47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】
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ほら〜、風邪引くから〜。
[笑いが治まる頃には情欲もわりと治まっていて
相変わらず床に転がる相手を心配する余裕も出てきた。
さすがに男を抱きかかえるような筋力はないので
脇を抱えて引きずるようにベッドへと持ち上げる。
叩きながら声をかけたら相手も少し協力してくれただろうか。]
[玄関にコンビニ袋を放り出していたのを思い出した。
さすがに少し目が慣れてきたから、
脱ぎ捨てられた衣類に躓く事なく玄関に到着。
飲料を冷蔵庫に入れて、
勢いで買ってしまった避妊具を手にベッドへと戻った。]
誘ったのそっちだぞ。
この無責任男め。
[こっちもその気はもう萎えたし、
酔っ払いを同意なしでどうにかするつもりはない。
何より正気に戻った時の反応が怖いし。
でも散々その気にさせといて、当の本人は
もう寝る体勢に入ってるってのは妙に腹立たしい。
少しくらい仕返しの悪戯をしてしまっても、
後でネタになるくらいの冗談だったら許されるだろう。
箱を開けてびろんと繋がった避妊具を取り出す。
それを今にも寝そうな相手の目の前に垂らしてやる。]
6個入りだから、一人ノルマ3個ですよ。
中身出しといた方が、それっぽいかな。
[一つ切り離して開封。
抵当に伸ばして使用済み感を演出しておこう。
眠たくなるまでそんな工作で時間を潰すつもりだが、
俺より泥酔している家主は眠ってしまっただろうか。]*
[ 神託の実は、伝説通りに赤色をしていた。
────粘液に塗れた拳大の、脈打つ塊。
恐ろしい程に美しく鮮やかに、赤く、
赤く
。
管を通して流し込まれる魔族の血液に
丁度よく似た色彩の。** ]
──寝所──
触ってみてからのお楽しみ?
言うじゃない。
[試すような物言いに
今回は怒りを覚えることなく
むしろ心地よい程度の挑発であった。
その視線が下がっていくのも
これほど近ければ手に取るようにわかる。
彼女の瞳には無毛の身体が目に入るだろう。]
「恋人」
?
[
彼女の言葉を聞いた瞬間
それはするりとメイベルの心に滑り込むけれど
メイベルには未だ恋人の概念が無い。]
────っ。
[だからそれを想像のままに行う。
唇を触れ合わせると互いの柔らかな感触を覚える。
感じたままに唇をもう少し押し付ける。
そうすると、もう少し長く、長くと想いが込み上げて来て
彼女の方のベッドに片手を着いて
更に彼女の方に身体を寄せる。]*
そう、
メイベルは誰かを好きになったことはある?
私はあるよ。
この世界の相手でも、「原作」越しになら。
[ 目で微笑んで彼女に口づける。最初は軽いキスから。
次には彼女がもう少し長く押しつけてきた。
その間にも幾らかの強弱を加えて押したり、引いたりして。]
……ん。言葉がなくても。
相手のことを思ってみたり、感じてみたり――ね。
[ 私の近くに手を突くメイベルに頷いて、乗り出した形の彼女へ
伸び上がるようにして、キスをする。
彼女へ身体が寄り添えるよう、少し身動ぎして場所を作って。]
……ふふっ♪
[ 楽しげな笑い声だけ、投げかけた。
手をメイベルの裸身へ伸ばす。
探る先は彼女の腕。どうしようか迷うようなら、
まずは私のパジャマを脱がせて貰おうかな、って。]*
[ねむたい。一気に眠気が襲って来た。
もういえついたしねていいはずだねる。
床にぶつかってずれる眼鏡が邪魔だが
それを外すほんの僅かな動作すら億劫で
心地好い温度の床に擦り寄って懐く。
げらげら笑う声がうるさいけど
段々聞き慣れてきたら気にならなくなった。
うつらうつらと遠ざかる意識を
引き留めるように引き摺られてむずがるみたいに唸る。
けれど逆らうより従った方が早く解放される気がしたのか
逃げようとしたのか自分でもわからないまま
もそもそ起き上がって歩き出し、自分で寝室迄移動した。
片足土足のままベッドによじ登ってひと心地。
手を伸ばしてボスボス叩いて枕を求めたが
手が届かないまま力尽きて
ベッドの足元1/3くらいのスペースで落ち着いた。]
[夢現に足音を聞いていたら遠ざかって、戻ってきて
ぎしりと小さくベッドが鳴いた。
ガサゴソしてるから何してるのか気になって
眠い目を擦って這いずり転がり近付く。
探し求めていた枕の代理をみつけて
頭乗せたらそれは堅い膝だった。まぁいいか。
欠伸と生欠伸の中間みたいな吐息を零して
伸ばされる薄ピンクを眺める。
ああ、そういえばそんなの買ったな。
なんでだっけ、なんのために?
