人狼物語 三日月国


42 【突発完全RP村】実になりてこそ、恋ひまさりけれ【誰歓】R18

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【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす

[ソファの上で変わる少年の顔色をちらりと見ては
 アルバイトは手元の本を捲る。

 一体なんの本を読んでいるのやら
 少年の心に落ち着ける場所があるのなら
 この本も、きっと漫画冥利に尽きる、はず。

 人の心に同じ形はない、と
 どこかの漫画に書いてあった。
 だからもしかすると、心の穴にぴったりはまる
 この一冊!というものに出会うのは
 極めて難しいのかもしれないし
 そんな本、厳密にはないのかもしれない。

 ─────それでも。]
(74) 2020/09/22(Tue) 22:47:58

【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす




 それでも、確かに読んでいる時に
 このアルバイトの心は、満たされていた。

 人の形をしていないくせに
 人の心と同じように、
 どうしようもなく寂しい気持ちは
 漫画で、歌劇で、古い和歌の数々で
 今もみっちりと満たされている。


                  ]
(75) 2020/09/22(Tue) 22:50:46

【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす

[ふしるるる……と喉を鳴らして
 アルバイトは心の中で諳んじた詠に
 くねりと身を踊らせた。

 逢うことも叶わなかったあの子に
 やっと会うことが出来て
 この恋は実を結んだというのに
 より一層恋の心は募るばかり。
 ……そんな歌だった、はず。

 アルバイトは恋、というものを知らない。
 実際に身を焦がすような気持ちに
 見舞われたことがないのである。

 だから、本や歌を読んでは空想する。
 願っても願っても叶わない想いに
 内から身を妬かれるのは、どんな心地か。]
(76) 2020/09/22(Tue) 22:58:42

【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす

[笑ったり泣いたりする少年を視界の端に、
 アルバイトは汚れた本の表紙を撫でた。

 ─────実際の恋はしたことはない、が。

 この本の内容をもっともっと知りたくて
 つい次のページへ手をかけてしまう気持ち!
 一冊読み終えた時の、じんと脳が
 隅から隅まで満たされるような気持ち!

 あれも、「恋焦がれ」に近いんじゃないだろうか。]
(77) 2020/09/22(Tue) 23:02:46

【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす

[アルバイトは静かにとぐろを巻いて
 漫画喫茶を訪れる者を待つ。

 いつか人間の世界へ行って
 もっと焦がれるようなものを見つけて……
 その「いつか」がいつかは分からないけど
 この、店中を埋め尽くす本が、
 全て終わりを迎える頃には、きっと。

 時間はいくらでもあるのだ、と
 やる気のないスキュラのアルバイトは
 その「いつか」を瞼の裏に描き続けている。]*
(78) 2020/09/22(Tue) 23:07:55
[式場に行く前に2日ぶりに会うエリサ。
 大声で呼んでくれるから、
 私は愛しくて駆け寄り互いに抱き合って。
 もう既に泣きそうなエリサにくすと笑って勇気付けるように手を握り、式場へと共に歩いていこう。

 式場に着いて、エリサと両親が久しぶりに再会して抱き合う姿を見て私の胸も幸せで満ち溢れてくるのだ。
 エリサが笑って、泣いて、
 そうして感謝の言葉をくれて]


 礼を言うのは私のほうだよ、えりさ。
 お前がいなければこれほどの幸せと喜びを私は知らなかった。

 お前がいてくれたからこそ、人をより愛しく慈しむ事ができるようになった。
 
えりさがいるからこそ、世界はこんなに美しい。


 ありがとうえりさ。私の嫁になってくれて。
 これからは二人で幸せになろう。


[エリサの誓いの言葉を大切に胸にして。
 神々に、両親に見守られ、
 私達は晴れてこの場で夫婦になる]

[結婚式の宴もたけなわ。
 神々の祝の杯もほどほどに、
 私はエリサの両親を現世に帰す為に、己の身を一時的に龍の姿に変えるだろう。
 
かつては力が足りず、龍の姿になれなかったが、エリサという極上の供物という名の嫁を得た事で、私の力は全盛期の頃と変わらぬ力を得る事ができた。


 ぐるり、大きな体でとぐろを巻いて、両親たちが背に乗りやすいよう身を伏して呼びかける]


 さあ、ご両親。共に現世に帰りましょう。
 私が送っていってさしあげます。

 えりさも一緒においで。
 ご両親と共にしばし現世の空を飛ぼう。


[エリサたちに呼び掛け背に乗ってもらい、私はなるべく乗り心地が言いよう気を付けながら、ふわりと空に飛び立とう。
 ふわり、神域の景色を一望した後、エリサには懐かしの人の世界へと向かう]

[空から見る現世は、久しぶりに見るからか空からでも懐かしく。
 エリサにとって思い入れのあるであろう場所を飛ぼう。
 エリサが育った場所や、大学、一人暮らしをしていた家、それからよくお参りに訪ねてくれた私の祠。

