83 【R18】ラブリーナイト・りたーんず!【ペアRP】
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(87) 2021/07/17(Sat) 13:36:54 |
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そのあと、私は両親と出会い。 そのあと、私は両親と別れた。
「 ごめんね、そんなに余裕ないのよ。 」
突然増えた家族、兄妹。
立場を弁えていたつもりだったから、 何も望んでいなかった。 望んでいないつもりだったのに ────
ズレは続いていく。軋んで、歪んで。 腫れ物に触るように同じ空気だけ吸っても、 微妙な距離は縮まることはなくて。 (88) 2021/07/17(Sat) 13:37:22 |
| 私には家族なんていなかった。 血の繋がりも、過ごした時間も、 両方揃っていたらどうだったかとか、 考えるのも無駄なのでやめることにした。
両親は私を通して別の誰かを見ていた。 私のことを名前で呼ぶことは一度もなかった。
貴方がどれだけ愛されていたのか、 報せることもできないの。
(89) 2021/07/17(Sat) 13:37:45 |
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幼い頃から。 世界はすべて、私のものだった。
(90) 2021/07/17(Sat) 13:38:02 |
| 家を出る決意をしたのはすぐだった。 元々、そうするつもりだった。 少しだけ、何かを期待して一緒に過ごしただけ
オモチャの線路を走った私は、 脱線してから回る車輪を眺めて、 途中下車を決めた。 唯一の私のもの、一瞬の重なりの記憶を持つ 質の良いリボンを髪に結んで。 (91) 2021/07/17(Sat) 13:38:51 |
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***
(92) 2021/07/17(Sat) 13:38:58 |
| そんな日をどれだけ過ごしただろう。 全てと引き換えに自由を手に入れて、 質素で、だけど穏やかな日々を送ったわ。 独りには最初から慣れていたもの。
木々を揺らす風が波打って 長く伸びた柔らかな髪をさぁっと通り抜けた。 風が私のリボンを攫ったから、 頬へと引っ付いた解けた髪をかきあげて 空を仰いだ。 (93) 2021/07/17(Sat) 13:39:09 |
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伸ばした手の先に、もうひとつの右手が
僅かに早く、それを掴んだ。 (94) 2021/07/17(Sat) 13:39:17 |
| 「 あっ ─── 」 リボンを掴もうとしていた手が宙を舞って 収まった先を見つめて、口を噤んだ。 終わった物語。 誰にもなれない私たちの線はきっと、 もう一度 ────
上がった口角を見つめて、同じ顔で答える。 (95) 2021/07/17(Sat) 13:39:40 |
[瀬名原くんがまさか承諾するとは思わなくて、
かなりびっくりしたもののなんとか誤解を解くことができた。
はず。]
違うよ……
さすがの俺でもセフレを求めてはいないから
[求めているのは、と一度言葉を区切って、
改めて瀬名原くんを抱きしめ直す。
湯から伝わる温度の他に、
肌と肌、直接触れ合う場所からの温度に、
これは現実なのだと感じて。]
……恋人が欲しいなって、
そう思ってました。
[改めて言うとなんだか恥ずかしくて、
顔が赤くなったのはのぼせたせいではないのだと思う。
どんな反応をしているのだろう、
その表情を見ることは叶わず、ただ言葉を待つのみ。
正直良い反応は期待していなくて、
今までの関係を保つことができれば
上出来だと思っていた。
だから、その返答にはさっき以上に驚いた。]
え、いいの?!
[先程浴室内に響いた瀬名原くんの声より
大きくなってしまったかもしれない。
彼がどのような動機であれ、
承諾されるとは思っていなかったからだ。
そうなると安堵よりも心配の方が湧いてくるもので。]
瀬名原くんちゃんと考えてから答えてる?
さっきから流されてない?
[また後ろから瀬名原くんの顔を覗き込もうとしながら、
眉を下げて心配そうにする。
返事をそのまま受け取れるほど、
お気楽な性格ではないのだ。]
[それでも、
もう少し流されてくれないかな。
なんて思う悪い自分がいることを、自覚しつつ。]
| ― それから ― [ ホテルで起きた、夢みたいな、奇跡みたい出来事から また少しの月日が経った 俺と兄貴の関係は、かなり変わったと思うけど、 俺は相変わらず、素直ではないし、可愛くもないし メッセージへの返信も大抵既読スルー まぁ、10回に1回とか、5回に1回とか、3回に1回は 返事をしていることもあるから、少しは変わったけど 外に一緒に出掛けても、兄を邪険に扱う弟のまま 両親の前では、変わらない兄弟関係を取り繕っていた さすがに両親に気付かれるのは、まずいしな それから、大きく変わったこと――] (96) 2021/07/17(Sat) 13:52:53 |
| なぁ、兄貴…… [ たまに、言いかける 結婚くらい、してもいい。とか 孫を、見せてやれよ。とか でも、その度に、 その言葉は、唾液と共に飲み込まれる それは、兄貴も、兄貴の相手も傷つけることだし 何より、俺が一番―― 嫌だったから、 ] (97) 2021/07/17(Sat) 13:53:07 |
| [ だから、言いかけて止める いつか、兄貴から終わりを告げられるまでは、 幸せな夢を見ていようと、笑うんだ ―――― 相変わらずの傲慢さで*] (98) 2021/07/17(Sat) 13:53:11 |
[抱き締めてくる彼の体が熱くて
これがお風呂でなければ彼が照れいるとか、緊張しているとか分かったのかな
けどこうして、同性に裸で抱き着かれても嫌な気はしていないし…
それが彼だからか、関係ないのかは比較はできないから分からないけれど
いいよって言った時の嬉しそうな声を聞けば
何だか…まあ、良かったかなって思う
けどすぐに心配されるような声をかけられる
…子どもかな?僕]
ちゃ、ちゃんと考えてる…つ、もり、だけど……
…そんなに考えなしに見える?僕…
[まあ、よく言われてしまう言葉だから見えるんだろう
実際に流されている部分は今までも、今も少しあるし
だとしても子どもを心配するようなことを聞かれればむっとした変な表情になる]
[男の人と付き合った事はないけれど
彼は少なくとも、人を害して喜ぶ人じゃないし
流されてると思ってるならこのまま流してしまおう
なんて悪いことを考えることもなくて
彼の顔をちらりと振り向いてみれば
心配しながらも、少し期待してるように見える…のはメガネについた水滴のせいかな]
[彼の優しさは(身をもっていろいろ込みで)知ったから
男同士だからなのもあるからだろうし、僕に偏見がなくとも他の人からはあるし
そういうのとか色々ありきで言ってくれてるんだろうけど
彼と友達以上で接した事はないけれど
楽しそうというか、幸せそうというか…]
……佐木くんとなら、後悔するような事ないかなって
…これも、流されてるって思う?
