人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

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【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 宮廷を出て歩み出す私に、ふわりと降る
  言葉に振り向きました>>1:312

  一人歩く私を案じてくださっているのだと
  分かれば少し驚いて。

  …それでも。   ]

 
    あ、ありがとうございます…
    でも、大丈夫です。
    私は教会まで帰りますから、すぐそこですし。


[ 男の方に送って頂いて、それがもし、
  神父様に見られると色々と大変に
  なることは明らかでしたから。

  その方の装いはどのようなものか、
  辺りの暗さのせいかよくわからずに
  宮廷楽士の方であるとは
  分からなかったでしょうか。

  いつかの日、教会で、音楽は好きかと
  問うてくださったその方であるとも。>>1:170
 
(17) 2020/09/24(Thu) 7:07:00

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 私が来た方、宮廷への入り口へと
  歩まれていたように見えたので、  ]


    これから宮廷へ行かれるのですか?


[ と尋ねて。  ]


    心優しい貴方に、
    神の御加護がありますように。


[ そう笑んで、また歩き出しました。
  
  彼はその後、どうされたのか。

  
もし素直に送って頂いていれば、
  その後の出来事>>@1はまた
  変わっていたのでしょうか。
 ]*
 
(18) 2020/09/24(Thu) 7:09:14
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a5) 2020/09/24(Thu) 7:22:00

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 教会が近づくにつれ、足取りは鉛を携えた
  ように重くなりました。
  空にはもう、いくつもの星が煌めいていて、
  神父様が戻っていないという可能性は
  随分と低くなっていましたから。

  それでも、今日のひとときが私の心に
  灯してくれた
は、顔を上げて
  歩を進めるには充分。

  意を決して、教会の扉を開けた私の前には、
  やはり、と言うか、残念ながらと言うべきか。

  表面だけは普段と変わらぬ笑みを浮かべて、
  瞳の奥にはぞっとするほどの冷たさを秘めた、
  神父様が静かに立っているのでした。 ]
 
(22) 2020/09/24(Thu) 8:05:09

【人】 教会住みの娘 エヴィ


    …遅くなって申し訳
   



[ 謝罪の言葉すら、最後までは言えません。
  胸元を掴まれてぐいと引かれ、
  
おかえり、エヴィ、
と耳元で囁く
  その声は、まるで地獄から這い出るように
  不気味に穏やかでした。

  そこからは、普段と同じ、俗世の禍々しいものを
  祓うための指導と言う名の
   


  私はただ頭を抱えて蹲るだけ。
  骨の軋む音が革靴の下で聞こえても、
  唇を、奥歯を噛みしめて声を出さぬよう。

  だって今日は、大丈夫。

  頭の中には、今日の夢のような出来事。

  

  あなたが挑戦した「自身の実力」という問いに、
  私達と聴衆から帰ってきた“答え”がこれよ>>1:272
  


  メイレン様の笑顔が過ぎり、
  消えてはまた浮かんで。   ]
 
(23) 2020/09/24(Thu) 8:08:47

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 
  
と、小さな異変に気付きました。

  ふ、と鼻に触れる、微かな、ごく微かな
  柔らかく甘い香り…

  愛しいこれは、これは何処かで
   


  ぐわんと歪む頭で、記憶の糸を
  懸命に手繰ります。

  司祭杖で身体中を打たれながらも、
  妙な胸騒ぎのほうが気になって、
  どくん、どくん、と心臓が奏でる音が、
  静かな教会内に響くよう。   ]


    
……!!



    
(これは、まさか、そんなはずは……)



[ 先程大勢の前で歌った時とは比べ物にならない
  ほどがくがくと震えだす身体を懸命に叱り付けて ]
 
(24) 2020/09/24(Thu) 8:13:10

【人】 教会住みの娘 エヴィ


  ……どなたか、ここへいらしたのですか…?


[ 途切れ途切れになる息をどうにか繋げて、
  絞り出すようにそう尋ねます。
  どうか、勘違いであって欲しい、
  そう願いながら。  ]


    …その方は、いま、どちらに…!?


