![人狼物語 三日月国](./img/mptitle_prov_v0.jpg)
74 五月うさぎのカーテンコール
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は、ふ。
[竿の形を確かめるようにしばらくはむはむしていると、唇だけでも少し湿度が増して布地のグレーが濃くなってくる。
目線を上げて表情を見て、トランクスの前開きに指をかけた。]
……ジンさん、目、瞑っててもいいですよ。
[女の子ともやる行為だけど、女の子には見えないだろうから。]
でも出来れば、撫でてて欲しい。
やっぱりだめって、言わないで。ください。
[布の合わせから取りだして、また顔を寄せた。
吐息一つさえかけてしまう距離、今度は唇を閉じたまま。シュークリームの食べ始めみたいに、宝物に額ずくみたいに、そっと先端にキスをする。
痺れるような甘怠い感覚が腰に走って、ふわんと目を細めた。]
[誘われてしまえば断れるはずもなく。
笑って抵抗しなければ、それは彼にも伝わるだろう。
抱き上げられた際に少し浮いてしまった襟元も、今は彼しか見る人も居ない。
鼻先にから頬にかけて、唇や顎先まで。
落とされる唇に、くすぐったい。と笑いながら身を捩らせて。
髭が痛いかと聞かれたら眉尻が下がる。]
……ちょっとだけ。
でも、いやじゃないです。
[接客業も兼ねているから身の回りはいつも綺麗にしている彼のこと。
こういった姿を見れるのが自分だけかもしれないと思うと、それすらも愛おしくて眦が緩んだ。]
[次第に眼差しも声も、いつもの調子を取り戻していく。
ふと混じり合った視線の先、密やかに落とされた声に耳を傾けたら、きゅうと胸が疼いた。]
………基依さん、可愛い、
[ぽろ、と口から零れ落ちたものは取り消せない。
首筋に隠れてしまった顔は見えないけれど、その代わりにぎゅっと抱き込んでしまう。
緩く髪を撫でて、お互いの顔が見えないことをいいことに。
赤らんだ耳朶へと吐息を乗せて囁いた。]
私も毎日、どきどきしてます。
基依さんのことしか考えられなくなっちゃうくらい。
………もっと、いっぱい。どきどきさせて?
*
[触れるだけの淡いキスを何度か落として、
それから舌先でちろりと舐めた。
指を添えて、窪ませた舌を触れさせる。頬が熱くなるのを感じた。]
……、
[問いかけるみたいに顔をじっと見上げたまま、むずむずする腰を一度床からあげて、座り直した。*]
![](./img/discordia/057.png) | [断固引かない構えで睨み合って居たら。 嵐の方から折衷案が提示された。 >>45ぱっと笑顔になって。] チェーンを合わせて買うとかは? 仕事中は、首にかけてると良い。 それなら仕事中も身に着けてくれる事になるから。 俺も嬉しいし。 [にこにこと提案して。 微笑ましく見守ってくれる店員さんに、ね?と聞けば。 『出来ますよ。』と答えてくれた。*] (46) 2021/05/25(Tue) 21:03:42 |
[「可愛い」と言われたら「でしょ〜♡」とノるのが卯田基依という男だ。
けれど今は、紫亜のくちびるから零れた、心から愛おし気な声に、どうしようもなく照れてしまって顔が上げられなかった。
溺れている。彼女に。]
……。
[何か言おうと思っても気の利いたことが出てこない。
本当に溺れているみたいにはくはくと口を動かしたら彼女の首筋が唇に触れて、反射的にまた痕をつけた。]
……がんばる。
[結局小学生男子のような拙い誓いをして、埋めていた顔を漸く起こす。
ふへっと笑って]
手始めに、朝飯食って。
昨日行けなかったとこまで散歩しようか。
……それとも、どこにも行かずにずーっとこうしててもいーけど。
[抱き締めた彼女を左右にゆらゆら揺らす。
完全に浴衣が脱げてほぼ裸になってしまったが、こんなだらしない姿、彼女にしか見せないのだから許されたい。*]
[ゆっくりと抱き込んだ頭を撫でる。
いつもならすぐに返事が返ってきそうなものなのに、今日はなかなか反応がない。
代わりに与えられたのは、チリ、と焼け付くような痛み。]
ンッ……、
あ、……また、痕……
隠せなくなっちゃう。
[元はと言えばおねだりしたのは自分だけれど。
季節柄、首筋を隠せるような服は持ってきていない。
絆創膏で覆い隠すしかなさそうだと、痕のついた箇所を指先でなぞる。]
[ジト目で見つめれば、幼く見えた笑い方に毒気を抜かれて。
ちゅっ、と音を立てるだけのキスを目尻へと贈る。
身体を揺すられたら、ンッと声を漏らして身じろいで。
はだけた浴衣が朝から目に毒で、眼のやり場に困る。
それに何より、さっきから気にしないようにしていたけれど。
生理現象で兆したものが下腹部を擦るから。]
……こうしてたら、
また欲しくなっちゃうから、だめ……
[気恥ずかしさに視線を反らして、そっと瞳を伏せた。*]
![](./img/discordia/057.png) | [嵐が折れてくれて。俺は嬉しそうに笑った。 ちょっと……かなり、強引だった自覚はある。]
うん。でも大事にするより、普段使いして欲しいな。 それが一番嬉しい。
[石を選んでサイズを合わせてもらうから、出来上がるまでしばらく時間がかかるけど……] (48) 2021/05/25(Tue) 21:50:37 |
![](./img/discordia/057b.png) |
……今度ナンパされたら。 婚約者がいるんでって、断ってください。
[とても心の狭い。独占欲の強い男はそう囁いて。 見も知らぬ男にマウントを取るダメな人です。 ちょっとバツが悪そうに告げながら。 今日はまだ指輪が無い手を、ゆっくりと握った。]
(49) 2021/05/25(Tue) 21:50:55 |
![](./img/discordia/057.png) |
指輪が出来たら、今度ご両親にご挨拶に伺っても良いですか?
