休職中 スピカは、メモを貼った。 (a50) 2022/07/23(Sat) 23:32:11 |
機関士長 ラサルハグは、メモを貼った。 (a51) 2022/07/23(Sat) 23:44:59 |
【人】 生物学者 アマノ【帰還後 1ヶ月少し経った頃】 ルヴァ…………。 [最後に顔を見た記憶は、コールドスリープ中。 精神体がふわふわしていたあの不思議な空間で、簡単な会話を2つ3つ交わしたあたりで途切れている。 地上で再会したルヴァは、意識はあるようだったものの、どこかぼんやりと遠い目をしていて >>393 医師の話によると、ストレスがピークを迎えた >>179 のが大きな理由だと言うことだった。 それほど良くない状態なのかと、俺とラサルハグが目を見合わせるも、あの快活な揶揄いの声はかからない。 くるくるとよく動いていた瞳が焦点を合わせぬまま1点を見つめ続け、俺らの問いかけに関してもごく僅か頷くか、囁き声のような不明瞭な音が喉から零れるばかりだった。 ────この馬鹿。 バーナードやサダルたちが心配するだろうが。 ルヴァと親しかった──と俺が認識していた──者の名を心の中で挙げたけど、その中にゾズマの名は入らなかったくらいには、未だに俺はルヴァの事をそれほど知ってはいなかった。] (413) 2022/07/24(Sun) 6:17:43 |
【人】 生物学者 アマノいや……別に、仲が悪かったというわけでもないし。 [俺の側からルヴァの見舞いに行こうと言い出したからか、ラサルハグは少し不思議そうな顔になり、そんなに仲良かったかと言いたげだったから、そう返事する。] ルヴァ、何かと人のこと見透かすような事言ってきたからな、 船に居た時は、それを少し鬱陶しく思うところはあったかも……だけど。 [同じ調査員ということで、なんとなく"組"として捉えていたバーナードがやけに人懐こくて不思議と気に障らなかったのも大きかったと思う。 比較対象的にルヴァは遠い存在になりがちで、そも、ルヴァはラサルハグと共に最初のコールドスリープ者に指定されてしまったから会話する機会も失われてしまっていて。] でも、お前は寝てる時にルヴァと船内歩き回ってたんだろ。 けっこう仲良くなったと聞いたぞ。 (414) 2022/07/24(Sun) 6:19:28 |
【人】 生物学者 アマノ[俺としては、ルヴァはスリープルームでのあの珍事を一から十まで見ていた(もとい、見させられていた)わけで、それについてはずっと謝罪したいと思っていた。 スリープ中の精神体で彷徨っていた時もなかなか2人になる機会もなく、心の隅に宿題を残したまま帰還してしまったという次第。 その宿題は結局今日も終わらせられなかったわけだけど。] ────日常は、なかなか戻らないものだな。 [チャンドラの意識は戻らない。スピカも精神ケアの療養施設に入っている。ゲイザーも入院期間が長引いていると聞いていたし────そしてルヴァも。 けれど生きて動けるものは前に進まないと。俺には目下、やりたいことが山積みだ。] この後、目星つけた物件見に行く予定だったんだけど、お前も来るか?ラサルハグ。 [キッチンが立派で居間が広いんだ。 個室、つか寝室は1つだが、それで問題ないだろう?*] (415) 2022/07/24(Sun) 6:21:57 |
【人】 生物学者 アマノ【〜1年後と少しの頃〜】 …………あのクソが、"僕に、拒否権はない" >>335 とか。 なんでああいう言い方しか出来ないんだ。クソ馬鹿。 [苛々と罵声を噛み潰しながら濃いめのコーヒーを啜る。 解ってる。俺が「お前には使い道がある」>>326 なんて言い回しをしたから、お前はそれに応えただけ。 手元に届いたバーナードの"健康診断"データがまた、それまでの凄惨さを窺わせるもので、俺の眉間の皺は更に更に深くなった。 どれだけ血だのなんだの抜かれてんだよ。なんで抵抗しないんだよ。できないんだよ。 この世の中は本当にクソの吹きだまりだ。] (416) 2022/07/24(Sun) 7:11:34 |
