人狼物語 三日月国


51 【完全RP】ポムペッシュ・フェーリンコロニー【R15】

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【人】 受験生 雨宮 健斗


[驚いて近藤の顔を見る。
 昨日のお礼、と言う言葉に、
 んが、と変な声が出た。  ]


   そんな、気使うなよ…
   いや、もうなんか礼を言われると
   逆に申し訳なくってな…


[なにが、とは、言えない。
 けれど、あの近藤との時間があったからこそ、
 気づけたことがあったと思うのだ。  

 あの後に、なにがあったか。
 いつかこの後輩に話すことはあるのだろうか。

 手の中で、開いた紙袋の中には、
 バニラじゃない、リップクリームが、
 ころん、と立っていた。   ]*
 
(98) 2020/11/30(Mon) 15:12:53

【人】 受験生 雨宮 健斗


   んがっ…


[また変な声が漏れた。
 さっきより幾分大きかった。 ]


   がっついたとか言わないで…
   鶴子に聞こえちゃう…


[頭を抱える。
 それでも、やられっぱなしという訳にも。]


   気持ちいいってか…
   まぁそれは相手の反応によるんじゃねぇの。


[と返して笑った。
 頬が少し染まった近藤が、
 口元を隠すのが見えた。 >>99  ]


   
あ、お前、思い出したな今!

 
(104) 2020/11/30(Mon) 15:40:49

【人】 受験生 雨宮 健斗


[そうして、続く言葉には、ぐ、と
 息を詰めて。>>99


 血はもう見ました。
 なんて言えないから。
    

 かなり歪んだ笑顔で、   ]
 
(105) 2020/11/30(Mon) 15:42:38

【人】 受験生 雨宮 健斗


[と聞いたのは、
 男としてのプライドか、
 
 もっと違う名前の感情だったのか。]**

 
(106) 2020/11/30(Mon) 15:44:27

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
 いつかの時間 
  



[思っていたより随分と可愛い反応が
 返ってきて>>-290

 ぷいと逸らされた顔に、
 真実はわからないまま。   ]

 
(120) 2020/11/30(Mon) 18:46:11

【人】 受験生 雨宮 健斗


[そう言えば。
 あんなところまで、って…>>108
 どんなところだ、と唸る。
 
自分は、ごく普通のところしか、
 していない。はず。


 自分でやってみた、なんて声に言葉を失った。 ]


   ……その探究心は尊敬する。まじで。


[今時の女子高生は、という彼女が嫌がる
 雑な一括りは、今回は出番がないようだ。]

 
(123) 2020/11/30(Mon) 18:48:26

【人】 受験生 雨宮 健斗


   何、指でした訳じゃないよな。
   その辺は、硬口蓋。奥まで行くと、
   軟…軟らかい方の軟口蓋。
   そこまで行くと嘔吐くから、気をつけて。
   それは、また、別のプレイらしいぞ。
   知らんけど。


[なんて、リップクリームのお礼に
 なるはずもない情報を一つ、送って。]**
 
(124) 2020/11/30(Mon) 18:50:07

【人】 受験生 雨宮 健斗


[遠くから、近づく足音。
 ああ、認めてしまえば、ただの足音だって、
 誰のかって、すぐわかってしまうなんて、

 
サイアクだよ。


 
 名前が呼ばれて。
 わかっていたのに、びくり、と
 思った以上に身体が跳ねた。
 悪戯を見つかって叱られる前の子供みたいで、
 振り向けなくて。

 見上げていた視線を足元に落としたら
 ついでに肩も落ちた。   ]
 
(145) 2020/11/30(Mon) 21:57:12

【人】 受験生 雨宮 健斗


[背中を向けたまま。
 さっきはあんなに落ち着いて出せた声は、
 今はたった二文字でさえみっともなく震えて。

 振り向かなくていいと言う言葉に甘えた。
 自分がどんな顔をしているかも、
 聴き慣れた声の持ち主の顔も、
 知るのが怖い気がして。

 謝罪の言葉は、同じように少し
 震えているように聞こえた。>>@58
 
(146) 2020/11/30(Mon) 21:59:06

【人】 受験生 雨宮 健斗


   …なんで、


[あやまんの、とか、あんなことしたの、とか、
 続きは言えなかった。
 
 心臓の拍動に合わせるように、ズキ、ズキ、と、
 今更掴まれていた肩が痛んだ。  ]*
 
(147) 2020/11/30(Mon) 22:00:41

【人】 受験生 雨宮 健斗


[俯いたまま聞いていた。>>@60
 ついさっきまでとは違って、随分離れた位置から
 聞こえる声は、もう震えていなかった。


 悔しかった、なんて、
 エゴ、なんて。
 

 いつだって人のことばっか心配して、
 困ったように笑う、
 変わらない優しさが、
 向けられる視線が、
 変わらないまま続くと思っていた。
 続いて欲しいと願っていた。   ]
 
(149) 2020/12/01(Tue) 8:05:36

【人】 受験生 雨宮 健斗


[特別で、大事な人、なんて。
 友達の延長線上。
 そう言えば、変わらないでいられる?
 知ってしまった気持ちに、名前はつけないで、
 また蓋をして、閉じ込めて、馬鹿言って騒いで、
 笑って。

