147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】
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[ 元より入口の皮膚以外殆どが感覚を持たない内臓での交わりだ
中で震える感触も、吐き出された実感もまるでない。
けれど抱きしめられ重なる身体の震えと
生々しい呻き声に彼の絶頂を知る。
体はすっかり疲弊しきって重力が倍に感じるし
ぜぇぜぇと繰り返す呼吸の音は耳障りで息苦しく
もう指一本動かしたくないのに、興奮が醒めない。
熱くて、暑くて。
張り付く重たい身体が苦痛なのに心地よくて
離れがたくて背中の後ろに体重を預けようとすれば
未だ繋がったままのものが角度を変えて小さく呻いた。
え?萎えてないの?何故?
いや、俺もだな?俺もだったわ。何故。
もうなにを考えるのもだるくて
疑問は浮かぶ傍から投げ出した。
重力倍増しに感じるクソ程重たい腕を死ぬ気で持ち上げて
首筋にじゃれついてくる頭をベタつく手で構わず撫でた。
何も考えない頭で、理由もなくそうしたかったから。 ]
[ 気遣いの戻ったやり方で、すっかり弛緩した体を
シーツの上に横たえられる。
死ぬほど疲れていたので逆らわず手伝わず体を預けた。
気遣うならまず抜けとは思ったが言わなかった。
離れたくなくて、言いたくなかったので。
予告通りに汗だくになった身体に
乾いたシーツの感触が心地よくて
もぞもぞと蠢き湿っていない場所を探す ]
────、…───……、……っ、……
……しにそ、……むちゃくちゃ、きもちよかった。
[ 遅れた返事を漸く紡げば、緩みきった口から涎が垂れかけて
垂らしてももう今更どうでもよかったけど
死ぬほど喉が渇いていたので無理やり飲み下す。
みずほしい。けど、いいたくない。
動きたくも離れたくもなかった。 ]
[ 動きたくも離れたくもない、けれど
顔を見るためのろのろ体を捻れば
彼が出した分だけ多少の滑りを取り戻した中から
ずるりと半端に彼が腹圧で押し出されて
強制的に味わわされる排泄と殆どおんなじ原始的な快感に
ぞわぞわして戦慄きながら、ぅ゙あ゙とか色気の欠片もない
なかなかにひどい悲鳴をか細く溢れた。
ぜんぶ抜けてないから
まだこれを味わう事になるのがわかってしまう。
離れたくない以上の嫌を突きつけられて
はふはふ喘ぎながらも
当初の目的を成し遂げるべく彼の顔を見る。
ひどく疲弊しきった顔はそのままに目だけギラギラしてる。
これは徹夜が過ぎて疲弊し過ぎたが為に分泌された
脳内麻薬でおかしなテンションになってる顔だ。 ]
せんせぇも……誠丞さんも、きもちよかった?
満足したならねなよ。
ひっどいかおしてる。
[ 抜いて離れるのも、抜ける感覚も嫌だけど
半端な今の状況が、なかなかやばいとこを押してることに
ばきばきに勃起しだす自身でもって察して、
意を決してずるりと完全に引き抜いた。
ずるりと内臓を道連れにするみたいに出ていくのが
気持ち悪くて気持ちよくて
え゙だかあ゙だかわからない音で呻いて
謎の情けなさに泣き出しそうになりながらも
重い体を引きずって完全に向き直る。
どろっと産み出された直腸温度にほかほかになった
彼のやつを、そのままでは気持ち悪かろうと
その辺のシーツを手繰ってかなり適当に拭いてやった。
自分の尻も気持ちわるいけどこっちは
シーツで拭くのが流石に躊躇われてそのままに。
布団でもかけてやるべきだけど
これ以上一切動きたくないし暑いので
寄り添うだけにしておいた。
いろいろ考えなきゃいけない面倒なことが
かなり、だいぶ、残っている気がする
けれど、眠って起きたあとの自分に
ぜんぶ押し付けることにして。
ねなよ、おやすみ、を繰り返し
彼が目を閉じるのを見守ってから、自分も目を閉じて
泥のような眠りにずぶずぶと沈んでいった。* ]
[ 少し怖かった潮音の口調が
ちょっとだけ いつものに近づいた。
相変わらずシチュエーションは
なんというか、そう、
日常の舞台なのになんだかそう、
……えっちなかんじにみえちゃう。
夢の潮音は願望なの?って聞いても
そうだよ、って言わなかった。
否定も肯定もないところが
妙に現実的で、……だから余計に混乱する。 ]
[ 潮音が願ってくれてるの?
……ねえ、ほんと?
