人狼物語 三日月国


199 【身内RP村】ラブ♡トライアングル(仮)

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【人】   愛智 哲弥

 
 
  あ、そうだ……


           [ ふと、立ち止まって、]
 
 
(176) 2023/02/22(Wed) 19:01:09

【人】   愛智 哲弥

 
 
  やよいちゃん、って呼んでもいい?
 
 
[ 振り返って、微笑んで、
  託した彼女と同じ音で、君を呼んだ。

  許してくれるなら、
  また一つ、夢が叶ったと、
  待ち合わせの時と同じように
  至極、
幸せ
そうに微笑んだ。**]
 
(177) 2023/02/22(Wed) 19:01:11

【人】 桧垣 やよい

 


[ 話できた?と聞かれたら、
  一瞬悩んで、考えて、
心に問いかけて

  それからようやく、首を縦に振ったかな ]


   大丈夫。


[ 大丈夫だよね、はづきちゃん。
  その問いかけに、返る声はもうない。

 
私は、ひとりになったんだ。
 ]

 
(178) 2023/02/22(Wed) 19:26:46

【人】 桧垣 やよい

 


[ 手を差し出されたら一度瞬きして。
  それから自分の手を、愛智くんの手に重ねた

  だって、慣れない、
  愛智くんだからどきどきするのはもちろん、
  人と手を繋ぐ経験すら、私は、乏しい。

  わたしは、どうだったのかな。
  誰かと手を繋いだこと、あったかな。
  なんて聞いても、答えは返らない。
 ]



 
(179) 2023/02/22(Wed) 19:27:30

【人】 桧垣 やよい

 


[ あなたが私の名前を呼ぶ

  もともとは、私たちの名前。
  いまは、私ひとりの名前。
 
  愛智くんに呼ばれる、特別な名前。

  名前を呼ばれて嬉しい、なんて
  私、初めての経験かもしれないな。

  状況は全く違っても、
  はづきちゃんが喜んでいたのも
  こんな気持ち、だったのかな。 ]


 
(180) 2023/02/22(Wed) 19:28:04

【人】 桧垣 やよい

 


── 思い描いた未来の先に ──


[ うさぎに猫、犬のぬいぐるみ。
  ベッドに並べられたいくつかのぬいぐるみが
  私の目覚めと眠りを見守っている。

  古びたぬいぐるみたち。
  どこに行くにも、一緒だった。

  抱きしめていたその子たちを枕元に並べ直して
  小さく笑ってその子たちを撫でた

  私は、もう夏だねえ、と独り言を言う。>>0:5

  カレンダーに書かれた『葉月』という文字を見て
  私は緩く目を細めた。 ]


 
(181) 2023/02/22(Wed) 20:57:48

【人】 桧垣 やよい

 


[ いつか
私が
思い描いた未来の先に、私はいる>>0:64 ]


 
 
(182) 2023/02/22(Wed) 20:58:29

【人】 桧垣 やよい

 


[ 並べられた大切なものや、好きなもの
  それを見るたびに、
  一人だけど一人じゃない気がする >>0:21


  
‥‥だけど並べられてないものもあるよ
 ]


 
(183) 2023/02/22(Wed) 20:58:44

【人】 桧垣 やよい

 


[ テディベアの小さなぬいぐるみのキーホルダー
  はづきちゃんが大切にしていたものだというのは
  教えてもらえなくても、わかってた。

  もしそれがいつも身につけられていたなら勿論
  どこかにしまってあったとしても、
  私は、見つけてしまったのだろう。


  だけど、私はそれを
  あの日以来、使うことはしなかった。

  私はそれを鍵のかかる箱に入れて
  クローゼットに入れてある
  一緒に添えられているのは国語のノートと
  当時使っていた、スマートフォン。


        私たちの、思い出の箱として。 ]


 
(184) 2023/02/22(Wed) 20:59:19

【人】 桧垣 やよい

 


