【人】 灯守り“霜降” 月輪[ 今から十年程前、私がまだ十代で蛍だった頃。 霹靂降り注ぐ豪雨の中、紫明様が小さな女の子を 霜降域に連れ帰られました。 話によると、気温も低い霜降域北方で、 酷い熱、意識が無い状態で豪雨の中ずぶ濡れで倒れており 周囲に家族知人も見当たらず、連れ帰り保護したとのこと。 女の子は、目を閉じたままでも分かる、人形のように 可愛らしい子で、私は目覚めを待ち続けていました。 結局、女の子が目覚めたのは何時間後 もしくは何日後だったでしょう。 目覚めと同時に、どのような反応を見せたでしょうか。 少なくとも、私が予想していた反応で 無かった ことはほぼ間違いなかったでしょう。 身よりも無く、この地が安全であるのは確実なので、と 女の子はそのまま霜降域で過ごすことになりました。 共に過ごす間、彼女は私を「お姉ちゃん」と呼ぶように なってくれて、一人っ子だった私には、妹が出来た 気分になり、とても嬉しかったのです。] (478) 2022/01/18(Tue) 20:14:33 |
【人】 灯守り“霜降” 月輪[ しかし、数年後には紫明様が引退され、私が後を継ぎ 彼女も成長してきた頃、ある提案を持ち掛けます。] ねえ、今なら席が開いているから、蛍になってみない? 難しいことはしなくていいから大丈夫。 先輩もいて、何なら私だって元蛍だったから。 何でも教えられるわよ。 [ こうして、彼女は数年の間、霜降域の蛍として 過ごしたのです。] (479) 2022/01/18(Tue) 20:14:50 |
【人】 灯守り“霜降” 月輪 (480) 2022/01/18(Tue) 20:15:28 |
【人】 灯守り“霜降” 月輪大丈夫、皆最初は緊張しているものよ。 私だって初めての時は、緊張して何もない場所で躓いて、 着物がワインに染まったこともあるのだから。 それ以降、ここには赤い服で来ることに決めたのだけどね。 [ 冗談めかして(実話ですが)微笑みかけたけれども 彼女の表情は、少しは柔らかくなったでしょうか。] (481) 2022/01/18(Tue) 20:15:52 |
【人】 灯守り“霜降” 月輪[ 閑話休題。 霜降域は、山に囲まれた盆地のような場所で その山も、 紅葉の赤 、銀杏の金 に染まっています。季節が過ぎ、冬が近づくと鮮やかな色達は 白に塗れ 雪が解けると 桃色 、季節が進むに連れ緑色 と、見る度に色彩が目まぐるしく変化する地です。 吹き付ける風は肌寒く、朝と夕方が少し長く 明るさはという意味では劣るかもですが、 過ごしやすい地だとは思います(贔屓目有り)。 家屋は和風の古屋敷ですが、文明最前線とまではいかずとも 便利な家財道具等は一通り揃っていますので、 生活は特に不便を感じません。 不便なところを強いて言うなら、買い物や都会、繁華街に 出るのに、多少時間が掛かる程度でしょうか。 神社や寺院も多く、厳かさを感じる方もいらっしゃるとか。 他の領域とは雰囲気が違うので、初めて訪れた方には 物珍しさを感じるかもしれませんね。]** (482) 2022/01/18(Tue) 20:16:15 |
灯守り“霜降” 月輪は、メモを貼った。 (a90) 2022/01/18(Tue) 20:20:53 |
【人】 “小雪” 篠花ーー現在ーー さて、他へ挨拶に行こうかしら。 すけこましの小満の君を独り占めして、 刺されたくはないからね。 [刺す人がいるかどうかは兎も角、 まだ終わってない挨拶回りに行こうかしら。] ああ、誰を誘ってもいいけど何人誘うのか数えてよ。 その分だけの食材集めるのだから。 [小満の君にはそう伝えて、 呼び止められることなければ、そのまま一度離れましょうか。**] (483) 2022/01/18(Tue) 20:23:01 |
