人狼物語 三日月国


148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ

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「貴方が住んでいる国は三日後に
びるでしょう。」


  

【人】 フィアンメッタ


  たとえば、なんて唐突な前置きの後に告げるのは
  預言者占い師が視た未来の話。
  最も、片方は私の話ではないけれど。
  それどころか実際にあった事かすら知らない話。



   「こんなことを言われても
    貴方は、前を向いて歩ける?

    ……貴方が未来を変えたいと思うなら。
    私は力を貸しましょう。
    生憎、私は国を救う救世主になどなれないし
    百発百中の占い師、でもない出来損ないだけど。

                
……なんて、ね。」



  冗談だと流せるように、
私が逃げられるように

  一言、付け加えて。
  唐揚げの方に視線を戻すのだった。*
 
(116) 2022/05/25(Wed) 23:43:08
その後も足繁く村に通った。

わかったのは、まず、彼らは昼間も地味に見えていること。
ただ、光らない分夜よりぼんやりとし、さらに侵食してくる草に紛れて大分見えにくい。

そして、放っておいただけで姿を消す者もいること。
例えば村の大婆さん。
婆さんも足が悪く、家の中で、ほぼ焼けこげて死んでしまったようだが、自分が村に来てから半年くらいの後、ふと姿を見せなくなった。

あとは、恐らく亡くなった者全員がゴーストになっているわけではないこと。
皆の様相を見るに、恐らく自分が死ぬと悟ってから、実際に死ぬまでが長かった者がゴーストになっているように見受けられた。

そんな風に村を訪れ続けながら、自分は「石」を探していた。
恐らく村を破壊した敵兵に持ち去られた、輝く石。
全く、砂浜から特定の砂粒1つを探すような話だ。
しかし、そんなことも、たまには実現することがあるものだ。

ある港町の小さな質屋で、まさにあの石を自分は見つけた。
値段は、自分が行商人から買ったときの10倍近くにもなっており、持ち合わせは全く足りなかった。
さらに、じっとその石を見て居た自分に店主の老人が言う事には、その石は既に質流れしており、早ければ翌日にも海の向こうに運ぶ予定だということだった。

どうですか、今ならその値札の値段でもお売りしますよ、という老人の頭を咄嗟に棚に並んでいた青銅の像で殴った。
老人は無言で床に倒れ、そのまま動くことはなかった。
自分は石を掴み、店から出ると、そのまま足早に町を去った。
今に至るまであの港町の近くにすら戻ったことはない。

何も考えずに、ひたすら歩いて、馬車に乗って、また歩き続けて、故郷の村へと向かった。
まるで戦争の時のような気分だった。
けれども、もう戦後だということも分かっていた。
もう、戦時のルールは失われた場所で、自分がしてしまったことも自覚していた。

そして村に着いたその日の夜、「石」を彼女に捧げた。
彼女の投げ出された腕のある空間に、掌に置くように石を持ち上げた。

次の瞬間、ぼんやりと光る彼女の周りに穏やかな風が吹き、次の時には生きていた頃そのままの彼女がそこに立っていた。
顔の痣も、破れた衣服もきれいに治っている。
彼女は自分に鮮やかに微笑んだ。
そして一瞬のうちにその姿は掻き消えた。
後には崩れた壁だけが残り、少しの後石が崩れた煉瓦の床に落ちた。

石はその近くに埋めた。
石はもう、彼女との美しい思い出だけを思い出すものではなくなってしまっていたからだ。
埋めた後、振り返って村を見回した。
まだいくつもの、ぼんやりと光る影が、点々と散っていた。

あれから村に残る彼らの話を聞き出して、いろんな場所を巡って、また村に戻ってを繰り返して、もう何年が経っているだろうか。

今となっては自分の村は近場で売られる地図にすら載っていない。
しかし、最初に訪れた時と比べれば大分暗くなった夜の故郷の村を訪れるとき、自分には一抹の寂しさと共に満足感も生まれるのだった。**

【人】 フィアンメッタ



   「随分、自信満々だね。
    役に立てたなら何よりだよ。

    無事に帰ってきてくれたの、嬉しいし。」


  そこまで力強く力説されたら負けてしまう。>>102


   「吹き矢…………?

    なんでそんな物騒な物が
    キンウに飛ばされるの?
   