[ 私はクローゼットを開く。

  思い出の箱は目にするけれど、
  別に手を伸ばすわけじゃない。

  取り出したのは水色を基調とした服。
  昔、はづきちゃんが好きだったような服。

  ……なんでかな、
  私ね、あのあとからずっと、
  水色もピンクも、両方とっても好きなんだ。


    枕元にはさっきまで抱きしめられていた
    猫と犬のぬいぐるみが揃って並んでる。 ]

 
(185) 2023/02/22(Wed) 20:59:43

【人】 桧垣 やよい

 


[ あのあと生活はだいぶ変わった。
  一日はだいぶ長くなったし、
  全部ひとりでこなすのってすっごく大変なの。

  だけど傍には哲弥くんが居てくれる。
  私は、ひとりじゃなくなった。

  変わらないことだってたくさんあるよ
  私の髪にはまだあの日の桃の花が煌めいてる

  お気に入りのぬいぐるみ、お気に入りの服
  私たちが大切にしていたものは、変わらない。 ]


 
(186) 2023/02/22(Wed) 21:01:12

【人】 桧垣 やよい

 


[ それにね、
  私、今は日記を、つけてるんだ。

  国語のノートでもメモアプリでもない
  私以外の誰が、見るわけでもないけれど
  私は、ずっと、あなた宛てに書き続けてる ]


 
(187) 2023/02/22(Wed) 21:01:24

【人】 桧垣 やよい

 


[ 春を迎えて、夏を越え、秋が巡って、冬が来る
  私とわたしが生きてきた、十二か月は
  いつの時代も同じように繰り返す。 ]


 
(188) 2023/02/22(Wed) 21:03:18

【人】 桧垣 やよい

 


[ だれもいない、一人きりの家。>>2:29
  投げかけても何かが返ってくるわけじゃない。

  でも私はずっとひとりじゃなかった。
  私が生まれてからいままで、
  あなたはずっと、そばにいてくれたでしょう?

  それに。きっとこれからは、違うよね。
  おはよう、おやすみ、行ってきます、ただいま。
 
  私たちを出迎えてくれる、家族ができるの。 ]


   行ってきます。


[ 私は、最後に一人きり私たちの家に声をかけた。 ]**


 
(189) 2023/02/22(Wed) 21:04:25

【人】   愛智 哲弥

 
 
[ 一目惚れなんて、
  俺は絶対にしないと思っていたんだ ]
 
 
(190) 2023/02/22(Wed) 21:43:01

【人】   愛智 哲弥

 
 
 
[ 桧垣やよい。
  彼女に出逢うまでは―― ]
 
 
 
(191) 2023/02/22(Wed) 21:43:03

【人】   愛智 哲弥

 
[ 春に出逢って、初めて
を知った。

  君を想うと、胸を打つ鼓動が早くなる。
  君のことを、自然と目で追ってしまう。

  君の傍を通ると、周囲の温度が
  数度上がった錯覚をする。

  春の陽気が、夏の日差しに感じるほどに
  君という存在が俺に影響を与えてくる。]
 
(192) 2023/02/22(Wed) 21:43:05

【人】   愛智 哲弥

 
[ 化学的にあり得ない。
  論理的に証明もできない。
 
  それでも、確かに生まれた感情は、

  一葉、二葉、君が注いだ笑顔で芽吹き、
  三葉、四葉、君が育てた愛情で花開く。

  嬉しさも、悲しみも、
  楽しさも、苦しみも、
  愛しさも、妬ましさも、

  君たち、ふたりが引き出してくれたもの。]
 
(193) 2023/02/22(Wed) 21:43:07

【人】   愛智 哲弥

 
[ ―― そして、
  初めて迎えた夏の祭りのこと。

  俺は、大きな選択をした。
  大切な人を、好きな人を失わないために、
  選んだ未来に後悔がないわけじゃない。

  それでも、隣で手を繋いで歩いてくれる。
  愛しい君がいてくれるから、前を向けた。 ]
 
