人狼物語 三日月国


68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】

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 ──暗闇と月明かり。
 冊子を持って廊下を歩く殺人者ども。
 全ては筋書き通りである。

「うん。バッチリだよ、キュー。
 俺の名演技に全レムノスが泣いちゃうかもしれない。」

 気分屋に、元より自分の意思はない。
 それはつまり、普段通りだということを指す。

 向かう先は、今夜の事件の舞台。

 [音は鳴らない][ハマルは思考をまとめる]

ヌンキ、キファ、カウス、ブラキウム
はおそらく味方です。』

『『犬』は俺、『護衛』はブラキウム。』


 [アンタレスとニアは犯人だったようだ]
 [声を共にしていたのはシトゥラとハマルだ]
 [サダルは『声』が聞けて]
 [キファは『呪い』でサダルと結ばれた]
 [キファは味方で、ハマルはサダルもそうであると判断した]

 [犯人がふたり、味方がひとり]
 [それが今死んでいる人々]

「シトゥラは、特定が済んでいないと言っていた」

 [アンタレス達以外にも、動きそうな犯人がいる?]
 [カウスもそれを危惧していた]

『ハマル、アナタは
"シ"
クルしくない
でしか?』


 [神妙な顔でそう尋ねた人物を思い出す]

 [知り合いだから、シトゥラに相談することもなかった]

「……」
「キューは、
『悪い人』
か?」

 [その問に答えは返らない]


「 
Who killed Cock Robin?
 」


ああ、そうですルヴァ。
当方、疑問がありました。

死は救いであり、
生きる苦しみからの解放であるのなら、

死を与えられるその時は、
苦しいものであってはならないのでは?
と当方は考えます。

サルガスには申し訳ない事をしてしまいましたね。
これ迄当方が死を与えてきた内の、いくらかの人々にも。

ルヴァは死の与え方……殺し方について、
どの様に考えられているでしょう?

ちなみに当方が本日持参した薬品のひとつは
苦しみなく死を得られる物です。

【スクリプトの脚本】

「当然だ。死ぬ時は大体痛いし苦しいからね……」

「いつもは俺が苦しい≠竍辛い≠奪って楽にしてやるんだ。
 でも、キューがそういうのを持ってるなら要らないかもしれないな」

 ああ、でも──。ふと思い立って、台本を捲る。ぱらぱら。

「……台本、首を切れって書いてあるけど死んでからでもいいのかな?
 それとも生きたままの方が『スクリプト』が喜ぶかな。より衝撃性を求めるのなら。」

 気分屋は、淡々と答える。


「 
I, said Cu.
 」


成程、気分屋はそうした事も可能なのですね、ルヴァ。

……ああ、そうですね。彼の希望が何よりです。
本人に聞いてみるとしましょう。

ええ、これからすぐになりますね。

/*

 そうして彼らは、“舞台”へと辿り着きます。
/*

【スクリプトの脚本】

/*
 当方はサダルの描写を待ちます。
 秘匿にてお送りください。当方が反映します。

/*
狐を溶かしたくないので今日死ぬ人を占います
PC発言はまた後で


/*
こちらはハマル占いに行っています。
そろそろ安全そうな白がほとんどなくなって来ましたね。

/*
これからも生き残ると既にわかっている箇所の占い先が被るので
あえて死ぬ人を占うのもいいかと思います

候補:キファ、サダル、ヘイズ

今はヘイズをセット

 [渡されたメモを見る]

『ルヘナは信頼していいよ 楽しい興を求めているようだったけど』
『ただのパンが焼ける一般人と名乗る天才だった』


 [考える][考えなくてはならない]
 [ルヘナは『信頼』できる]

『メレフは君の助けになる いや 誰かを助けたいメレフを応援することは メレフが協力する同義になると思う』
『メレフは自分とその誰かが一番大事だから その為なら犠牲だってきっと厭わないんだ ひどくて それでも 優しい人間だ』


 [メレフ][どこかハマルを気遣ってくれていた]
 [『誰』を助けたいかはわからない]
 [話をしてみなければ、ならない]

"では、おまえ自身の裁判をしなさい。
それがいちばんむずかしい裁判じゃ。

他人を裁判するより、じぶんを裁判するほうが
はるかに困難じゃ、もし、おまえが、りっぱに
じぶんを裁判できてたら
それは、おまえが、ほんとに賢い人間だからじゃ。"




「"俺、この戦いが終わったら、また舞台に立つんだ……"」


「"お前は知りすぎた……"」

『君は不幸になってはいけない 死にたいと願ってはいけない 死んだほうがマシだと思ったりすれば 誘われてしまう』
『今の彼らは死を幸福を与える行為だと思っている』


『ハマル、アナタは
"シ"
クルしくない
でしか?』


「……『ハマルは苦しくない』」

『アンタには、生きていて欲しいんです。
僕は──アンタに、死んでほしくない』

『ハマルだってシトゥラに死んでほしくはない!』


「──一応、さ。事件の調査と一緒に、
 なるべく長生きできる方法探してるんだ。』
『本当は、その気もなかったんだけど。
 でも、アンタをそれで1人にしないなら。
 ……少しは、頑張ってみるから」