    こんな可愛い子の顔に
    傷なんてつけたら重罪でしょう?」


  うっかり女の子を口説く男みたいな台詞を
  口にしてしまっているとは気づかずに。
  キンウが話したくないことなら
  笑ってごまかせるような言い方をして。
 
(117) 2022/05/25(Wed) 23:56:27

【人】 フィアンメッタ




―――フィアンメッタは逃げてばかりだ。*
  
(118) 2022/05/25(Wed) 23:57:05

【人】 偽冒険者 キンウ

[これも少し前のことだ。

ワイルド系の店員さんが差し出してくれた
チューハイを一口飲んで、少し下を向いて表情を隠す]

 うっ……

[実は最初の一口を含んだ時、酸っぱさ七倍マシだったので。>>36
しかし、次の瞬間には、爽やかさが体中を駆け巡った]

 わぁあああ、美味しっ!
 こんな美味しいの、どんだけぶりかなぁ!

[のど越しが、後味が、素晴らしい。
昼間の疲れが抜けていくようだ。
おそらくはビタミンCの疲労回復の効き目がすごい
]

 お兄さんの言ったとおりだね!
 “俺流最高仕立の焼酎割り”>>1:255
 ほんとにサイコ―、ありがと!
(119) 2022/05/26(Thu) 0:09:51

【人】 偽冒険者 キンウ

[喉をある程度潤した後で、
今度は、意匠を凝らした美しい船盛をひとしきり褒めた]

 こっちでもタコとれるの?
 これはマグロ?サーモン?
 薔薇みたいな形になってるー綺麗!!!
 これ作ったのは誰?やっぱりあの子?

[なんて聞いている前後で、
もしかしたら当のセーラー服姿の少年が、
フィアンメッタの所に注文を取りに来たのだったか>>27

エアハートとフィアンメッタ用に、取り皿に取り分ける。

 食いねぇ、食いねぇ!

 ……って、これって私からじゃなくて、
   エアハートさんからの奢りだった!

[お酒も入った所でお国なまりも出てしまい
へへっと照れ笑い]*
(120) 2022/05/26(Thu) 0:11:57

【人】 ヴィム



 [ 青年が思っていた以上の反応が返ってきた。>>112
   やはりゴーストは身近なものではない。
   こういうことにも慣れないというものなのか。]


   そうそう。この方がゴーストらしいだろう?
   ここに来る子達は皆悩み事で浮かない顔をするから
   こうして景気づけするのが習慣なのさ。



   っと...ごめんね。ブイヤベースだね。


 [ 注文を受けると、どこからともなく羽根ペンと
   紙を宙に浮かせて、触れることなく書き記し。

   紙に息を吹きかければ、シロフクロウへと姿を変え
   カイルの元へと飛んでいく。]

(121) 2022/05/26(Thu) 0:17:41

【人】 ヴィム



 [ とはいえこちらの騎士の青年が
   浮かない顔をしているかという話でもなく。

   ヴィムが見る限りではこれまで訪れた
   客よりも浮かない顔は見えにくい。
   見えないだけで、実態は分からない事だが。


   そのままじっと騎士の青年の顔を見ると。]

   
   ここのゴーストは皆いい子だろう?
   皆々、秘め事を抱えて此処に行き着いたからかな
   悩みを抱えた人間には滅法優しいんだ。


        まぁ...だから、あんな噂も
         立ってしまうんだけど。>>0:n4



 [ 料理が到着するまでの間
   このお店のことを改めて紹介してみつつ
   青年は彼に抱いた疑問をひとつ、尋ねる。]


(122) 2022/05/26(Thu) 0:19:13

【人】 ヴィム




   一見何も抱えてないように見える君にも


      その裏側には、なにか大きなものが


               あったりするのかな?*



(123) 2022/05/26(Thu) 0:23:13

【人】 偽冒険者 キンウ

[ちょっとだけ気になっている。
 
 フィアンメッタ言葉に対して
 エアハートの返事の端切れが悪かったこと>>60>>61

 
「女性ならほっとかない人、みたいな?」>>23


 ……ふーん、誰にでも優しいんだ。
 なーんだ、そーかー、そーだよねー。
 
ギョクトの次くらいにイイ男かと思ったんだけど
 五番目くらいかな、やっぱ!


