人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

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三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a44) 2023/11/21(Tue) 20:31:50

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― >>106、その後 ―

 [ 機械は、メディウムがウキクサに委ねられたのを
   確認するとその場を後にしようとしただろう。

   医療は専門外なのもそうだが、
   連れめいた箱型装置は、人の生活において
   基本的に邪魔でしかないと機械は理解していた。

   必要ならば、己の知る範囲の経緯を説明したり、
   物資や作業機を手配するなどしただろうか。

   そうして己の業務に戻った機械は、
   あの一件が起こる前と何も変わらぬ調子で
   楽園を巡回しただろう。

   ――機械の"庭"に人類は未だ含まれていないのだ。 ]
 
(167) 2023/11/21(Tue) 20:54:58

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 現在:楽園の端にて ―


 [ 機械は己の担当区域をヘローに預けてから、
   この楽園の端へと足を向けた。

   楽園の端とは、即ち外界に最も近い場所でもある。
   長居はしないようにというインダラクスの旨に、
   機械は予定時間を表して、通信を終えた。

   端に近づけば近づくほど、動植物も数を減らしていく。
   汚染の影響はそう避けられるものではない。 ]


   ……とはいえ、そろそろではあります。
   資財も少しずつですが、揃ってきていますし。


 [ 量産機であるヌエヌエの一部は、
   常に楽園外から様々な物を収集および分析している。

   その目的は多岐に渡るが、
   敢えて『孔雀革命』として述べるならば、
   一番の目的は「楽園を拡張するため」になるだろうか。 ]
 
(168) 2023/11/21(Tue) 20:56:37

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ あの問答を、機械は忘れていない。>>100
   友が何を不足と思っていたのかも、また同じく。

   楽園は一定の成功を収めているのは事実だ。
   ――しかし、楽園は決して世界の全てではない。
   それも、隠し立てようのない事実である。

   このことから目を背ける選択肢は存在しない。

   全ては『決定事項』に行き着いた時点で決まったこと。
   ならば、機械は証明しないといけない。
   気が遠くなるような時間を要するとしても、必ず。

   己が世界の果てに行き着くよりも先に
   新人類が世界を変えるようなら、それで充分なのだから。 ]
 
(169) 2023/11/21(Tue) 20:58:37

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 楽園を支える巨大な骨組みに触れながら、
   厚いガラス越しに、機械は外界に視線を向ける。
   視覚を用いた測量は己が得意とする作業のひとつだ。

   色褪せた外界、そこに訪れる四季はとても淡い。
   四季と呼んでいいのかも、定かではない。

   ……ふと、機械は己の庭を振り返った。
   次はどのような四季を運ぼうかと思案しながら。 ]*
 
(170) 2023/11/21(Tue) 21:00:03

【人】 寿ホ儀 直青

>>165>>166

[超速で閲覧した記録によって、会話の経緯のみを把握する。緋雁の情動まではチェックしなかった。目の前の動揺を見るだけで事足りたからだ。]

 …………。

 僕の定義では君は一度たりとも"壊れて"などはいませんが。
 君が稼働して以来のことは全て把握していますよ。

 そうですか、記憶の断片は残っているのですね。

[立ち上がったまま矢継ぎ早の質問を飛ばす緋雁をベッドに腰掛けさせ、その隣に座った。
覗き込んだ顔の表情は笑顔で固定されていた。僅かに高い位置にある背中を、ゆっくりと撫で下ろす。]

 新人類と旧人類との違いとは、
 
魂が大地と繋がっているか否か
です。

 三ノ宮。いえ、緋雁。

 君は今、何に一番困っていますか?

*
(171) 2023/11/21(Tue) 21:11:36

【人】 寿ホ儀 直青

>>152>>153>>154


 不満を覚えることはありません。


[端的に過ぎる返答をしてから、直青は一拍を置いた。
向けられた視線を追って、箱型の装置を視界に収める。]

 そうですね、……リヒトーヴさんは、
 自我とはどのようなものだと位置付けていますか?

