129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】
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| 処刑の時間。男は今日も自室にいる。 自室に居るにも関わらず扉は薄く開きっぱなし。 動く人の音の行く先を心臓で追っていた。 「…………、」 どうしても気になってしまう。 完成した曲の楽譜を乱雑に片付け、中継を繋いだ。 (1) 2022/03/05(Sat) 21:48:50 |
使えなくなっていた筈の、懐かしささえ感じるそれを起動する。
「グロリオサ、シトゥラ様。
…聞こえているだろうか?俺は貴方たちがいる限り此処からは退かないと誓おう。
貴方たちが、見えない場所で傷つくのは嫌なんだ」
処刑対象を見つめながら、囁く様に貴方たちへ。
「今はスピカもいるのだったか。
君も、支援がいるのなら言ってほしい。…この通信での初めましてが挨拶でなくてすまないな」
「俺は
やる気
だよ。
……処刑対象が最大の脅威、だなんて。こんなに面白い舞台に乗らない筈がない。」
「シトゥラ様の事は、コヨーテが守ってあげなよ。……主人を護ってこその従者というものでしょう?
スピカはどうする?この場から引かないのなら、君に『おまじない』を授けようかと考えているのだけれど。」
「俺からすると君の事も護らせて欲しいのだが。せめてあの"偽物"くらいからは」
その琥珀が自身の生み出したものでないと、地の気を纏わない幻想だと理解している。故にそれはこの男を貫きはしないだろう。
君はそういうけれども、我儘を覚えた今だから。相方と主人へは障壁を展開しよう。一時的なものだし、君が拒めばそれは解除できる。
「……全くもう。」
呆れた様な色の声は、それでも嬉しい色を隠せていない。
君の雨を知っている以上、他の幻想よりはまだ効きにくいだろうとはいえ。その障壁を拒むことは無かった。
「はい、私もいます。噛みました。はじめまして、よろしくお願いいたします。」
全然はじめましてではないのだが、そういわれたのでそう返してしまった元骨噛み。
「…支援、されたこと、ありません。どうすればいいですか。みんなで戦うこと、ないです。」
それからこの通信に聞こえてくる二人へ。
もらったことはないものはわからない。拒むこともないだろう。
返事を待てることもなく、それから反撃へと向かっていくのだろう。
| 自室で中継を見ていた。静かに中継を見ていた。 中継を見ていた。中継を見ていた。 中継を見ていた。中継を見ていた。 中継を見ていた。 中継 を、 「……、…………う゛、あ゛……」 画面から大きく響き渡る叫びに。 空いた扉から伝わる微かな振動に。 胸を、頭を抑える。身体が震える。 心臓が苦しくなる。恐怖心が流れ込む。 思考回路はぐちゃぐちゃだ。ギターを手にした勢いのまま扉にぶつかり崩れ落ちる。 思考回路はぐちゃぐちゃだ。震える手と身体で扉を開き動き駆け始める。 「……る、……れしゃ…………、ッ!」 思考回路はぐちゃぐちゃだ。間に合う、間に合わない、関係ない。考えられない、分からない、分からない事も分からない。 ただ頭にあるのは。 ――一刻も早く愛しの魚が陸へ打ち上げられてしまった舞台へ 出来損ないの機械は。 制御不能のまま恐怖を辿り処刑室へと向かう。 (41) 2022/03/07(Mon) 2:49:55 |
| 「……ッ、ある、れしゃ、」 ギターを背にした出来損ないの機械がひとつ。 心臓を抑えたままに。フラつく足取りのままに。 荒くなる呼吸に身体を震わせ現れる。 穏やかな笑みを浮かべていたあの時の音はどんなだったか。 自室で中継を見ていた。だから知っている。 あの部屋には炎も、赤い空も、崩れた瓦礫も、焦げた跡も。 狼の首を討ち獲ろうと舞い踊る 処刑人達 と。 夢を攫うのを代償に赤に沈んだ 鎖の蛇 と。 恐怖に掬われ打ち上げられた 歪な魚 と。 端から周りなど見ていない。目もくれない。 魚に歩み寄る英雄も、銃を構える悪魔も認識しない。 その機械は真っ直ぐに愛しの魚まで駆け抜ける。 死に抗い跳ね続ける身体の傍まで。 この機械は此処に辿り着く前から己へと強化を施している。 身を軽くする振動により駆ける動きは素早く。 筋力を底上げする振動により抑え込む力は強く。 脳に無理やり信号を送り続ける。 己を襲う激しい頭痛など知らん顔だ。 アルレシャの痛みに比べたらこんなもの。 (48) 2022/03/07(Mon) 22:04:29 |