(194) 2023/02/22(Wed) 21:43:09

【人】   愛智 哲弥

 
[ あれから少し変わったこと。
  君を"やよいちゃん"と、
  特別な呼び名で呼ぶようになった。

  最初は慣れなくて、
  呼ぶたびに頬が熱くなってしまったけど、
  愛しそうに呼ぶ音は、夏の暑さに負けない温度で。

  君も"哲弥くん"と、
  特別な呼び名で呼んでくれるようになって、
  愛しい響きに、春の温かさを感じた。]
 
(195) 2023/02/22(Wed) 21:43:11

【人】   愛智 哲弥

 
[ ―― それから、
  ふたりで食べる食事の楽しさと嬉しさを知って、
  父と一緒に夕飯を食べるようになった。

  妹のようにはできないけど、
  たまにぽつり、ぽつり、と淡々と、
  それでも時々、嬉しそうに話しをすると、
  父も、ほんの少し嬉しそうに頷いてくれて、
  家族らしいやり取りができるようになったんだ。]
 
(196) 2023/02/22(Wed) 21:43:13

【人】   愛智 哲弥

 
 
[ 少しずつ。
  ほんの少しずつ。

  俺は、君のおかげで変わっていった。]
 
 
(197) 2023/02/22(Wed) 21:43:15

【人】   愛智 哲弥

 
 
[ 茜色に染まる秋の景色を、
  寄り添い歩くと心の中も色付いて。

  白色に染まる冬の景色を、
  手を握って温もりを分け合って。

  桃色に染まる春の景色で、
  始まりの出逢いに思いを寄せて。

  青色に染まる夏の景色に、
  失ったものと約束を胸に刻んで。 ]
 
 
(198) 2023/02/22(Wed) 21:43:16

【人】   愛智 哲弥

 
 
 
[ ―― だけど、
  変わらないものもある。 ]
 
 
 
(199) 2023/02/22(Wed) 21:43:18

【人】   愛智 哲弥

 
 

[ いくつ季節を超えても、変わりはしない。 ]
 
 
 
(200) 2023/02/22(Wed) 21:43:24

【人】   愛智 哲弥

 
[ ―― そして、
  幾度目かの季節が巡ったあとのこと ]
 
 
 
  俺とこれからもずっと、
  
        傍にいてくれませんか?
 
 
 
[ 開いた箱の中の指輪には、
  二つの宝石いしが、
水色
桃色
に輝いていた。**]
 
(201) 2023/02/22(Wed) 21:43:27

【人】 結城 朔也

―― 祭りのあとに ――


[ 泣いた後の顔で帰る道端の、
  お好み焼き屋の屋台。
  店主に、赤い目を驚かれたけれど、
  「失恋したんです」と笑える自分の
  優等生仕草に似た何かを、今は褒めたかった。

  二人分のお好み焼き。
  持って帰った先に父さんはいただろうか。 ]


  ただいま、父さん


[ 父さんの顔を見ると、なんだか安心してしまう。
  きっとそれは、僕が幸せだということ、で。 ]
 
(202) 2023/02/22(Wed) 22:55:04

【人】 結城 朔也

 

  父さん、ごめん、
  泣いても、いいかな、
  泣きたい、気分、なんだ、……


[ そう言いながら、僕は泣いていた。
  声は震えて、それは嗚咽混じりになっていく。
  ぼろぼろと溢れる涙が、視界を覆っていく。

  そうして泣いているところを見せられる
  相手がいることは、やっぱり幸せなことなんだろう。 ]
 
(203) 2023/02/22(Wed) 22:55:35

【人】 結城 朔也

 
[ やよいが僕の前からまたいなくなって、
  もう二度と会えない。

  哀しくて、辛くて、痛くて、苦しくて、
  どうしようもなく胸が痛くて、寒くて、
  光のない大きな穴に落ちていきそうで、 ]

 
(204) 2023/02/22(Wed) 22:56:13

【人】 結城 朔也

 

[ とても、不幸せな気分なんだ ]


 
(205) 2023/02/22(Wed) 22:56:43