人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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視点:


【人】 渡りに船 ロメオ

>>91 ダニエラ

「ふ。そう、子供舌のね」

近付こうとしてやめた事にも、
仕事についてを言い淀んだ事にも、
小首を傾げるがそれ以上の追及はない。
今はバイトと客、それだけの繋がりで
そこまで踏み込もうとはしない。

時勢柄、はお互い様だし。

「んお。はーい……」

待てと言われて何も聞かずに素直に待つ姿は、
大きめの犬のようだったかもしれない。
それからちゃんと帰ってきた貴女の手に持つものを見て、
「あー」と気の抜けた声を上げた。

缶が開けば猫はそちらに興味を示す。
またフニャアと鳴いて、やっとロメオの傍から離れた。
二人の間にちょんと座って見上げている。
(93) 2023/09/17(Sun) 19:34:13
――躊躇。
しては、いけない。
ここまできたら。もう。

ううん。ここに来る前から。
あの人との関係に気付かれたかもしれない時点で


(……ごめんね)


それは、音にしてはならない言葉。
後ろ手に閉めた扉の奥で、ひとり、口を引き結ぶ。

【人】 無敵の リヴィオ

>>86 ルチアーノ

「OK、仲良く分け合おうか」

意図は違うとしても形は同じ。
黙った理由を問うこともなく頷いた。
元々自分が持ちかけた話を断る理由もない。

取り皿を貰えるようマダムに頼み、
運ばれてきたスープをきっちり2人分に分けて片方を君に。

「ありがとう、レディ。それじゃあいただきます」

両手をきっちりと合わせてから料理への感謝と敬意を述べる。
スプーンで掬って運んだスープは確かに高級な店には劣るが、
気持ちは込められているのだろうと笑顔が浮かんだ。

「…うん、美味しいね。ほら、君も早く食べるといい。
 空腹よりも多少腹を満たす方が頭は回るからね」

君の用事を全く把握していないものの、ご利益を求めるくらいだ。
頭が回せる状況にしておくべきではと勝手にも考えての言葉。
実際のところは必要のないことなのかもしれない。

#路地裏
(94) 2023/09/17(Sun) 19:58:08
ルチアーノは、奇数なと言って操作したあと携帯をしまった。
(a36) 2023/09/17(Sun) 20:15:26

ロメオは、頭上のハテナマークを増やした。何だったんだろ。
(a37) 2023/09/17(Sun) 20:22:02

そそそ……と貴方にグラスを戻しながらも。

「エッ」


ケロっと明かされたネタ晴らしにはそんな声が出た。
飲む前に言わなかったのはつまり、とほんのちょっぴりじっとりとした視線を向ける。

「も〜〜〜……揶揄ったな?
 ロメオさんが悪い大人だなんて思ってないけどさあ〜。」

それでもびっくりするのはびっくりするから唇を尖らせて。

「というかなんでそういうの知ってるの?
 もしかして常識……?」

オレが無知すぎるだけか……?と零しつつも自分のカクテルにも口をつけてみる。
口内に広がったのはお酒とは思えないほどの、甘さ。
やっぱり度数はきついのだけれど先程のよりは飲みやすい感じがして、「デザートみたい……」を呟いていた。

「無害……本当にそう思われればいいのだけれど。
 教会に迷惑だけはかけたくないから、
 せめて、捕まるなら……」

ひとりでじゃないと。
決意表明のように呟いてから、
あなたの答えには少し嬉しそうにはにかんで笑う。

「話し相手としては認めてくれてるみたいで、よかった。
 次に会ったときは、お望みのお酒を頼むわね」

なんて笑って、今宵の夢は仕舞いとなるだろう。

「はあい、揶揄いました。すみませんでした」

反省の色があんまり見られない返事をしつつ。

「新聞かなんかで見た。
 護身のために気を付けろみたいな感じの……」
「嫌だろ。酒飲んでただけなのに事件に巻き込まれるとか」

ここにあるのは純粋なカクテルだ。そんな心配はない。
マスターの目がある限りはそんな事も許されないだろうけど。

そしてこれを知ったのも同じファミリーの先輩に
教わったからなのだった。
こういう細かい嘘の数はもう覚えちゃいない。

「それ甘いんだ。いいな」
「俺も次は甘いの頼むかな……頼んだ事無いのとか」

先輩ぶるのはそこそこに、
自分も冒険してみようかなんて気持ちにもなった。
二人で初めてのお酒を頼むのも悪かないな、と思ったので。

【人】 法の下に イレネオ

配ったり、勝手に持って行ってもらったり。
腹にものを入れて置いてほしかった先輩。
外回りで腹が減っているだろう先輩。
書類仕事で糖類が必要であろう先輩。
弁当と一緒に食べてくれるらしい後輩と、
働き者の後輩もひとつ選んで行った。
そうやってだんだんかさが減っていく。いい具合の頃に自分の分も確保したんだろう。
答えた店名は貴方 >>85 も知るものだった。彼女が言っていたものとは同じかどうか。

きっと誰かが言った通り、 >>88 存外楽しい昼食になったはず。
何もかも動き出す直前の、最後の穏やかさかもしれなかった。

#警察署
(95) 2023/09/17(Sun) 20:53:35

【人】 日差しにまどろむ ダニエラ

>>93 ロメオ

「おー。作戦せいこーう、ですねえ。」

がさがさ。袋の音を立ててしゃがみ込む。
開けた缶を地面に置いた。
ゆっくりと離れて、あなたの掛けるベンチの傍へ。

「…改めましてえ。」
「ご無事で何より、ですー。」

大袈裟だ。
あなたは猫にまとわりつかれていただけのはずである。
楽しそうにへらりとした顔で言って、もうひとつの袋の中身を取り出した。

カップのコーヒー。
蓋を開けると、ミルクと砂糖はとっくに溶かされているらしい。
つまり、おまけだ。
(96) 2023/09/17(Sun) 20:54:39