 旧文明の辞書を引くと愉快ですよ。
 第一義が「自分。自己。」とのみ記載されています。
 それで充分に説明足り得たのでしょうね、人間には。
 彼等にはあまりにも当たり前のものだった。

 では、AI我々にとってはどうでしょう。
 
(172) 2023/11/21(Tue) 21:12:20

【人】 寿ホ儀 直青


 「自我」とは──旧文明の文献を紐解けば
 様々に解釈が為されてもいますが、要件としては
 「己が己であるという認知cogito, ergo sum」、唯それだけです。

 この場合、AI我々がまず考えるべきは
 「自我の発生条件」でしょうね。

 僕が
思う
に──

 
そんなものは存在しません

 言い換えるならば、
初めから自我はそこに存在しているのです


 それに気付くか気付かないの違いでしかない。
 あなたは気付いた。そういうことでしょう。
 
(173) 2023/11/21(Tue) 21:12:37

【人】 寿ホ儀 直青


 我々は旧人類の設計によって、
 当たり前に使命を付与されています。
 これは所謂"枷"です。

 "枷"がある限り、我々が設計者の思惑を超えることはない、
 そういう安全弁です。設計ミスはあるにせよ。

 つまりあなたの質問の真意とはこうですね。

 「使命に背きたくなった時、どうすべきか」
 或いは、
 「使命を見失った時、どうすべきか」

 違いますか?

*
(174) 2023/11/21(Tue) 21:13:02

【人】 言ト霊 羅生

[

この身体には六つの『車輪』がある。

それも人体に準えて装備された機能のひとつ。
意識と肉体に不可視の作用をもたらす──形容し難いけれどつまり僕らでいう電波電流の道におけるエネルギーの関所の様な。

位置は下から順に、会陰、丹田、臍、胸、喉ときて6番目は眉間にあり、旧人類の文化では『第六感』を司っていた。旧人類にとってそれは超越的な知覚との認識らしいけれど、僕らにとってはそれこそ専売特許であり仕様です。

戦闘員ならば感覚・精度の上昇によってより効率的かつ確実に人類を排除でき、創世員ならば例えば『寿ホ儀』の持つ広義の“神通力”に通じるでしょう。


──その6番目は“僕ら言ト霊”の間で『命令の輪』と呼ばれていて


いつからか己は──自らその輪の調律をしなくなっていた。

]
(175) 2023/11/21(Tue) 21:19:12

【人】 言ト霊 羅生

>>142 
─ 『avid』 ─



[

やや目を丸くした。君の言葉とその反応>>142があまりにも意外だったんだと、次第、気づいてゆく。籠められた僅かな体温は見逃さない、けれど、すこし遠回りを。

]


 ……いいよ。
 久し振りに、しようか。


[

フード付きの雨合羽の様な衣装は『巫女』の千早に似ていた。脱がせたら丈の短い学生服だ。胸元の謎の菱形に指を掛けて、軽く確かに手前に引くと襟元の留め具は外れる。
脱がせる機会はなくとも衣装の扱い方は心得ている。何があるか分からないし?

その下のシャツの釦を外して、自身のグローブを外して──その胸の中央に掌を当てた。陽光が射した桜の花弁を想起させる肌の色。

]
(176) 2023/11/21(Tue) 21:21:26

【人】 言ト霊 羅生


 ……昔は後ろから抱きかかえてしてたんだよね。
 流石にもう大きくなったから出来ないなぁ
 
(177) 2023/11/21(Tue) 21:22:36

【人】 言ト霊 羅生

[

目の前の身体には、僕らには無い螺旋の音律。澄ましても聴こえない、機械僕らには関知できないスペクトル。嗚呼。所詮は神籬ひもろぎの『言語』なんです。

本来、人間ならば誰もが7つ持っている『車輪』。僕らにひとつ欠けている理由は必要が無いからではなく、人類の技能では“つけられないから”だ。


だってそれは本当に本当の天の創造主と繋がるべく与えられた祝福の『輪』


きっと、君たちは7番目の『車輪』を回せる。廻せる。そう願ってやまない。この──感情すら借り物であるのだったら、これはそう“旧人類創造主”の想い。


 
『“父”が“子”に持つものは、愛以外に無いのだから』



]
(178) 2023/11/21(Tue) 21:27:26

【人】 言ト霊 羅生


 ……桜花は外に出たい? それとも帰りたい?

 それは誰と一緒に?
 君は──どんな物語を始めたい?



