人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【人】 路地の花 フィオレ

>>118 フレッド

小さな約束が、一筋の光になるように。
これが大袈裟でなくそう感じられるのは、これまでの生活で身に染みている。
自分との約束で笑顔になってくれるあなたに、つられて頬が緩む。

挫けそうになっても、どれだけ苦しくても。
絶望に飲まれてしまわないように。未来を諦めることがないように。
そう、いつまでも願っている。

「お仕事も同じくらい教えてもらってるでしょ?
 絶対愛されてるわ、休憩終わったら確認してみるといいわよ!」
「こんなにかわいい子に慕われて、嫌いになる人なんていないんだから」

姉バカだ。
あなたの願いが叶うように、そして自信を分けるように頭をくしゃくしゃと撫でまわす。
くよくよ悩むより、前向きに突っ走る方がずっと良い結果を生むと思っているから。

「じゃあ今度予定合わせましょ、案内してあげる」
「もうちょっとお買い物していくから大丈夫よ。ありがとねフレッド。
 お仕事頑張って、姉さん応援してるからね!」

このまましばらく座って休憩した後、買い物を再会するつもりで。
だから、あなたのこともここから見送るだろう。笑顔で、頑張れとポーズを取ってみせた。

#商店街
(142) 2023/09/10(Sun) 19:34:40

【人】 黒眼鏡

>>139 イレネオ

「君はやっぱりいい警官のようだ」

舌打ちを飲み込む様子を見て、にんまりと口許を歪ませる。
座らなくていいの、というように姿勢を崩して、
前で揃えた膝を開いて椅子の背もたれに体を預けた。

「教会で何をすればいいのか。
 新しいネタになるかもしれないな。
 寄付金詐欺…ありきたりだなあ。
 もっときらびやかなところなら、ロザリオでも鋳つぶした方が売れるかもしれん」

指折り数えながら、冗談めいた態度を崩さない。

「なんて。
 ジョークだよ、勿論。
 教会にいるんだから、祈ってるのさ」

「その権利はあるだろ? 警官さん」

#教会
(143) 2023/09/10(Sun) 19:36:35

【人】 口に金貨を ルチアーノ

>>137 ペネロペ

「やぁ、ペネロペ。
 流石アマラント一の味見係、既に調査済みとは。
 勿論マスターの味付けに文句の付けようはあるまいよ、魚料理はどんなものでも好ましいが柔らかさや塩気が特に申し分ない」

顔見知りの掃除中の店員に手を振って、適度な雑談をする声量を投げかける。
泊まらなくなることをわかっていた故に頼むのを後回しにしていた酒を漸く今になって注文して。

「ああ、それか。一押しの黒と白のお嬢さん方を、な」

マスターが許可を出したそのチラシ、覗き込めばあなたにもその内容が目に入っただろう。

#バー:アマラント
(144) 2023/09/10(Sun) 19:56:22

【人】 Chiavica テオドロ

>>140 ヴィンセンツィオ

「季節は、秋からの方がお好きだったりしますか?」

同じくそれなりに忙しない業務らをやり過ごして、
仕事場で顔を合わせるより幾分か険の抜けた男は、その印象と似た伸び伸びとした声で伺いを立てる。

折角の暇な時間を邪魔してしまうのも申し訳なく思って、すぐにでも別れられるように距離を保ってはいたが。

「印象、あるいは偏見の話ですが、そう見えたもので。
 厳粛且つ、どこか風情のある空気感が似合うと」

知らない一面は誰にだってあるのだろうが、春や夏の陽気に心動いている様子はあまり思い浮かばなかったものだから。不愉快に思われないといいが。

#街中
(145) 2023/09/10(Sun) 20:00:35

【人】 門を潜り ダヴィード

よい子はおうちに帰り、眠っている時間。
雲が薄く星を覆い隠してしまう夜。
幾枚かの写真の入った茶封筒を持って、男はそこにいた。

「ええ、しっかりと、誠心誠意、穏便に説得してきました。
 それでも何の文句があるんだ**野郎、と言われまして」

このように、と。
泣き喚く姿、地に伏せている姿、誰かの指で造られた笑顔。
それからいくつかのやり取りを経て、とあるソルジャーから請け負った『仕事』の報告は終わった。