 それから、最後にエリサのご両親が住む家の前へと送り届け、ぺこり。一礼すれば、龍の姿のままエリサを乗せて飛去っていこう。
 
ぴこんぴこん、と。
 後ろの両親たちが持つスマホに響くスマホの着信音。
 それは、紛れもなくエリサが神域で書き綴り続けた両親への文の数々。
 「既読」と書かれたエリサのスマホが持つ言葉の意味を知るのはまた後の事だ。


 空を飛びながら、私は空に祈ろう。
 この地が幸福と豊穣に満たされますように、と。
 その祈りは雲を呼び、雨となり、やがて大地に降り注ぐ]


 この地に住まう者全てが幸せであるように……。
 さあ、えりさ。
 「ぶーけとす」とやらをしよう。
 龍は雨を、花嫁はぶーけで人々に幸せを分け与えるのだろう?
 ならば、今投げるのが良かろう。


[雨雲を見下ろしエリサにそう声をかけ、ぶーけが投げられる頃には空に美しい虹がかかっていた頃か]

[キラキラと輝く虹と、
 それよりも美しい純白の花嫁を背に。
 この世で一番幸せな龍は微笑みこう言うのです]


 ……さあ、私たちの家に帰ろう。


[ふわり飛去る神の夫婦。
 この世で一番幸せな二人]

【人】 環 由人



[ 一人きり、眠る夜はいつだって
寂寞に苛まれて、どうしたって
孤独に抗えなくて、痛くて。

和らげてくれるのは、ただひとつ、
誰ともなく落ちる柔らかな、
ラジオのパーソナリティの声だけ。

そんな日々をずっと、過ごしてきた。

一度、したと思っていた恋が、
独りよがりで無意味だったと知った
あの日からずっと、なにかと理由をつけて
きっと、好機を自分から掴もうともせず
手を伸ばすことも諦めていた。

ずっと。]

 
(79) 2020/09/23(Wed) 0:11:35

【人】 環 由人


[───あの日、差し出してみた手は、
そういう好機だとは思っていなかった。
ただの───気まぐれで、好奇心。

曖昧にしていても許されるあの場所を
くれた人に、なんとなく、どこかで、
恩返しのような気持ちもあったのかも
しれないけれど、わからない。


ただ、あの日の己がいなければ、
いまこうして、多幸感に満ちることは
なかったし、これから先、
長い道のりを歩いていくことへの
不安も尽きなかっただろうけれど。]

 
(80) 2020/09/23(Wed) 0:12:09

【人】 環 由人



[ 二人で浸かった温泉。

昨晩薄明かりの下でみた
その裸体は、陽の光の下だと、
あのときよりもしなやかで、白く見えた。

提案に、いいなーと頷いて、
蟹はしゃぶしゃぶがいい、と返したり。
ヒグマなんて、見たことないかも、と
思い浮かべるのはツキノワグマで、
こう、なんか模様があるやつ?と聞いたら
ちがうと否定されたり。]

 
(81) 2020/09/23(Wed) 0:13:00

【人】 環 由人



[ そんな今日明日の話を繰り返している中、
落とされたWこれからWの話に、
そっとそちらを見つめた。

視線は合わない。
どこか、不安げに揺れて、
乳白色に注がれたまま。
まつげの先にともった水滴が見えた。]

  
(82) 2020/09/23(Wed) 0:13:22

【人】 環 由人




   ───そうだなあ、

  ……あの時間、も結構好きだったし、
  なんていうか……夜の時間?
  誰も、起きてないような、気もする
  静かな中で二人、向かい合えるのが、

  ───こう、特別な感じは、してたんだけど




[ 視線をそらして、膝を抱える。
そっと同じように水面に落として、見つめ。

ゆらゆら、揺れる。
湯気が立って、空気に溶けた。]

 
(83) 2020/09/23(Wed) 0:13:51

【人】 環 由人




  雅治が、あの店大事なのも知ってるから、
   …そんな簡単に、「そうしなよ」
   なんていえないんだけど、さ。
  
  本音だけ、いっとくと、

  ───もっと、一緒にいられるなら。

  ……昼も、当たり前に、
  「普通」に雅治といられるなら、

   おれはそれも、嬉しいし

  特別、じゃなくて「当たり前」に
  なるのって、幸せだなって思うよ

   …そうなれたらなって、思う。


[ そこまで伝えて、また息を吸う。
ゆっくりと彼の横顔を見つめた。]

 
(84) 2020/09/23(Wed) 0:14:13

【人】 環 由人




   でも、急がないから。

   だって俺たちのWこれからWはまだ
   はじまったばかりなんだし、

   ずっとずっと、続いていくって
   そう信じてるから───さ。

   いっしょに考えよ。


[ そう微笑みかける。

なんとなく照れ臭くて、少しだけ
耳が熱かったけれど、それは
熱い温泉のせいにしておこう。]