[ ぎり、と下から睨みつければ、少し
  驚いたような神父様の顔が見えました。
  それはすぐに、からからと笑むものへと変わり、
  私の頭を足蹴にしながら口を開きました。 ]


    『お前は声だけでなく鼻も、そして観察力も
     良いのだな。お前の大切な御友人に
     
俺は
 手は出しておらん。
     教会には金が要るのだ。
     俺はお前を愛してやっているだけなのに、
     そのことをコソコソと嗅ぎ回るような真似を
     見過ごす訳にはいかんのでなぁ。』

 
(25) 2020/09/24(Thu) 8:18:11

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 抑揚の無い声が、私の耳に突き刺さります。
  ひとまず手を出していないと言う声に、
  気づかれぬようほっと息を吐きました。  ]


    『まぁ、俺が手を出さずともどうにか
     なりそうな随分とお身体の丈夫でない
     ご様子であった。
     お前はなにも心配せず、開かれた世界
     などにうつつを抜かさずに、ここで、
     俺の為だけに歌っていれば良いのだ…』



[ 私の髪を掴んでは、ぐいと近づいて。
  
  囁くように笑うその顔目掛けて、私は、


  
ぺっ、
と唾を吐きつけて差し上げました。

  上手く頬を汚すことが出来たら、
  にっこりと笑うでしょう。

  思えばそれは、初めての、私の抗議。  ]
 
(26) 2020/09/24(Thu) 8:23:13

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 
   
…その後はあまり
  思い出せないのですが、
  げほ、と吐き出した息に赤い物が混じって
  いるのが見えて、意識が遠くなるのを感じながら
  ただ祈ること
   
  ]



    願わくば、ああどうか
神様

    コンセールカリヨンの音楽の神様
    私ならどうなっても構わない
    あの方は、
    アメリア様だけは、どうかご無事で
   




**
 
(27) 2020/09/24(Thu) 8:26:27
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a6) 2020/09/24(Thu) 8:53:10

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ …遠のいていく意識の中で、メイレン様の
  奏でるピアノの旋律がやけにクリアに
  思い返されては響いていました。

  心優しい方が、私を案じて跡をつけてくれていた
  ことなど知らずに>>36
  もう何も感じなくなった頃に響いたノックの
  音は>>37、私には聞こえないまま。  ]
 
(38) 2020/09/24(Thu) 11:03:12

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ そのままどれくらい時間が過ぎたのか、
  ふわり吹く風と、私を呼ぶ声>>31
  


  瞼を上げるのにも苦労しましたが、
  その声には、聞き覚えがある気がして、
  それが正しければ一筋の光さえ感じて、
  目線を上げた先には、ああやはり… ]



     
   
…ヨシュア…様…



[ アメリア様は、と私が口を開くより先に、
  ヨシュア様の刺すような問いが飛びました>>32

  やはり、やはりアメリア様になにかあったのだ、
  と思えば、歯の根が合わぬほどががたがたと
  震え出す身体。
  
  それでも、どうにか上体を起こして。 ]


    ち、地下に…
    地下に続く、階段が、そこに。
    その先に、だれも知らぬ部屋が。>>@4

*
(39) 2020/09/24(Thu) 11:08:19
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a8) 2020/09/24(Thu) 11:11:00

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ なにかあるとすればそこしか無い、
  と確信していました。

  私のせいで、なにかとんでもないことに
  皆様を巻き込んでしまったと、
  起こった事件の詳細などわからないままに、
  絞り出すようにそう伝えます。

  そうすればヨシュア様から伝えられる、
  言葉>>33
   


  
  どんなに執拗な暴力を受けても流すことの
  なかった涙が一筋、つうと頬を伝うのが
  わかりました。
  頬も腫れているのか、それはじんと滲みて。

  痛みは、私がまだ生きていることの証のようで
  けれどすぐに返事をすることもできず、
  縋るようにヨシュア様を見つめていたでしょう。 ]
 
(43) 2020/09/24(Thu) 11:29:47

【人】 教会住みの娘 エヴィ


    
の、あたる、道…>>35


[ 紡がれる、言の葉。
  
  そんなものがあると、私は知らなかった。
  信じてなどいなかった……昨日までは。
  
気づいてしまった。


  
本当は、私が一番、欲していたのに

  
臆病で、卑屈で、こうして皆を
  傷つけてしまった…



  ぼたぼたと流れる滴は、冷たい床を濡らして。

  こちらを見やるヨシュア様の、笑顔というには
  あまりにぎこちない表情>>35に気づけば
  あぁこの方にもなにか心に終うものが
  あるのかもしれない…と推し量るには充分
  
 ]
 