 もう、知ってしまったから。
 それは結構、残酷だなと口の端が歪む。  ]


   …馬鹿じゃねぇの。
            ・・
   お前は特別で大事な友人にキスすんのかよ。


[声が詰まる。
 そんなことを言いたいんじゃ無いのに。  ]
 
(150) 2020/12/01(Tue) 8:07:22

【人】 受験生 雨宮 健斗


[掠れて、震えて。
 
 ゆっくり振り返る。
 そっと見上げた矢川の顔は、
 思っていたより遠くにあって。>>@61


 眉が、少し上がる。
 あぁ、届いてなかったのか、と分かったら
 少しだけ、ちからが抜けて。

 瞳を見つめるのが、こんなに難しい。
 泣きそうに笑った声が、静かな廊下に響いた。  ]



   …ごめん。
   こっちこそ。

   ずっと、わかんないままだったら
   良かったのにな。   *  
 
 
 
(151) 2020/12/01(Tue) 8:12:00

【人】 受験生 雨宮 健斗


[差し込む月の光は人工的な光とは異なる色で
 動きかけた足が止まるのを照らして、
 矢川の眉根がぎゅ、と寄るのが良くわかった。

 問われた事に、違う、って、
 すぐに口は開いてくれなくて、

 ぎり、と噛み締める奥歯の音が聞こえた。


 堰を切って流れ出すような矢川の言葉を。
 言いづらいこともきっとあるだろう、
 必死ささえ含むような、その声を、
 いつもよりずっと困ったように
 寄せられるその眉根も、

 全部、全部、漏らさずに、受け止めたいのに。
 
なんでかな、視界が滲む。
  ]
 
(154) 2020/12/01(Tue) 10:54:09

【人】 受験生 雨宮 健斗


   …告白じゃん。
   それ。


[瞬きをしたらふ、と顔が歪む。
 笑っているのか、泣いているのか、
 自分でもよくわからないまま。

 五反田が言っていたことが月灯に浮かぶ。>>2:12

   諦めたくないなら。
   好きなら、好きなだけ
   続けたらいいと俺は思いますけど。
   無理してるんなら
   やめてもいいと思います。
   ]
 
(155) 2020/12/01(Tue) 10:55:43

【人】 受験生 雨宮 健斗



   矢川、俺。
   好きなやつ、いたみたい、って、
   そう言ったんだ。



[一歩だけ、踏み出した足は、
 思ったより、震えてなかった。  ]*
 
(156) 2020/12/01(Tue) 10:57:54

【人】 受験生 雨宮 健斗


[結ばれた唇が、また開くのが見えた。
 すう、と息を吸い込むのもわかって、
 吸った息の割に短い言葉が
 返ってくるのを聞いていた。

 一度落ちた視線が、また上がる。

 謝罪と、礼を伝える矢川の顔から
 視線は逸らせずにいた。

 今どんな顔をしているか、
 わかっているのだろうか。
 応援する、なんて言う彼は、
 もしかして笑っているつもりなのだろうか。 ]
 
(158) 2020/12/01(Tue) 13:45:10

【人】 受験生 雨宮 健斗


[体調を気遣う言葉が聞こえる。
 ああほら、やっぱり。
 こんな下手くそな笑顔、記憶になかった。 ]


   (…あ、そうか。俺、大事なとこ…)


[どくん、と心臓が跳ね上がる。
 差し出された手を見つめて、
 届く距離まで足を進めた。

 何も言わずに差し出されたのはちゃんと右手で。
 ふ、と笑いが溢れて、それをそっと握り返した。 ]
 
(159) 2020/12/01(Tue) 13:47:17

【人】 受験生 雨宮 健斗


   なんでお前がそんな顔、してんだよ。


[さっきと同じ言葉を繰り返す。 ]


   泣きたいのはこっちだよ。
   …まじサイアクだ。


[握った手に力を入れて、ぐいと引き寄せた。
 腹の立つことに、ちょっと背のびをしないと
 届かない。



 少しだけ、かさかさした唇に
 そっと己のそれを重ねて。     ]
 

 
(160) 2020/12/01(Tue) 13:50:05

【人】 受験生 雨宮 健斗


[確認の為に、と言った近藤>>2:117が、
 ちらりとよぎった気がした。   ]


   …あーもう。

   キスって、こんな、緊張したっけ。
   近藤に、笑われる。


[顔を伏せて、呟いた言葉は、
 今度こそ届いているといいなと思う。  ]
 
(161) 2020/12/01(Tue) 13:50:56

【人】 受験生 雨宮 健斗


[あーあ。
 やってしまった。
 おまけに言ってしまった。


 一瞬触れて離れた唇。

 初心な中学生でもあるまいし、と思うけれど、
 まるで初めてのキスのあとみたいに顔が熱くて、
 とてもじゃないけど顔なんて上げられなかった。
 同じように紅潮した顔が>>@78
 すぐそこにあったと知っていたとしても。