【人】 灯守り 雨水[ぼくとしては引き継ぎはそろそろだ、と予告だけはあったけれど、流石に雨水の季節が過ぎたらかな。と思っていた。 なのに軽々予想を超えられた。 立春さんも新人さんなのは知っていても重圧まで気を配る余裕はぼくには皆無だった。 ただ、鍵の受け渡しを待っている間。>>462 黄鶯さんのだしてくれたお菓子を美味しく頂いていた(お茶は苦いから苦手だけど言えなくて、無の表情で頑張って飲んだ。ちゃんと飲んだから許してほしい)あたりぼくはやっぱり大物なのかもしれない。 時間がかかったから何かあったんだろうな、というのは流石にわかっていた。 家宅捜索の勢いの物音は、聞かなかった事にした。 先代もそうだけれど、灯守りといっても人間っぽくて。 それでいいのかな。と少しだけ肩の力が抜けていたのは言っていないお話。 ぐったりした姿にお疲れ様でした、とぺこりと頭を下げたものだった。] (485) 2022/01/18(Tue) 20:24:53 |
【人】 灯守り 雨水雨水を引き継いだものです。 以後よろしくお願いします。 [と挨拶をして、鍵を受け取る時は流石に緊張気味に。 泣きそうな顔には内心でよしよし……と心の中で頭を撫でてフォローをしていたけれどそれが正しい反応かわからなくて行動には出なかった。 ぼくはまだ自分の事で手一杯な部分はある。 だから力に、と思って貰えているとは知らないけれど 困ったことがあったら、頼る先の第一候補ではあるんだと思う。 少しずつ言葉を交わすうちに ふっと笑う顔だって見せた事もあった。] (486) 2022/01/18(Tue) 20:26:24 |
“小雪” 篠花は、メモを貼った。 (a91) 2022/01/18(Tue) 20:26:37 |
【人】 灯守り 雨水[壁際の椅子に座り込んで、給仕の人に頼んでジュースを貰った。うん、美味しい。 座る時腰につけていた灯りが椅子に当たってこつん、と揺れた。 普通の人なら離れられないもの。命の灯火。 ぼくはこの灯をどう思う? と先代……村雨に聞かれた。 綺麗、と答えたら村雨が満足そうな顔をしたのは今でも忘れられない。 それはそうと。羞恥の熱が冷めるまで 僕もさっきの処暑の言葉通り>>181折角だからちょこっと観察してみようかな。 そういえばぬいぐるみは今日は来てないのかな。とかついキョロキョロしてしまう。 あれは可愛い。最初見た時思わず撫でた。どんな反応されたんだったっけ。 その代わり見知らぬ人がいるな>>458、と思った。] (488) 2022/01/18(Tue) 20:32:11 |
灯守り 雨水は、メモを貼った。 (a92) 2022/01/18(Tue) 20:38:52 |
灯守り 雨水は、メモを貼った。 (a93) 2022/01/18(Tue) 20:44:47 |
【人】 “観測者” 処暑―― 白露の彼女 ―― [ そういえば、と思い出す。 『白露の灯守り』の彼女をこの会場で見掛けるのは初めてではないかと。 彼女が『白露』を継いだのは……そう前の事ではないと思う。 彼女の歳からしてもそうだが、数年の間は霜降の彼女の元で蛍をしていたのだから。>>479 彼女との交流が薄いのはそれもあるのだろう。 隣人として過ごした期間がまだ圧倒的に少ない。 私は一方的に“見て”知っているけれど、実際言葉を合わせたのは一度きり。>>434 故に人見知りが和らぐこともなく。 私からしてみても、彼女は『隣の灯守り』以上のものはない。 灯守りの先人として面倒を見たり、様々な事を教えたり、可愛がったり、 そういう関係性は灯守りの中ではよく見られるけれど、私がそれをすることはない。 ……向いていない。私はそういう性質ではないのだ。 その為、私から話しかけることは恐らくないだろうけれど、 もし 私と話したいと思う 白露の彼女の視線と目が合えば、会釈ぐらいは返しただろう。>>435* ] (490) 2022/01/18(Tue) 20:52:48 |
【人】 灯守り 立春─ 小雪さんと ─ は、はい……っ。 立春のお祝いは、皆さんとても 楽しみにしてくださっているものでもあるので……! ……師匠にもよく、 肩に力が入りすぎだと言われて。 立派に、よりも無事にやり遂げられるようにと 肝に銘じてがんばります! [全然ちょっとどころの長さではない年月の隔たりが 小雪さんと私の間にあるのは知っている。 ますます恐縮してしまうけれど、同時に とても優しい方だと思う。 きっと本心から私を気遣って、 言葉を選んでくださっているんだろう。>>331 尊敬できる方だった、と聞けば>>332 自分のことのように少し誇らしげに微笑んで] 師匠……蘭花様も、小雪さんのことを とても信頼なさっていました。 [そうして私は、小雪さんが私を安心させようと 話し出してくださったお話に真剣に耳を傾けた。>>333] (491) 2022/01/18(Tue) 21:01:44 |