【人】 生物学者 アマノこれ、お前の部屋の鍵な。 1ブロック離れたところに俺とラサルハグが住んでるから。 夜は飯食いにこい。朝は自分でなんとかしろ。 [室長自らそんな事をしなくてもと部下にはやいやい言われたけれど、プライベートの部分まで研究所の人間に託すのは職権乱用が過ぎるというもので。 いつだったかサダルに言われた、"一緒にすぶずぶ沈んでしまうかも" >>0:199 などという危惧は俺には当たらない──帰還後の回復の早さは精神面肉体面共に頑健であると証明されたようなものだったしな──のだから、なら、伸ばせる手は伸ばすだけだ。最後まで。 かくして、少し不思議な共同生活もどきが始まった。 研究所の人間には、バーナードをくれぐれも"実験体"としては扱うなと伝えてある。 契約上、微生物研究の一助にはなって貰いつつ、実態は研究助手兼雑務係のような体で働いてもらった。 最初のうち、"仕事”ってそんな事で良いのかと、俺にコーヒーを差し出しながらものすごく怪訝な顔になっていた気がするけれど。] (417) 2022/07/24(Sun) 7:13:23 |
【人】 生物学者 アマノ[いずれは──奴の出身星の人間が奴に未来永劫手を出せない状況になれば──いつしかバーナードがそう希望していたように、船乗りとして生きる道に戻らせる心積もりでもいた。 その頃にはラサルハグの脚についてもいくらかの見通しがついているだろうしな。] バーナード、金曜は夕飯食ったらすぐ帰れ。 [なんでと問われ、察しろよ馬鹿、と眉根を寄せる。] ────っ、ラサルハグと"する"日なんだよ! こっちは新婚家庭みたいなもんなんだ。察しろ。 [憮然と言うも、「いいよぉ気にしないで」 >>-1221 じゃないわ。 もうそろそろボタンを押したら俺の肉声の"馬鹿"が再生されるマシンを研究所で作ってもらって良い段階かもしれない。 ラサルハグはラサルハグで案外バーナードが気に入りらしく、俺が無理矢理奴を叩き出す方向に動けば困り顔になりやがるし。] (418) 2022/07/24(Sun) 7:16:47 |
【人】 調査員 バーナード[チャンドラとの別れを告げた日。 期せずして新しい生活の話になった。 その場で所有権が移るとも思えず、とりあえず帰るね、なんて言ったら懐かしい響きで怒られたっけ。 眠い、と伝えたのは方便ではなく、確保されてすぐは眠っている時間が長かった。 窶れてやや青白い顔つきが、アマノが見慣れたものに戻るまで数日。 その間に、研究所つきの"労働力"になったバーナードは改めて現状確認のために身体検査を受け。 "結果"が出たときは、また眠っていた。 だから、苦い苦いアマノの顔は見ずに済んだ。 もし見ていたら、自分が"そう"させていることの罪悪感で、また少し作った笑顔を重ねていたかもしれない。] (420) 2022/07/24(Sun) 8:39:42 |
【人】 調査員 バーナード……え。いらないよ。 [部屋の鍵を渡されたときには、思わずそんな声が出た。 研究所があるなら、そこらへんに転がしておいてくれたら寝起きするし。わざわざ部屋なんてなくてもいいって思ってた。 とはいえ最終的にはすでに用意された物件を断ることもできず、新しい部屋に住むことになったのだけど。 住むところに夕食までついて、なんとも優雅な生活。 仕事も研究補助はするものの、ほとんど雑用係。 いつぞやの暇なときを思い出すくらいの穏やかさで、はじめは本当に怪訝な――というより、もっと何かさせろという抗議に近い――顔で、コーヒーを運んでいた。] (421) 2022/07/24(Sun) 8:39:57 |
【人】 調査員 バーナード[その生活に慣れだした頃。 前は夕食後逃げるみたいに帰ってたのが、いつの間にかゆるゆると居座るようになって。 ふたりの家の方で朝を迎えることも出はじめたあたりで、金曜は帰れとの命が出た。] ……なんで? 何、やっぱり邪魔? [聞けば、"する"日だと。 一瞬理解に至らず、改めて説明されれば。] いいよぉ今更なんか聞こえてきたりしても。 そもそもそれ、やり方とか全部教えたの僕じゃない。 [何やってるか知ってます、とばかりに小さく欠伸を噛み殺し。 でも今日は疲れたから帰るね、ありがとう、なんて出ていったから、その後家主たちがどういう話になったかは知らない*] (422) 2022/07/24(Sun) 8:40:22 |