大丈夫です。色々覚悟は出来てます。
[微笑みながら。 色々な手続きを終えれば、2人で少し、街を歩こう。*]
(50) 2021/05/25(Tue) 21:51:05 |
旅行の間どころか、帰ってからの服装も困るよな?
夏の間は首は我慢しなきゃ駄目か〜
[名残惜し気に言って、内出血をぺろりと舐めた。
汗ばむ季節、絆創膏だらけだと蒸れてしまいそうで申し訳ないし。]
水着も見たいしな……。
[海なり、プールなり。
彼女がどんなデザインのものを着るのかにも興味があるから。]
[……想像したら、収まるどころか益々硬度を増したのは仕方がないとして。
夜中に風呂に入った時に怠惰にも下着をつけなかった、その全裸が居た堪れないのか目を伏せた彼女に、しゅんとした声を出した。]
……だめかぁ。
じゃーちょっと収まるまで、じっとしてよう。
[素数を数えろって言うよな。
学が無いから素数が何かもわからないけれど。*]
……、
[浅くソファにかけて、視線を下ろす。
そこには麦がいる。股の間、座っている。
触れるだけだった指先に圧がかかって、やわらかい腿が窪む。]
はー……
[深く息を吐く。
不思議な気分だ。ほんの数日前までは、ただのオーナーとスタッフの関係だったのに。
緊張のような、興奮のような。
このふたつはどちらも脳の作用は似たようなものだと聞いたことがあるな、などと頭のどこかが逃避のように思考する。
なら、これは興奮なのだろう。背徳と、興奮。]
くは、
[敏感なところに頬ずりされて、もぞもぞとくすぐったい。
なのに、吐息がかかって熱い。
この熱は、覚えがある。劣情にまみれた、ほの昏い熱。]
ん――
[布の上から食まれて、その感覚にかすか、甘い色が鼻から抜けた。
それが繰り返し、繰り返し。呼気で下着が湿るまで。
もどかしい、刺激にもならない何かが、そこから背筋を這い上がる。]
……平気。
目、開けてらんなくなるまで、見てたい。
[目を瞑って、脳裏に女の痴態を描くことは可能だろう。
その映像を使って雄を勃てることも。
けれどそれは、違うものだ。]
へーき。
へーきだから。
[そろ、と片手を上げて、麦の後頭部を撫ぜる。
押さえ込んでしまわないように、乗せている程度。]
ッ、ふ……
[まだ芯のない竿が、合わせからまろび出る。
やさしい、やさしい口づけが落ちて、ぞくりと震える。
それが拒絶や嫌悪でないのは、先端まで伝わるほどにひとつ脈打ったことから、わかるだろう。
乗せた手がくしゃ、と髪先を捕らえた*]
う。
見えないところなら、
全然構わないんですけど……
[さすがに夏の間ずっと詰襟のシャツを着るわけにもいかない。
絆創膏は返って目立つとも同僚にも言われてしまって、立つ瀬がなかった。
水着と聞こえて、視線を向ければ。]
……あ、えっちな顔してる。
[む、と眉根を寄せて。きゅ、と窘めるように彼の鼻先を摘む。
海もプールも、長らく足を運んでいないけれど。
でも、彼が見たいというのなら、それとなくどんな水着が好きなのかリサーチしておこう。とひっそりと計画を立てる。]
[消沈した声には、ドスッと胸を突かれた。
そんな顔をされると弱いのを知っているくせにずるい。
そもそも、本当に嫌ならとっくに身体を離しているのに。]
…………。
[断りの言葉を今更撤回するわけにもいかずに、もじもじと腰だけが物足りなく揺れる。
昨日もあれだけ愛してもらったはずなのに。
己のはしたなさに顔を覆いたくなる。
アラームはまだ鳴らない。
そろそろ身支度を整えないといけないのに、離れがたくて。
はだけられた胸板を、そっと指先でなぞりあげた。*]
そーやって甘やかすから俺が調子に乗るんだろ〜?