(44) 2020/09/24(Thu) 11:33:55

【人】 教会住みの娘 エヴィ



    ……私は、大丈夫です。
    とにかく、早く、アメリア様を
    どうか、お願い、
    あの方を助けて……


[ 色々な液体で汚れた顔を拭うこともせずに
  ぎりと顔上げて。
  ヨシュア様がアメリア様のもとへ向かえるよう、
  どうか大事に至っていないよう、
  
私はまだ神に祈りながら

  そう口にするのでした。  ]**
 
(45) 2020/09/24(Thu) 11:36:48

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ こんな時でさえハンカチを持っていないことを
  詫びるバツの悪そうな顔>>46は、
  それどころではないと言うのに、
  あぁこんな少年のような表情もなさるのだと、
  張り詰めた空気が一瞬だけ、緩んだ気がしました。

  けれどもその顔は何かを思い詰めたような
  表情へとすぐに変わって、告げられる言葉>>47

  はっ、と息を飲めば、ヨシュア様の身を
  包むお姿に、いつものハイアーム家のものと
  わかるものは何一つ無いことに気づいたでしょう。

  止めなければ、この美しい心の方にまで、
  罪を背負わせることをしてはいけない
  


  そう強く思うのに、その眼差しが射抜くように
  私の瞳を貫いて、目を逸らすことも、
  何かを言うことも出来なくて。  ]
 
(62) 2020/09/24(Thu) 16:28:29

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 言うことを聞いてくれない身体を
  なんとか動かすより先に、彼の願い>>48

  待って、とようやく伸ばすことが出来た腕は、
  彼の背中には届きません。

  その揺るがぬ意思を持った背中が
  見えなくなると、私は声を上げて。
  まるで迷子の幼子のようにぼろぼろと
  泣くのを止めることは出来ませんでした。 ]
 
(63) 2020/09/24(Thu) 16:31:08

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 差し込む光が、もう朝になっていることを
  知らせてくれて。

  ようやく顔を上げて、立ち上がります。

  上手く動かない足を引き摺りながら、
  大切な家族
  
小さな弟や妹たちの
  いる部屋へ
  



  ヨシュア様の言う通りなら、この子たちは
  ここにいてはいけない。
  
少なくとも、この子たちにとって、
  あの人は、心優しい神父様だったのだから。


  …そう言えば、その神父様は、今、
  何処にいるのでしょう。
  ここまでくる間にも、姿は見えず。
  それでも、子どもたちの部屋へ入れば、
  いつものようににっこり笑って。 ]


    ……皆、おはよう。
    今日は、皆で、この国の音楽祭を見に、

    
この教会を出ましょう
   


  **
(64) 2020/09/24(Thu) 16:35:31
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a15) 2020/09/24(Thu) 16:38:21

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 私の愛しい兄弟は、妹が4人、弟が3人。
  一番大きな子でも十歳に足りず、
  一番のおちびちゃんはまだ四つ。
  私のただならぬ様子に驚いた子もいる
  でしょうが、ともかく手早く身の回りの
  ものを纏めて(と言ってもほとんど何も
  ありませんが)
  半ば飛び出すように教会を後にしました。


  
   
ヨシュア様の言葉を噛み締めます>>33
  急ぎ、ハイアーム家を目指して。


  ヨシュア様は、アメリア様は、ご無事だろうか。
  そればかりが頭をぐるぐると過るので
  外の爽やかなそよ風に吹かれて尚、
  私の心は曇天のまま、
  気を抜けばすぐに瞳に水膜が張る有様でした。 ]
 
(73) 2020/09/24(Thu) 20:47:50

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 何も知らない小さい子たちは
  無邪気に歌を口遊んでいます。  ]


    いつくしみふかき ともなるイエスは
    つみとがうれいを とりさりたもう
    こころのなげきを つつまずのべて
    などかはくださぬ おえるおもにを



[ あぁ、今頃は、音楽祭の2日目が
  また盛大に行われていることでしょうか。

  ハイアーム家への道のりは、
  宮廷のある通りを過ぎた先。  ]
 
(74) 2020/09/24(Thu) 20:50:59

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 息をするだけで身体中が軋んで、
  足は自分のものでは無い重い棒のよう。

  逸る気持ちと裏腹に、進まない歩み。
  苛立ちながらも歩を止めれば、
  ふいに甘さを含んだ風が吹きました。

  細い路地の先には、生き生きと揺れる
  沢山の花に囲まれてひっそり佇む、
  お花屋さんがあったのかも知れません。>>0:12

  視線を上げればそっと繋がれる、
  小さな家族の手。

  ほわりと暖かい掌に、堪えた涙がまた
  沸いてしまいそうで、無理矢理微笑んで
  ぎゅ、と握り返しました。

  教会を出て、私は、この子たちは
  これからどうなるのか、
  どうするべきなのか、
  未来の音は何も聞こえないままに。  ]
 
