147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】
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| [無論、覚えている。 >>36] お前こそ、あのとき我がなんといったか 覚えていないのではないか? 我は確かに、約束したぞ? [中空に浮かんでいた身体を、音もなく床へと降り立つ。 ついでに軽く、娘の額を指先で軽く小突いてみせてから、 此方を見上げる娘の瞳を、頭一つ上から見下ろして笑った] そもそも、娘よ。 我はお前の望みを叶えるためにここにいるのだ。 [無論、忘れたわけではあるまい?] (37) 2022/05/23(Mon) 5:39:12 |
[ 少し怖かった潮音の口調が
ちょっとだけ いつものに近づいた。
相変わらずシチュエーションは
なんというか、そう、
日常の舞台なのになんだかそう、
……えっちなかんじにみえちゃう。
夢の潮音は願望なの?って聞いても
そうだよ、って言わなかった。
否定も肯定もないところが
妙に現実的で、……だから余計に混乱する。 ]
[ 潮音が願ってくれてるの?
……ねえ、ほんと?
恥ずかしい。死んじゃいそう。
夢の中だからきっと、こんなことしちゃうんだ。
怖い。
……こわい、潮音が、
……こわい、わたしが
どうして泣いてるかわかんない。
ううん、恥ずかしすぎて死にそうなことはわかる。
くちびるが涙を拐ってく。
だから私、目をとじたの、――
[ 眠る時にパジャマの下にはブラ付けない派だから
少し捲れば簡単に肌は露出してしまう。
夢でみたもののように、
夢の続きのように、パジャマをゆっくり捲り上げた。
夜風に晒された胸の先はつんと上を向いてる。
お風呂に入ったり着替えたりするし
自分の裸なんて見慣れてるし、……何もない。
筈なのに。
どうしよう、すごくイケない事してる気がする。
壁を隔てた隣の部屋は潮音が居る。
……よね、さっき見たのは潮音、じゃないよね。
ブレスレットを身につけた手で、
自ら露出させた場所を隠すように触れた。 ]
潮音……っ
[ 窓開けて、浚いに来てくれないかな、
……動かしたつもりなかったのに、少し指が動いたら
変な気持ちになってきちゃった。
……潮音、私と、えっちなことしたい、って
ほんとに思ってくれるのかな?
ブレスレットの無い方の手で、ぱんつ越し
少し濡れてる場所に、触れる。 ]
そんなこと、しなくていいわよ!
[彼の気遣いっぷりに驚きながら、慌てて首を振る。
風呂と一緒にシーツを洗い、片付けようと思っていたのだけれど。
彼がしてくれようと思っていること自体に驚いたのだ。
きっとそれは自分のためなのだろう。
彼は夫が浮気していることを知らない……はず。
自分と彼の仲はあくまでも不倫で、 自分が浮気をしていることがばれたら立場が悪くなる私のことを思い、体力が尽きてしまった私を思いやって、提案してくれてるんだと思えば、彼の気持ちに心が温かくなった。
でも、彼がどこか引け目のようなものを感じているかのようにも思えて、じゃあ、シーツの汚れだけお願いしていいかしら? とお願いすることにした]
えっと、風呂場はこっちよ。
覚えておいてね。
[この先、何度も来るかもしれないから。
そう暗に伝えるかのように。
脚が震えてうまく立ちあがれなかったことを、心配になったのか彼が自分をエスコートしてくれる。
一度立ち上がってしまったらもう大丈夫なのだけど、彼に甘えたくて、彼に抱き寄せられたままになったまま、風呂場に到着したのだけれど。
寝室に戻る際に置き去りにされた言葉に、心がわしづかみにされた]
好きになってもらうって……。
[浴室のドアの向こうに消えた彼に、一人で動揺してしまう。
もう、十分に彼のことを好きになっているのに。
伝わってないのだろうか。
そう思えば、ちゃんと言葉にして言ってなかったような気がする。
彼は思いを口にして言ってくれているのに。
でも、真剣な顔をしていた彼に言っても信じてもらえるかどうか。
周回遅れどころか、ぶっちぎりトップの好感度を稼いでいる男だというのに。
そのわかっていない感が彼らしくて………愛しい]
ああ、もう……。
[シャワーの雨の中に頭を突っ込む。
頭は先ほど洗ったから洗わなくていいというのに。
ただ、もどかしくて。年下の彼に翻弄されているの自分が歯がゆくて。
ただただ、顔が熱い]
ヤスヒサくん、ありがとう。
よかったら浴びてきて?