恥ずかしい。死んじゃいそう。
夢の中だからきっと、こんなことしちゃうんだ。
怖い。
……こわい、潮音が、
……こわい、わたしが
どうして泣いてるかわかんない。
ううん、恥ずかしすぎて死にそうなことはわかる。
くちびるが涙を拐ってく。
だから私、目をとじたの、――
[ 眠る時にパジャマの下にはブラ付けない派だから
少し捲れば簡単に肌は露出してしまう。
夢でみたもののように、
夢の続きのように、パジャマをゆっくり捲り上げた。
夜風に晒された胸の先はつんと上を向いてる。
お風呂に入ったり着替えたりするし
自分の裸なんて見慣れてるし、……何もない。
筈なのに。
どうしよう、すごくイケない事してる気がする。
壁を隔てた隣の部屋は潮音が居る。
……よね、さっき見たのは潮音、じゃないよね。
ブレスレットを身につけた手で、
自ら露出させた場所を隠すように触れた。 ]
潮音……っ
[ 窓開けて、浚いに来てくれないかな、
……動かしたつもりなかったのに、少し指が動いたら
変な気持ちになってきちゃった。
……潮音、私と、えっちなことしたい、って
ほんとに思ってくれるのかな?
ブレスレットの無い方の手で、ぱんつ越し
少し濡れてる場所に、触れる。 ]
そんなこと、しなくていいわよ!
[彼の気遣いっぷりに驚きながら、慌てて首を振る。
風呂と一緒にシーツを洗い、片付けようと思っていたのだけれど。
彼がしてくれようと思っていること自体に驚いたのだ。
きっとそれは自分のためなのだろう。
彼は夫が浮気していることを知らない……はず。
自分と彼の仲はあくまでも不倫で、 自分が浮気をしていることがばれたら立場が悪くなる私のことを思い、体力が尽きてしまった私を思いやって、提案してくれてるんだと思えば、彼の気持ちに心が温かくなった。
でも、彼がどこか引け目のようなものを感じているかのようにも思えて、じゃあ、シーツの汚れだけお願いしていいかしら? とお願いすることにした]
えっと、風呂場はこっちよ。
覚えておいてね。
[この先、何度も来るかもしれないから。
そう暗に伝えるかのように。
脚が震えてうまく立ちあがれなかったことを、心配になったのか彼が自分をエスコートしてくれる。
一度立ち上がってしまったらもう大丈夫なのだけど、彼に甘えたくて、彼に抱き寄せられたままになったまま、風呂場に到着したのだけれど。
寝室に戻る際に置き去りにされた言葉に、心がわしづかみにされた]
好きになってもらうって……。
[浴室のドアの向こうに消えた彼に、一人で動揺してしまう。
もう、十分に彼のことを好きになっているのに。
伝わってないのだろうか。
そう思えば、ちゃんと言葉にして言ってなかったような気がする。
彼は思いを口にして言ってくれているのに。
でも、真剣な顔をしていた彼に言っても信じてもらえるかどうか。
周回遅れどころか、ぶっちぎりトップの好感度を稼いでいる男だというのに。
そのわかっていない感が彼らしくて………愛しい]
ああ、もう……。
[シャワーの雨の中に頭を突っ込む。
頭は先ほど洗ったから洗わなくていいというのに。
ただ、もどかしくて。年下の彼に翻弄されているの自分が歯がゆくて。
ただただ、顔が熱い]
ヤスヒサくん、ありがとう。
よかったら浴びてきて?
[バスローブを持ってくるのを忘れてて、バスタオルを巻きつけながら部屋に戻る。
彼が風呂に入ったなら、その間に食事の準備をすればいいだろうか*]
(……、……流歌……?)
[ヒトより良い耳がその声を拾った気がして
壁にそっと手を当てた。
気になるけれど、
ここからは見えないし、それ以上は聞こえなかった。
寝言かな。
……でも、切実な響きを含んでいた気がして。
妙にドキドキしたまま、
長いような短いような夜を越えたのだと思う。]
| [怖くないと、断言されれば思わず 尊敬する面持ちで見返してしまった。]
……確かに人間も怖いけど……、 私はおばけのほうがこわいよ……。
……って、笑わないでよ! こっちは真剣なんですからね!?