のるまみっつ。
鸚鵡返しに繰り返して切り離された残りから
真似るように一つ切り離す。
もたつきながら封を切って…
ああこれしってるやつだ、と思い出した。
ちんぽにそうちゃくするやつですね、わかります。
のるまはみっつ。みっつつければいいんだ。
そしたらねていい。
なんてぽやぽやしながら理解して
……目の前の、自分のじゃないファスナーを
唐突に、脈絡なく、遠慮なしに降ろした。]
[ずぼっと強引に手を突っ込んでごそごそすれば
ふにゃっとした感触を捕まえた。
引きずり出すのに少し苦労して
ぐにぐに擦ると揉むの中間くらいの感覚で玩ぶ。
たたせなきゃ、かぶさらないですね、はい。
なんっか気持ちよく無いなぁ感覚鈍いなぁなんて
自分のじゃないから当然なのに不思議そうに首を傾げる。
たたせるの、どうするんだっけ。
半分寝落ちかけてる頭で必死に考える。
『じゃあ、はい、勃たせて。』
いつかの自分の声が頭にこだまして
その時押し付けた小さな唇の心地よさを思い出す。
しゃぶるときもちいい。
だれが?
辺りを見渡して確認して
握ってるちんぽと俺しかいない、なんて納得して。
じゃあしかたないな、と手の中の柔い肉の先を
ぱくりと。唇で食んだ。]
[やり方が良く解らないことに不思議な気持ちになって
なんでだ?って思うけれど
そもそもさせたことはあってもしたことなんてない
なんて簡単な答えに辿り着けない。
先端だけ浅く咥えて、肉の割れ目を舌で擽る。
なんだか不思議な味がして唾液が溢れたから
塗り込めるようにして丸い切っ先を舌の腹で擦る。
まるで飴でも舐めるように口の中を舌が泳ぎ回り
亀頭とその境目迄を撫で廻す最中
時折エナメル質が過敏な皮膚に掠める。
二本の指で輪を作った指が包皮の名残を摺り下げるように
竿を下まで扱いて……
……あ。これならわかる、みたいな顔をして
そのまま上下に扱き始めた。
呑み込む事を忘れた粘ついた唾液が滴り落ちて
それを泡立てる速度で扱く指が、時折
根元で止まっては陰嚢との境目を撫で摩る。
自慰の時、そこを摩る心地よさを思い出して、
むずむずして、無意識に内股を摺り合わせた。*]
……誰よ、それ。
[
アリアが誰かを好きになった事がある
と言った瞬間に私の心が赤く染まる。
彼女の細い腕を強く掴む。
私たちは「恋人」
なのに。
──違う。
恋人、みたいな口付けと言うだけで
そんな知らない関係では無いはず。
思考の変化に違和感に気付くが、訂正出来ず。
困惑してると彼女が伸びをしてキスをしてくる。]
……ふん。
触りたいのでは無かったかしら?
それとも、触って欲しいの。
あんたの元の体じゃない、その身体を。
[彼女の元の世界について話を聞けているなら
アリアの身体が元々の体でない事は聞けていただろう。]
……その身体をどうして創造したの。
あんたもしかして。
こう言う体型が好きなわけ?