#アジト
(146) 2023/09/10(Sun) 21:09:54

【人】 pasticciona アリーチェ

>>122 ニコロ

「だ、騙されて…………」

ないわ?と言いたげに両の手を顔の前で合わせて。
焦り顔で警察仲間に注意された事を思い出すのだ。

「……ないって、言いたいけど。この間も失敗したの。
 振り込め詐欺、署に繋げちゃって、エルヴィーノに
 笑われたばかりだったんだけど、またやっちゃった。
 この前同僚との会話で念押しされたばかりだったのに……」

お金を貰ってすぐ立ち去らなければ詐欺ではないなんて
言い切れもしないのだ。むしろ逃げるのにバスを利用することだって大いにあり得る。

「……そうね。
 例えどんなに優秀な人たちがいても、私がやれることを
 何もやらないのとは、全くの無関係だものね……
 ……わかってはいるのよ、……」

ブルル、と別の便のバスが来てまた去っていくのを、どこか煮え切れずやるせない様子のまま横目で見送った。

#街中
(147) 2023/09/10(Sun) 21:22:21

【人】 陽光の元で ニーノ

>>142 フィオレ

「わ」


くしゃくしゃと頭を撫でられると声が漏れた。
ついきゅっと目を瞑ってしまったが、これは小さなころから触れていたぬくもりだ。
嫌ではなくて、ただちょっと心の奥の方がくすぐったい。
もう子どもじゃないんだけどな、とか。
伝えそうになった言葉は飲み込んだ。されなくなってしまうのも寂しいものだろうから。

「教えてもらってるけど〜……
 
…………直接確認するのは恥ずかしい……

 ……勇気出たら、そのうちね」

「でも、フィオねえがそう言ってくれるのはうれしいよ。
 ありがと、…あ、もちろんねえさんのこともだいすき!」

こちらは元気に弟バカなので、貴方には好意を伝える声に躊躇いもない上、同じものが返っていると信じ切っている。

「やった、じゃあ一緒に行けるの楽しみにしてるから。
 ……ん、なら荷物抱えすぎて、うっかり転ばないように気を付けて!」

ぴょいと立ち上がったところで頑張れポーズに気付けば、「がんばる!」とこちらはオー!のポーズを取って満面の笑み。
そうしてまたな〜!とぶんぶんぶん、手を振りながらも駆けて去って行くことだろう。

