【人】 金海 叶冬[ いつかの日のこと。 ユメリンを持ち主へ返そうとした、あの時。 手紙をいれたら、その手紙が読まれる前に 本人に遭遇してしまいました。>>90 来たことに驚いて、 名前を、覚えてくれていることに驚いて びっくりして ひえっ、なんて声を上げます。 ……いいえ、そんなことよりも。 会話を交わすことになる予定ではなかったもので しおしおに、ボクはあわあわで 頭がまっしろになりました。 ] で、でも作るの大変ですよね 真似して作ってみようとしたんですが ボクのはユメリンにはならなくて [ リボンはその時の名残です。 可愛いくしてあげようと思ったのに 似ても似つかぬ布の塊が産まれてしまいました ] (365) 2022/10/16(Sun) 4:57:51 |
【人】 金海 叶冬そんな、大変なものなのを ボク、 [ 頂けないです。 両手で持った鞄にちょうどいいサイズのユメリンを ボクは天ヶ瀬くんに返そうとしました。 なのに、 返そうとしたユメリンからリボンだけが攫われて ユメリンはボクの元へ返ってきます。 いつか夢の向こうに! ボクの大好きな言葉です。 大切なことばです。 天ヶ瀬くんがそれをつけてくれたのは それがユメリンの決め台詞だからで、 ] (366) 2022/10/16(Sun) 5:01:40 |
【人】 金海 叶冬[ でもね、それが1番嬉しかったの 嬉しすぎて泣いてしまうかと思った。 瞳は実際潤んでいて、 わけがわからないよね。 ] (368) 2022/10/16(Sun) 5:03:33 |
【人】 金海 叶冬[ それをボクは隠すように、 ありがとうございます。お礼はいつかします、だけつたえて。 ボクは天ヶ瀬くんから逃げるように去りました。] (369) 2022/10/16(Sun) 5:06:51 |
【人】 金海 叶冬[ その日、……そのあと。 ポンコツは物凄く体調を崩してしまって ボクは数日、保健室にすら行けなくなりました。 ユメリンのこと、好きなんですね。 もう少しお話ししてみたかった、 でも、それは叶いませんでした。 せなちゃんがお見舞いに来てくれました。 具合が悪くて、食欲もあまりなくって そんな中で持ってきてくれたマロングラッセ。>>0:543 食べられない気がしたのに 気がついたらもうお皿から存在が消えていて あんなに美味しいお菓子は初めて頂いた気がします。 制作者、聞けたでしょうか。 名前をきけたら驚きも、納得もするかもしれません。 天ヶ瀬くん。 でもボクはユメリンのお礼も、 お菓子への感謝もまだ、できていません。 ] (370) 2022/10/16(Sun) 5:10:47 |
【人】 金海 叶冬[ 机には未だ停滞したままのビンゴカード。 達成できるように頑張っていた筈でした。 もしカードが揃うなら。 願いが叶うなら。 ] (371) 2022/10/16(Sun) 5:12:18 |
【人】 金海 叶冬[ 胸を張って友達と接したい。 やりたいことをたくさん挑戦してみたい。 できれば恋もしてみたい。 いっぱいありがとうの気持ちを伝えたい。 嫌いなボクを全部全部流して、 ユメリンみたいにかわいくて元気で 素敵な女の子になって、笑うんだ! ちゃんと全部 自分自身で揃えることが、できたなら。 ボクは、ボクは ] (372) 2022/10/16(Sun) 5:14:39 |
【人】 金海 叶冬[ 旧校舎の幽霊捜査、 ボクは無事せなちゃんを見つけられました。 大きな声の先輩の言葉を背に、ボクは歩きます。 どちらからでしょう。 ボクとせなちゃんは手を繋ぎます。 その手があたたかかったと思うなら それは気のせいではありません。 ポンコツは徐々に根をあげ始めていました。 帰ろうって言われるのがこわくて そのままボクは旧校舎を歩きます。 ボクが話してなくたって 大木先輩と賑やかにしてるからバレないよね、って ほわほわしはじめた目線を前に向けていました。 ] (374) 2022/10/16(Sun) 5:24:46 |
【人】 金海 叶冬[ もし■願いを 叶えて くれる■⬜︎なら あともう一■歩だけ 前 ■進む勇気 も も もももも ち あ、@€8>g% (378) 2022/10/16(Sun) 5:38:50 |
【人】 金海 叶冬[ そうだ、もっと簡単なことがあったね、 言いたいとねがうことを言えないなら そんな喉は焼き潰してしまえばいい。 言いかけてたことがまた一つ消えてまたふえて 綻ぶまえにここからいなくなるんだ、 こんなボクなら みんなの記憶から消えてしまえばいい。 ボクは、ボクは! ] (379) 2022/10/16(Sun) 5:47:07 |
【人】 金海 叶冬[ せなちゃんとつないでいた手は いつのまにか離れていました。 気がついたらグラウンドで、 甘いミルフィーユの香りが漂って おにいが興奮したような、 どこか違うような声でボクを呼んで ……どうやってボクは帰ったのでしょう。 せなちゃんと帰ったのでしょうか。 事前に連絡はしたけれど、お母さんが 心配して回収しにきたのかもしれません。 夢をみているようでした。 ……ゆめのむこうに、いるようでした。 ……ボクは? ] (380) 2022/10/16(Sun) 5:54:33 |
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