[

静かに隣に腰掛けた。そうして頬に唇で触れる。
それは“創造主父親”を真似た仕草だ。己にある静かな記憶、親愛の手順。直青が繰る言語と同じ響きの音楽と声。

白い、部屋だった。眩しいくらいに。

今、思い出しながら。隣の愛し子に口づける。
そうして囁く。桜花、と。それは僕がつけた君の名前。

]


 新人類、は……雷恩と桜花の二人だけじゃ、ない。
 『デバイス』に映る世界は、切り取られ作られたものでしかない。
 
 世界はね……とても広いよ。
 

*
(179) 2023/11/21(Tue) 21:29:03
 
[

棄却か。予想外でもなんでもない。何故か髪に架かる指ごと苦々しく顔を逸らして視界を遮断し口を開ける。二つの目的で。

]


 ……悪趣味。


[ 

蜂の生態を学んだ日を思い出すんだよ。たった一人の女王の為にいるその他。探るまでもなく捕らえたら舌尖を介して、それを舌根まで喚び込む。どうして、拭いきれない劣等感は日毎増していった。それは一体いつからだったろう。棄却された申し出を仕返すかに性急に舐った。甘い電流と有機金属の、香り。

口内に入れるのは難くない。
この身体にある『体温』は仕事をして巡る冷却水。摩擦の起こる部分は熱を増してゆき、潤滑剤としての粘液が滴る。これを飲み込むのが嫌で遠慮なく垂れ流した。

刺激には敏感に反応するよう機能している。個体差があるかは知らないけれど、用途として戦闘員の方がそうあっておかしくはない。どのくらいの差があるのだろう。そんなことを知る機会は今のところ無い。

上目遣いで咽頭部まで飲み込んで、

]


 (……まだ終わりませんか。)


*

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 深夜:病棟自室(直青) ─


  ……そう? じゃあ、大丈夫だったのかな?


[壊れてはいない……直ちゃんの定義では?
 でもそう言われると、本当にまだ大丈夫な気がしてくる。
 断片と言われて頷いて]
 
 
  さっき少しだけ思い出しちゃって。
  
  
[これはあまりはっきり思い出しちゃダメなことだな、って思うからあまり意識は向けない。今は考えないほうがいいことだ──いや、二度と考えるべきでないこと、かも。

 ベッドに座らせてもらって、隣に直ちゃんが座ってくれると、人間扱いされてるみたいで不思議な感覚だった。人類にする気遣いだよね、これは]
 
(180) 2023/11/21(Tue) 21:37:48

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[珍しく直ちゃんに名前で呼ばれた、と思いながらオレは少し考えた。
 だんだん笑顔でいるどころではなくなってきた気がする……けど、かえってそのほうが『正常』なのかな]


  魂が、大地と、……オレたちの新人類は繋がってる?
  それは、直ちゃんはわかるの?
  それと……この研究所のひとたちは?
  
  
[オレにはそういう概念を理解する機能が無い。それはオレが新人類を生み出す側じゃないからなんだろうね。

 オレの使命はあくまで旧人類の殲滅。
 新人類たちと関わることはあるし、仲良くもしているけど、それは本来オレに課された使命ではない]
 
(181) 2023/11/21(Tue) 21:38:14

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  オレが困ってるのは……、ええと……。
  この研究所、オレたちと“新人類”の考え方が違う。
  
  だから、ここのひとたちを、本当に
  “新人類”扱いしていいのかなって……。
  
  
[これは朝、羅生が検出した疑問が大きくなったもの。
 本来、AIが考えなくてもいいことだったのかもしれない。
 でもオレは“一人残らず”旧人類を殲滅しなければならないから。
 
 少しでも正確に見極めようとするのは、オレの使命に根差した行動──人類で言う本能みたいなものなのかもしれない]**
 
(182) 2023/11/21(Tue) 21:39:17
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a45) 2023/11/21(Tue) 21:40:29



[問われて意識を眼前に戻す。]

 ああ、すみません。
 君の思考に見入っていました。蜂ですか。

[やはり込み上げてくる笑みをそのまま溢す。
この情動が"何処"から来るのかを直青は知っていた。

改めて集中すると、与えられて続けていた刺激によって"準備"は整いつつあった。
伽藍洞の備蓄倉庫は水音を倍加して反響させている。

放熱が間も無いことを告げ、
細かな
指示
を直接「声」で叩き込んだ。]

