7 【R18】鈴蘭の村:外伝6〜カフェリコリス〜【RP半再演ペア】
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ふ、ふ。なんとも、可愛いな。
[小さく、笑って
彼の腿をつかみながら、腰を打ち付けるは幾度になるか
合間に腰を引きつつ、また切っ先を押し込んで、と
その際に君の様子を確認するのは忘れない
―――何せ気持ちよくなってもらうのが、目的故に*]
[ 己を可愛いと称された当初は恥ずかしく、何でだろうと思ってすらいた。
それも重ねるように愛を囁かれ、徹底的に甘やかされもすれば、
段々と脳が馬鹿になってしまう。
……今では不思議と、その愛の囁きを照れることなく受け取れる。
全てが終わり魔法が解ければ、寧ろ前より照れてしまうかもしれない。
でも、今だけはーー愛しい貴方のくれる甘い蜜に、溺れていたい]
[痛みに極端な反応を示せば、優しい彼はまた躊躇してしまう。
それは嫌だ。ここで終わらせるなど、
自分も彼も幸せな結果にはなるまい。
だから、悲鳴を必死に押さえつけ、全てを収めた時には
言葉で言い表せぬほどの充足感を得られたほどだった。
己の中の有様が、初めてにしては少々特殊だとは知らない。
知ってしまえば恥ずかしさのあまり自分を律する方に動いてしまうだろう。
しかし、この焼け尽くすような熱き愛を覚えてしまった今ーー
その我慢とやらは果たして続くのかどうか
目の前の獣の色香漂わす男はまだ本性を表していない。
…その事実も知らぬ己は、まだまだ無垢だ]
[ そうして、柔らかな地を揺らし始まる律動は
瞬く間に思考を蜜の海へと溶かしてゆく]
あっ、ひぁっ、やっ、んんっ……
[彼が最大限配慮してくれた優しい交わりに、
初心な己はなす術なく、甘き声を上げ身を委ねるのみ。
下から聞こえる水の音が嬌声と吐息に混じってやけにはっきりと響き渡る。
腰に甘く染み渡る痺れが癖になる程心地良くて、
なるほどこれは毒でもあると、
ぼんやりした頭で一瞬思いもしたか
……何より、目の前で汗を滴らせ
その白いシャツを濡らしながら、己を喰らう彼の顔が
余りにも真摯で、それでいながら普段は見れない
獰猛さも見え隠れして
ーーその格好良さに、ますます落ちてしまいそうだ
]
んあっ、あっ、しろさっ、キスして……っ
[制御できない口は慾をボロボロ零し、そんな願いを口にする。
すっかり蕩けきった白の色は、貴方だけに彩られている
**]
[君の魅力を囁く当初の、惑う様子も
それに慣れ、受け入れる時の君の
伝える想いに慣れてくれた姿を見るのも
同じくらいに、愛しく思うのだ
西洋の御伽草子のしんでれら、は
0時の鐘が鳴った時に魔法が解けたというけれど
君に恋し、可愛いと思う魔法は永遠に解けぬものなのだろう
自らの愛を注ぐ海で溺れさせたい、私が
つかんだ君の手、離せはしないのと同じこと]
[自分が経験したことはないが
受け入れる方の負荷が高いことは知っていたから慎重に
君がなるべく痛がらぬようにとしたのと
君が耐えたことにより、男相手は初めて同士、ではあるが
1つになれたことが、堪らなく嬉しい
ところで、もっと。初めての子は痛がると小説には書いてあるが
あまり苦しむ様子はないのを確認し、少しだけ思案する
―――つまりはクガネに素質があるというやつなのだろうか
それは良いことだ、と。志士はポジティブに考える
痛がるより、気持ちよくなってもらう方がずっといい
どろどろに煮詰まった獣慾を。溢れんばかりの愛情を