……あ、ピザ食べるの忘れてたな、まあいいや。
幸せでおなかいっぱいだし。

#商店街
(148) 2023/09/10(Sun) 21:36:05

【人】 コピーキャット ペネロペ

>>144 ルチアーノ

「やだ、私が食いしん坊みたいじゃないですかっ。
 でもそうですね、マスターに味見を任せてもらえるのは
 結構自慢に思ってますっ」

「何より新作が一番に食べられます!」

ふふん、胸を張って言う事でもないような。
やはりやや食い意地の張ったような事を言いつつ。
チラシの方へ寄っていけば、内容を覗き込む。

「──わあっ、かわいい!
 きっと数日と経たず売れっ子になりますねっ」

目を通せば、ぱっと表情を綻ばせて。
とはいえ『ひとり身で寂しそうなやつ』には該当しないらしく。
自分でチラシを持っていくような口振りではない、とはいえ。

「このチラシ、余分はありますか?
 知り合いにも見せてみようかなあって!」

それきりというわけでもなく、あなたの方を向けばそう尋ねて。

#バー:アマラント
(149) 2023/09/10(Sun) 21:50:02

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>131 カンターミネ

「そういうことか。
まあ確かにそれは違いないだろうけど
危険なものを見たりしない事を願うばかりだね。」

「子供の頃に怖い思いをするとずっと残るからな。」

実感の籠った言葉を並べて
やれやれ、と肩をすくめてみせた。
この先生のいつものやり口だ。

尤も、貴方が何を仕掛けていたかなんて知らないのだけど。

「そうそう。署でも色んな噂が飛び交っててさ。
会議会議で大変なんだよ。真偽は分かんねぇけどな。
っておいおい、勘弁してくれよ。」

熱愛報道、という単語にしかめっ面をする。

「俺にはそういう予定はないっての。
そう思える相手もいないしな。
先生こそ作らないのかい、大事な人とか。」

#街中
(150) 2023/09/10(Sun) 22:04:45

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>134 ダニエラ

「ん?よお、ダニエラ。
こんなところで会うなんて奇遇だな。
そうそう、俺は非番だよ。そっちは、あー。
外回りだったっけか。」

一応、巡査部長という立場から
部下の仕事スケジュールくらいは見たことがあったのか
少しの考える間をおいてそう声を返す。

「折角だから一緒にぶらぶらするか?
っつっても今日はコイツをやる場所を探しに行くんだが。」

にまり、と笑えばいつものダラダラ提案。
眉間に皺を寄せそうな弟分が居ないのをいいことにしている。

#街中
(151) 2023/09/10(Sun) 22:13:15

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>135 テオドロ

「おーおー、そりゃ厳しいお言葉だ。
俺は困ってるんだったら手は貸すけどな。
書類仕事以外で。


此処で駄目な兄貴分を発揮していく。
書類仕事だけは本当に駄目なのは貴方も良く知ってのことだ。

「俺はお前の事で困った事なんて一つもないぞ。
いや、これはマジの話。
可愛い弟分の我が侭なんざ聞いてなんぼだろ?」

ドルチェ、何にするか決めとけよ、なんて言いながら
貴方を伴って甘味の店を探そうと。
奢るのは満更でもないようだ。

#商店街
(152) 2023/09/10(Sun) 22:19:15

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>147 アリーチェ

「ええ、詐欺電話を署につなげたのかよ。
そりゃエルも笑う訳だな。」

詐欺犯もそれは驚いただろう、と
けらけらと笑う様子は特に怒った様子もなくいつも通り。

「そういうことじゃねえよ。
俺はお前のそういう優しくて純粋なところは
褒めるべきところだと思うし、警察官には必要だと思うぜ。
だからそう気に病むなってこと。いつも言ってるだろ。」

その肩を軽く叩いて。
貴方が落ち込むのも、見慣れたものだから。
兄貴分としては否定せず受け入れたい。

要領が悪くたっていいじゃないか。

#街中
(153) 2023/09/10(Sun) 22:25:13

【人】 オネエ ヴィットーレ

オネエの夜は早い。
バーの経営者として、人々が仕事を終えて帰る
ゴールデンタイムまでにはお店を開けなければならない。
店内のお掃除と飲食物の仕入れ、備品の不備のチェックなどやることはそれなりに多い。
幸いお店にはお手伝いさんがたまに来てくれるから、
ワンオペであくせく働く…なんて事にはならないけれど、
それでもやっぱりちょっぴりくらいは忙しい。
様々をこなして、最後に表の看板を『開店中♡』に変えれば……準備完了!

「はぁ〜…どっちが本業なのかわかんなくなっちゃうわねぇ」

そしたらあとは、カウンターの中でお客様を待つだけ。
静かな店内で、鼻歌を歌いながら待つヴィットーレママなのだった。

#バー:Collare
(154) 2023/09/10(Sun) 22:46:18

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>123 テオドロ

「……そうだね、キミなら確かに自ら引き受けるか」

こんな面倒な仕事を、とは言わずに肩をすくめた。
過激な一面を持つのは同期だからこそ知っていはいるけれど、流石に検挙祭りは自重してもらいたい。
確実にしたにしわ寄せが来るからだ。

「キミはまだまだ上を目指してるんだろう?
 その年で警部補、エリートコース。地位や名声が欲しいのか、金が欲しいのかは知らないけど……僕からしたらたまに、生き急いでるようにも見えるね」

ベクトルは違えど、お互い様ではあるのだけど。

#警察署
(155) 2023/09/10(Sun) 22:52:13

【人】 日差しにまどろむ ダニエラ

>>151 ニコロ

「せいか〜い。」

にへらと笑う。ブイサインをちょきちょき。
そして書類仕事だろうが外回りだろうが気怠げにしか挑めない女は、あなたの提案に「おー」と短い返事。

「なるほどお。そーいうことなら本官にお任せくださあい」
「えーとお、市民さんの『ハーモニカを吹ける場所さがしもの』、一緒に探してあげますよお。」

機嫌よく続けると、行きましょおと適当な向きに先導をした。
心当たりがあるわけでは決してない。行き当たりばったり。

#街中
(156) 2023/09/10(Sun) 23:10:41

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>150 ニコロ

「そりゃそーだ。無闇に怖い思いなんて不必要、
 子供の頃なんて楽しく育つのが良いに決まってるよなあ。
 ちなみにその実感の籠った発言は何由来か聞いてOK?」

分別があるのかないのか、一応聞き出すような真似。
つまりは『面白い話題』の可能性に飛びついて。

「まあ熱愛でも会議でもなんでもいいからさあぁ〜、
 面白い事あったら教えてくれよな?
 先生はいつでもそういうのを求めている!」

「ん?俺?もう居るよ。……この世界の情報って言う
 愛すべき相手がさあぁ〜!あははははっ!」

けたたましく笑う。クマの濃さはそのまま、
テンションの乱高下に関わる先生の事だ、
要するに今は寝てなさが最大値なのだろう。
何がおかしいのかせき込むまで笑い続け、
せき込みが治まると息をついた。
そろそろ散歩の続きをするか?お互いに、とへらへら。
(157) 2023/09/10(Sun) 23:27:17