[バスローブを持ってくるのを忘れてて、バスタオルを巻きつけながら部屋に戻る。
彼が風呂に入ったなら、その間に食事の準備をすればいいだろうか*]
(……、……流歌……?)
[ヒトより良い耳がその声を拾った気がして
壁にそっと手を当てた。
気になるけれど、
ここからは見えないし、それ以上は聞こえなかった。
寝言かな。
……でも、切実な響きを含んでいた気がして。
妙にドキドキしたまま、
長いような短いような夜を越えたのだと思う。]
[そろそろお互い体力的に問題だろうし、自分が勃たなくなるのでは……と思っていたが。まだ臨戦体勢のままでいる事実に驚きながら、引き抜いてしまうのが惜しくて後回しにする。今日初めて抱き合ったのに、元々私の一部だったかのように馴染んでいるのが心地良くて。物理的な相性というより、精神的な充足が大きいのかもしれない。
彼の返事が無くても、疲労や喉の酷使の所為で声が出ないのだろうと思った。重いだけの腕を回し、背後にくっついて人肌を享受していると、時間差で返事を貰う。
「良かった」と溢すと同時に、比喩表現に小さく笑う。死にそう、なんて。彼が言うとどうしても悪い冗談に聞こえ、軽い拒絶反応を覚えてしまいそうな単語だが。
……今は不思議と笑える。
感想を言葉にしようとして、彼が身体を捩った拍子に頭から抜け落ちた。少し腕を浮かせて待てば、今の動作で疲弊したらしい彼と目が合う。重い瞼が繰り返し瞬く]
気持ち良かった。性欲だけじゃなくて、
……満たされた、と言えばいいのか。
大丈夫、寝る。
ただ今は目が冴えてるだけ…………、うん。
[セックスがこんなに気持ち良いのだと、私は知らなかった。今までの行為は目的でしかなく、短絡的な欲望を発散する以外の意味を持たなかったから。
埋めた一部を引き抜こうとして呻く様子に、腰を引いて手伝おうとするが、思った程身体が動かなかった。ずるりと粘膜に擦られる感覚に身構え、栓の外れた入り口から滴る残滓を視線で追う]
ありがとう……、?
[外気に晒された熱を拭う面倒見の良さに、若干の疑問系を含んだお礼を言って]
そういえば君に名前を呼ばれると、不思議な感じだ。
先生って呼ばれ慣れてるからかな。
[昔の知り合いの名前まで覚えていないだろう、という勝手な推測が生んだ驚きだ。おそらくは。
半ば独り言のように呟いた後、「る い」と意味もなく彼の名前を呼んだ。
さっきまで何を話したら良いのか、と考えていたのが嘘みたいに]
[一度は彼の言いつけ通り瞼を閉じた。けれど眉間に皺を寄せ、いまいち眠気に身を委ねられずに時々目を開ける。何かをやりっ放しで放置したまま睡眠を優先する、……という状況が少し落ち着かないだけだ。きっと。
そっと目の前を窺うと、寝たと思っていた彼が此方を見ていて視線を泳がせる]
寝る、……寝るよ、おやすみ。
[わしゃりと長い前髪を乱し、緩やかに撫でる。ベタついた手だからと先程は躊躇したけれど、……まあいいだろう。
そのうち指先すら重いような睡魔に引き摺られ、大人しく眠りに沈んだ]
[──近くの体温に擦り寄り、眠りの浅瀬を揺蕩う。
やけにリアルに感じる人肌。はっと目を覚ます]
────……、
[寝ぼけ眼に、見慣れない景色が広がっている。