(75) 2020/09/24(Thu) 20:53:18

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ それでも少なくともこの国に生まれた
  運命ならば、どうか心を拠せる音に
  出会って貰いたい。

  それさえあれば、前を向いて歩いて
  行けるような、強く生きて行けるような、
  そんな音にどうか触れて貰いたい。

  左手につけたままだった番号札が、
  かさりと音を立てました。

  この子たちは、どうにか一時だけ
  宮廷へ置いてもらえないだろうか。
  それが叶うなら、その間に自分は
  ハイアーム家に向かい、大切な方々の
  無事を確認することが出来るだろうに。

  私の頭には、あの母のような、>>1:273
  メイレン様の笑みが一筋の

  ように浮かんでは消えるのでした。 ]*
 
(76) 2020/09/24(Thu) 20:57:57

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 宮廷が近づいても、今日は昨日のように
  心踊る音が漏れ聞こえることは無くて>>1
  あぁそうか、今日は屋内での舞台になるのだ
  と思い出しました。

  ヨシュア様の御覚悟や、その後の出来事>>118
  また偶然にも同じ場所へ向かっておられる
  ことはわからないまま。>>119

  ただただお二人の安否が気になって
  仕方がないのに、反して身体は重く、熱く、
  一歩を進めるのがやっと。
  目を閉じて息を大きく吐いて汗を拭いました。

  賑やかな露店や、大道芸>>2に、
  子どもたちはすっかり夢中になっていて、

  その声>>83が、私達に寄せられたものだと
  気付くのには少し時間がかかりました。 ]
 
(120) 2020/09/25(Fri) 13:06:19

【人】 教会住みの娘 エヴィ

 
    あ…昨夜の。


[ 声を掛けて下さったその方>>83が、
  ゆうべどのようなことをして下さったのか
  >>53>>61など知る由もなく、
  小さな会釈をして俯きました。

  腫れて、傷だらけの、
  酷い顔をしているでしょうから。  ]


    いえ、迷子と言う事ではないのですが…。
    あ、この子たちは、教会の子です。
    私の、妹や弟で。

    
   
え…っと。
    神父様が、あの、音楽祭を皆で
    見ておいでなさいと仰って下さったので、
    それで…。


[ 昨晩の悍しい出来事を伝えることは出来ず、
  詰まりながらそう答えました。
  既に、ご存知のこととは思いも寄らず。>>36


    あの、音楽祭へ行かれるのですか?*
  
(121) 2020/09/25(Fri) 13:10:28

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 宮廷の庭園には昨日のような大勢の
  人だかりは無く、私が心を、体を、
  酷く震わせたあの光景はやっぱり
  まるで夢だったかのよう。

  それでも耳を済ませば、やはり風に乗って
  微かに此処まで運ばれてくるのは、
  人々の希望を抱いて響く、清らな音。 ]


    あの、私。
    この子たちを、音楽祭が行われている
    宮廷内へ連れて行きたいのです。


[ 意を決して、隣に立つ方へ>>83
  そう伝えましょう。

  昨日私を夢の舞台へ上げて下さった方と
  同じかは、顔をきちんと把握出来ない
  距離でしたのでわかりませんでしたが、
  コンペ裏方、の腕章を付けた方が整理券を
  配っていらっしゃるのが見えました。 ]
 
(163) 2020/09/25(Fri) 23:01:24

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 人数分の整理券を頂くために、
  その方のところへ歩み寄るのも、
  随分と時間がかかります。
  それでもなんとか近くへ行くことが出来れば、
  たくさんの子供たちを連れて宮廷内へ
  入っても良いか尋ねてみたでしょう。

  問題が無いようなら、お礼を伝えて。
  はしゃぐ子どもたちに、しぃー、と
  人差し指を唇に当てて、笑んで。

  会場内には、私が案じて止まぬ方が
  いらっしゃったのでしょうか。>>128

  もし、お顔を目にすることが叶うなら、
  その揺るがぬ意志を宿した瞳が見つめる
  光を、向ける眼差しの意味を、
  どうか失っていませんように、と
  心から祈ったことでしょう。

  また、手首の番号札がかさりと鳴いて、
  無意識のうちにそっと包むように触れました。 ]*
 
(164) 2020/09/25(Fri) 23:07:03
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a43) 2020/09/25(Fri) 23:12:21

