[ 混乱が加速する中、友である『月』が
殺害されたと耳に入りました。
恐らく、この時が最後の分岐点でした。
友を失った『教皇』は、引き返せない道へと進みました。
何もかも既に破綻していました。
外面では通常通りに見せかけていましたが
それすら面倒になってきたのです。
全てが馬鹿らしく思えて仕方がなかったのです。
]
「ここまで来れば、全てを終わらせる方が
早いでしょう。」
[ 一秒でも早く、事態を収束させるため。
声を届けるより、制裁を下す方が早い。
苦しむ時を減らすことも、また温情ですから。]
[ 既に建前すらなっていない
混沌への火種を撒き散らします。
争いを加速させ、“均す”為の下準備を。]