そういえば此処は孤島病院で、眠る前の出来事を朧げに思い出す。意識がはっきりして一番最初に気になるのは彼の居場所だ。それから今は何時なのかと部屋を見回すが時計が無い。左手にも当然腕時計はない]
[隣の彼の様子を窺う。
まだ眠っているなら、そのまま寝かせておく。
あちこちベタついた身体を起こし、病室を見渡す。
……喉が渇いた。
そういえば患者の世話も担当医の仕事なのだから、ここでじっとしていたら干からびてしまう。ベットの端で半分ずり落ちているシーツを彼の素肌に掛け、外を出歩けない格好のまま水を探しに行くだろう。
色々話さなきゃならない事もあるのだけれど*]
| ―― 図書館 ―― [この学園には『図書館』或いは『資料館』と呼ばれる建物が幾つか存在している。 あの夜、我とあの娘が出逢ったこの建物もその一つらしい。 元はある貴族が趣味で蒐集した稀覯本をまとめた私設図書館で、 その貴族の死後、建物は蔵書ともども学園内に寄贈され、 学園内の敷地内に移築された。と、建物内に置かれていた資料には記されている。 そしてその貴族が集めた稀覯本の中に 我の欠片が変じた書物 >>0:178が入り込んでいたようだ。 昼間でもほんのりと薄暗く、 古い書物の匂いが心地良いこの場所は我にとっては心地良く (娘からは「お気に入りの場所なんですね」と言われた) 特に娘から呼び出されることがなければ、 我は日がな一日此処で書を読んで過ごすことが多かった。] (84) 2022/05/24(Tue) 0:22:03 |
| [今、我が読んでいるのはこの世界の成り立ち。 『神話』とか『おとぎ話』と呼ぶほうがより正確か。 あの娘が前の世で「乙女ゲーム」と呼んでいた物語にも、 同じ『神話』という名の設定が存在することを我は知らない ] はじめに、虚無が在った。 星がひとつ、虚無の海に落ちて世界が生まれた。 神々のうち、ひとりの娘が言の葉を紡いだ。 「光あれ」と。 その一声で、万象は光に照らされて そして世界は産声を上げた。 そうして、ただただ闇ばかりであった世界は 光に照らされ、世界には数多の精霊と命が生まれた。 闇に満ちた虚無の海より、 言の葉から万物を生み出した娘は 光の女神として、今も世界を見守っている――…。 (85) 2022/05/24(Tue) 0:25:30 |
| [なるほど。 今の世ではこのように伝えられているのか] ―――…くだらんな。 [呟きながらぱたりと書を閉じたのと、 娘がこの建物の扉を開く音が聞こえたのはほぼ同時だった。] 遅いぞ、もう既に (2)1d6冊目を読み終えてしまった。 [此方へ近づいてくる"光"に此方の位置がわかるよう、声をかける。 それなりに長く生きたが、あの娘ほどわかりやすい魔力を放つ者も珍しい。 特に最近は初めてまみえたときのような翳りが消えて、 我にはよりいっそう眩しく"視える"。 それはさながら、地上で輝く星のようで、 ―――…同時に、はじめて娘に触れたときの、 ひりつくような、灼けるような感覚もなお強くなる >>0:184] (86) 2022/05/24(Tue) 0:26:33 |
| …ああ、これか?