【人】 機関士長 ラサルハグ【それから】 [実家から帰ったあと、 しばらくすれば、世間の話題は別に映った。 まあ、何か創作系の作家の間で、しばらく、機研か研機かそれともリバースかといった記事を目にしたことがあったが、よくわからない。もちろん、その界隈に何か燃料ぶっ込んだというのもどうでもいいけれど。 1年経ち、チャンドラの葬儀のあと、ヒロミがバーナードを連れて帰ってきた。最初は近所に住まわせるみたいなことをしていたが、 ヒロミの研究所で働き始めたようで、メシもうちで食べてるので、一緒に住んでいる様なものである] バーナード。もし、時間があれば、講義聴きにくるか? 宇宙工学は得てていい知識だし、 休日なら、技術面も教えられるぞ。 [そんな、メカニック方面の提案をしてみた]* (423) 2022/07/24(Sun) 8:56:24 |
【人】 メカニック ゾズマ【1年後】 [突き抜ける程の空の青さが、庭園の花々を光で満たす。 光は、棺に納められたそのひとと白い花の上にも柔らかく落ちる。そのひとが――チャンドラが纏っているのは、4年前のあの頃と変わらない服。 紅を差したその顔は、けれど、4年の歳月だけでないもので老いているようにも見えた。] ……、……。 [“ごめんなさい”、という言葉が頭を過る。 救助された時に彼女がいた医療ポッドに、何か整備上の見落としがあったんじゃないか、とか――。 だがアンテナ号の救出時にあのポッドに特に問題が無かったことは、外部調査の結果でも示されている(アンテナがメンテナンスや調整を行ってくれたお陰もあったのだろう>>249) 自分の仕事が多少なりとも関わっている不幸に対し、自分一人で責を負いたがるメカニックの(ある意味、自意識過剰な)悪癖は、未だに抜けきらない、けれど] (424) 2022/07/24(Sun) 10:03:43 |
【人】 メカニック ゾズマ( ……ごめん、なんて。 きっとドクター、アナタが望まないよね ) [7年前の事故(もう、7年前になってしまった)の話をした時だって――彼女自身が脚を失った訳ではなかったけれど――償われる覚えはないと言われてしまったのだから。 それに、彼女の死を背負い分かち合うのは、一人じゃなくて――] (425) 2022/07/24(Sun) 10:04:02 |
【人】 メカニック ゾズマ[その「一人じゃない」を教えてくれたルヴァは、この告別式に参列していただろうか。 彼が今、側にいなくても、いてくれていても――。 棺の中で眠るチャンドラに、白いカスミソウを捧げた時に。 涙を零し、嗚咽を零し、大きな声で年甲斐もなく泣き出してしまうのは、止めようがなかった。] あり、が、と。 ドクター、 ありがと……ござい、まし、た …… [膝をついて動けなくなってしまうのだけは堪えて、棺の前から歩き出した。 今は眠れるチャンドラの瞳が、あの時、幸せを得た人間のいい顔を映していた>>339なんて思いもしないまま。] (426) 2022/07/24(Sun) 10:04:32 |
【人】 メカニック ゾズマ[さてこの告別式、奇しくも(?)アンテナ号のクルーの同窓会のような形にもなっていた。 とはいえ、あの旅路を共にした全員がここに集ったという訳ではない。 スピカは療養上の事情で、参列していない>>329>>330。 それにキャプテン――アンドロイド・アンテナは――] バーニーに会うの、すごい久々だな。 [それは他のクルーに対しても言えたかもしれない。ラサルハグ>>340にせよアマノ>>320にせよダビーにせよ、あれから無事に退院できたゲイザーにせよ、いつ最後に会ったかの記憶もこの1年間の東奔西走の中でごちゃごちゃになっていた。 (バーナードには本星への帰還>>265>>266という空白期間があった訳だが、その辺りの事情は聞かされなかった) 喪主を務めていたバーナードがアマノに声を掛けられる>>321>>332のが遠目に見えたので、こちらからの用件はひとまず彼らの話が落ち着いてからにした。] (427) 2022/07/24(Sun) 10:07:37 |
