人狼物語 三日月国


94 【身内】青き果実の毒房【R18G】

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【人】 4432 貴戸 高志

これはなんだかんだで鑑賞会後、別時空の話。

「……そういえば久しぶりにカレーうどんでも……」

食堂に足を進めようとして……ぴたりと止まる。

「……」

悩むように小豆色の視線が泳ぎ、たっぷり逡巡したのちに再び歩き始めた。食堂とは異なる方向へ。

一人、かすかな足音だけを残しふらりと姿を消した。
(156) 2021/09/16(Thu) 21:56:42
貴戸 高志は、夕食を取らなかった。そのまま、自室から離れた場所へ。
(a53) 2021/09/16(Thu) 21:57:33

 

 ヌチュ…グチュ……

あ…ッ、ふ、


 水音と、押し殺した媚声が薄暗い部屋に響いている。反抗心からだろうか、床にぐったりとしながらも鞄で顔を隠し、普川は自慰行為に耽っていた。
 もう数度射精しているが、普川の身体の疼きは治まらない。

、んう……


 定点だった映像はその内切り替わり、普川の行為をよく映し出していた。隠密系の異能のスタッフでも入ったか、撮影に適した異能でも使われたのか、兎角どれだけ近付いても普川がカメラに気付く様子はない。

……あっ、
いや……ッ!」

 ピュッ、……何度目か、白濁が床に飛び散った。
 

どこかへ向かう途中、黙って通信を聞いていた。
自分もあのようにどこへ行こうと他者へ筒抜けになるのだとしたら、このあと自分が行うのも……。

「……」

かぶりを振る。通信機の向こう側の場所が自分の目的地と異なることだけを確認して、更に歩幅を広げて移動を始めた。

普段よりもやけに煩い足音だけが、少年の心情を描いている。

【人】 4432 貴戸 高志

>>163 迷彩

「……………………」
「羨ましいな」


長い、本当に長い沈黙のあと。

「……迷彩はお母様のことが本当に大切なんだな。少し聞いただけでひしと伝わってくる。

それなら、そのままお前はお前の道を進めばいいと俺は思う。罰としてこの場所で過ごし、そして罪を犯した自分を許せたのなら。あとはもう同じ過ちを繰り返さないよう気をつけながら夢を叶えればいい。

俺と同じように過ごしていては、それこそお前のお母様に申し訳が立たないだろうよ」

はっきりと自分とは進むべき道が違うと実感した。
それならば、自分にやれる事はきっと背中を押してやることくらいだ。
此方に来てはならないと、そういった意味合いも込めて。
(172) 2021/09/17(Fri) 4:20:52
少年たちが寝起きする部屋からかなり離れた位置にある手洗い場。
一番奥にある個室トイレの扉が閉まっている。

「…………っ、…………」

衣摺れの音、粘着質な水音、咥えられたハンカチに吸い込まれていくかすかな呻き声。

狭苦しい空間の中で、悩ましげに体を捩る少年がいた。
声を欠片も出す気はないとでも言うようにハンカチをきつく噛んでいるせいか、肌触りのいいそれは既に唾液を吸い込んで色を深くさせている。
周りを見渡せば本人の性格を表しているのか、ズボンも下着も丁寧に畳まれて鞄の中に仕舞われていた。
上半身は変わらずきっちり着込んでいると言うのに、体の下半分は何一つ纏っておらず、そのちぐはぐな見た目に少年はくらりと目眩を起こしかけてしまいそうだった。

企画の説明時に渡された鞄の、その中身。男同士の性行為を促す為の道具の中には勿論潤滑剤もあった。

ローションを丁寧に掬い上げて絡めた指を自身の窄まりへ埋めていく。

「……っ、…………ふ、ぅ……ッ」

体が素直に拾い上げる違和感にたまらず声を上げそうになって、口腔を満たす布を更に強く噛み締めた。
そう時間がかからないうちに指が一本まるまる飲み込まれていけば、肉が蠢き体内に侵入してきた指を絶えずしゃぶり始める。

思わずふるりと体を震わせながら、思っていたより、すんなり進めることができたと靄がかかり始めた頭の中で呑気に感想をこぼした。

指を曲げてみたり、ゆっくり出し入れしてみたり。色々試しながら肉を解していく。

ぬちぬちと響く水音がやけに煩く聞こえてきて、いつしか誰かにばれてしまうのではないかと不安がよぎる。
ふと動きを止めて顔を上げては張り詰めたような静寂に安堵して、同時に自分は何をしているのかとのたうち回りたくなるような羞恥心と共に再び前準備を進めていく。

