認証《ｺﾈｸﾄ》。
　管理権限者《ｱﾄﾞﾐﾆｽﾄﾚｰﾀ》により計画の稼働を承認します──
　
　出ませい、出ませい──

　──！
　──！
　──！
　
［白い両手を天に掲げ、謳い上げるように告げれば──
大通りに立ち並ぶビル群が、突如として赤く染まり──地響きと共に、浮かび上がっていき。
へと。
姿を変え──彼の元に降り立っていく］

冷気？

[中継を眺めながら。
神殿に橋を築く様子を眺めていた。

さてさて、それで超新星光輝神殿《ｻﾞ·ﾋﾞｯｸﾊﾞﾝ=ｽｰﾊﾟｰﾉｳﾞｧ》を砕けるのかと。
愉しそうに身を乗り出して。

だが、どうやらアナベルの想像を超えるレベルの愉快な事態が始まっていたようだ。]

……えっと。
あれはどう見ても、列車よね。

[我が同胞ながら、スケールが大きいと笑って。
そうして、それが走り出すのを見やると。]

　っ…………！
　一度こちらの制御下に入った光《闇》を動かすなんて……！

[女神の力。乙女を象った星座、天秤を象った星座。
　それらの動きに驚愕します。>>222
　それでも、どんなにわたしが無茶をしたって、
　マシロさんの攻撃の邪魔だけはさせない……！]

[乙女を象った星座を指差し、命じます。
　乙女の星座のもう一つの解釈。
　――冥界の柘榴を口にして、
　ひととせの三分の一を冥界で過ごすことになった女性。
　それは穀物の育たぬ厳しい冬、厳しい闇《ﾖﾙ》をもたらします。
　半分の(1)^1d10割が、ふたたび..｡o○☆○o。..:*ﾟスピカ*:..｡o○☆○o。《ｽﾋﾟｶ·ｼｬｲﾆﾝｸﾞｽﾀｧ·ﾊﾞｰﾆﾝｸﾞﾊｰﾄ》さんに向かっていきます]

　


[言霊は、形なき力となり事を成すでしょう。
　たとえ肩口に矢を射られ、星の刃が腕を深く傷つけ、
　蠍の毒が身体を鈍らせようとも*]

　１対１をしたいのはそちらの都合。
　そして、物量で圧殺したいのがこちらの都合です。

　削りあいでしたら、こうして殴り合いといたしましょう？




［どうせ削られるなら、削られても支障の出にくいデカブツから。
大剣を両手に鎧騎士が、雷を纏わせた三角の獣が、そして嘴から凍気を放つ孔雀が、たった一人の月の使徒へと向かっていった*］

［自己診断。
継続ダメージ……偽装表皮《ﾌｪｲｸ・ｽｷﾝ》維持率、60%以下。
関節保護《ｼｰﾙ》貫通リスク、増大中。危険域、中。活動継続可能。
持続回復──晶子通信の流量増大。

。現状が継続する場合、が一時不足する懸念あり。
を推奨する*］

ちょっとちょっと。



そっちの映像も回してちょうだい。

[わくわくしながら。
イシ使いが荒い彼女は2元中継を要求していた。

と言うか。
この力を使いこなせれば、もっと色々悪さ……もとい、平和維持が出来るなって思っていたのだった。]

"だけ"は護ってみせる。

……ならば。

[鎖を振り払い、輝くダイヤモンドダストの中赤い目を閃かせる。
迫り来る車両。
ステージの上で、微動だにせずそれを見る。]

然り。
冥府の乙女。春の乙女。
なればこそ、貴様にもわかろう？

[天を示す。
吠え立てる白色。
天を支えし赤色。
そして、春を司る青白色。]



[暖かな大気が氷を溶かし、車両を巻き込む。]

ハイドロプレーニングに気をつけよ。
猪突に吶喊すると、貴様とて無事では済まぬぞ？

そして。だ。
集え。イシよ。この為の貴様らだ。

[ｷｨﾝ]
[どこかで甲高い音が鳴る。
それは1つではない。いくつも、いくつも、世界を埋め尽くすかの如く。]

さて、貴様、先程余が落とした、と言っていたな。
逆に問い返そう。

これだけの数。
避けること能わず。

そして、それだけではない。

[獅子に飛び乗る。
集め、反射し、蓄えたエネルギー。
その最も集められた場所。
それは空。

即ち]

[>>243 嘲る様子の現躯体には
掌を向け、反論ではなく実力行使を。

さらに砂嵐の勢いを強めて、]

　ならば、試しに見てみるか？
　頭目を失った集合体の哀れな姿を。


　ああ、それとも。
　汝を破壊するよりも……

[……言いかけた、その時だ。]

[無数の反射光線、月からの狙撃。
そして、大三角《ﾄﾗｲｽﾀｰ》を纏い、神殿ごと突撃した。]

　　　　　　　　　っ…………


[バラバラと落ちる瓦礫。
よろめきながら立ち上がるその姿は、
ことごとく罅割れ、最早ヒトには程遠い。]

　ぐ………　損傷、68％。

　なるほど、流石に情け容赦が無いな。

　………だが……。

……やるわね。

[月からの襲撃《ﾙﾅｱﾀｯｸ》
彼女の煌めきが体現されたような一撃だった。

そしてセカイへ歌が鳴り響く>>268
いや待って、星の運命終わらせないでとか。
歌詞に突っ込みどころは多々あれども。
まるで特攻をかけるようなその一撃>>272に目を奪われずにはいられない。]

　たとえ分の悪い勝負であれ、
　勝利信じ諦めないのがヒトの本質……

　ならば、我もで迎え撃つのみ！

[効果が薄い上に術者の視界も奪うとなれば、
これ以上砂嵐を出すのは愚策といえる。

……ならば、もはやアレを使うしかない。]

　（《管理者》よ、お許し下さい……）

[その祈りはごく短く]

　………地形改変《ﾌｨｰﾙﾄﾞ＞ｴﾃﾞｨｯﾄ》。

[ありったけの開闢の権能を集中させる。
淡かった蒼き光が、眩い程に両手に集う。]


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