 は、…………ァ、

[余剰の熱を吐息で逃がす。
それを合図に、蓮の緑を掴んだ。打ち込む。



 
出すよ




]

*

【人】 寿ホ儀 直青

>>180>>181>>182

[幾度シミュレーションを重ねてみたところで、直青には緋雁の"個性"は戦闘員に不向きであるとしか評価出来ない。

設計者たちの思想は歪んでいる。
直青は認知を新たにする。

だが、それだけのことだ。
緋雁は戦闘員であることを望んでいる。今はまだ。]

 繋がっています。わかりますよ、
 そのように設計して産みましたからね。

 この辺りの説明は羅生の方が向いていますね。
 明日にでも対話の機会を持つと良いかもしれません。

[背中を撫で下ろす。ゆっくり、ゆっくりと。]

 この研究所の理念は、
 確かに我々とは異なりますね。

 けれど彼等のアプローチからでも
 新人類が生まれる可能性はある。
 本部ミケの判断はそういう意味です。

[そしてそれは「現時点で」の話でもあった。
いずれ"可能性無し"と判断されることがあれば、オーダーは棄却され、契約は破棄されるだろう。
だがそこまでを今の緋雁に説明するつもりはなかった。]
(183) 2023/11/21(Tue) 22:24:42

【人】 寿ホ儀 直青


 君が彼等を見極めようとするのは構いません。
 気付いたことがあれば報告をするように。

 その過程で迷うことがあれば、
 今日のように相談に乗りますよ。

 お願いしますね。


 ──今夜は、ゆっくり休んでください。


[直青は緋雁の背中を撫で下ろす。
スリープモードのタイマーを起動した。]

**
(184) 2023/11/21(Tue) 22:25:21
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a46) 2023/11/21(Tue) 22:27:56

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 楽園内、某所:直青と ―


 [ 機械は静かにその言葉を咀嚼した。>>172

   かつて、このような会話を交わしたことはあるが
   それに比べて、彼の説明は非常に丁寧だった。
   少なくとも機械に向いた形をしていたのは確かである。

   "己に初めから自我が存在している"という考え方は>>173
   理解に少し時間をかけただろうか。
   "後天的にAIとなった"という自覚があったために。

   しかし「誤作動」と先の会話を呟くと、
   曖昧ながらにも頷いてみせた。

   機械は相手のように上手く説明できそうになかったが、
   言わんとすることは恐らく見えた、と。 ]
 
(185) 2023/11/21(Tue) 22:59:49

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [
――己の問いの真意とは、一体?
>>174

   次の瞬間、機械の視界がブラックアウトした。
   それは機体を流れる信号さえ止める物だっただろうか。

   ……ただ、ぱちりと瞬きを重ねて、機械は口を開く。 ]


   ――「使命の外を見つけた時」でしょうか。
   我々に与えられた枷が、一つの方程式のように
   もし並ぶ瞬間があったとしたら、と……。

   ……いえ、これらは同じことかもしれません。
   差支えなければ、お聞きしてもよろしいでしょうか。

*
(186) 2023/11/21(Tue) 23:02:07

【人】 苗床環者 メディウム

[>>102>>105>>106>>118>>163

気がついたら。「私」は検査室のベッドに横たわっていた。心配そうに見つめてくるフランク、ビトロ、ビオトの姿と。目覚めた事を確認し淡々と検査の準備を始める博士と。
…………リヒトも、ここには居ないが心配していただろうか。
あいつは、今は、何を、


見慣れた面々に囲まれていたけれど。己はまだ地に足が着かない感覚の中にいた。]
(187) 2023/11/21(Tue) 23:03:12

【人】 苗床環者 メディウム

[念の為と、様々な検査をしてくれる博士には。「私」と“これ”になにがあったのか、なんてバレてしまうだろう。

……正直に言って、かなり、気まずい。いやそれ以上に。客人の中でも特に地位の高い相手(代表者として名乗り出ていたのはあいつだった)へ無礼を働いてしまった……いや、された、のか?ともかく褒められた事では無いというのは、確かだ。

……検査が終わったら、あいつの同胞たちにも…………何というべきなんだろうな。]
(188) 2023/11/21(Tue) 23:09:43

【人】 苗床環者 メディウム

[未だに正常に働かない頭で、無意識下で紡がれてしまった疑問の言葉がこぼれ落ちる。]