| 駆け抜けるそれが魚へと近付くことが叶ったのならば。 崩れ落ちた身体の目の前で両の膝をついて。 片方の手をアルレシャの頬へと添え。 もう片方の手でアルレシャの愛銃を。 震える手と一緒に包み込むように握るだろうか。 撃たせぬよう引き金にある指を指で浮かせ。 強い握力と腕力に導かれ銃口は天を仰ぐ。 一般的な人間であれば容易く抑え込めるくらいの強化はしてある。 それでも足は取り押さえていない。暴れようと思えば暴れられるのだろう。 尤も、この拘束を解く力は今のアルレシャには無いのかもしれないが。 己の震えと共にアルレシャの震えが伝わる。 そして音、振動でその感情の全てが伝わる。 「アルレシャ、迎えに来た」 それでも、この機械の声と瞳は揺るがない。 「大丈夫、怖いのはもう……終わるから」 口だけを動かす。 「――――…………」 ▼ (50) 2022/03/07(Mon) 22:23:37 |
| 愛しの魚の額へと口付けを落としたその後は。 天を仰いでいた銃口をその魚の頭、米噛みへと突き付け。 体温をなぞり絡めるよう動かした手。 己の指を引き金へ添え。 引く。 ――バン!!! いのちの終わりの音。 銃声をひとつ、轟かせた。 そばにあるのはもう。 音の無くなった身体だけ。 (51) 2022/03/07(Mon) 22:25:15 |
| 「……、う、ぁぁ…………」 息を吸うのに合わせキュルキュルと高く喉が鳴る。 堪えられずに目からぼろぼろと零れ落ちる。 例え死んで生き返るのだとしても。 例え一時的に訪れる死だとしても。 その音が消えて無くなるのは耐えられないと。 押し込めているはずの心の臓が叫ぶ。 眠りに就く身体を。 自分の方へと手繰り寄せるかのように。 喪われていく体温を分け与えるかのように。 抱き締めて。 頭を撫でて。 擦り寄って。 「――――……」 ▼ (54) 2022/03/07(Mon) 23:45:54 |
| ぐずっていても仕方がない。 仰向いて口をきゅっと結び。 か細い溜息が長く空を揺らした。 やがてそれは。 抱き締めていた身体をゆっくりと引き剥がし。 床へと寝かせ。乱れた髪を、服を整えてから。 運ぶのに邪魔になるといけないから。 ……それは漸く、愛しの魚から離れていく。 それでも。 運ばれていってしまうまでは。 寂しくないように。 そばにいるよ。 (55) 2022/03/07(Mon) 23:50:22 |
| (a28) 2022/03/08(Tue) 4:30:10 |
『ゲーム』に決着が付き、無礼講が終了するまでの何処かの時間。
ラウゲンブロートfoodやらローズヒップティーdrinkやらダックワーズvilを頼みつつ、通信装置を起動する。
……別に通信でなくとも良いかもしれないのだが、何となしに。
「スピカ。」
呼んだのは小さな英雄の名だ。
「はい。」
処刑後、傷も癒えたころ。
ツイストドーナツsweetを広場で頼んでいたが、通信がついた様子に、自分の名が呼ばれた様子に自分も通信を付ける。
「そういえば、私たちは勝ちですか?おめでとうございます。」
あんまりゲーム結果を気にしているわけではなかったが、勝利の文字を見たようだ。
「実は勝ちだね。結果として君の骨噛み先が
コヨーテで正解だったかもしれない。
まあ勝ったからと言って、何かある訳じゃないけれど。」
届いた諸々を口にする……前に。
「一つ、謝罪と提案を行おうと思ってね。
まず謝罪。4日目……君が処刑された日の事だけれど。結局ごたごたしてしまって、呼称を決め忘れていたなと。……俺とコヨーテの事、羨ましく思ってたって後でチラッと聞いてさ。」
風の噂か何かで聞いたらしい。
視聴者お便りかも。とりあえず、どんなルートで聞いたのかは然程重要ではない。という事にしてくれ。
「次に提案。今から君の呼称……というか。
コードネーム、決めない?