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>156 ダニエラ

「ハハ。んじゃあ任せるかね。
頼んだぜ、ダニエラ巡査。」

行き当たりばったりでも良いのだ。
ニコロとて、決めていた訳でも無し。
貴方が決めた場所で吹こうかな、なんて考えているけれど。

「ダラダラついでに、新作ピザはもう食ったか?」

貴方の後ろをついて歩きながら、そんなことを。

#街中
(158) 2023/09/10(Sun) 23:51:51

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>157 カンターミネ

「俺はしてねえよ。したのは、弟と妹だ。
もうずっと前の話だ。
今更聞いても面白い事は何もねえぞ。」

ニコロはただ、それを見ていただけ。
だから怖い思いはしていないのだ。

そしてハイテンションの貴方にさては、と勘づいたか。

「先生、あんたちゃんと寝てんのか?
また徹夜三昧なんてことしてねえよな。
情報が恋人なのは結構だが、たまには休めよ。」

散歩の続きなら喜んで付き合うだろう。
無論、貴方が飽きたならばその場でお別れ、になるけれど。

#街中
(159) 2023/09/10(Sun) 23:56:32

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>159 ニコロ

「んんっ。それはなんとも。興味はあるが……
 ……あまり突っ込まない方がいい話だな?」

咳ばらいと共に、紙と同じくらい薄い良識で
踏み止まりを見せつつ。

「ははぁ。よくわかったな、徹夜3日目だ。
 寝かせてくれないんだよなあぁ〜困っちゃうぜえ。」

口調からして全く困ってない様子で歩き始める。
どうせまた何も考えずに歩いているに決まっている、
そしてまたカフェイン入りのドリンクを買って、
子供達や周辺の人とおしゃべりして……。
そんな中で鳴った電話の音に、片眉をあげた。

「アーハ。悪いなニコロ、『恋人』の呼び出しだ。
 また会おうぜ?しわくちゃ顔の時にでもな」

通話を切ると、そう言って背を向け歩き出す。
キヒ、キヒ、徹夜の気配はまだ少し抜けなさそうだった。
(160) 2023/09/11(Mon) 0:17:19

【人】 日差しにまどろむ ダニエラ

>>158 ニコロ

「んー。ピザですかあ?」

きょと、と振り返る。足並みはそのままだ。
そうして少しだけ険しい顔をした。面白くなさそうな、そんな顔。

「まだですよお。昨日は商店街行かなかったから、知らなくってえ。」
「いつも通り、サンドイッチ食べちゃいましたあ。」
「そっちも美味しかったから、いいんですけどお……」

流行りに乗れなかった気がして、ちょこっと悔しい。
そう口を尖らせて。

「どんなピザなのかすら知らないんですよお、あたし。」
「ニコロさんは、もう食べましたあ?」

#街中
(161) 2023/09/11(Mon) 0:47:24

【人】 法の下に イレネオ

>>141 ダヴィード

親がいないのだ、と、聞いたことはあっただろうか。
なくとも、ある程度察してはいるはず。端々に滲む貴方の生活に、貴方以外の人間の存在が垣間見えることはない。それはきっと、男が貴方を気にかける理由の一つだった。

「温かい飯って、どうしてあんなに美味いんだろうな。」
「冷たい飯がまずいってわけじゃないが。」
「お高い冷製パスタだとか冷製スープより、安くて熱いミネストローネの方が美味い。」

なら自分が作ってやろう。この男がそんな風に言うような人間なら、今頃貴方の素性にまで踏み込んでいたはずだ。
生憎そんなタイプではないから、話題は食事の温度に終始する。

