人狼物語 三日月国


147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】

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【人】 転生者 アウローラ

[ 記憶の中では……確か。 ]
 
 
 
「―――全部! 全部!!

 貴女も貴方たちもわたくしも 
 全て、消えてなくなればいいのよ……!!」

 「―――…嗚呼、主よ!!
 どうか、わたくしの望みを叶えてくださいまし!!」

 
 
[ 彼が姿を現したのは、物語の最終盤で、
 世界に絶望したマティルダが彼の降臨を望んだから。

 ゲームの中では、マティルダがラスボスである彼に
 唆されたような描写だったけれど。
 実際は、どうだったのだろう?

 流石にこればかりは、
 今、この世界で確かめようもないのだけれど。
 少なくとも、目の前の彼から悪意は感じなくて。
(喜々として破滅を語るようなところはあるけど)>>0:190

 交渉の余地がないようには思えない。 ]*
(83) 2022/05/20(Fri) 22:56:58

【人】 闇の精霊 アルカード

 

 世界を滅ぼす理由?
 

[それなりに長く生きたが、そんなことを聞かれたのは初めてだった。>>81]


 別段、我にそのような望みなどない。

 少なくともこの世界に置いて、
 人の世と人の子の破滅を願うのは、
 いつだって人間そのものだ。
 我は、我を此の地に喚び寄せるに至るだけの強い想い、
 若しくは願いに応じているに過ぎない。


[其れは嘘偽りのない事実。]
  
 
 ……或いは、世界や他者の破滅を願うこと以上に、
 人の子が強い想いを抱くこと等
 有り得ないということなのかもしれぬな?
 

[尤も、此れは我の憶測に過ぎない。
だが、……眼前のこの娘は真に受けそうだ]
(84) 2022/05/20(Fri) 23:01:40

【人】 闇の精霊 アルカード

 
 先に言っておくがな、
 貴様は我に「世界を滅ぼすな」と言ったこと
 忘れてくれるなよ?

 今まで数多の命に、この世界の破滅を望まれた。
 貴様はそのなかで初めて我に破滅を望まなかった娘だ。
 
 
[詰まる所、この娘の存在こそが
我が世界を崩壊させるだけの機構でないことの証左。]

 
 
 故に、問うているのだ。
 「貴様の望みは何か?」と。

 世界の破滅を望まないにも関わらず、
 貴様は、我を此の地へと誘った。
 

[其れはつまり、この娘にとっての切望する想いが在るということだ。
そして、我は其れを知りたいと思う]
(85) 2022/05/20(Fri) 23:04:19

【人】 闇の精霊 アルカード

[―――貴様にとって我は。
貴様が生きる物語に、我は一体何を齎す存在なのか。

そう、実に興味深い。]*
(86) 2022/05/20(Fri) 23:09:18
[嫌いじゃないです。と彼女の問いに正直に答え。
そうして、触れあう。夫婦間の事は分からない。けれど、こうして触れる程に自分は彼女に惹かれ、抱きしめたいと思うのだ。どこか切なさを抱える彼女を守りたい。その気持ち自身がおごりかもしれないけど。

指先は胸に触れ。
仕返しをして、押し倒す。
髪がベッドにと流れていく。ここで彼女は旦那に抱かれていたのだろう。けど、今、彼女を抱くのは自分だ。

その思いとともに、彼女にと熱を押し付け
中へと入っていき]



 …… はっ。


[熱い息を吐いて
満足させたいという願いととも、熱の所在を確かめ。微笑む顔に、目を開き。そうか、と薄く笑った。そうか、俺の方が大きいのか。その実感に満足感が身体をめぐる。だが、まだだ。まだ足りない。

彼女を夢中にさせたい。
その思いとともに熱は奥にと進み]

[霰もない声を聞いた。
小さく達したのかもしれない。中が収縮し熱を飲む。ああ、これが名器というものだろうか。此方の肉棒に吸いつき離さぬそこの奥。先端がキスする場所がぱくぱくと動いているのがわかる。

此処、此処だと分かれば
先ほどとは異なる笑みを浮かべ]

 ……っ、はぁ
 だめ?うそつき。

 こんなに善がって――・・そんなにイイ?。


[触れる唇は柔らかい。
柔らかな肉体と同じだった。そのまま足を開かせるように奥へ進み。もっと、と囁く彼女の背を抱き。腰を動かし、熱で押す。ぱんっと小気味よい音を響かせ、臀部を打ち。奥、開く其処に雄をねじ込ませ]


…はっ、ナナミさんっ
   ナナミさんっ!!!