 そんな失礼なことを思いながら、
 エアハートの方をちらっと盗み見た。

 そうしたら、いつのまにか、エアハートの傍には
 扉の所に立っていた青薔薇の人がいて。

 ……突然現れたものだからビックリした。>>112
 そうだよね、ゴーストだもの。
 “突然”は、お手のものだろう]*
(124) 2022/05/26(Thu) 0:33:34

【人】 天馬騎士 エアハート

 
  はは……。意外とお茶目なんですね。
  先程、対応してくれた店員さん達も
  皆気さくで優しかったです。
  仰る通りいいゴーストでした。

[深呼吸。若干早くなっていた心拍数を落ち着ける。
 注文を受けてくれたのでお礼を言い、
 間に伺うように目をやったその姿は年齢が近そうだが、
 実際はどうなのやら。]
 
(125) 2022/05/26(Thu) 0:59:21

【人】 天馬騎士 エアハート

 
("ここに来る子達は皆悩み事で浮かない顔を"……>>121

 
"秘め事を抱えて此処に行き着いた"……?>>122

 
(126) 2022/05/26(Thu) 1:00:13

【人】 天馬騎士 エアハート

 
[少し、気にかかる事があったような。
 そして何か、見透かされているような。]



  それは、まぁ、生きていれば何かはありますよ。
  でもそんな"大きなもの"ではないです。
  
……私にとっては小さくありませんが。

  

話そうか、やめようか。

  少しだけ恥ずべき内容な気がして、
   まだ決められないでいる。]


  うーん……質問に質問で返してしまいますが。
  店員さんは、私が抱えているものは
  どんな内容だと思います?**
 
(127) 2022/05/26(Thu) 1:01:43

【人】 偽冒険者 キンウ

 
 かわいい?!アタシ可愛い???

[フィアンメッタの言葉を聞いて目をパチクリさせた>>117]

 
そんなこと言われたの、初めてだぁ…嬉しいよぉ


[恥ずかしくなって、テーブルに突っ伏した。
その時には、チューハイを持ってきてくれた店員はまだいたのだったか。
セーラー服の少年はどうだっただろう。
どちらも客の間を行ったり来たりしていたから定かではないし
自分もほろ酔い加減だったから、
後になって考えてみるとはっきりとはわからない。

どちらにしても“当ててやろうか”と言われたその言葉には>>39>>41
ちゃんと答えようと思っていたから、フィアンメッタの他に
彼にも聴こえてもいいと思って話し始めたのは確かだ]*
(128) 2022/05/26(Thu) 1:05:11
天馬騎士 エアハートは、メモを貼った。
(a17) 2022/05/26(Thu) 1:06:26

偽冒険者 キンウは、メモを貼った。
(a18) 2022/05/26(Thu) 1:15:36

【人】 少年水夫 カイル

 
[途中、船盛を褒めてくれる声がしたので、
 嬉しくなって目をやると、
 褐色肌のお姉さんだった。>>120


  僕が担当させてもらいました。
  お客様、もしかしたらご出身は東の方ですか?
  何度か船で行ったことがあります。

  こっちはマグロですね。
  タコはあまりこういう食べ方はしませんけど、
  この辺りでも獲れますよ。


[にこやかに話しかけながら、
 
「エアハートさんの奢り」
と言うワードに、
 瞬時にペガサスナイトのお兄さんに目をやる。
 占い師のお姉さんの名前はエアハートではなかった筈……。
 (ちゃんと記憶はしていないけれど、もっと長かったような)

 この席の会計、全部お兄さん持ちなのかな?
 
やだ!イケメン!(トゥンク)
……なんて男の僕でも思うよね。]
 
(129) 2022/05/26(Thu) 2:38:35

【人】 少年水夫 カイル

 
[やはり自慢の愛馬なのだろう。>>107
 僕だって、自分たちの船は自慢だ。
 (船は生き物じゃないから、
  比較するみたいな言い方するのもおかしいけど)]



  女の子なんですね!
  可愛いのも分かりますよ。
  もう家族も同然ですもんね。


[僕にとっては父だけではなく、
 船でともに旅をする乗組員は家族だし、
 乗客だって仲間の様なものだと思っている。
 
あの船は夢を、そして愛を乗せていた。


 愛馬が頑張ってくれる姿を、
 誇らしげに話すお兄さんは生き生きとして見えた。>>107
 
やっぱり、お客さんの話を聞くのは楽しいな。]