「はは、まるでmicio子猫だ。」

風呂が嫌だったと聞けば笑ったんだろう。草臥れた容姿も、一拍置いて威嚇するような態度も、そういえば、あの可愛らしく凶暴な獣によく似ていた気がした。
であるからには、自分が声をかけずとも、貴方はしぶとく生き抜いていたのだろう。とはいえ、人が生きるのは獣が生きるより容易く、困難だ。

「いいよ。店員に頼んで切ってもらおう。」
飲み物ミルクも貰うか?」

#商店街
(162) 2023/09/11(Mon) 1:24:25

【人】 法の下に イレネオ

>>143 黒眼鏡

寄越された賛辞は目を眇めて受け流した。貴方が指を折る度に、眉間に刻まれた皺は濃くなった。

冗談めいたその態度。
常であれば​────それをするのが同僚や先輩、友人であれば、この男も笑って聞いただろう。背もたれに存分に体重を預け、顎を引いて視線は相手に。笑んだ目元でなんだよ、と口を開く。だが、今はそうしない。
貴方がマフィアだから。その一点で。
仕上げに「ジョーク」だと締め括られれば、また一層、口元が苦々しげに歪んだ。

「どうだか。」
「偽証は罪だ。お前たちの特技だろう。」

マフィアの多くは、表向きの仕事で繕って社会に溶け込む。
貴方もそうであると知っている。

#教会
(163) 2023/09/11(Mon) 1:54:41

【人】 黒眼鏡

>>163 イレネオ

「おいおい、違うだろう。
 『罪であると裁判で認められた偽証が罪である』。
 そうだろ? ここは法治国家だ」

まるで講義するように指をたてて、悪戯っぽく「チ・チ・チ」なんて口でいって揺らす。

「俺が裁判で喰らったのは10年以上前の傷害罪くらいで、
 それも既に釈放されてる。
 だったら今の俺はなんだ? 『罪なき一般市民』だろ?」

確かに、逮捕されるような証拠は出ていない。
彼がマフィアに所属し、密輸や密売に関わっているのは99%以上事実だが、
それと逮捕権が適用できるかは別の問題だ。

「嘘くらいは、そりゃあつくさ。
 基本的人権といってもいい。
 
 それをいったら」

揺らしていた指がゆっくりと倒れて、あなたを指さす。

「警察は嘘をつかない?」

――普段、こうまで挑発してくることはあまりない。
機嫌が悪いのだろうか。
…そういった感覚は、あなたがそう気づくほど、彼に詳しければの話だが。

#教会
(164) 2023/09/11(Mon) 6:41:40

【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

>>145 テオドロ
掛けられた声が見知ったものであると気づいたなら、男はゆっくりと振り向いた。
秋風に長い髪を吹かせる表情は、いつも目下に向ける穏やかな笑みだ。
立ち話、歩きがてら。どちらにせよ貴方に合わせるように足は動かされる。

「人生の中の印象深い出来事が、秋口だったものでね」

風の行方を見つめるように流した視線は河の向こうへと掠めた。
高い橋脚の上からでも島の縁は伺えない。この島で一番高いビルからなら或いは、だろうか。
内心でどんなイメージを持たれているのか、素知らぬ男は柔らかく言葉を返す。

「随分私は良い印象を持たれているらしい。
 ……君は帰りかな。それとも署に戻るところだったりしたかい」

#街中
(165) 2023/09/11(Mon) 7:33:43

【人】 門を潜り ダヴィード

>>162 イレネオ

直接告げたことはなくとも隠しているわけでもない。
それは男にとって当たり前のことだったから、いわゆるこの年頃の『親』に対する一般的な振る舞いが分からなかったという理由に尽きる。
そして、そんな自分を育ててくれた人たちのことは誰にも話せるものではなかった。

「あたたかい物は食後の満足感が違いますから。
 胃も懐もあたたかい方が幸せですよ」

もし貴方がいつかそんな言葉を口にしていれば、この時間はたちまちに無かったことになって、男は貴方から隠れるように消えていただろう。
そうはならなかったから今に続いている。

miao ミァオ
 ……いや、うーん。すみません、今のなしで。」

ではそれらしく鳴き真似のひとつでもしてみるか。
そんな思いつきから発せられた音は悲しいくらいに猫には聞こえなかった。

「やった。楽しみです。
 猫には向いてないようなので人間の特権を享受しましょう」

いつの間にやら、男の手には2本のフレーバーウォーターが握られていた。ラベルにはオレンジとレモンが描かれている。
店で共に売られていたものだろう。

#商店街
(166) 2023/09/11(Mon) 7:57:59

【人】 Chiavica テオドロ

>>155 エルヴィーノ

「おや、私が早死にしたら清々しませんか?
 ……やれる仕事をやっているだけであって、そのやれること≠ェ増えてくれれば上々。出世に求めるものと言えばそれくらいですから」