[気づけば、夢中で穿っていた。
狭い場所を何度も雄が通る。
通る程に、開く其処。その奥をノックしてこじ開け、孕ませたいと滾る熱量は彼女の道を広げていく。ぱっちゅんぱっちゅん。と卑猥な音ととも両手で彼女を抱いて、揺れる胸を下に――腰をあげさせ

深く深く、入りこみ]


 っ!!!!!


[限界がくる。
生身の熱が彼女の奥で弾けたがる。一瞬、駄目だと過った。だがこの衝動を止められない。いや、止めたくなかった。この人を自分のものにする。その瞬間を。

イクっ、出すと彼女を掻き抱いて
白を吐き出した*]

[口付けに夢中になっている間に体勢が入れ替わり、上に乗り上げた彼を見上げる。飲み下しきれなかった唾液が口の周りを汚すが、そんなことはどうだって良い。

言い聞かせるような言葉が降ってきて、ぼんやりとした肯定を返すのは、彼が自分から熱を咥え込もうとする動作に魅入っていたからだ。

「俺の番」だと言うなら、今は彼に任せておくべきなんだろう。間接的に待てを言い渡されたような心地で、じりじりと迫り上がってくる期待を持て余していた。

柔らかな入り口に招き入れられ、感じ入ったような吐息を漏らすが、中途半端な侵犯はもどかしく意地が悪いとすら感じる。
目の前にある腰を掴んで、滅茶苦茶に打ち付けたい。もっと奥まで挿れたら気持ち良いと、既に身体が知っている。行き場のない手のひらを握り締めて堪えるが]


 ……、──なぁ 瑠威。 は、やく……っ


[辿々しい仕草に心を擽られるのに、焦らされている気にもなる。強請ったものは存外早く与えられた。それが絞り出すように言った急かす声より、早かったかどうかは意識の外で]

[重力に従って沈んでいくように、じわじわ拓いた内壁が強請るみたいに締め付けてくる。自分の上で乱れる彼の姿がどうしようもなく淫らで。直接的な興奮と目の前の光景に煽られ、獰猛な衝動が燻る感覚を覚えながら、恍惚に蕩けた彼を見つめる。

投げ掛けられる熱っぽい眼差しを受け止め、その意図を何となく理解して視線を絡めたまま薄く笑った。熱に浮かされながらも、私を認識してくれているらしい。

かわいい、とシンプルな感想が浮かぶ。
馬鹿になった頭で思いながら、でも、もっと──私に構う余裕がないくらい快楽に狂った所を見てみたい。とまたひとつ欲が出る]


 ……っぐ、……はぁ、 あ゛……──ははっ、
 その格好、動き難いんじゃないか?

 ほら……、手を痛めるかも……しれないしな。
 私にも手伝わせてくれ、よ──……っ!


[遮るのが惜しいほど絶景だったけれど、私が限界だった。
適当な言い訳を連ね、視界で踊るように揺らめく細い腰を両手で捕まえる。掴んだ骨盤を傾けて下から突き上げる。一息に浅瀬から奥深くまで届くように。

初めは緩やかに動いて手伝う素振りをしても。彼を見ているうちに我慢出来ず、次第に容赦無く穿つような動きになる]

[今までのもどかしさを解消したい一心で、息を弾ませて腰を動かす。彼が跳ねる度に、上に人間が乗っている重みで声が濁った]
 

 ……はっ、はあ゛……、っぐ………
 かわいいな、瑠威。可愛かった、とても……、


[現在進行形で上書きされる感想を、快楽の奔流に呑まれる最中に呟いた。それを体現したいのだが抱き締めようにも、口付けようにも少し遠いなと思う]


