100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】
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| 「あーあ。あの酔っ払いのせいで、せっかくつまんねえパーティに一味加わったのに胸糞悪い思い出まで残っちまったよ。次みつけたら今度こそ顔面から食わせてやるからな……」
パーティから帰ってきたその後、狼少年から人間に戻ったものがぶつぶつと言いながら部屋からでてきた。 (2) 2021/10/19(Tue) 22:04:30 |
/*
ハローハロー、あなたのベル記(思い込み)、当方です。
当方、引き続き『
透明な描写
』を続けますが、本窓が見えている方は特筆がなくとも、任意の箇所を『半透明な描写』として認識していただいてOKです。
何かあれば都度聞いていただければ〜〜! とりあえずLoveを振り撒いておきます、キャッキャッ ٩(ˊᗜˋ*)و
| 「うわ、血だ!また血かよ!前に中庭にもあったぞ!ハロウィンパーティはもう終わっただろが!誰か拭けよ、おいこら使用人」 少年は床に続く赤い点々が悪戯であることも気づかず騒いでいる。 (3) 2021/10/19(Tue) 22:26:41 |
「
え? 来たは来たけどすごい素直に席に着きたくないな??
」
| >>4 アマノ 「なにしてんの。コソ泥ごっこ?」 ドアの隙間からなにかを漁るその姿を覗いている。 (8) 2021/10/19(Tue) 23:41:54 |
| >>16 アマノ 「怪しいんだよ、オッサン。アルコールって酒?なら使用人に頼めよ。ガキ扱いしてきた上に命令までしてくるヒゲ面の言う事なんか聞くと思うのか?」 負けじと下から睨み返す。 「ああ、使用人に相手にしてもらえなかったんならご愁傷様」 (18) 2021/10/20(Wed) 4:43:20 |
| 「なんだよ……なにに騒いでたんだ……」
騒がしいのは今に始まったことではないけれど。飛び出していった人物が気になった少年は、後に使用人から、泣きながら人を探していたと聞いた。噂には尾ひれがつくものだ、全てを鵜呑みにはしない。
「ミズガネって、だれだっけ……」
それがあの酔っ払いだと気が付くのはいつになるだろう。 少年は名を覚えている人物は多くはない。この館に身を置いてから長くも短いとも言えないが、顔見知りはいれど、親しい者はいなかった。
「……」
先日聞いた死神とやらの噂、血痕。 嫌な予感が脳裏に過るが、人がいなくなる噂など前からあった。 なにも、驚くことじゃない。 その被害が自分に向けられる可能性なんて、考えるだけ無駄だ。 (19) 2021/10/20(Wed) 5:28:59 |
………
……
…
キエはミズガネの悲痛な叫びを満足気に聞いていた。此れならば良い対価をせしめる事ができそうだ。
しかし見えないし聴こえない振りをする。此れ以上館の主に目を付けられるのは少々面倒だから。
「リーパー君、吉報だよ。リソースの確保ができたから館を利用しなくても良くなった。
そしてなんだが僕ァどうやら館の主に目をつけられてしまったようでね…今からでも行おうかと思っているよ。もし都合が良ければ裏庭の木陰に来ておくれ。折角だから女の姿にでもなっておこうか?」
これは、ミズガネを殺害した後のこと。
地の底に堕ちたミズガネの慟哭はゲイザーの耳に入った。
悦に入った声色で、あなたに通信が入る。
リーパーに割り振られた役割には、
”神隠し”された人間の声が届く。
だって、殺した後の怨嗟の声が聞こえなきゃ損だろう!
