【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[会いたくなったら目的もなく会いに行って 声が聞きたくなったら電話をするの。 今頃なにしてるんだろうとか、 どうしてLINEが返ってこないのかなとか 誰かに知られたらどうなっちゃうのかな、とか そんな心配しなくていい、普通の恋。 「好き」を口にしたら困った顔をされるでも 涼しい顔で「ありがとう」を言われるでもなくて 当たり前に、同じ言葉を返してもらえるような恋。 そんな恋の味はどれだけ甘いんだろうね、 「愛してる」って心の底から言われることは どんなに幸せなんだろうね。] (215) 2021/07/03(Sat) 21:13:47 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[二人きりのエレベーターでちょっと嬉しくなってた。 タイガさんと同じ階に降りて、 その足の向かう先を無意識に目で追いかけてた。 振り向いたあなたにぎゅっと抱きしめられたら たまらず胸がドキドキしたの。 その瞬間に思った……ううん、違うね。 隣に座った時からずっと思ってたよ ちゆも、今夜愛されるならあなたがいいって。] ふふ、ちゆも同じこと思ってた。 [腕の中でくすくす笑って答えたけれど 思いのほかあっさり解放されてしまった。 不思議がって顔をあげれば、どうしてか謝るものだから ぱちぱち、瞬きを繰り返したあと。] ……はっする。 [じーっと見上げて、覗き込んで 悪戯を思いついた子どもみたいに両目を細めた。] (216) 2021/07/03(Sat) 21:14:58 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[運命、って言葉が擽ったかったのは同じ。 でもね、そう思ったのはあなただけじゃなかったよ。 ふいに踵を浮かせる。両腕は彼の首根っこに絡んで 背伸びだけで届かない距離を引き寄せて縮める。] 愛します。 だから……ちゆのことも、 愛してくれますよね? [また内緒話をするみたいにひっそり囁いた。 かと思えば顔が近づいてそのまま、 躊躇いもなく唇を奪おうとした。 ちゆからは、触れるだけ。柔らかい感触を押しつけただけ。 彼はどんな顔をしたかな。離れたら、楽しげに見つめた。*] (217) 2021/07/03(Sat) 21:15:38 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[愛してる――今はまだ「好き」かな。 感情の芽生えるきっかけなんて考えたことはないけど、 気づいたら好きで、その先は愛があると思ってる。 彼の事は好き。だから、愛を口ずさむのも難しくない。] うふ、気が早すぎますかねぇ あたしたち出会ったばっかりなのに。 [知り合ったばかりでこんな風に恋なんて 単純バカだって思われる?それとも純粋で可愛い? 近づいたのはその反応を楽しむためだった。 彼は同じくらい楽しそうに笑うだけだった。 でも、そういう余裕な素振りっていかにも大人っぽくて ちゆみたいな子どもじゃ簡単には崩せない表情に どうしようもなく心を惹かれてしまう。] (248) 2021/07/04(Sun) 0:36:26 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[短いキスは、まだ「可愛い女の子」でいたかったから。 熱くて甘いのも好きだけど、ささやかな悪戯だった。 やっぱり大人は余裕だ。 ちゆだって別に緊張した訳じゃないけど、 思ってたより彼は平然としてる。] ……、ほんとはもっと! こんなもんじゃないですよ? [その問いかけになんだか負けたような気がして 取ってつけたように言い返す。 ほんとだよ?好きなのは、本当。 こんな風に心がふわふわするのって なんだかすごく久しぶりだし、恋してるって感じで、] ――…ッ んう…… [それをどうしたら伝わるか、なんて考えてたら 今度は彼の方から唇を塞がれた。] (249) 2021/07/04(Sun) 0:36:53 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[瞬きして、心臓がびくりと跳ねるのを感じて 油断しきっていたせいでたちまち蕩かされていく。 薄く唇を開いて、彼の舌が潜り込んだら ぁ……、と力の抜けた声をあげて。 抱きしめる腕に思わず力が籠もっていた。 そうしてちゆも首を傾け、彼の味を深く知ろうとして。 人目も憚らず溶け合う熱に溺れてしまえば 離す頃には少し酸素の足りない頭がくらりと惑う。] ……ちゆだって、 [濡れた唇でいっそう甘い意地っ張りをして 離れるのも腕をほどくのも名残惜しいから ぎゅっと彼の胸に顔を埋めてみた。 あぁ、このまんま触れていたいなんて思いながら。] (250) 2021/07/04(Sun) 0:37:29 |
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