 私に背中を向けて、もう一回座ってくれないか?
 もっと君にくっつきたい。


[「彼の番」がまだ終わっていなければ取り下げるつもりで、彼に余力がありそうなら、そんな提案をしてみるだろう*]

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



すぐに態度を変えたのは、
冷静に物事を考えられるからのように見えるが
自己解釈も大いにあった上で、
勝手に諦めてしまっているから態度を変えた。
本来であれば熱い眼差しで本気であると
伝えるべきなんだろうが、そうともいけない。
彼女が腕から離れて落ち着いたところを見れば
回復が早くてよかった、とホッとする。


「驚くと言うことは、……
 君はそんなに俺に興味がなかったってことだな。
 それなら尚更、聞いてないことにしてくれ。」


興味がなかった、というのは些か強い言い方だろう。
けれども、それ程に彼の動きには兆候もなく
彼女に好意が伝わっていなかったと思えば
実際興味を持たれていなかったと考えるしかない。>>76
内心はかなりといっていいほど落ち込んでいる。
とはいえ、それを表情に出しては
同情を得たいと思われたくない。
故に、あっさりしているように見えたのかもしれない。


(87) 2022/05/21(Sat) 0:22:03

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



「……………嘘を言ってどうするんだ?
 いつの頃から君が好きだったよ。
 自覚するには少し時間がかかったけど……。」


彼女が改めて聞いてきたので、
顔が赤くなるような気がして彼女のことは見ず、
少し上を見てそう答える。>>77
誠意がないとも思えるが、告白した後なのだから
まともでいられるわけがない。

彼女からの返答を聞く体勢になっていないと
彼は改めて己の状態を分析した。*


(88) 2022/05/21(Sat) 0:23:18

【人】 落星 クロウリー


[肉食虫の羽音の中でも、その声は確かに届いていた。
────いや、戒めの為に聞かされたのだ。

ええ、そうでしょう。

悪魔は人間に安寧など与えはしない。
そして、その浅知恵に誤魔化されることも無いのでしょう。]*
(89) 2022/05/21(Sat) 1:30:55


[その言葉が懐かしさが、視せた記憶にすらも羽音が鳴る。]



[私はこの国で、農奴の家の一人息子の██として生を受けた。

辺鄙な農村で、父と母と三人暮らし
信心深く勤勉な二人はとても真面目で、年の近い子供もあまりいない。
彼らの手伝いとミサへの参加があの頃の記憶の殆どを占めている。
今の価値観なら、退屈に少年時代を過ごしたことになるのだろう。

それでも、村の外を知らない子供には何の不満もありはしない。
幼子の世界とは、親そのものだ。
その世界を奪い取るような出来事は、
外国で潜伏する異端の教派の取り締まりから始まった。

異端審問所は魔女を裁く場所へ、異端の集会は魔女の集会へ。
連結し切り替えられていくイメージは、
機械のような規則性など無く人の感情と差別心の元に。

乾いた木に付けられた炎のように、迅速に広がってゆく。
挙って執筆された魔女に関する書物が民衆の心を煽り立てる。
既に教会が制御できるものでは無かった。]



[しかし、無学な辺境の農民達がどうして真実を悟れるだろうか?
身に起こるものを悟れるだろうか?
そもそも、行き場所が何処にあったというのだろうか。

気がついた時には村には「委員会」なる組織が発足しており、
相互監視の冷えた視線が行き交う閉じた社会が始まっていた。

それでも、子供には関係が無いことだったのだ。
ある日顔見知りの老女が消えようと、友達の母親が帰らなくなろうと
お前は気にしなくていいと言われ、寝かしつけられればそこまで。

ある時、異常気象により村のあちこちの畑が駄目になった中で
家の畑は殆どが無事なまま。
土壌や日当たりが偶然良かったのだろうか、自然の気紛れだろうか
理由は今も分からないが、それが村人の疑心に火をつけた。]