 
(85) 2020/09/23(Wed) 0:14:34

【人】 環 由人



[ 旅行は、まだ続く。

決められた日程だけ、
終わればまた日常へ帰る。


だけど、俺たちの日常は続く。
「ひとり」と「ひとり」じゃない。

WふたりWの日常が続いていく。


口下手で、不器用で、
うまく伝えられるかどうかは
これから先もわからないけれど、

それでも、伝えていきたい。
橋本雅治というひとに出会えた喜びを。
そのひとと共に生きていくこれからの
道のりへの、期待を。

そして、これからその道に立ちはだかる
山々もきっと、手を取り合って、
乗り越えていければいいと思う。]

 
(86) 2020/09/23(Wed) 0:14:59

【人】 環 由人



[ 特別なことなんてなくていい。

俺たちにとってのW普通Wを
なんてことないことに。
今までずっと、W異質Wに
カテゴライズしていたものを
W当たり前Wに思える日々に。


そしてそのW当たり前WやW普通Wに
深い幸せと喜びを感じられるように。]

 
(87) 2020/09/23(Wed) 0:15:55

【人】 君と共に 環 由人



[ 生きていく。


エンドロールが終わるまで。


俺たちなりの、ハッピーエンドに向かって、
たぶんぐねぐね曲がっためんどくさい道を、
手を取り合って、永遠に。]**

 
(88) 2020/09/23(Wed) 0:16:35

【人】   希壱


[どれくらいの時間が経ったかわからない。
ふと、読んでいた本から顔を上げた。

本の中では、ノコギリ鼻の鮫人間が
主人公にぶっ飛ばされていた辺り。]
(89) 2020/09/23(Wed) 3:01:39

【人】   希壱



 ────?


[辺りを見回しても、もちろん近くには誰もいない。

相変わらず店員がカウンターの向こうで本を読んでいて、
誰かの捲ったページの音が静かに聞こえてくるだけだ。

でも、確かに今、
声が聞こえた気がしたのだ。]
(90) 2020/09/23(Wed) 3:02:28

【人】   希壱


 …………なんだよ、


[突然現れた漫画喫茶はホラー仕様なのか?
と、疑いたくもなる。
……だって、明らかに普通じゃないからさ。


パタン、と本を閉じて。
それをソファの上に置く。

ゆっくりと目を閉じて、
今度こそ、言葉を聞き取ろうと耳をすませた。]
(91) 2020/09/23(Wed) 3:02:52

【人】   希壱



 ……………………………、聞こえねぇな。

   
(92) 2020/09/23(Wed) 3:03:17

【人】   希壱


[もう一度、と思ったのだけれど、
どうしたって同じ声は聞こえてこなかった。

ため息を吐いて、置いた本へと手を伸ばす。

どこか聞き覚えのあるような声。
どこか馴染のあるような声。

……でも、それも、今は思い出せない。

だから、もう一度。
俺を一人きりにはしない本の世界へ浸ろうとした。]
 
(93) 2020/09/23(Wed) 3:03:58

【人】   希壱


[だって、ここには沢山本がある。
だって、ここでは誰にも気を遣わなくたっていい。
だって、一人じゃない。
だって、本を捲れば誰かがいる。
だって、ここは自由だ。

だって、だって、だって、



だって、]
(94) 2020/09/23(Wed) 3:04:54

【人】   希壱



[だって、死んだ方が幸せで──────

 
(95) 2020/09/23(Wed) 3:05:11

【置】   希壱



 『─────おにいちゃん、しなないで』


   
(L0) 2020/09/23(Wed) 3:06:10
公開: 2020/09/23(Wed) 3:10:00

【人】   希壱


ガタ────、と立ち上がる。

目を開き、汗が垂れ落ちる。

今、何を考えていた?

今、誰を忘れていた?

久しぶりの一人の時間。
それを味わえて、幸せで、
ずっと、この時間が続けばいいって、

あの子を忘れかけてまで、そんな、願いは──]
(96) 2020/09/23(Wed) 3:06:36

【人】   希壱



 ……なずな、

   
(97) 2020/09/23(Wed) 3:06:57

【人】   希壱


[名前を呟いて、唇を噛む。

あぁ、そうか。
結局虚しいだけだった。

一人の時間はたしかに大切だ。
とても楽しくて、幸せで、
店員が誘惑めいたことを言ったのも頷ける。

でも、ダメなんだ。
俺だけ楽しく過ごしたって意味がないんだ。

だって、俺はあの子といる事が何より一番幸せで。
あの子が楽しく話してくれる事が何より一番幸福で。

笑いかけてくれる、ことが……

なにより、嬉しくて……]
 
(98) 2020/09/23(Wed) 3:08:16