どうしても必要なことだった。
自分が抱く側になるか抱かれる側になるかはわからないけれど、どちらになってもいいように。
抱かれる事になったなら、肌を重ねる相手の手を煩わせないように。

ただそれだけを考えながら自らの体に手を加えていった。

「……っ、んッ、ぐ、ぅ……ぁっ……あっ」

指を二本、三本と増やして内側を更に責め立て始めた頃。意識を掠め取るような刺激に声がこぼれ、その拍子にずっと咥え続けていたハンカチが床に落ちた。
これでは流石にもう一度口に運べない。かといって、声を少したりとも溢したくない。

悩みに悩んで、普段身に付けていたネクタイに歯を立てた。
自分が今どのような姿になっているのか想像もしたくない。そんな意思表示するかのように瞼もしっかり閉じながら、後孔に埋めた指で己の中を一心不乱に掻き回していく。

ああ、それにしても。
自分は後ろを使ったことなどないと言うのに。
どうして、こんなにも容易く快楽を拾えてしまうのだろう?

貴戸 高志は、消灯時間に差し掛かる頃にふらりと自室へ戻っていく。
(a57) 2021/09/17(Fri) 4:26:53

貴戸 高志は、いつもより少しだけ緩慢な動作で自室の扉を開けた。
(a58) 2021/09/17(Fri) 4:27:34

「……
、」

 結局(8)5n15回イった後、痴態を晒したまま普川は気絶していた。乾いた精液と部屋に充満した臭いが気持ち悪い。

 起き上がる気配の全くないまま鞄を漁り、水筒を取り出す。ひと口含めば、何もしないよりはマシな気分になった。

「…はぁ…たるいわ」

 その後もうしばらく動かずにいてから、ようやく場を片付ける。多分もう飲まないだろうなと思ったコーヒーを水代わりに使った。

参加者側にやった奴居たらやり返そ


 でも実際面倒だから主催側が犯人でいいやと思考を投げ、浴場に直行した。

 消灯時間を過ぎても出歩ける今、普川は食堂を訪れた。夕食を抜いてしまったので。普川は朝からドリアとメロンパンを一緒に食べる程度には、基本的に食欲がある方だ。…背は伸びないが。

 それでも疲れていることはそうなので、コーンポタージュだとか、ゼリーだとか、軽く食べられる物を食べていった。

【人】 4432 貴戸 高志

>>191 迷彩

「……」

他人には伝えていけない夢。
一度も応援されたことのない夢。
頭の奥で「これでよかったのか?」と囁く自分の声がする。

「……そうか。それは何よりだ。
お前は人一倍元気だからな。その調子で頑張ると良い」

自分の声を無視して当たり障りのない無責任な言葉を吐いた。

きっと相手と自分はこれから過ごす場所が違ってくる。自分には関わりのない話になるだろうし、わざわざ夢見る少年の純粋な気持ちを折りたいとは思えなかった。
(193) 2021/09/17(Fri) 14:27:31
「そこそこ動ける気でいてんけどな……」

 元々、ヤるにしても基本的にセーブして動くつもりでいた。場合によっては流石に疲れているかもなとは考えていたが、こんな形で体力気力を使い果たすことになるとは思っていなかった。

「主催側か参加者側かくらい分からん?
 いや分からんくていいや。答え置かれても正否保障されんし。
 この後もいくらでもあるだろうし。もお…」

 気にしても仕方ないし面倒だが愚痴は吐く。

【人】 4432 貴戸 高志

>>197 迷彩

「協力か。
…………分かった。俺に出来ることであれば力を貸そう」

承諾する。その夢がどのような内容であったとしても、自分にはきっと関係ないだろう。だからこそ少年は容易く首を縦に振ってみせた。

別れの挨拶もそこそこに見送ることにしたのだが、一度止まった足を見て瞬きを繰り返す。
しかしまたすぐに動き出したのを確認すると、少年は貴方の後ろ姿を見えなくなるまで見届けたのだった。
(202) 2021/09/17(Fri) 15:57:09
の後、自室

 まっすぐ布団に潜った後、榊に布団の上から押さえつけられ、ばたばたとしていた。顔を出した後は、身体を撫で回されても虚無だった。何が嫌だったのだろう。



 バックでヤられていました。詳細はエピ突入後! 現場からは以上です。

 




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