君に注いで、触れた個所から想いが伝わってしまえばよい
そんな男心を隠して、気遣うように君に触れ
内壁に亀頭を擦りつけつつ、ゆるく抽挿を開始する
自分が揺さぶるたびに甘く啼く君
それがまた、己の中の慾を連れてくる呼び水となる
腰が疼く。もっと食らってしまいたい
でも、これからを考えれば
君が慣れるまでは。甘い蜜の中に浸らせてしまいたい
触れるだけで満足だったはずなのに
満たされれば次を、渇望してしまう
人とは。否己とはなんと欲深いのだ]
[声に導かれるように、交わった視線に強請られるように
君の唇に噛みつけば、僅かに
先ほど飲み込んだ精の味も移してしまったやもしれないが
その魅力的な、誘う唇が悪いということで
許しては、呉れまいか
一度、君に達してもらおうと
先端が遠慮なく前立腺を突く]
—― クガネ。今のお前はほんに、綺麗じゃの。
[ぽつ、と零れる長州弁で
自身にもあまり余裕がないのは知られたかもしれないが
今なら素直に、想いを吐露できそうだ
愛しい君と1つになれて。いまとても、幸せなのだ、と
*]
[ 悪夢への問いに対しては
忘れたよと嘘ばかりを重ねる。
少年の諦観に男はいよいよ同情したが、
それをどうしてやればいいか分からず ]
これまでとこれからは違うだろう。
[ 彼にとって慰めとなるのかならぬのか
分からない台詞を口にした。
先程から彼は彼女と比較するような物言いばかり ]
誰だって自分勝手だ。
だから君が選んだ答えが未来を閉ざすものではない限り、
俺に君を責める権利はないよ。
気にかけてくれるのは嬉しいけどね。
[ 彼の言葉を知らぬふりする。
しかし隣に腰掛ける彼の白い首筋に
こくりと喉奥が嚥下させてしまった ]
君の言う通りだよ。
あの子にだって言われたんだ。
何であっても構わないって。
だからこれは俺のエゴなんだろう。
[ 人であり続けたいなんて、
別に誰にもそうであれと願われた訳でもない。
ただ、木漏れ日の元に生きることを許された人間に
この男が情景を抱いてしまっていただけだ ]
セレン。
俺は君を生贄にしたくない。
[ 頑張ると告げた彼に対して
この言葉はどのように響くのだろう。
彼の胸中を知れたのなら
何か変わったのだろうか、どうだろうか。
献身的な少年の指に双眸を眇めた ]
君の前でも人でありたいの望むのは、
強欲なんだろうか、傲慢なんだろうか。
それとも怠惰なんだろうか。
愚かである事に変わりはないんだろう。
今までだって、二度過ちは繰り返さないと
食事をする事だってあったのだから
今更なんだ。そんな事は、分かっている。
自分が飢えてしまえばどうなるかも、痛い程。
[ 淡々と落ちる声は小さく、
困ったように笑みは消えないまま ]
セレン。
どうすれば正解なのだろうね。
……困った事に、いつだって、渇いてる。
喉が張り付く程に。
それでもそれよりも心が痛いんだ。
[ 心などないはずの化物だと自負しながら囁いて。
白い柔肌から視線を逸らすように白鍵を見つめた ]**
けんり……
[ 陽は沈み夜気の冷たさが焼けた肌に触れる中、
交わす言葉の重みに震えるように、意味を探る。
彼の言葉は不思議な響きがあった。
生贄には未来など最初からなかっただけの話で、
その生贄に彼の永遠の幕を引けと願う傍ら、
己が未来を諦めればそれを責める権利があると云う。
これは優しさなのだろうかと首を傾げた。
彼は世界からいなくなるのだから、
残った子供の行く末など気にしても仕方がないのに ]
難しい、な……権利……。
ぼくは貴方に責められちゃう……?