 
(130) 2022/05/26(Thu) 2:39:31

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  わぁ〜。やっぱり良いなぁ。
  空を駆けるなんて、中々できませんし憧れます。
  船旅も青を疾走する……なんて言うと、
  一寸近いような気もしちゃいますけど。

  お客様も、魔法は使えないんですね。
  僕もです。
  簡単に見ることが出来ない景色は尊いし、
  それを叶えてくれる存在には、感謝しかない。

  僕もそう思いますよ。
 
 
(131) 2022/05/26(Thu) 2:40:37

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  幼い頃からの夢、叶って良かったですね!
  努力が実ったのですから、
  
素直に賞賛しますし尊敬しますよ。


  有難う御座います。
  お客様もペガサスに寄添う姿、絵画の様でした。
  船で色々な所に行きましたけど、
  大陸の奥などには行くことはありませんでしたから。
  冒険や旅行のお話を聞くの、好きなんです!


[もしかして気を遣ってくれたのかな?と思ったが、>>109
 それこそ気にすることではないので、そのまま流した。

 ペガサスで空を飛ぶのは、冒険とか旅行ではないけれど、
 未知の場所にいる話と言うだけで、胸が躍る。]
 
(132) 2022/05/26(Thu) 2:42:48

【人】 少年水夫 カイル

 
[占いが、用意された未来が、
 好ましいものであるとは限らない。>>113
 確かにその通りだと思う。
 実際直面したら考えが変わるというのも分かる。
 だからと言って、
 それに怒ることが正当化されるとは思わないけど。


 マリブサーフは気に入って貰えたようで、安堵した。>>114
 「美味しい」と呟かれるのに、目を細める。]
 
(133) 2022/05/26(Thu) 2:43:29

【人】 少年水夫 カイル

 
[お姉さんの例え話を聞き、イメージしてみる。
 でも自分にはどうしても、

      それに怒りが湧く理由がよく分からなかった。]

 
(134) 2022/05/26(Thu) 2:44:11

【人】 少年水夫 カイル

 
 
 
  それを言われて、
  前を向けない人がいるというのは分かります。


  でも僕は……前を向けますね。
  少なくとも今言って貰った内容であれば。


[例え話の可能性は無限大。
 
中には僕でも前を向けないようなものがあるかもしれない。

 流石に何でもどんとこい!とは言えないけれど。]
 
(135) 2022/05/26(Thu) 2:44:49
 
 
  外出すると命を落とすなら、
  外出を避ければいい。
  命と天秤にかけても避けられない外出なら、
  もう腹を括るしかないですね……。

  占いが外れて、外出しなくても死んでしまったら、
  それはもうどうしようもない事でしょう。
  占い師に文句を言うのは筋違いです。
 
 

 
 
  住んでいる国があと三日で滅びるなら……。
  その三日で安全な場所に
  避難することが出来るかもしれませんし、
  出来なかったとしても、
  人生最後の三日間を大切にできる。
  占いが外れて滅びなかったら、ラッキーじゃないですか。
 
 

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  そもそも占いの結果って、
  本来自分では知ることのできないものですよね。
  教えて貰わなかったら、
  もっと悲惨な目に遭ってたかもしれない。

  未来は何が起こるか、分からないものですから。
  それなのに、
  そんなに狭い視野で物事を考えるのは危険です。

  ……なんて言っても、説得力ないですよね。
  いざとなったら人は混乱して、
  簡単に我を忘れてしまいますから。



[例え話には例え話を。
 ……僕は素面なのに大分饒舌になっていた。]
 
(136) 2022/05/26(Thu) 2:47:06

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  僕は既にご存じの通り、ゴーストです。
  命を落として、今ここに居ます。
  生前、僕は船乗りでした。
  父が小さな客船の船長だったので。

  目的地に向かう道半ば、船は沈んでしまいました。
  もしも事前に船が沈むと教えて貰えていたら、
  良くない内容ではありますけど、
  神様以上に占いで助言をくれた人に感謝しますよ。


[まぁ、既に死した今だから、そう思えるのでは?
 と言われてしまえば、返す言葉はないのだけれど。]

 
(137) 2022/05/26(Thu) 2:47:56