[だって、人ならざるものじゃない? 会話だって通じるか分からないし、 戦ってもすり抜けちゃうかもしれないし。
子供だましと言えばそうなのかもしれないけれど、 本気で怖いのだから仕方がない。 笑うテンガンには、ぺちぺちと背中を叩いて反抗した。] (61) 2022/05/23(Mon) 22:15:11 |
| [それから晩御飯への相談に話題は移る。] んー……お肉かぁ……。 兎の干し肉なら少し残っていたっけ? さすがに雨の中は取りに行けないし、 簡単なものになっちゃうけれど……、 それでもいい……? [旅に出ている手前、いくらか持ち合わせの食料はあるけれど、 毎日豪勢な食卓にはありつけない。 今日も、できるだけ質素にと考えながらも、 食べたいものは優先しつつ献立めいたものを考えてれいれば、 不意に、トーンの落ちた声が聞こえてきた。 >>51] ん? 無意識って……、ひゃ、わわっ……?! なに……っ?!!?! [ぐいっと腰元をあらぬ力で引き寄せられ、両腕が拘束される。] (62) 2022/05/23(Mon) 22:15:37 |
| [両腕では飽き足らず、ぐるぐると身体に まとわりつく何かが気持ち悪い。]
……えっ!なに、なに、これっ!? 気持ち悪い……ッ!!!!!
テ、テンガンッ……!!!
[思わず助けを求めるように彼の名を呼んだ。 だが、こんな状態になっても 彼は冷えたように冷静な声で言葉を紡ぐ。]
……たんり、え……っ!?
あ、っ……ごめんなさいっ、 そこまで考えてはいなくて……っ……
わざとじゃなんだけど……、っていうか、 これ何!???????
[離れる以前にもう彼からは離されている。 得体のしれない何かに寄って両腕を拘束されているのだから。 それよりどうして彼は落ち着いているの?!*] (63) 2022/05/23(Mon) 22:15:53 |
[そろそろお互い体力的に問題だろうし、自分が勃たなくなるのでは……と思っていたが。まだ臨戦体勢のままでいる事実に驚きながら、引き抜いてしまうのが惜しくて後回しにする。今日初めて抱き合ったのに、元々私の一部だったかのように馴染んでいるのが心地良くて。物理的な相性というより、精神的な充足が大きいのかもしれない。
彼の返事が無くても、疲労や喉の酷使の所為で声が出ないのだろうと思った。重いだけの腕を回し、背後にくっついて人肌を享受していると、時間差で返事を貰う。
「良かった」と溢すと同時に、比喩表現に小さく笑う。死にそう、なんて。彼が言うとどうしても悪い冗談に聞こえ、軽い拒絶反応を覚えてしまいそうな単語だが。
……今は不思議と笑える。
感想を言葉にしようとして、彼が身体を捩った拍子に頭から抜け落ちた。少し腕を浮かせて待てば、今の動作で疲弊したらしい彼と目が合う。重い瞼が繰り返し瞬く]
気持ち良かった。性欲だけじゃなくて、
……満たされた、と言えばいいのか。
大丈夫、寝る。
ただ今は目が冴えてるだけ…………、うん。
[セックスがこんなに気持ち良いのだと、私は知らなかった。今までの行為は目的でしかなく、短絡的な欲望を発散する以外の意味を持たなかったから。
埋めた一部を引き抜こうとして呻く様子に、腰を引いて手伝おうとするが、思った程身体が動かなかった。ずるりと粘膜に擦られる感覚に身構え、栓の外れた入り口から滴る残滓を視線で追う]
ありがとう……、?
[外気に晒された熱を拭う面倒見の良さに、若干の疑問系を含んだお礼を言って]
そういえば君に名前を呼ばれると、不思議な感じだ。
先生って呼ばれ慣れてるからかな。
[昔の知り合いの名前まで覚えていないだろう、という勝手な推測が生んだ驚きだ。おそらくは。
半ば独り言のように呟いた後、「る い」と意味もなく彼の名前を呼んだ。
さっきまで何を話したら良いのか、と考えていたのが嘘みたいに]
[一度は彼の言いつけ通り瞼を閉じた。けれど眉間に皺を寄せ、いまいち眠気に身を委ねられずに時々目を開ける。何かをやりっ放しで放置したまま睡眠を優先する、……という状況が少し落ち着かないだけだ。きっと。
そっと目の前を窺うと、寝たと思っていた彼が此方を見ていて視線を泳がせる]
寝る、……寝るよ、おやすみ。
[わしゃりと長い前髪を乱し、緩やかに撫でる。ベタついた手だからと先程は躊躇したけれど、……まあいいだろう。
そのうち指先すら重いような睡魔に引き摺られ、大人しく眠りに沈んだ]
[──近くの体温に擦り寄り、眠りの浅瀬を揺蕩う。
やけにリアルに感じる人肌。はっと目を覚ます]
────……、
[寝ぼけ眼に、見慣れない景色が広がっている。
そういえば此処は孤島病院で、眠る前の出来事を朧げに思い出す。意識がはっきりして一番最初に気になるのは彼の居場所だ。それから今は何時なのかと部屋を見回すが時計が無い。左手にも当然腕時計はない]
[隣の彼の様子を窺う。
まだ眠っているなら、そのまま寝かせておく。
あちこちベタついた身体を起こし、病室を見渡す。
……喉が渇いた。
そういえば患者の世話も担当医の仕事なのだから、ここでじっとしていたら干からびてしまう。ベットの端で半分ずり落ちているシーツを彼の素肌に掛け、外を出歩けない格好のまま水を探しに行くだろう。
色々話さなきゃならない事もあるのだけれど*]
| 本当? だったら、嬉しいけど。 ……うん、久しぶりにキッチンが使えるのは嬉しいかも。 そうだ、水は出るのかなぁ……。
[何でも美味しいは作り手としては嬉しい答えだ。 何が食べたいと聞いて何でもいいと言われるのとはまた違う。 ならば、腕によりをかけて作らねばと思う反面で、 キッチンの心配などする辺り、まだ余裕はありました。 …………その時は。] (81) 2022/05/24(Tue) 0:17:45 |
| [触手?使役魔? 理解の出来ないキーワードが飛び交う。 だって、そんなの一緒に旅をしながら一度も見せたことなかった。]
……使役魔って……、 じゃあテンガンがこれをさせてるってこと!?