[見えないところを考えて、そういえば背中にはまだつけていなかったな、と。
後ろからすると彼女の顔が見えないのが寂しくて何となくいつも前からはいっていた。
そんなことまで思っていたから、水着の想像をしたら元々苦手なポーカーフェイスなどできる筈もなく。
鼻先を摘ままれてぎゅっと顔のパーツを中央に寄せた。
ばれたか、と舌を出したが、表情以上にやらしい反応がずっと彼女に当たっているというのは棚に上げている。]
……だめ、なんじゃなかった?
[言い訳すると、本当に素数を数えようとしていた。
1、3、5、7、11、13、17……までは。
身体が揺れるのは、紫亜がもじもじしている所為。
胸筋がぴくりと動く。]
あんまり揺れるとはいっちゃうかもよ?
[偶然そんなことにはならないのをわかっていて揶揄うように言うけれど、声が欲情に掠れるのは誤魔化し切れなかった。*]
ん、ン
[腿に乗せた指の先が少し曲がる。
震えを感じ取って、それは指とくちから伝わってきてこちらの身も脈打たせた。]
ぁ、
[髪を揺らして撫でてくれる手にどれだけの力をもらえているのか、まだ伝えてられていない気がする。
離れていかない暖かさに誘われて、喉と舌を伸ばす。]
へー き?
もっとしても、いい ?
[先端を何度か舐めて、口づけて。
トランクスから覗く部分をそろそろと舐め上げる。]
ぅぅ
[不思議な感触、それ以上に熱がある。
直に触れることのできる体温が目を潤ませた。
涙だけじゃない、唾液もたくさん出てきて口の中が甘くなる。
仄昏い疼きが何度も背中を伝い降りていった。]
[唾をいっぱいに腔の中に溜めたまま、唇を緩めていく。
卵のパイの味を分かち合った時、どうしたっけ。
歯を触れさせないように大きく、大きく口を開けて]
ふぁ
[中に。
耳から足の先まで全部熱くなってるのを感じた。
先端を含んで、戸惑うように止まって、また奥へと咥えていく。大きく開けようとしていても舌が持ち上がってしまって、ぎゅうと狭まった隙間に迎え入れるように。]
[唾が溢れてしまいそうになって唇を窄めた]
ん、んん
っ
[粘膜同士が擦れるはじめての感覚に込み上げるのは、疾しいくらいの愛おしさ。
もぞもぞと腰を揺らして、脚に乗せていた手を伸ばした。
内腿から這わせて、浅く腰掛けた彼の腰へ腕を回す。縋り付くのか、捉えて逃さないように引き寄せるのか。
そのくせ不慣れな舌は遠慮がちにぎこちなく、絡める動きも拙いばかり*]
だって、甘えてもらいたいし、
基依さんのものになれた気がして、嬉しいです、し……
……や、じゃないんだもん。
[だもん。だなんて子供じみた言葉を使って、ちら、と様子を伺う。
呆れられてしまわないかと怖れて。
まるで駄々を捏ねるみたいに言ってしまった自分が恥ずかしい。
痕はつけて欲しいだとか、かといって見えるにはつけないで欲しいだとか。
わがままが過ぎる。
朝から一体何の話をしているのか。
身体を揺すられて、下腹に当たる熱が更に淫猥な雰囲気を助長させる。]
[羞恥に瞳が潤んで、薄く唇を噛む。
煽られた身体は次第に熱を孕ませて、艶を帯びた吐息になって零れていく。
揶揄う声すら、彼に馴染んでしまった身体は、たったそれだけの煽り文句で、びくん、と身を揺らしてしまう。]
もといさんの、
いじわる……
[もう駄目とは言えない。
期待に震えた喉がこくりと鳴って、淫らに彼の腰元に疼く腰を擦り寄せた。*]
![](./img/discordia/057.png) | [呆れた顔で見られたら >>51。 下心が無いと言えば嘘になるから否定しないけれど……] 皺くちゃの嵐の手にも…… 似合う物を贈りたいと思った。 その気持ちも、本当ですよ。 [繋いだ手を持ち上げて、微かに唇を寄せて。 見詰めるけど。信用は無いかもしれないね。 本心は俺が知ってるから。それでも良いけど。] (54) 2021/05/25(Tue) 23:46:44 |
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