君にそれがあると、より英雄っぽいなって思って。」
「全員処刑されて勝ち、というのも面白いものだ」
陣営の性質上、大正解な訳だが。
くすりと笑った音が通信に乗ったかもしれない。
「良い案だとおもう。
仲間だったのだという記念にもなるしな。…それに、こうして違う名で呼び合うのも楽しいから」
もう一人の反応を待ちつつ。すでにどんなものが良いかと考えを巡らせ始めて。通信越しでも楽し気だ。
「何もなくても、少しだけ嬉しいです。イベントも、無礼講も勝てて楽しかったですからはい、噛めて良かったです。おめでとうございます。」
なんだか勝ちってそれだけで嬉しくなる。ダイスイベントの勝ったときにもらったコインを(回収されていない限り)まだ大事にしている。
「はい、知らない名前呼び合うのいいなって、アルレシャ様達も呼ばれていて、私も忘れていました。」
いいなとは思っていたらすぐ喋ってしまうので、きっとどこかでバレていたのだろう。
「!コードネーム、バレない名前ですか?はい、決めたいです。何がいいですか?私、難しい名前わからないですが……シェルタン様のコードネームどんな意味の名前ですか?」
!ぴょこん!と台詞だけでも嬉しそうな反応を返す。期待。
「裏切り者は漁夫の利を得る、なんてね。
君達と共に勝利を迎えられた、と思うと。……うん。俺も少し、嬉しいかな。」
自分はとうに返却していたが。少女が今も尚コインを大事にしているのを、もしかすると見かけたかもしれない。
「グロリオサは花の名前だね。赤と黄色の二色の花で、栄光の百合と呼ばれていたりもする。
……そういえば、何故俺にこの名を贈ったのか。すっかり聞きそびれてたっけ」
と、もう一つの通信の方に少し意識を向けつつ、改めて。
「君はどんなものがいい?
花、動物、単語、宝石。名の由来にも色々あるけれど、どんなものが好きかな。」
これはまぁ、きっと諸々が落ち着いたであろう頃。
というかいつ落ち着くか(蘇生ポッドの中で聞いていたあれこれ的に)わからんから、狼回線にテキストメッセージが投げられているでしょう。
『お疲れ様でした。敗北は残念でしたね。楽しめました?』
「二人が嬉しいなら俺も嬉しいよ。それに、スピカがそういうのなら。あの日選ばれたのが俺で良かったのだと改めて思える」
自分の為だけに力を使ったあの日の事は今でもよく覚えていて。
ただ骨を持っていかれるのは痛かったな、と。うっすら思い出している。
「理由なら。君を紅く染めたらあの花の様に綺麗だろうと思ったからだな。模擬戦の時に見た君は本当に綺麗で…見惚れてしまったし。
…と、こういった理由でつける事もあるな」
なんとなく説明の為ですよ、みたいな雰囲気を付け足しているが話したかっただけだ。
「グロリオサは花の名前なのですね、かっこいい名前です。赤と黄色……シェルタン様の色です。似合います。」
外見だけでそう判断していたり。答えを知っているわけではない。
「花や宝石が好きです、ドレスについてる、綺麗ですから。赤が好きです。」
赤い花や赤い宝石を楽しそうに想像している。着ていたドレスにその偽物がついているものを。
| 男は演奏を行うためステージへと向かう。 だがその歩みはまだ。 まだトレーニングルームには向かわない。 気まぐれに散歩をするように。 わざと遠回り。廊下を巡回する。 「…………〜♪ 〜♪ 〜♪」 ギターを背に。アンプを手に持ち。鼻歌まじりに男が歩く。 「演奏中」の札、紐を人差し指に引掛け肩に乗せたそれが歩くリズムに合わせ揺れる。 今の男の姿を見た者は気付くだろうか。 気付いたらいい。これから演奏をするのだ、と。 もちろん声を掛けられたら言うつもり。 「最後のライブをするから、良かったら来なよ」ってね。 (69) 2022/03/09(Wed) 20:47:29 |