[彼女に誘導されるまま
服をやや乱暴に脱がせれば
私と同じように平らな上半身が露わになるか。]
教えなさい。
言わないと……。
[敢えて強制の能力を使うこともなく
頭をゆっくりと沈めて、細い身体に唇を当てると
歯で噛み跡をつける。]*
ひゃ、っ、
[ メイベルの雰囲気が急に変わった。
怒ったような声にあう、って声にならないまま口を動かしてしまう。
ごまかすようなキスになってしまった。
後でちゃんと埋め合わせ、してあげないと。
―― そう言い出したのは私なのに、
私まで呑まれてしまっている事には気づかなかった。]
……それは……どちらもだよ。
……元の身体じゃなくても……気持ちは、続いてるもん。
[ む、と唇を尖らせるようにして言う。]
どうしてって……
[ パジャマに掛かる手を手伝うように腕と身体を動かして、
脱がされてしまえば少女そのものの小さな身体が現れる。
問い詰めるような言い方に、メイベルの身体を眺め返した。]
体型が好きって訳じゃなくて。
女の子を主人公で書いてみようって思ったの。
[ 教えなさいと言われれば答えは返そうとするものの、
少し間に合わなかったか肌にちくりと痛みが走る。]
……んっ!
……本当、だってば……!
[ お返しだ。噛まれたとこと同じ辺りに手をやって、
指先でつねるみたいにして返す。
つるり、と肌が逃げたなら、また摘まもうとするのだけど
メイベルが躱せば撫でるようになってしまうかも。]*
……んっ!
[ぴりり、とした感覚が胸に走る。
私は自分から避けたりしない。
客人で稀な力を持っているとはいえ
肉体的にはただの人間がすることを
私が避けたりするのは威厳が保たないから。]
この世界で生きていくなら
もっと大人の女の方が良いと思うけど?
そうよ、やっぱり嘘だわ。
あんたはアリアみたいな身体が好きなの。
[仕返しをして来た手を掴み
もう片方の手も掴んで、両手を彼女の頭の上で
ベッドに押し付ける。]
それなら。
私の身体だってアリアは好きになってくれるでしょ。
[私はやはり顔を近づけてアリアの間近で言葉を投げた。
その瞳は翡翠の物にどこか
蒼色
が混ざっている。
そのまま唇を重ね合わせると
今度は長い時間、息が苦しくなるほど口を合わせていた。
彼女が動こうとしても
出来るだけ手を拘束したままで。
本気で振り払えば、動けるでしょうけれど。]*
[少し冷静になったとは言え酒が抜けた訳でなく
突然膝枕してきた相手にまた笑いが込み上げてくる。
自由人かよ。]
そうそう。ノルマ3つ。
[自分の2つ目を開封しようとした手を止めて
寝惚けながら素直に言う事聞いてる相手を観察する。
やる事分かってんのかなってにやにやしてたら
いきなりこっちのファスナー下げられたもんだから
もうにやにやじゃ済まなくなった。]
間違ってないですけど、ははは。
葛西さん、扱いが雑!
もっと大事に扱ってー
[適当に下着に手を突っ込んで
色気の一つもない手付きで触れるのがくすぐったくて
また笑いのツボが刺激されてしまった。]
[何も分かってない寝惚け顔で俺のを弄ってる姿に
大声上げないように何とか堪えながら笑って
特に止めも手伝いもせずに好きに遊ばせておく。
だって面白いし。
こんな無茶苦茶な葛西さんなんて見た事ない。]
…ふぁ っ
[けど余裕かましてたそこを突然別の感触が襲って
不意打ちすぎるそれに変な声が出て腰が引けた。
え。え?
何で口に入れてんの、この人。]
どんだけ頭溶けてんですか…
[何やってるか、分かってんのかな。
俺の陰茎にしゃぶりついてる相手の髪を撫でながら思う。
お世辞にも上手とは言えないんだけど、
やっぱり男同士だからか時々めちゃくちゃ良い所を責められる。
相手の唾液でびちゃびちゃになって
舌や頬肉から伝わってくる体温に腰が疼いて、
聞こえてるか分からない相手に向かって
時折俺の好きな場所とかやり方を囁いたりして。]
葛西さん、じょうず…
そうやってるの、めっちゃかわいい…
[俺はちょっと物足りないくらいの今ので十分で
この人にフェラされてるって状況の方が良かったんだけど
まあ相手は酔っ払いでこっちの都合なんて関係なくて、
突然俺の陰茎は暖かい所から追い出されてしまった。
けど残念に思う余韻もないまま次のフェーズへ。
恐らく相手が普段してるのと同じ手付きで
俺の感覚とか昂ってくるスピードとかお構いなしに
淫猥な音をさせて無遠慮に擦り上げてくる。]
待って待って。
ちょっ、速いですって…!