【人】 灯守り 立春[時折相槌を打ち、 破天荒な"とある統治域の灯守り"さんに ええ……? 本当ですか?? 誇張じゃなくて真実なんですか??? と 困惑したり驚いたりしながら、お話は進む。] ひえ……ひぇえっ………… そ、そんなことが……………… あるんですね……ひえっ……………… [ことばにならない。 もし自分がその立場だったら、と 考えただけで軽く眩暈がする。] (492) 2022/01/18(Tue) 21:01:54 |
【人】 灯守り 立春[私の場合、元々弟子として師匠の仕事を傍で学んでいたし 代替わりの時期も師匠と蛍さん二人との間では あらかじめ大体決めてあったらしい。 私に立春を引き継いで数日後、 師匠は永遠に逢うことの叶わない旅路に出てしまった。 領域内に飛んできた灯りのどれかが師匠なのだと思ったら 淋しくて、離れがたくて、心がついてゆかなくて。 師匠を心配させたくないし、領域内に留めるよりも 灯宮にきちんとお送りするべきだって頭ではわかっていたのに なかなか送り出すことが出来なかった。 結果甚だしく業務が滞って 中央からお叱りを受けたのは知っての通りである。 それでも、蛍さん二人が私を支えてくれていて お姉ちゃんも葵ちゃんも、大先輩方のお力も 借りることが出来たからなんとか仕事ができた。] (493) 2022/01/18(Tue) 21:02:02 |
【人】 灯守り 立春[お話が進むにつれて何故だか曇っていく 小雪さんの顔を見ておろおろしていた新米が、 件の灯守りさんがどうやら小雪さんと近しい間柄の方で 任を押し付けられたのは他ならぬ小雪さん自身らしいと 気付いたのは、お話の途中からだった。 小雪さんがものすごく遠い目をしている。 佇んでいるだけで存在感のある、 何でもご存知で面倒見が良くて 頼れるお姉さんのような小雪さんが。] 苦労なさってこられたんですね…… [気付いたら、声に出ていた。 お話を聴く限りでは、確かに私のやらかしてきた数々は まだ可愛らしいもののような気が しないでもない気がしてくる。] (494) 2022/01/18(Tue) 21:02:21 |
【人】 灯守り 立春ありがとうございます。 私、なんだか……出来る気がしてきました! [と、思ってもいいのかな? 今のお話で自信を持つのは失礼になっちゃわないかな?? でも、私を励まそうして話してくださったお話だから 反応としては間違っていないはずだ。 それから程なくしてお姉ちゃんを見つけた私は 促されるままに会場の外へと駆け出した。 後にお料理上手と噂の小満さんに キノコのソテーをお願いしたと知れば、 全力で羨ましがってしまっただろう。]* (495) 2022/01/18(Tue) 21:02:55 |
【人】 灯守り 大雪── いつかの回想>>475 ── 「 え? 」 「 ああ うん、人形……好き、だけど 」 いつかの折。小雪より大雪への移り変わり。 鍵を受け取りはい終わり、だと思ったら問われた言葉に ぬいぐるみの手は困った様に空を彷徨った。 先代は普通の、少しばかり好事家のきらいのある、 ……それでもなんの変哲も無い人間ではあったから。 代変わりは知られど、急に人間が来なくなったなら 奇妙な様に思われるのも、道理で。 「 ……あなたは、人形、お好き? 」 言外に、この姿が不愉快でないだろうかと、 そんな不安を含ませた言葉をそっと、返して* (496) 2022/01/18(Tue) 21:06:00 |