[ けれど、だからといって。
これまでがそうだからこれからは違う筈だと、
夢を語る彼を否定までは出来ずに眉尻を下げる。
その心こそが人間らしく眩く、遠くて。
人らしく生きようとする夜の中には、
陽のように輝く月が浮かんで彼を照らしているのだと――
そう理解できてしまう彼から滲む寂寥もまた、
仄かではあれど勇気の欠片として己の胸に宿るから ]
でも、そうだね。
だってぼくにそんなことを言う人なんて、
初めて会ったから――もしかしたら、違うのかも。
[ だから、鎖された未来を懇々と語ることはせずに、
この諦観が瞳に宿ることはあっても声音は努めて明るく。
生贄にしたくないと拒む彼に、
ただ壊れそうな笑みを浮かべる事しかできない。
そんな、儚い努力ではあったけれど ]
強欲でも傲慢でも怠惰でもなんでも。
貴方があなたであることに変わりないし、
ぼくはそんなニクスさまが嫌じゃない。
今まで見てきた人間たちと同じだ。
たいせつなものがあって添って生きてる。
だから愚かだとは……思わないかな。
ちょっとだけお腹が空く貴方を前にしたら、
ぼくが……そう、
ぼくが
、悲しいだけ。
[ 生贄を生贄として扱わないのなら己の価値は。
彼の幕を引くための従者か、或いはただの子供か。
それを尋ねてもいいのだろうか。
また、この手を払われたように、
問いをはぐらかされ、流されたなら……?
己ひとりでは怖くて出せない答えだった。
自分が何なのかを理解できないままに育った子供は、
曖昧な笑いを浮かべるしかできなくて俯き、
髪でそれを隠す狡さを以て壊れそうな何かを自衛する ]
ニクスさまは、
正解をたぶん知ってるんじゃないかな。
[ けれど小さな響きに自然と手は伸び、
無意識に彼の背中を撫でて柔らかく叩いて見せて。
喉を震わせ紡ぐ言葉まで漣とならないよう苦心し、
大切なものを既に抱く彼へ柔らかな囁きを返す ]
あなたなかの化け物は、ぼくが殺してあげるから。
心配しなくてもいいよ……いいんだ。
ニクスさまが飢えで苦しむことなんて、
“誰も”望んでいなかった……そうでしょう?
[ 嘘は、言わない。
裏切りもしない。
ただ誓うようにして綴る言葉が、
己を罅割れさせて乾いた声音に変え大人びさせて。
彼の優しさを利用するようなものだろうか。
飢える苦しみを知っている。
けれど、彼の痛みだけは想像にすぎないからこそ、
彼を良く知るだろうし彼もよく知るセレスを匂わせる。
あの子は彼の怪物を赦していたのだろうから ]
……我慢できなくなる前に、言ってね。
[ 選んだ言葉はごく軽く未来の約束に繋げるもの。
曖昧に濁されても心が痛まない自衛手段でもあるけれど、
彼にとってもこの話題を先に延ばせるのは良いことだろう。
急ぐ気はなかったのだから。
だから、今は、話題を柔らかく変えて ]
ぼく、ニクスさまに聞いてばっかりだね。
貴方が知りたいことって、ある?
[ 自分のことを知りたがるものなど居なかったけれど、
他に話題にできるようなものは彼を傷付けるだろうから。
己には何もないと認識する痛みを無視して問いかけた ]**
[八つ当たりに近いものをぶつけようとして止めた
別段ここが店の中だからとかじゃあない。
でも、そろそろ外の空気が吸いたくなってきた。
……何となく店に入ってから様子がおかしい。]
[ このような甘き熱帯びた一時の中、貴方がその身全てで愛を囁き、己の全てを包み込んでくれる。
生前掴み得なかった愛する人からの"愛"は
どのような魔術や魔法にも勝るほど、オレを虜にしてしまうんだ。
愛に溺れ、馬鹿になってしまっても
貴方がこの手を絶対離さないと信じているよ]
[もう貴方無しでは、この海は泳げない]
[ 漏れ出る声はすっかり桃色に色付いてしまっている。
シロさんの紳士的な献身が功を奏したと言っても良いくらいだろう。
少なくとも、この交わりが互いの新たな心的外傷にはならなかったのは幸運だ。
……しかし、しかしだ。
素質があるというと喜ばしくはあるのだが、
己の乱れ様は誠実な日本人からしたら忌避物ではなかろうか、と。
この後理性取り戻すなら、そう諦め悪く
悩む時も来るのかもしれない。
ーー実の所、その捉え方はちょっとズレている
自分の出自由来も多少はあるかもだが、
それでもこうして初めてでも溺れられるのは]
(……他でもない、貴方が導いてくれるからだ)
[奥深くに挿れられ、その雄が敏感な場所を掠める度に、声はより蕩けてゆく。
愛する者からの愛だからこそ、より深い快楽を得られるのだと。
そう気づくのはまだ先の話だ]
[より甘い蜜を求め、乞うた唇に彼は答えてくれる。
塞がれ、交わる唾液にほんの少しの苦味を感じれば、
されどその正体には気づかぬまま。
口付けの甘さにますます溺れてゆく。
だから、その時の己は一種無防備であった]
ーーーー
っ!?