「ギャハハハハハハ、あっは、ああ笑えた。
あァ? 何だかよく分からねえが、
ゲイザーの野郎をブッ飛ばせるなら何でもいい」
提案には肯定。冗談には、こう付け足される。
「ハッ! 要らねェよ。
オレは女は好きだが、オマエは女だろうと絶対勃たねェ。
可愛げもねェし、何より気色悪ィからな!」
そうして、暫しの後。
リーパーは裏庭へと向かうのだろう。
⏤⏤⏤⏤裏庭でキエと
ゲイザー
リーパーは言葉を交わした。
其れは在る殺人の計画。
しかし其の殺人は血も出なければ死体も出やしない。犯行の証明など誰にもできぬ謂わば完全犯罪である。
本来キエにとって夢その物を喰らう事は山を荒らす事に等しい。
山を荒らせば
実りが減ってしまうからだ。其れは善意ではなく自身の恒久的な利益を考えての事だった。
しかし、
伐採がその山の利益に繋がるなら
話は別だ。
「
人格を喰らう
のは僕も初めてでねェ。咀嚼に時間がかかってしまうだろうがそこは許してほしいな」
少女の身体を一度抱きしめると耳を塞ぐ様に少女の頭を抱えた。
ふたりは夢を見た。
ゲイザーは郊外の出身である。
ある時、都会的な少女がひとり越してきた。
彼女は閉鎖的な環境ながらも見事に馴染み、
その洗練された風体から皆の憧れとなった。
ゲイザーも憧れるその一人だった。
彼女を喜ばせたくて、誕生日パーティに手作りのパイを贈った。
ゲイザーはべつに彼女の友達ではなかったけど、
彼女と仲良しのみんなで食べてくれたらうれしいと贈った。
けれどグズでノロマなゲイザーの手作りパイなどダサいので、
翌朝捨てられていた。
ゲイザーは泣くばかりだ。
だから代わりにもう一人のお友達が怒っていた。
『ひっく。ぐすん。あたし、かなしい。かなしいよ』
『なんだそいつ! お高く留まりやがって。
オレがブッ殺してやる!』 ⇒
ゲイザーはそれから暫く、パイが焼けなくなった。
ゲイザーはパイを焼くのが好きだったので、ママに相談した。
「かわいそうに。ひどいわね。
でも、叱ってはいいけど怒ってはだめ。
それはきっとあなたの為にならないわ」
「辛いなら、誰もが目を見張るほど
おいしいパイを焼けるようになりなさい。
誰もが憧れるほど素敵な、心優しいひとになりなさい」
「あなたは頑張り屋さんだから。
きっといつか、あなたの努力を認めてくれる人がいる」
ゲイザーはそのように生きることにした。
こうして、今のゲイザーは生まれた。
「…………」
「終わりだよ」
耳をふさがれているから何も聞こえない。
「ほら、早く殺せよ、そいつ」
「オレの居場所作ってくれよ」
「
有難いお話だけど、今──が聞いたのはそうじゃなくて……と
言うか、自分自身の存在など誰も証明ができないって言っても、
さぁ?まずキエちゃん達はそこに居る事がわかっているじゃな
い。明かりに照らされているじゃない。ああして心配するくら
いの仲間だっているじゃない。──の目に映っているじゃない
」
| >>22 アマノ 「あ?……このパーティ会場で酒以外の アルコールなんて何に使うんだ。ますます怪しいな」 床に転がったチーズを見て不機嫌そうな顔をさらに深める。 誰がネズミだと発しそうになった口を噤み それを拾い上げると、お望み通り食ってやった。 「ネズミにエサくれんだ、やさしいね。 パーティにも飽きたからなんか面白いモンでもないかって見てるだけだけど?コソ泥のオッサンは面白くもめずらしくもないな」 (29) 2021/10/20(Wed) 16:21:04 |
| その噂を聞いたのは、また誰かがいなくなったと聞いてからすぐ後のことだった。 「死神ねえ」 少年は真実など知る術もない、知ろうともしていない。 真実を知った者が狙われるものだから。本で読んだ話だ。 「最近たまに勝手に椅子が倒れたり、なんか浮いてたりするの見るだろ。ソイツの仕業だよ。退屈だからって仲間でも作ろうとしてるんだ。次はお前らが狙われるかもな!」 気を紛らわすためか、すれ違う使用人に、ゲストに、 あることないことを言ってひとりで騒ぎ立てた。 「 オレがそんなのに遇うわけないだろ! 日頃の行いが悪いやつから選ばれるんだよ。あといなくなってもどうでもいいやつとかさ!」 まるで自分にはそれが当てはまらないと言わんばかりだが 逆に当てはまるからこそ、言ってるようにも見えた。 あーこわいこわい、わざとらしく言い回って、少年はいつもどおり喧騒の外へと消える。 (30) 2021/10/20(Wed) 16:43:36 |
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