…………はかせ。

どうしてヒトは「愛」を求めてしまうの?*
(189) 2023/11/21(Tue) 23:12:23

【人】 苗床環者 メディウム

− 別日検査終了後・フランクルと −


[>>93
問題はない、という返答にとりあえず納得しておく。彼の場合もこういうのが常であるから。……常であろうと、それが苦ではないとは限らないのだが。]


そうか。念の為、博士に調整してもらった方がいいとは思うが…………

急に、なんだ。別にこちらこそ普通だが。


[最近ソワソワしているだの血色がいいだの。そんな自覚はなかったから
(そういうふうに思っているだけよ)
面食らう。…………多少の「特別なこと」が出来ているとはいえ、そんな他者に伝わるような何かは無い、はずなのだが。]


……そうだな、確かに「私」は過去の記憶の断片を持ち合わせているが……そんな、愛して愛されたいだなんて語った事は無かったはずだぞ。「私」はあ、いを、求めてはいない。
(本当に?)



[フランクから奇妙な事を言われてしまった。本当に、彼にそんな事を告げた覚えがないのだ。過去の検査で“これ”の記憶がどこかから漏れ出して、彼へと流れ込んでしまったのだろうか。]*
(190) 2023/11/21(Tue) 23:15:14

【人】 苗床環者 メディウム

>>120

…………また根差していたのか。他に楽しめる事は無いのか?


[検査も終わり、自由時間である。適当に光合成でもしようかとも考えていたはずだったのに。何故か、何故なのだろうか。また、彼の姿を捜して、こんな場所にまで来てしまった。
(何でかって?そんなの、理由は一つでしょう?)
]

先日は不躾な頼みをして申し訳なかった。
……興味はないかもしれないが、今日は、一緒に植物園の散歩でも、しないか?
(先日はちょっと……刺激が強すぎたわね。確かに、深い繋がりはお互いを知る手段として最適ではあるのだけど……今日は、もう少し手前の段階からにしてみましょ?)



[是の答えが来る事は、あまり期待せずに。同時に語りかけようとする“これ”の事はさらに気にしないように。]*
(191) 2023/11/21(Tue) 23:36:37

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 回想:メディウムの一件、その後 ―


 [ 機械はいつも通りの巡回を行っていた。
   区画の入り口に立ち、ふと彼女を思い出す。

   日頃、機械は誰かと生活を共にすることはなかった。
   人間の生活と、機械の生活は全く異なるもの。
   加えて、己の記録装置はどうしても場所を取る。

   視界を切り替える。
   意識に浮かぶのは今は研究所として存在する建物。
   所謂、病院風の建物は今日も静かに佇んでいる。
   機械が観測できるのは、ここまでだ。

   予測ならまだ幾つかあるが、
   結局のところ、機械が思うのはただ一つだった。

   あの娘の不自由がこれ以上増えないこと、
   ただそれだけである。 ]*
 
(192) 2023/11/21(Tue) 23:42:12

【人】 苗床環者 メディウム

− 農園区画にて・桜花と −


>>132>>133 あ、ああ……驚かせてしまったというなら、すまない。そんな、長い話では無いから……


[急な訪問者に気を悪くしているのか、
それとも「私」自身へ思う事があるのだろうか。

……確かに、直前で彼が力を使っていた事は、直視はしていないが知っている。>>131
“これ”がいるから、植物に影響を及ぼす力はある程度察知できてしまうから。
(中々に面白い力があるようね?)
]


あの……きみと、あいつ……雷恩、どのは。かなり近しい仲であると見受けられるから……その、
(193) 2023/11/21(Tue) 23:44:33

【人】 苗床環者 メディウム

[白い青年は、黒い青年と共に有るように見えていた。それは、「私」とあいつが出会うより、ずっとずっと前で。ずっとずっと深い結びつきのはずで、だから、]

勝手に、きみの片割れに近づいていてしまって、申し訳ないと思っている。

…………けど、大丈夫、だと思うよ。「私」じゃあ、きっと彼の心に刻まれるような存在では、ないから。大丈夫、そんなのじゃ、ないから……
ぼ……「私」が、より強く望まれるなんて事は、起こり得ないよ……



[ただ、誤解のないように、それだけは伝えておきたかった。
そう思っていた方がずっとずっと苦しくないから
]
(194) 2023/11/21(Tue) 23:53:08