【人】 メカニック ゾズマ[アマノとの話がひと段落ついた後>>326>>335(同居の件までは聞き拾っていない)、黒い喪服のゾズマはバーナードにひらりと手を振った。] おつかれ、バーニー。 [自分の死の際には誰にも泣いてほしくないと言っていた>>1:374(結局、ゾズマはこの遺言を忘れてはいなかった)バーナードだったが、彼自身、チャンドラの葬儀の場で涙を零していなかった>>331。 “のんびり屋”の称号以上にぼんやりして見えた彼は、泣けないのか、泣かないようにしているのか。そこまではゾズマには察せられない。この時も、あまりそのことについては気にせずに声を掛ける。] あのさ。アンタに会えた時に 渡しておきたいモノがあったんだよね。 [ゾズマの目は未だ涙で腫れたまま、けれども顔かたちはけろっとした気丈な無表情で。 小さな掌を少し上回るくらいの大きさの、白く四角い紙封筒を、バーナードに差し出した。紙封筒は少しだけ膨らんでおり、月の型がうっすらと紙越しに透けて見える。] (428) 2022/07/24(Sun) 10:08:35 |
【人】 メカニック ゾズマこれさ、ドクターのヘアピン。 キャプテンが着けてたから なんとか回収してきたんだけど―― [こんな、華やかでなくとも丁寧に整えられた見送りの場すら設けられないアンドロイドのことを、少しだけ振り返りながら] バーニー、これ、持っていく? 今日さ、アンタが喪主になってるの見て、 やっぱり、ドクターのこと想ってたんだって 確信できたっていうか、うん。そんな感じだし。 [偲ぶ想いは、艦での日々を共にした皆に通じることだろう。 ここでゾズマが口にするのは、それ以上の想い、だ。] (429) 2022/07/24(Sun) 10:09:13 |
【人】 メカニック ゾズマ[穏やかで幸せだった文字通りの夢の中に、それでも、ぼんやりとしたさびしさと共に残っている記憶。 ひとりきりのふたりきり――そんな感じの、遠目故もあって小さく見えていた背中>>257>>>258>259。 何故か、自分からは近づけなかった背中。そして自分が眠りに就いてしまう頃にも、確かにまだ起きていた背中。] あの人がキャプテンにあげた、ってことは、 多分キャプテンか他の誰かに、このピン、 託したかったんだと思う。 バーニーに持っててほしかったかまでは 判らない、けど――… [そのやり取り>>8を聞いた記憶までは、ゾズマにはまるで無かったのだけれど。 もしバーナードがこれを受け取らない(もしくは、受け取れない)のであれば、その時は自分がこのヘアピンを引き受ける心算だった。**] (430) 2022/07/24(Sun) 10:09:55 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a52) 2022/07/24(Sun) 10:15:48 |
【人】 休職中 スピカ【ちょっと先の話】 [アンテナに下った"処分"の話を聞いた。 覚悟をしていたからか、それともそうではない何かのせいか、その話をすんなり受け入れたことに、スピカは自分自身に驚いた] [その話をしてくれたのは、事故調査委員会の宇宙船開発OBの女性だった] [曰く、宇宙船の管理AIを人の形にし、乗組員との意思疎通をスムーズにするために開発されたのがアンテナだそうだ。 親しみやすい姿がいいであろうと、当時研究に携わっていた小柄な女性の姿をモデルにした、と] 何故その話を? [そう聞くと女性は、調査資料にあったスピカの名を見て、かつての同僚がしきりにその名を口にしていたの思い出し、失礼を承知で調べた末に、同僚との会話に出てきたスピカと、調査資料にあるスピカは同一人物であると確信し、伝えた方がいいと思ったと語った] (431) 2022/07/24(Sun) 10:51:18 |
【人】 調査員 ルヴァ[……何となく。 前に見た記憶よりも少し 顔の輪郭が丸くなっている…ような気はしたが。 いくら何でもそれを女性に言っちゃダメなことは分かる。] …思ったより元気そうで安心した。 [ので、当たり障りのない言葉に言い換えた。 そう言うルヴァは穏やかではあるものの、 以前よりも覇気はなく 少し痩せて見えたかもしれない。 ちょっと園内歩こっか、と促して。] そっちはどう? 色々とみんな大変なことになってるみたいだけど…… [前にアマノがラサルハグと一緒に見舞いに来てくれた(と先生から聞いたし記憶にも残っている)けれど、>>413>>414その時は大して話もできずに申し訳なかったな、と思う。 今ならもうちょっとちゃんと会話できるだろうけれど。] (433) 2022/07/24(Sun) 10:59:07 |