[逃げようと思えば逃げられるのに
制止を求める頭とは違って身体は動こうとしない。
気持ちいい。もっと激しくしてほしい、ってのと
彼にされてる時間を楽しみたいって感情が入り混じる。
イきたいのにイきたくない。
もうめちゃくちゃだ。
身体を支えようと後ろに付いていた腕が振るえる。]
[自分の事でいっぱいいっぱいで
物足りなさそうに脚をむずがらせているのも気付かず、
小刻みに弾む息が限界が近い事を知らせる。
もうイきたくないなんて考える余裕もなくなり
早く吐き出したくて相手の手の上から手を重ねて
いつもやってるみたいに一番いいところを責め続ける。]
…っあ、ぅ、っはぁ…
[出るって瞬間、目の前にある彼の顔を見下ろして
薄いゴムで隔たれて外に出るはずのない白濁を
まるで彼の顔にかけているみたいな姿を思い描いた。
大きく呼吸を繰り返して余韻を味わって、
もう一度見下ろした相手がまだ眠っていなかったから]
まず1つ目、ですね。
[転がった姿勢のままの相手の足元に移動して
脱力した彼を仰向けにして強引に下着ごとスラックスを引きずる。
そこは完全ではないけど変化は確かにあって
男のちんこ舐めて勃てるとか素質あんじゃん?とか
エロい事で塗り替えられた頭で考える。]
[一度出して少し元気のなくなった己を
少し締め上げてもう一度勃たせてから再度ゴムを装着。]
こんなのやった事、ないですよね…?
[答えの期待していない問いを投げてから
相手に跨ろうとして変に突っ張るスラックスを脱ぎ捨てた。仕切り直して無防備に転がる彼を見下ろして
この人、こんなんで大丈夫かなってちょっと心配になって
まいいか、今いるの俺だしって変な納得をして跨った。
膝立ちで腰を下ろしたら反り上がった陰茎の先が
ぐいと柔く陰嚢を押し上げて
もう少し力を入れるとずるんと跳ねた。
内股、足の付け根、また陰嚢と
一番敏感な場所だけを避けて擦りつけて遊んで
あんまりふざけてると寝ちゃうかなって時折顔を覗き込んだ。]*
[ まるで頭髪のようだと思った。
滑らかな銀の毛なみが、頭頂部の長角の間だけ色が変わっていた。
見間違えだと信じたかった。
その部分が乱れると、額に刻まれた紋様が垣間見えた。
黒い痣のような、複雑に描かれた──── ]
違う、魔物に御印があるわけがない……!