[そう困ったような、照れたような笑みを浮かべる]*
[体温が伝わってしまうほど、
鼓動が伝わってしまうほどの距離。
そのまま思考すら伝わってしまったら
困ってしまうから、
どうか伝わらないでくれと願った。
そのくらい今、脳内は煩悩に塗れていて、
人様に見せられないような様相になっている。
身体の相性はいいし、
甘やかしてくれるし、
職場が同じだから仕事の忙しさについての理解もある。
条件としては完璧である。
ノンケである、という事を除けば。
だから俺の恋人になってくれないかな、なんて
都合のいい妄想を思考の底で無意識に繰り広げていた。
それが形にならないように、ひっそりと。]
[それが現実になってしまいそうで、
俺はだいぶ混乱していた。
言い出したのは俺の方だが、
まさか叶うとは思わなかった。
そもそも考えたら、
瀬名原くん相手にこの状況まで持っていけたことが
奇跡に近いのだろうけれど。]
考えてくれているのならばいいんだけど……
[奇跡に近いから未だに疑ってしまう。
今、腕の中にある体温は紛れもなく現実なのだけど、
湯船から上がったら湯と同化してしまいそうな、
そんな不安が薄らと付き纏う。]
[だから、いなくなってしまわないように
強く、強く抱きしめる。]
……考えてくれているのならば、
よかった。
[嬉しさと共に、安堵の声を吐いた。]
[横目に覗き込むと、彼は笑みを浮かべていて、
その表情と言葉につられて笑みを浮かべる。]
……ううん、
ありがとう
[ようやく抱きしめていた腕を離すと、
癖っ毛に埋もれた彼の耳にキスをした。
今、唇にできないことがもどかしいほど、
心の中は嬉しさと安堵で溢れていた。
焦る事は無いと言い聞かせる。
恋人になって、時を重ねていけば
彼とできることは増えていく。
今はまだ手探りでも、
増やしていけばお互いの距離感を分かり合える。]
こちらこそ、
よろしくお願い、します。
[ゆっくりと、ゆっくりと教え合って
ゆっくりと覚えていけば
愛おしいと感じたこの感情を
素直に受け入れることができるのかもしれない。
なんて。]*
────さて旦那さん、奥さんのどこに惚れました?
へ、ぅっも、むりぃ……〜〜!!
[ お仕置きは途切れることなく、
寧ろその懇願で刺激が強められた。
主人の熱を咥えていた蕾がきぅっと
締まったかもしれないが、
止まることなく腸壁に熱は伝わり続ける。 ]
奈々の、このじょ、たぃ…!
ごしゅじんさま、おしゅきぃ?
[ いい眺め、と言われれば
彼女はへらっと口元がゆがんだ笑みを見せ
腰の動きに合わせて本能に任せた喘ぎが
口からこぼれていく。
蜜壺を塞ぐように入れられていたおもちゃが
取り除かれてしまうと、残念そうに
眉間に一瞬しわがより、眉尻が下がるが
一気にその下の熱が体内から抜けていくと
ください、と小さくつぶやいた。 ]
な、なはダメなメイドだから、
ご主人様の、子種がほしいで、すぅ…
だから、奈々のおまんこに
いっぱいご主人様の精液、注いでほしぃぃ
[ やっと挿れられると思ったのに、
優秀なメイドはねだらないといわれ、
彼女は首を横に振って嫌がった。
両手が自由ではないので、
どうすることもできないが、
最後まで残っているローターのせいもあり
彼女は勝手にひとりまた、主人を見ながら
達していき、はやく、ほしい、と
何度も懇願するのだった。 ]*
| [「幸せ」と聞いて、噛みしめる。 そうしてタイガさんの聞かせてくれた本心も。]
……そっか。
[彼がくれると言ったのは「一番」。 だけどちゆが欲しいと願うのは、求めてしまうのは 彼の手、言葉、愛情、時間――… 彼の隣で笑うこと。彼の側にいること。 タイガさんの人生の、唯一の大切でいたいって どうしようもない自分勝手だ。
「パパ」の顔したタイガさんの隣で笑えるのかな。 辛いときだけなんて、ちゆは、足りないよ。] (99) 2021/07/17(Sat) 18:14:37 |
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一夜限りの約束。
果たし、途切れてしまった縁の糸は。 ひとひらのリボンを結ぶように、 キュッ絡み合い、繋がって。
あの「はじめまして」から。 幾度となく、世界は朝と夜を繰り返した。
(100) 2021/07/17(Sat) 18:34:31 |
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