なにそれ、離してっ……!! 離させてよ……!!
[ぐっと腕に力を込めて引き抜こうとしても、 ぬるりと滑って再び捉えられるだけで意味がない。 腕と両足を拘束されたまま、成すすべもなく ベッドに運ばれてギリ、と唇を噛んだ。]
(82) 2022/05/24(Tue) 0:17:57 |
| [膝をついたまま睨めあげるようにテンガンを見据える。 高みの見物のようにソファに腰を落ち着けながら、 こちらを見下ろす様子に思わず怯えてしまう。
何を考えているのか、何をされるのか分からずに。 ただ震えていた。]
限界ってそんなの……、 だからって、こんなやりかた許されるわけないでしょう?
……お願いだから、外して…… って、ひゃっ……あ、うそうそっ……、 ……やだっ、うごかないでっ……!!
[ぬるりと触手が衣服の上から胸を撫で回す。 まだ衣服は溶けてはいないけれど、彼の言う通り、 本当に服を溶かす粘膜というのがあるのなら、時間の問題だ。 焦りに声が上ずって、ベッドの上でじたばたと腕をもがかせた。*] (83) 2022/05/24(Tue) 0:18:12 |
[だが、そうしてまで生きた先に何があるのだろうか。
思い至るには実に三百年以上の時を必要とした私は、
確かに嫌悪し嘲笑った愚かな人間の一人であった。
しかもそれが、
魔女の子から悪魔の仔となっても尚
世界の歴史の波打ちに在り方を乱されつつも、
悍ましき羽音に怯えながら駒遊びをする日々に対し、
疲れ果てたからこそだったとすれば、真に救えない話であろう。]
[そんな私だからこそ、分かっている。
裏切りを受け入れ、教会の走狗に敢えて身を委ね
与えられる死に期待を持っていたことを
──貴方はお気づきになられたのでしょう?
意識を失う前に聞こえた声が、今も耳に残り羽音を鳴らしている。
まるで呪いのようだった。]
[ 哀れなものだとせせら笑っていた。
いつ気づくだろうかと愉しみにしていた。
魔女裁判を騙る残虐な略奪を繰り返した教会が民衆が、
火炙りにされた女達同様人間でしかないように
どれ程歪みを得ようとも、少年の心も人のもの。
本能とは、朽ち果てる前に種を未来に繋ぐ為に存在する。
その楔から解き放たれて尚欲求だけを持ち続けるなど、
人の身で“こちら側”となるなど、
いつか限界が来るに決まっていたのだ。 ]
[ 形ばかりの笑いの向こう、
冷えた猛禽の瞳が下僕の所作の一つ一つを
じっと射抜くように見つめ続けていた。
犯した失敗も、至った感情のまま人に堕とされようとしたことも
許していないのは明らかであった。 ]
[彼女の言葉に肯き。
シーツを洗う。本当はもっと何かできればよかったのだけど、生憎自分にできることは限られていて、風呂場の場所を教えてもらえば、きちんと覚えますと頷いた。彼女は、この先も自分との関係を持つ事を望んでくれている。
その事が嬉しかった。
風呂場に入った彼女を見送り、
シーツを剥がせば、洗う準備をはじめ、汚れを落とそう。乱れた其れを見返せば、先ほどの交わりを思い出してしまう。自ら此方の逸物を良くしようとする姿は、妖艶というのにふさわしく。
思い出すだけで欲望がせりあがる。
若いなと自らを自嘲し
声を賭けられるまで
悶々と部屋で待ち]
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