[遠い寒冷の国の移民であった母親は、元より村で浮いていたらしい。
集団から真っ先に弾かれるのは、人と違う点が多い者だ。

躊躇いを捨てるのも、でっち上げた証拠を用意するのも
他の誰を相手取るより容易かったことだろう。

彼女を裁いたのは共に生活してきた村人達と在地の役人であった。

母親は、戦乱により故郷を捨てなければならなかった。
豊かさも華やかさも無い暮らしの中、
懸命に働き子供を育て、神に祈りを捧げていたのをよく覚えている。

とても我慢強い女性であったと思う。
だが、拷問に耐えられるだけの精神は持ち合わせない普通の人間だった。]



     「
ねえ、██……


[彼女の故郷の言語である名前を呼ぶ声を、
万緑の世界に腰を下ろし眩しい日差しを受けながら
その短い言葉に籠められた意味を語った声を、

もう、覚えていない。]



[彼女が連行され数ヶ月後、魔女であることを自白し焼かれて以降
父親はまるで別人のように変わり果ててしまった。

──裁判に関わる全ての費用を賄う為の財産没収

貧しさは人々の首を絞め上げる。
それが彼の妻の自白が原因であることは、確かではあった。

無実を訴え解放を求める程愛していた筈の女を憎々しげに罵り、
遺された彼女の血を引いた子供を殴る。
全てを失った哀れな男に出来ることなどそれくらいしかなかった。

やがて家に帰りもしなくなった父親がどうなったのかは知らない。
夜逃げし何処かで肉体労働でもして生活したのか、
余所で女を見つけて頼って生きたのか。

はたまた、谷に落ちて死にでもしたのだろうか。]



[親を奪われ、親に捨てられた子供は。今や腫れ物でしかない。
殺されはしなかったが誰も関わることもなく、横たわり死を待っていた。
誰も世話などしたくなかったし、
事実余所の子供を助ける余裕も無かったのだろう。

その目前に現れた異物は、どんな形をしていたのだったか?
少しの驚く様子も見せず虚ろな目で見つめたことは確かだ。]

 ……君は何?僕を殺しに来たの?

[恐れの無き呼び掛けは幼さゆえというよりも、
全てに諦めを抱き達観を始めている為に。
虫でも悪魔でも死神でも、もうどうだって良かったんだ。

指は黒く変色を始め、咳が止まらない。
服の下にも同じような色が、痣や傷とともに点在している。

父親の失踪後から村に流り始めた病。
人々は村に飢餓を運んだ魔女の呪いのせいであると認定し、
近日その子供を処刑することにした。

子供を殺すとどうした原理で魔女が遺した呪いが解けるのか
その当人が侵されているのはどういうことなのか。
冷めた感情を宿した子供はもう、無垢では無かった。

人間の弱さと愚かさに気づいていた。
]*

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[返ってきた言葉は想像していたよりも冷たく、意外なものだった。『興味がない』なんて言われて思わず、むっとしてしまう。]


 違……っ!
 興味がないなんて言ってないじゃない!

 テンガンくんが顔や態度に出ないからでしょう?
 そんなの気づけるはずないもん。

 さっきだって、好きって言ったら信じる?って、
 聞き返したら、聞かなかったことにしてくれ、だなんて。
 
 じゃあ信じなかったらどうするの?
 本当に聞かなかったことにしてもいいのね!?


[一言、口に出てしまえばもやもやしていた感情が爆発して、
だんだんムカムカしてきて、
売り言葉に買い言葉みたいな勢いで聞き返してしまった。]
(90) 2022/05/21(Sat) 2:05:37

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ


[どうしてこんなにカチンときたのか分からない。
でも、興味がないなんて言われてしまえば、
そんなことない!と声を大にして言いたくなる程には怒っていた。

魔力供給だって慣れてきたし、
二人旅だって楽しいと思い始めてきていたところで。
テンガンくんのことを一つ知ることが出来る度に、
こんな一面もあるんだ、なんて思ったりして。
少しずつお互い仲良くなってきてるんだと思ってた。

私のことを気遣っていろんな場所に連れて行ってくれた。
新しい場所を見る度にはしゃいでしまったけど。

何度交わしても恥ずかしいキスだって、
彼にひとつひとつ丁寧に教えられながら覚えていった。
………なんか最近、供給の回数が多い気がするけど。

宿だって別々がいいって言ったら、ちゃんと探してくれた。
そりゃ彼は同じ宿のほうがいいって言うこともあったけど。

……と、ここまで考えて、ん?と首を傾げる。]
(91) 2022/05/21(Sat) 2:05:58

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ





[もしかして、………………そういうこと、なの?]