珍しいな、お前が我が読んでいる本を気にするとは。
[此処に在る書物の中では、比較的平易な部類というのもあるか。 或いは、娘自身にも馴染みのある話ゆえか。
いずれにせよ、我らの成り立ちについてあの女から人の子らにどのように伝わっていたかというのは興味深い。 腹立たしさが全くないとは言わないが]
(87) 2022/05/24(Tue) 0:29:30 |
| それよりも、だ。 ほら、行きたいところがあるのだろう? 案内せよ。 [言いかけて手を差し出したところで、ふと気づいて。 ――両の手の甲を交互に撫でれば、 次の瞬間、我が手にそれぞれ白い手袋が嵌められているのが 娘からも見えただろう。 手袋を嵌めた手で娘の手を恭しくとってみせれば。 先程のような冷たさを、感じることはないはずだ。 >>38] (88) 2022/05/24(Tue) 0:31:13 |
|
せっかくだ。 後に時間を取りたいからな。 ……我の手をしっかり握っていろよ? 決して離れるな。
[図書館を出るのと同時、 娘の手を取ったまま――タンッ、と軽く地面を蹴り上げる。
それと同時にふわりと、娘と共に空中へとその身を浮き上がらせた。]
馬車に乗るより此方のほうが早いからな。
[言いながら高度を上げていく。 鳥が飛ぶのと同じか、それよりもやや高い位置まで辿り着けば]
(89) 2022/05/24(Tue) 0:32:32 |
| ああ、案ずるな。 只人の目からは我らの姿は見えぬ。 我らは今、風と同じものへ変じているゆえ。
……要は魔法だ。 細かいことは気にするな。
[理屈としては色々あるが正直説明が面倒になったので、 早々に魔法の一言と笑顔で片づけることにした。
実際のところ、肝心なことは。
この空中散歩がどのような原理で実現されているかではなく。 我らがこれからの半日を如何に楽しむかだ。 そうだろう?]*
(90) 2022/05/24(Tue) 0:36:37 |
[だが、そうしてまで生きた先に何があるのだろうか。
思い至るには実に三百年以上の時を必要とした私は、
確かに嫌悪し嘲笑った愚かな人間の一人であった。
しかもそれが、
魔女の子から悪魔の仔となっても尚
世界の歴史の波打ちに在り方を乱されつつも、
悍ましき羽音に怯えながら駒遊びをする日々に対し、
疲れ果てたからこそだったとすれば、真に救えない話であろう。]
[そんな私だからこそ、分かっている。
裏切りを受け入れ、教会の走狗に敢えて身を委ね
与えられる死に期待を持っていたことを
──貴方はお気づきになられたのでしょう?
意識を失う前に聞こえた声が、今も耳に残り羽音を鳴らしている。
まるで呪いのようだった。]
[ 哀れなものだとせせら笑っていた。
いつ気づくだろうかと愉しみにしていた。
魔女裁判を騙る残虐な略奪を繰り返した教会が民衆が、
火炙りにされた女達同様人間でしかないように
どれ程歪みを得ようとも、少年の心も人のもの。
本能とは、朽ち果てる前に種を未来に繋ぐ為に存在する。
その楔から解き放たれて尚欲求だけを持ち続けるなど、
人の身で“こちら側”となるなど、
いつか限界が来るに決まっていたのだ。 ]
[ 形ばかりの笑いの向こう、
冷えた猛禽の瞳が下僕の所作の一つ一つを
じっと射抜くように見つめ続けていた。
犯した失敗も、至った感情のまま人に堕とされようとしたことも
許していないのは明らかであった。 ]
[彼女の言葉に肯き。
シーツを洗う。本当はもっと何かできればよかったのだけど、生憎自分にできることは限られていて、風呂場の場所を教えてもらえば、きちんと覚えますと頷いた。彼女は、この先も自分との関係を持つ事を望んでくれている。
その事が嬉しかった。
風呂場に入った彼女を見送り、
シーツを剥がせば、洗う準備をはじめ、汚れを落とそう。乱れた其れを見返せば、先ほどの交わりを思い出してしまう。自ら此方の逸物を良くしようとする姿は、妖艶というのにふさわしく。
思い出すだけで欲望がせりあがる。
若いなと自らを自嘲し
声を賭けられるまで
悶々と部屋で待ち]
ああ、ありがとうござ…い、
……その、服は
[彼女の姿に思わずと目を逸らしたのは
自分の中の欲望に勝てる自信がなかったため、先ほどの恰好だって此方を刺激してきたのだ。バスタオル一枚なんて、余計にくる。その姿が改めて彼女との交わりを意識させ、体を火照らせるのだから。
彼女の前をそくさと通り過ぎ
シャワーを借りれば、冷水を浴び
頭をひやしただろう]
[これで好きになってもらうって
まだまだ青い自分で、果たしてどこまで食い付けるか。道は長いと考え、滝に打たれ修行する事を真剣に悩むほど、冷水に浸り。それから、冷えた身体では彼女を心配させるかも。と気づき、慌てて温水で洗えば、戻った頃に食事の準備は出来ているか。
――服、向こうにおきっぱなしだった。と
彼女と同様バスタオルで現れることになったのは、お茶目。というより、うっかりで]
すみません、ナナミさん。
服そっちに置き忘れちゃって
[見苦しい姿を見せました。と
反省の顏で現れただろう*]
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