『ハマルも探す事を手伝う。
 事件の調査も、解決も、長生きも!』
『ハマルも、カウスをひとりにはしない』


「……ハマルは生きて欲しいと言われた」
「ハマルはひとりにしないと、約束をした」

「だから、ハマルはがんばるぞ」

 [死人に梔子][もう誰の声も返らない]

薄着を着てなにやら奇妙な暴行をされた姿をしているサダルは、あなたたちがやってくると台詞をつぶやいていた

「あんた達が、【スクリプト】が言っていた・・・・・・?
 どうして、どうして人を殺そうとするんだ!」


あなた達はその台本が【スクリプト】によって"人を殺したい気分"になった愉快犯が彼を殺すシナリオであることを知っている

「どうして"人を殺したい気分"なんて寄越したんだ、そんなこと望んでもいないくせに!」


役者のサダルはただの被害者だ。
恋人のために生きたいと願って、友人のために必死にあがいた、哀れなただの青年だ。
不思議とその声はあなたたちの中に響いているような気がした。
台本に書いてあったからだろうか、彼の持っている星からだろうか。


【スクリプトの脚本】

『ありがとう キュー モス 来てくれて 自分がスクリプトだ』

『痛いのも苦しいのも一瞬だと思っているから できたら思いっきりがいいな 毒は苦しいかも』

『できるだけ 君たちが犯人に見えないような台本を用意してみたんだよね これでも』

『自殺に 見せてほしくはないんだ それだけだよ』

【スクリプトの脚本】

(3日目えっち平和時空)

「そうか。……そうだな」

 紅き蛇の瞳に火が灯る。
 熱を得つつある蛇は手のうちでその身を揺らした。

「…………」

 問いの返事はない。
 気まずげに顔をしかめ、
 いささか乱暴にあなたに触れた。

 相手を高めようと刺激を与えれば、
 返されるもので腰が揺れる。

「若い奴もいないギルドの中の、
 年齢不詳の、一番年寄りかもしれない男。
 
 そう言ったら、どうする」
 
 挑発するように笑いながら、瞳の奥は臆病に揺れている。

 それを選んだのは、はじめての経験がそうだから。
 それ以降がないから。
 それで満足できたから。

 卵から孵った雛がはじめて見たものを親とみなすように、
 無知ゆえに選んだことは自分でもわかっていた。

/*
 色指示を見逃しました。以降サダルの描写は
 
【スクリプトの脚本】
でなく
【スクリプトの脚本】
で置きます。

 ついで。当方の反応、直ぐでないからルヴァが動けるのなら
 サダルの描写へ反応していて問題ありません。

 部屋の中には目も当てられない姿の哀れな男。
 それでいて、台本通りの台詞を呟く男。

「ハロー、ハロー。サダルちゃん。
 可哀想に、誰がこんな酷いことを……。
 早く救ってあげなくちゃ!」


 部屋に入った気分屋──殺人鬼『モス』は、陽気にケタケタ笑う。

「あなたは幸せを求めますか?
 気分屋はあなたの幸福を願っています!
 幸せが欲しければ、」


「────死ね。」


「 
Hey Sadal!
 」


ハロー、ハロー。当方です。
迎えに来ましたよ、サダル。

貴方がそう望むのなら、
ルヴァに“気分”を奪って貰っても
良いかもしれませんね。

当方、貴方が苦しまずに
死を迎えられる薬品を持参しましたが……
此方の扱いも心得ております。

当方は貴方の首を刎ね飛ばす事も、
心臓を一突きにする事も可能です。

如何致しましょう!

/*

 キューは、アイテムボックスからナイフを取り出しました。
 曇りの無いスラリとした刃は、その切れ味の鋭さを物語っています。
/*

【スクリプトの脚本】

「剣、刀。斧、鎌、鉈、鋸、包丁、ナイフ、ギロチン──
 お前が好きなものを選ぶといいよ。
 さあ、どれで死にたい。」

 気分屋は商人だ。
 あなたのために凶器を仕入れることは厭わない。
 インベントリにはあらゆる凶器が入っている。

「──安心しろ。
 どれを選んだとしても、お前が苦しむことはない。」

 気分屋は商人だ。
 あなたの苦痛を買い取ることは厭わない。
 気分屋はそのためにある。

タンクって言っていたルヴァはどこにいった?