【人】 休職中 スピカ アンテナは……キューじゃない……。 [開発者自らがそういうのだから、それが正解なのだろう] あの、失礼ですが、現在キューは……? [知りたくないと思いながらも思わず質問が口をつく。 女性によると、8年ほど前まで同じ研究所で働いていたが、家族の健康上の理由で仕事を辞めたと。現在は年に数度手紙(紙の!)のやり取りをしているそうだ] そっか、キューにも家族が。 [女性の話だけではキューの家族の姿はわからない。研究所に行ってから養子になったのか、それともスピカと同じような家族を得たのか。 いずれにせよキューにも家族がいることが、我が事のように嬉しかった] (434) 2022/07/24(Sun) 11:00:56 |
【人】 調査員 ルヴァ……キミはダビーと仲良くしてる? [スピカがその話を周囲に伏せているつもりなことは知らない。 (ダビー側から普通に聞いてたので……) だから特に何の意図もなく、ごく自然なつもりで話題に出して。**] (435) 2022/07/24(Sun) 11:07:52 |
【人】 休職中 スピカ[女性はスピカに現在のスピカの住所をキューに教えていいか尋ねた。 手紙のやり取りの中で、何度もスピカの所在が分かったら教えてほしいと、そう言われていたらしい。 悩んだ末、首を縦に振る] [手紙を書くのが好きだったキュー。 直接言えばいいこともメモ帳に書いて、可愛く折りたたんで渡してきたキュー] [きっと、住所を教えたら近いうちに、今は珍しい紙の手紙が届くのだろう。昔みたいに、可愛い紙に書いた紙の手紙が] [そろそろお暇を、と言って立ち上がった女性にスピカはこう言った] キューに伝えてくれませんか?私への手紙を出すとき、キューの家族のことを書いてほしいと。 [女性は頷くと満面の笑みで「ええ、必ず」と言って帰っていった] (436) 2022/07/24(Sun) 11:09:18 |
【人】 休職中 スピカそっか、アンテナは……キューじゃない……。 [キューそっくりのアンテナ。 アンテナがキューなのではと思っていたが、アンテナはキューではなかった] なぁんだ……。 [久しぶりに顔見知りではない人に会ったからか、どっと疲れが出てその場に崩れ落ちる] ……アンテナ、お疲れさま。 [キューそっくりの頼れる艦長、無機質なのに時々人間味を見せる艦長、たまにこっそりサボりを推奨してきた悪い艦長。 キューであろうがなかろうが関係ない、アンテナはスピカにとって大事な友達なのだ] そのうちアンテナのお母さんに会いに行くね。 [アンテナを開発し、その姿のモデルになったキューに会える日を願いながら、スピカはゆるりと立ち上がった**] (437) 2022/07/24(Sun) 11:17:05 |
【人】 生物学者 アマノ【1年後から、そう遠くない未来】 おかしな光景だよな。 ここにお前の"右足だけがある"って状況は。 [爪もあるしなんならきっちり体毛まで生えてる。 左足と並べても、当人でなければどちらが"偽物"かを見分けるのは難しいレベル。 青緑色に淡く輝く培養液カプセルの中、揺蕩っているのはラサルハグの新しい足だった。 そろそろ最終段階だから見てみるかと研究所に連れてきたラサルハグと共に、俺はそれを見つめていた。] (438) 2022/07/24(Sun) 11:20:53 |
【人】 生物学者 アマノ[チャンドラの遺産 >>3:18 は莫大なものだった。 と共に、脱実験体搾取の流れに乗る星や国、企業からの支援もこの5年で飛躍的に進んでいた。 技術的な面で言えば俺の専門の方向は幸いにも見事に合致していたし、バーナードの細胞提供による理論革新は期待以上に役立った(それはもう、奴があの1年間弱切り刻まれていた"有用性"を納得できてしまうくらいには)。 結果、奴の免許更新に間に合う形で、ゴールは目前に近づいている。] あの船で研究していた微生物がRUKKA-Vだったろ。 今、お前の足を繋げようとしているのは、RUKKA-Z。 "RUKKA"の意味、お前に話したことあったっけ。 [無菌培養室から出て、廊下を歩く。] 遠く失われた言語でな。 ────"希望"って意味。 (439) 2022/07/24(Sun) 11:21:11 |
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