[耳元で囁かれる、何にも隠されない直球の愛の言葉
意味を理解した瞬間、目は見開かれ頬はより赤く染められて。
それだけでなく、まるで反応するかのように、
己の秘奥がきゅぅと締まった。
嗚呼、ダメだ。
もう無理だ。愛が溢れてしまう。
全てわからぬほど、馬鹿になってしまう
言葉だけでも反応してしまうのに
それを狙い澄ましたかのような一槍を打たれてしまえばーー
一気に ]
ひっあっ、あああぁぁぁーーー!!!
[ 身体仰け反らせ、絶頂を迎える。
視界が白に明滅し、何も見えない。
腹に飛び散る白濁の感覚すらやけに過敏に感じられて。
愛の言葉囁かれ、後ろだけでイッてしまうなんて
想像以上にオレはもう色々とダメらしい
*]
[虜になったのは君だけではない
私もまた、痴態見せる君の虜だ
馬鹿になるとしたなら互いにか
だがそれも、悪くはなかろう?]
―― 好い声だ。
[何度も、そう思う
淡く、惑うた声もいい
色に染まり、慾を孕んだ声もいい
私から与えられる快楽に、乱れる声もいい
お前のものならどれも、美しい
いいことを教えてやろう。恋人が乱れる様が嫌いな男はいない
日本に、何故妓楼があったと思う?
彼らがマグロなわけも、あるまいて
誠実で、奥ゆかしいといえど
閨の中は話は別というやつなのだ
―――悩むなら、お喋り鴉を殺して
ゆっくり朝寝の合間に話でもしようか?などと
君の考えが読めたら。もしくは零れ落ちたのを拾えば
そう提案する日も来るかもしれないが
なぁ、クガネ。私は
どうしようか。何度も君のためならと命を懸けたが
今度は置いて逝きたくなくなってしまう。
一度、君を知ってしまって。繋がって
君とともに居たくて―――――君のために死ねなくなる。
そうなりそうで 怖いよ]
(自分に自信がない私は、君が乱れる様を見て
君はこんなにも名器だというのに
百戦錬磨ではないのが申し訳ないとこっそり思う
今度男色跋扈してた戦国時代出身の今川に
色々話でも伺おう、とかこっそり決意する私は
いまだに、君がこのように敏感な理由を知らないのだ)
[口づけとはこのように心躍るものだったか
もっと、したいと願うものであったか
白粉も、紅の香もしないのに
寧ろ私が、精を飲んだことで苦みすらあるはずなのに
今はひたすら、甘く感じるのだから
それをごまかすかのように
或いは、その甘さに背を押されるように
常は言えない。君への愛の囁きよ
本当はいつも、思っている
優しい人、強い人。愛しい君よ
誰よりも好きだよ、何よりも愛しいよ
染まる頬も、目の前で恥じらうように
或いは反応するかのように締まる正直な体も
何もかもが、私を虜にするよ
だから、最後に一挿し、してしまったのは
この犯されて尚、愛らしく無垢な君に自身を
刻み込みたいからに他ならなかったのやも、しれない]
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