裏方サダルはこの役者達は自分の手に余るとわかっていた
だからト書きだらけの抜けのある台本をそこに寄越している

そう、これは台詞をなぞっただけの
エチュード[即興劇]
にすぎない。
元から操ってなんていない


『どうかキューは自分に毒を盛ってほしい 自分は抵抗しようとベッドに逃げる』

『そのあとルヴァは好きに自分の首を斬ってくれ 心臓を刺すのは死んだ後がいいな』

『死体の処理は任せる この髪留めを 血をつけてホワイトボードに置いておくのを忘れないで』

『誰にも 見つからないで ありがとう 二人とも 役者のサダルを殺しにきてくれて』

『確かにここには死を望む人間がいた』

【スクリプトの脚本】

/*サダルPL
赤窓様へ。丁寧な描写本当にありがとうございます。
この『』の言葉を反映していただいた後、台詞を赤窓に投げに行きますのでご対応よろしくお願いいたします。予定としてはキューに毒を盛ってもらった後、ルヴァに首を切ってもらう流れにしようとしています。もう少々お付き合いくださいませ

「幸せだなんて、死が救いだなんて! どうしてそんなことが言えるんだ」

「自分はそんな現実を認めない、生きていたい」

「助けて、誰か」

サダルの胸元からこぼれ落ちる
が光った。
それは、光を灯し輝くだけで彼の状況をよくするものではなかった。
だがその静かだった部屋に確かに存在していた。



「誰かがひとりぼっちの世界なんて訪れさせたくないよ」


サダルは決して主役ではない
だが、主役のような彼らが羨ましくて、
なによりも応援したいと思っていた。
正義が主役か悪が主役かなんて
一つの台本で決められるわけがない

【スクリプトの脚本】

「死が訪れなければいけなかった台本なんて自分はいやだ」

「あんた達が何を願っていたって、
 
"人を殺したい気分"
にさせた
【スクリプト】
という奴がいない世界にいってやる、この星が自分を導いてくれる」

そこに役者のサダルがいたのか裏方のサダルがいたのか
演じる者達にはわからなかった


「キファ大好きだったよ、今日会いに行けなくてごめんね。
 寂しがらせてしまってごめん。愛してあげられなくてごめん」

「君と幸せになる世界が欲しかった。
 こうして裏切り者として罰せられる世界じゃなくて、仲良く笑い合えるような、そんな幸せな世界が」

「今度こそ誰も恋の邪魔をしない台本を紡ごう」


台本の内容は変わっていた、それでもサダルは
あなた達から与えられる死を望んでいることには変わらなかった



【スクリプトの脚本】

いやだ、選べない、苦しみたくない、助けてくれ



喚く"声"を発するサダルはその舞台にいた

それは演技だったのだろうか
恐怖に戦く姿
ルヴァの武器を見たときの怯え
キューの表情の読めない姿に震える感情

すべてが本物のように見えた
【スクリプトの脚本】

/*めっっっっちゃ大事な文章置き忘れていたわ。この殺害現場サダルの部屋よ。

【サダルは宿にとった彼自身の部屋に居た。
 書類や文字が書かれた紙が大量に床に敷かれ、
 ベッドは本だらけ・・・・・・だったのだが、
 全部床に投げ捨てられて今は空いている、
 結論ものすごく汚い部屋。】


「 
I'm coming for you!
 」


オーケー! 全て了承しました。
それでは此方ですね!

/*

 ヒュッ、風切り音と ほんの僅かな刺突音と共に、
 サダルの首に針が刺さります。
 それにはサダルが望んだ毒が塗り込められていました。

 毒はすぐに、サダルの身体に回ります。
/*

【スクリプトの脚本】


「 
I help you!
 」


「誰かがひとりぼっちの世界なんて訪れさせたくないよ」

杞憂ですよ、サダル。
貴方も誰かも、ひとりぼっちになんてなりません。

ただ、そうですね。
少し寂しく思う人はいるかもしれません。

ですが、それだけです。
その寂しさは、彼もしくは彼女の“生”を彩る
とっても素敵なスパイスです。

はい、当方共はサダルをこの“生”から救います。

バイビー

【スクリプトの脚本】

(3日目平和えっち時空)

ン、と声を詰まらせる。
問いの返事がない事も、無関心ではなく、
動揺と困惑によるものと分かれば愛おしいものだ。

空いてる手であやす様に、いつもの髪を乱すような乱暴なものではなく優しく撫でた。10年間変わらぬ掌は、あなたがどれを選んでも、選べなくても、肯定しても拒絶しても、それが『あなたの答え』なら、全部受け止めると伝えている。

「……お?……おー。……そっ、かぁ……。」

気丈に振舞う様で不安そうな言葉に虚を衝かれ、返答に迷う。少し迷った後に、いつもの大人ぶった小憎たらしい笑みを浮かべながら、機嫌よさげにこう返す。でもきっと、その返答に少し照れつつも、嬉しそうに破顔しかけたのは見抜かれるだろう。

「そりゃ、気付いてやれず不甲斐ない男で悪かった。
 代わりに、待たせた分だけ可愛がってやらないとな?」

昔手ほどきをしてやったように後ろに回り前に腕を回して、『あの時』と何一つ変わらない、同じままの手と動きで一度抜いてやる。

変わった事と言えば、相手が大きく育ちすぎて手を回すのが大変なことと、慈愛だけじゃなく、まだ男にはわからない不思議な愛おしい感情が混ざっていたこと。

 




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