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 少しの注意を守れば子供を連れて行っても
  問題ない、と教えて頂ければ>>165
  私はお礼を伝えて頭を軽く下げました。


  
   
また、そよぐ風が私の髪を揺らし、
  先程と同じ>>75甘い香が鼻腔を擽ります。

  す、と視線を泳がせてみれば、そこには今日も、
  小さくて可愛らしい花束がたくさん入った
  籠を抱えて、それでも他の露店や大道芸人>>2
  のように商売に勤しむというよりは、
  まるで散歩でもするように歩く、
  お花屋さん>>1:291の姿が目に入ったでしょうか。

  丈の長い作業着>>1:295の、変わらない柔和な笑み。
  その手抱えられた籠には、鮮やかな色。
  昨夜からずっと、色が失せた世界を彷徨って
  いるような気がしていた私に、それは本当に
  眩しく輝いて。

  暫くじっと見つめた後、小さな花束を幾つか
  買う為に声をかけたことでしょう。  ]
 
(167) 2020/09/26(Sat) 6:29:46

【人】 教会住みの娘 エヴィ


  
 いつかのお花屋さん 
  


[ いつだって教会に飾るお花は、
  細い路地にひっそりと佇むお花屋さん>>0:12
  にお願いしていました。

  私はお花のことをあまり詳しく知りません
  でしたが、店主の方が見繕って
  束にしてくださる花々は、
  季節によってその種類を、色を、
  また香まで変えて、色彩のない日常に
  鮮やかな煌めきをもたらしてくれるので、
  私はお花屋さんの御使い事は
  決して嫌いではありません。


  …店主の方は、不思議な雰囲気を
  纏う方でした。>>1:26
 
(168) 2020/09/26(Sat) 6:32:41

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 穏やかに笑む表情は柔らかく。
  花々に触れる指先の動きは舞うように
  滑らかで、眼差しは深く、澄んでいて。

  なんとなくその瞳で、私の濁った心の中までも
  見透かされているような気がして、
  何度訪れても視線を上手く合わせることが
  出来ずにただ花束をお願いし、
  帰るだけの私。
  そんな妙な私にも何と声を掛けて問うこともなく
  ただ、穏やかに微笑みをくれるのでした。

  …時には渡した代金では到底買えない程の
  たくさんの美しい花束を持たせてくれることも、
  あったかも知れません。  ]*
 
(169) 2020/09/26(Sat) 6:35:43
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a45) 2020/09/26(Sat) 6:39:36

教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a51) 2020/09/26(Sat) 13:33:30

【人】 教会住みの娘 エヴィ


  
 優しい方と 
  


[ 宮廷への入り口で帰宅、と仰るその方>>175は、
  明るい陽の下で改めて良く見れば、
  そのお召し物も上等なご様子で、
  なぜそのような方が私を気にかけて
  くださるのか、内心小首を傾げます。

  昨日大層お世話になった方だとは
  知らなかったこととは言え、
  なんて失礼だったのでしょう。

  送られる言葉
  
うちのもの、や、
  宮廷内で、と言う
  
>>175には
  また驚いて、目玉をぱちくりと何度も瞬き、
  伏せていた顔を上げました。   ]
 
(214) 2020/09/26(Sat) 16:26:04

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ と、突如背後にリズミカルな蹄の音、
  そうしてまた一人、豪奢なお姿の方が
  馬車から降りられます。>>176

  なにか小さく呟かれたようですが、
  言葉までは聞こえません。

  子どもたちを見ておいてあげようと
  言う>>177言葉に眉根は寄りますが、
  その眼差しは優しげで、少し安心しました。

  …それでも、子どもたちときたら
  何かを感じているのか。
  私にぴったりくっついて、
  離れようとしません。

  困ったように笑って、その方々を見やり。
  有難いご提案の辞退を申し上げました。

  お気を悪くされていないと良いのですが。 ]
 
(215) 2020/09/26(Sat) 16:28:57

【人】 教会住みの娘 エヴィ


    …あの、少し騒がしいのですけど、
    よければこの子たちと一緒に、私を
    宮廷まで連れて行ってくださいませんか。

    
   
私、ちょっと
    転んでしまって、歩くのが少し、
    おぼつかないので。

    ご迷惑で無ければ、ですが…


[ そう言って、また困ったように笑って。 ]
 
(216) 2020/09/26(Sat) 16:30:26
 




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