同期達がとっとと出世してくれていたら私の仕事ももっと楽だったかもしれませんね。
そんな嫌味を付け足しておくのも忘れずに───とはいえ、言葉の節々で触れている通り、昔から大抵の物事は自分でこなして、押し付けたりするどころか態度はともかくとして手伝いを申し出ることさえあったのだが。

「各々が各々の望むポストに収まってたらいいでしょう。
 勿論、能力と向上心に見合うなら、ですが……

 だから現に私はあなたの仕事には口出ししてませんし。
 それよかよっぽど見るに堪えない生活がありますからね」

単純な寿命によるお迎え、という点ならばそっちのがよっぽどではないんじゃなかろうか。
コーヒーを傾けては、わざとらしく肩を竦めていた。

#警察署
(167) 2023/09/11(Mon) 9:08:06

【人】 Chiavica テオドロ

>>152 ニコロ

「書類仕事に関しては最も期待してません。
 寧ろ振ってもらえると思いあがらないでください」

自分だけじゃないにしろ、誰が手伝ってると思ってるんですか。そんな意図が呆れたような声に滲む。

「割り振りも仕事のうちの一つですから、
 決して怠らないようにはしますがね。

 大抵は俺がやってしまった方が早いので……
 ……ああでも、人と接するような仕事は任せますよ。どう考えても俺には向いていないものなので」

社交性に溢れている性分でないのは明らかなので、
それは大義名分として扱える。数少ない隙ではあった。

「へえ。あんたに実現不可能なことを遠慮して言っておらず、真の形態を隠し持っているとしても?」

一度向くのは、冗談とも本気ともとりづらい薄い笑み。
それはすぐ解かれて、いつもの嫌味のある笑顔に変わるが。

「なんて。こういうのはガチで困らせないから、
 愛嬌がある程度に留まるんでしょう。
 俺は、あんたより手のかからない男なんでね」

#商店街
(168) 2023/09/11(Mon) 9:23:16

【人】 口に金貨を ルチアーノ

>>149 ペネロペ

「良いじゃないか、食いしん坊。
 マスターにもそう覚えて貰えれば事あるごとに口の中が新作だ」

先程までは冗談だった声色を今時だけは本気の様子を変えておく。
自分から見たあなたの食生活が、他人によって豊かにされていくのは心地よいことだからだ。

「そうだろう、しかしいつまでも手元においておけないんでな。
 早めに捌けさせて手放したい。
 チラシはまだ余ってる、好きなだけ持っていってくれ」

#バー:アマラント
(169) 2023/09/11(Mon) 9:34:27

【人】 Chiavica テオドロ

>>165 ヴィンセンツィオ

そのまま進み。ふと歩調を合わされていることに気づけば、遠慮を捨てて並んで歩き始める。

「景色も見せる顔を変え始める頃。そこに付加する出来事があれば感じるものもひとしお、ですか」

風を、視線を追いかけて向けた目は、近場に咲く花を愛でるのに適しているもので、何か特別なことを思うには至らなかったが。にしたって風流だなくらいは思う。

「御冗談を。慕うことはあれど、
 まさか悪い印象を抱くようなことはありませんよ。
 これから帰るところです。一度商店街に寄りますが」

園芸用土を切らしていたのを思い出して、と語る。
警察署から離れる時は、なるべく疲れや義務感を残さないように。普段から物事を切り分けようとする男ではあるが、今日はいつにも増して気分が軽いようであった。

#街中
(170) 2023/09/11(Mon) 10:36:22

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>160 カンターミネ

「そうしてくれるとありがたいね。
次会う時にはもう少し面白い話でも見繕っておくさ。」

図星の解答に、やれやれ、と肩をすくめる
この先生の癖は変わらないようだ。

「3徹って…ぶっ倒れるぞ?
ったく…はいはい、道端で拾得物扱いで拾われんなよ。」

貴方が去るのならば手をひらひら振って見送って
落ちているなんてことはなさそうだけれど
そんな軽口を背に掛けただろう。

街中のいつものやり取り
平和の一シーンと、今はなる。

#街中
(171) 2023/09/11(Mon) 11:30:28