かしてほしいと頼めば
 差し出した手に載せてもらえただろうか。
                     ]*



   こんな、とか言わんといてや。
   ……貴方だから、好きやねん。

   勿論、どうぞ。
   105に住んでた茜さんと一緒に
   これを選んだんですよ。



  見せてほしい、と言われると
  彼は彼女の手にネックレスを置いた。

  そんなに冷たくはなかったと思うけど、
  少しくらいひんやりとした感触が
  彼女に伝わっただろうか。

  それをみた彼女の反応は、
  どんなものだっただろう。
  良ければ、嬉しいのだけれど。

                   ]*




    ……っ、私…。

[
 ずるいな、この人は。
 
 私の心をすっかりとらえてしまうんだから。


 見せて、といったら手にネックレスが。
 ……ひんやりとするどころか、
 
 何故だろう、温かく感じる。

 これ、もしかして……。
                   ]

[
 ネックレスにただただ見入っていた。
 私でも付けられそうなシンプルなもので、
 私の好みに合わせてくれたと分かるもの。
 
 そのネックレスを片手に載せて
 もう片方の手で包むようにして
 
 
ネックレスを握った。

 
 ――――。

 かけていた記憶が、戻ってくる。
                    ]