[ そんな否定は言葉ばかりだった。
生まれたのは、信仰で抑えきれない疑念。
胸の中央、その奥の奥で
今も神託の実が、あの赤い姿で脈を打つ。
魔物の血と人々の称賛を浴びている日々では、
意識から遠ざかっていたその感覚が蘇る。
まだ消えてはいない傷跡が、痛覚を刺激し主張する。 ]
「もうやめておけ、余計なことを考えるから
そうやって身体までおかしくなるんだろうが。」
[ 何も仲間達は不理解だけで否定しているわけではなかった。
痣の発熱と体調不良が始まったのも、実らぬ調べ物を始めた頃から
ただでさえ発動に激痛を伴う力、無駄に体力を奪われるのは辛かった。
心配してくれていた。俺達はきっと、本当に仲間だったと思う。
それくらいは信じないと、あの日々に救いが見えない。 ]
[音声アナウンスが聞こえる。
どこをどうとかじょうずだとか。
これ何だっけって思いながら、
先っぽだけしゃぶってたものを口から引き抜く。
うん、いい感じに勃起したじゃん。
いいぞ、つよそうだ。
封だけ切って投げっぱなしだったノルマ分を取っり出して
少々もたつきながら被せて根元まで下ろして行く。
ラテックスだったかポリウレタンだったかの
透明なやつに包み込まれたグロテスクな肉は
窮屈そうで気の毒にみえて。
わかる、めっちゃわかるわ。
イきたいよなぁ、って心の中で語り掛けて
今楽にしてやるからなって良く解らない使命感で
自慰の続きをするつもりで扱き始める。
液だまりに先走りが溜まり始めてぷくりと膨らむのなんて
普段あんまり見てないからなんか面白くて
弄ってみたり、舌を這わせたり好き放題だ。
競り上がってくる睾丸を皺をのばして転がして遊んでたら
びくびく震え始めたから、あ、これイくなって
理解して、駄目押しに薄い膜越しにじゅ、っと
先っぽをきつく吸い上げてやった。]
[いつの間にか重なってた手が強引に
狙いを定めるみたいに角度を変えたから。
顔に掛かる覚悟をしてぎゅっと目を瞑ったけど
薄い膜に阻まれたそれが飛び出してくるはずもなく
無事に済んだ目元を、あれ?と不思議そうに瞬かせた。
きょとんとしながらも手癖で外して片付けて。
中身が零れないよう結んだそれをティッシュに包んで
ゴミ箱に捨てるまでの一連の動作の間
漸く理解したみたいな顔になる]
なるほど…
[神妙な顔で頷く。
さてはおまえ、俺のチンポじゃないな?
それなら気持ちよさそうにイってたくせに
全然気持ちよくなかったのも納得だ。
ひとりしみじみと頷いてる間に
転がされて尻が涼しくなったがよくわかっていない。
芯を持ち始めてるけどまだぐにゃっとしてるのが
ぽろんと下着の引っ掛かりから零れて。
シーツに触れるのがちょっと気持ちよくて腰が揺れたら
相手からは誘うみたいに
尻を振ってるようにも見えたかもしれない。]
[なんかきかれた。こんなのってどんなのだ。
聞き返す前に微妙に閉じ切ってない腿の間に何かの感触。
擽っては逃げて行くそれを捕まえようと
腿の内側に触れた瞬間足を閉じて挟んでみる。
けどまた逃げられた、なんだこれ。
よくわからないけどちょっと気持ちよくて
ん、って鼻から甘えた音が抜ける。
気持ちいいけど、全然足りない。
入る穴を求めて無意識に、マットレスに押し込もうとして
シーツに擦り付けるかたちに腰が揺れる。
顔を覗き込もうとして被さる影に何度か目で気付いて
のろのろ見上げてみたら、何か知ってる顔が在った。
こんな近すぎるバグった距離感なのはこいつしかいない。
そんな観点であんまり見えてないけど間違いなく認識する。]
御門……?
なにしてんだ、これ。
[なんか、気持ちいいけど物足りなくて。
けどお前が居るとこでそんなことはしない筈だ。
何となくそんな気にならなくて自分でも処理してなかったから
シーツに擦り付けただけでももうがちがちなのに。
このまま気持ちよくなりたいのに、お前が居るならだめだね。
うん、しゃかいじんとしてしぬ。]
[あれ?でもここは俺の家で俺のベッドだ。
おまえがいるはずがない。
自分で連れて来たくせにすっかり忘れているようで
そう自分に断言できる妙な自信があった。
というか、このまま気持ちよくなりたいから
居ないで欲しいという願望に大分負けている]
……ああ、なんだ。
ゆめか、これ。
[よかった、御門はここにいない。
よって続けてもしゃかいてきにしなない。
だいじょうぶだ、もんだいない。
そうか人肌恋しさに可笑しな夢を見ているんだ。
思い返せば確かに最近一番感じる他人の体温は
こいつのちょっとやりすぎなスキンシップくらいだ。
距離感バグってんだよなぁ、こいつ。
ならしかたないね、おれはわるくない]
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