「……ふふ、そうか。君から見たら丁度琥珀色と血の色が、丁度あの花の様に見えていたのか」
模擬戦の事を思い出したのだろうか、嬉しそうな声が通信機の向こうから聞こえる。
似合いますとの言葉にも満更でも無さそう。
「花や宝石……赤。思えばカジノの時も処刑の時も、赤いドレスを選んでいたね」
好きな色なんだろうな、と。思い。暫く考えて。
「
ローズ
、はどうだろう?
薔薇は様々な色があるけれど、連想するのは赤の印象がある。服の柄としても赤が採用される事が多いし、広がる様な赤いドレスは薔薇と似ている……と思う。
あと、ローズクォーツやインカローズという名前の宝石もある。此方はどちらかというと、赤よりもピンク色に近いけれどね。君の付けているリボンの様な。」
どうかな?と。二人の方に問いかける。
| 「…………〜♪ 〜♪ 〜♪」 ギターを背に。アンプを手に持ち。鼻歌まじりに男が歩く。 廊下を巡回していたそれは、人が集まるロビーにも顔を出すのだろう。 だって最後の公演だ。 色んな人に見てもらいたいじゃん? きっと、人を誘うように、高らかに。 その機械はどこまでもご機嫌な音を響かせ歩いてゆく。 (72) 2022/03/09(Wed) 21:51:39 |
| >>71 ムルイジ 「おーう、ムルイジ!」 名を呼ばれ、振り返り姿を見る前に名を呼び返す。 静かで優しいあなたの音は覚えているからね。 「もちろんいいぜ!! 来てくれたら、うれしい!」 (73) 2022/03/09(Wed) 21:54:01 |
これは色々片付いてからのメッセージ。
『まぁあそこまで役割れてたら勝てないよねぇ。
お疲れ様。……どうだろう、みんなは楽しめた?そうなら、俺も満足だよ』
| >>76 ムルイジ 「おうよ!」 待ってるぜ、と笑みを浮かべ。そして歩みを止める事は無い。 あなたへと背を向ける姿は、手を振り返しながら歩いていっただろう。 (77) 2022/03/09(Wed) 22:29:37 |
「はい、好きです。ヒーローの色と言っていました。」
そんな理由だ。そんな簡単な理由だ。
「ローズ、赤いお花なんですね。ドレスと似ているお花で鵜からきれいですね。シェルタン様とおなじように、お花なの、嬉しいです。」
子供の手遊びのように、手でお花の形を作って見せる。花の名は知らないようだが。
「ピンクの宝石もかわいいと思います。見たことはないですけれど、ここから出たら出れるかなあ。」
そんな希望をつぶやきながら。
「ローズ、ローズ、私は赤色のローズ」
自分のコードネームを嬉しそうにつぶやくのだった。
| >>78 スピカ 自分に近寄るあなたの音に気付けば笑顔を向ける。 見てもいいか、と聞かれれば「もちろん!」と答えただろう。 ついてくるのならきっと、一緒に練り歩くことになるかな? そうでなくとも、どの道、拒みはしないだろう。 気が済めば、トレーニングルームに到着だ。 (79) 2022/03/09(Wed) 23:19:18 |
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