 
(92) 2022/05/21(Sat) 2:06:26

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[今更ながらに理解して、ぼっと火を吹くほどに赤面した。
わ、分かりやすいような分かりにくいような。

で、でも直接言葉にされたわけじゃなかったし!!
バディとしての好意だと思っていたし!!

なんて、わたわたしていれば。
テンガンが、またぽつりと言葉を落とした。

真っ赤になったまま彼を見上げれば、
彼もまたどこか頭上を見上げていて視線が合わない。
ただ、そんな態度は少し珍しい気がしてまじまじと見つめてしまった。

二度目の告白は、視線が合わないまま。
それでも言葉はしっかりと耳に届いて。]
(93) 2022/05/21(Sat) 2:06:49

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ




 [――――
とくん
、と、胸が高鳴る音がした。]



 
(94) 2022/05/21(Sat) 2:07:33

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[彼なりに照れているのだろうか。
そんな態度を見せられれば、怒りもどこへやら。
とくとくと、脈打つ心臓を右手で抑え、
じわりと熱を持ち始める頬を、左手で赤い部分を覆い隠す。]


 ……えっと、……その、
……ありがとう?




 
私も、テンガンくんのことは好き、……だよ?




 そ、それが恋かどうかはともかく!
 ……大事な、大事なパートナーだと思ってる。
 
 だから、…………今の言葉は、すごく、嬉しい。


[照れながらもそう口にして、
彼を再び見上げれば視線は合うだろうか。**]
(95) 2022/05/21(Sat) 2:09:35
[ 腰を掴まれて好き勝手されても文句を言う余裕はなかった。
 そもそも文句なんて言うつもりもなかったけれど。

 彼の思うようにばかりされてしまって
 少し面白くないとは思ったが、その程度だ。
 それよりも待ち望んだ刺激を得られたことの方が重要で。
 けれど支えの手を借りて、望むまま
 己の官能を追い求めていられたのは短い間だった。

 すっかり掻き出されてしまった一回分の精液では
 到底潤いの足りない場所を力強く突き上げられる度に
 中を擦り上げる焼けるような熱さに
 それすら快感と思えてしまう現状に
 すっかり骨抜きにされて、
 次第にされるがままになって行ってしまう。

 ちからが、うまく入らない。
 射精感と違う戦慄が、浅く、何度も全身を駆け巡る
 訳のわからない心地よさに、閉じ切らなくなった唇から
 だらしなく唾液を垂らして、喘いだ。 ]



 やっ……、ば、それ、ぅ、あ……ッすご、
 あっ、あ……ぅ、ん …ッ​─────…あ゙、っあ…


[ 突き上げられるたびに意味を成さない母音を幾つも
 押し出されるみたいに喉から零す。

 舌足らずな声で譫言みたいに、
 「すき」と「きもちいい」を繰り返して
 一際大きく腹の中を震わせて
 包み込んだ彼を絞るよう締め付けた。

 イった?ような、気がしたのに。
 反り返ったまま彼の下腹に擦りつけられた自身は
 とろとろと透明な先走りを垂らすばかりだった。

 わけがわからない。
 けれどあたまがふわふわして何も考えられなくて
 弛緩した上体が彼の胸に縋るように崩れ落ちる。

 収まらない波に丸めた背をびくびくと痙攣させて
 知らぬ甘ったるい快感をやり過ごす。
 こんなの、しらない。
 気持ちいいのが何時までも終わらなくて
 そろそろ頭のどこかが焼き切れそうだった。 ]