 図体のデカい男二人して、震えているのは
 どちらの手だったか。
 俯いたままの耳に届く矢川の声は、
 やっぱり震えていた。      ]
 
(162) 2020/12/01(Tue) 18:19:44

【人】 受験生 雨宮 健斗

 
   …馬鹿じゃねぇの。
   言えるか何回も。


[つい、と顔を背けて。
 けど、とぽつり付け足す。 ]


   …友達で、男だし。
   積み上げたの、壊れるのが
   怖いんだよ俺。

   理由がわかんないまま
   あんま寝られなかったり
   食えなかったりしてて。
   手は死んでるし、ピアノは弾けないし。
   ───だけどさっき、わかって。  
 
 
(163) 2020/12/01(Tue) 18:22:12

【人】 受験生 雨宮 健斗




   ずっと。

   好きだったんだな。


 
(164) 2020/12/01(Tue) 18:22:38

【人】 受験生 雨宮 健斗


[しょうがないから繰り返してやったのに、
 最後まで言えなかった。

 長い身体を折るようにした矢川が、
 俯いたままの唇を掬い上げて塞いだりするから。


 ──聞こえた言葉に、ふ、と息が漏れて。
 笑ったはずなのに視界が滲んだ。   ]*
 
(165) 2020/12/01(Tue) 18:23:28

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
 それから。 
  


[久しぶりに、腹が減ったな、と感じた。
 けれど残念ながらというか当たり前というか、
 バーベキューは終わっていて。

 どこからか知らないけれど、己が倒れた、
 と言う情報はある程度伝わっていたようで、
 何人かには気遣う言葉をかけられただろう。

 その都度、さんきゅ、大丈夫、と返しながら、
 赤羽にバレたらまずいな、と苦笑いして。  ]
 
(175) 2020/12/01(Tue) 21:52:44

【人】 受験生 雨宮 健斗


[隅の方に座って、おにぎりを齧る。

 入江のカッターで抜かれた、海苔の
 猫だかうさぎだかが>>2:109
 キャンプファイヤーの炎にゆらり
 照らされて、オレンジ色に染まっていた。
 
 カバンに入れっぱなしだったから、
 冷えてちょっと形が歪になったそれは、
 佐藤の神のスピードで握られたおにぎり>>2:@6
 と同じくらい、美味かった。  ]*
 
(176) 2020/12/01(Tue) 21:54:12

【人】 受験生 雨宮 健斗


[I love you を月が綺麗ですねとでも
 しておきなさい、と言った文豪の気持ちは、
 わかるはずもないのに、
 おっさんやっぱやるな、なんて
 頷けるような気がした。

 我君ヲ愛ス、なんて。

 そんな言葉で括れないものが、
 世の中には嫌と言うほど溢れてる。


 深淵でもがきもせずただ沈んでいた己に、
 伸ばされた手があったこと。

 人より少し大きな手に掬い上げられながら、
 暗闇から光が見えたような気がしていた。



 ───あれは、きっと今日みたいな綺麗な月。  ]
 
 
(178) 2020/12/01(Tue) 22:49:28

【人】 受験生 雨宮 健斗


[さて。
 なんやかんやで向かい合ってしまえば、
 この同室というのはなかなかどうして
 困ったもので。

 ───なんて思っていたけれど、
 窓の外に今度こそ本当に張り付いた
 軍曹(体長約20センチ)と目が合ってしまって、
 それどころじゃなくなって、布団を頭から被って、


 …いつのまにか、眠っていた。


 こんなに、ゆっくり眠ったのは、
 随分と久しぶりだった。   ]
 
(179) 2020/12/01(Tue) 22:51:37

【人】 受験生 雨宮 健斗


[目が覚めたら、ベッドから足がはみ出して
 狭そうに寝ている男がいて。

 昨日の朝を思い出して、苦笑混じりのため息を
 吐きながら、アラームを鳴らし続けた。

 ───そりゃまぁ見事に起きないもんで。
 しまいには上に飛び乗って起こしてやろうか、
 と一瞬過ぎったけれど、以前言葉を交わした
 バンドメンバーの話を思い出して踏み止まる。


 代わりにそっ、と前髪に手を差し入れて。
 近くで見る唇は、やっぱりカサついていて、
 親指で撫でた。

 ちょっと悩んで、またままごとのような、
 かすめるだけのキスをひとつ、落とそうか。 ]
 
(180) 2020/12/01(Tue) 22:54:30

【人】 受験生 雨宮 健斗


[遅刻魔の意識がようやくはっきりしたころには
 すっかり日が登る。
 遅すぎる今、何時、には、
 しかめ面で起床時刻ぎりぎりアウトだよ、
 と返す。

 慌てる様子もなく欠伸をする様子に呆れて、
 文句を言おうとしたらつられて欠伸が出た。

 手招きをしているその頬は緩んでいて、
 ドキリとしたことを恥じて隠すように
 ふいと顔を背けたら、布団から身を乗り出して、
 ───キスが降る。   ]


   朝から何やってんだ。


[と睨んだ顔はきっと、
 赤かったと思う。    ]
 
(181) 2020/12/01(Tue) 22:56:36
 




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