【人】 蛍"菜虫化蝶" シャーレン ええ。 [ 力強くうなずき、視界の先に仕えるべき相手を見る。 ………ん?いない?どこへいったのだろうか?? まああの子も立派な大人なのだから、 監視のように視線で追いかけるのは やめておくとしよう。 ] いいえ、楽しかったです。 そう言ってくださるなら、そのうち お邪魔しても宜しいでしょうか? お仕事のない日に、是非。 [ その言葉は社交辞令ではなく、本心から口にした。 ……ことが相手>>457に伝わればいいのだけれど。* ] (497) 2022/01/18(Tue) 21:07:42 |
【人】 灯守り 大雪── 以前の会合>>488 ── いつもだったら私じゃなくてぬいぐるみが この会合には出向いていたし、 人影に混じって肩を並べるぬいぐるみはきっと、 たいそう目立つ存在ではあっただろう。 だから、私が大雪であると知らなかったり、…… いや知っていても構いに来る人は居るが。 ともかく。ぬいぐるみの姿の私は とてもよく撫でられたりふわふわされた記憶がある。 『 わあ 』 『 ……きみは、……? 』 彼女もその撫でてきたうちの1人だった>>488。 心なしか不安が滲む表情を、ボタンの瞳はじっと 目に留めていて。 ……別段、危害を加えられた訳ではないし、と。 しばらくは撫でられるがまま居ただろう。* (498) 2022/01/18(Tue) 21:21:07 |
【人】 “小雪” 篠花ーー回想:人形ーー [空を彷徨う人形の手に、まずい質問だったかしら。 と少し不安を覚えけれど、 特にそんなことはなかったみたい>>496。] どうかしら。人形遊びってしたことないのよね。 それより次期小雪として勉強なさい、って家だったから。 [子供らしい遊びなんてしたことはなかった。 おままごととか、お人形遊びとか、何をするのか良くわからない。 暇さえあれば、先代の元へ行っていた気がする。] でも可愛らしいとは思うわよ。 他にどんな人形があるの? [先の大雪の君はごく普通に受け渡しをしていたから、いきなり人形に変わったのは確かに驚いたけど。 覗いたのは不快というより好奇心。**] (500) 2022/01/18(Tue) 21:50:25 |
【人】 蛍"菜虫化蝶" シャーレン[ よもや己のことを小蝶と愛称で呼ぶあの方>>431が、 何某かの集まりに己を呼ぼうとしているとは。 そして篠花が了承している>>467とは夢にも思わない。 何を気に入ってくださっているかはわからないが 以前、領域に呼ばれた時にはそれはそれは驚いて、 本当に良いのですかを数度繰り返したものだ。 緊張はしても、楽しい時間を幾度も賜っていたように思う。 ] (505) 2022/01/18(Tue) 22:02:42 |
【人】 蛍"菜虫化蝶" シャーレン[ 指先は程よくあたたまり、 カップの中は白を取り戻していた。 行き交う方々に愛想を振りまきつつ さてどうしたものかと思っていれば、 なんとはなしに似たような空気を出していた顔を 見かけた>>347ものだから、 ] ご機嫌よう、貴方もきていたのね。 [ 声をかけたけれど、反応はどうだったか――。* ] (506) 2022/01/18(Tue) 22:02:52 |
【人】 灯守り 立春[ぱたぱた。ぱたぱた。 会場の外、広い廊下を走る足音。 数十メートル先まで響き渡る声には、 焦りと不安が入り混じっている。 ※廊下は走ってはいけません。] お姉ちゃん〜〜〜〜〜!!! 玫瑰お姉ちゃん、居たら返事して〜〜〜!! ……あっ、すみません。 芒種を……着物を着た女の人を見かけませんでしたか? どちらの方へ向かいました? ──ありがとうございますっ! [すれ違ったメイドさんや執事さん達に尋ねながら あちらこちらをノックしてお姉ちゃんを探す。 会場を飛び出した時にはどこにも姿が見当たらなかったから 片っ端から当たるしかなかった。 お風呂場が、それも 結構広そうな大浴場があるのにはびっくりした。 もう少し早かったらお風呂上りの立秋さんと>>243 鉢合わせることもあったのかもしれない。 覗き込んだときには、湯船にはぷかぷかと 良い香りのする橙色の果実が浮いているだけだった。] (507) 2022/01/18(Tue) 22:08:02 |
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