69 【R18RP】乾いた風の向こうへ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
全て表示
[
――いや、本当なら、王は死んだ。死んだから。
真実を隠す鎖はとうに千切れているはずだった。なのに。
]
………"白痴のしゃべる物語"か。
先程の俺じゃないか。
[ はて、それは独り言のつもりだった。
貴女には5年間「私」と言ってきたつもりだったので。
[ 訳なく男女の形を取ることはないが、未分化の身体は月の満ち欠けに引き摺られることが大儀だ。分化を促す生理なのかもしれない。
それでもまだ女性の形は、図体ばかりでかく油断をすればあちこち打ち付けてしまう男の形よりはマシだとしても、届く筈のものに手が届かないのはもどかしい。]
ごめん、ありがとう。
[ 気が付く限りはダンテが手助けをしてくれるが、都度都度手を煩わせるのも申し訳ない。]
……楽しそうだけど、気の所為?
[ つまらない事で手を掛けさせてしまっているから、溜息を吐かれても仕方がないが、その様子と相反して、服を選ぶ様、下着、化粧も必要ではと、女体になった自分よりも女性であることに気を配る彼が浮足立つようにも見えるのに可笑しさを覚えてしまう。
化粧品も必要では、と言われて己の頬に触れる。
特段必要とは思っていないが、この形姿であるだけで幾らかも喜んで貰えるなら、彼の望む在り方であるのは易いものだと思う。]
いいの?
[ そっと触れても良いかと確認するように指を掛けると、腕を組んでくれてもいいというから逆に驚いたような声がでた。
おずおずと袖を摘んで、いつ冗談だよと言われても離せるように肘へと指で辿っていく。拒絶がないなら、肘まで上がった手がするりと腕を絡ませる。人に添うことなど慣れていないから、仕草はどこかぎこちない。]
[白と赤との格子柄が目に浮く様に
並べられていくのは白磁と深紅の駒
此方が執るのは
何時もの様に 赤く紅く深紅≠フ側]
| [主が目をつけた家庭料理の店は、薄暗い店内が心を落ち着けてくれた。 >>83 賑わう店内で席につき、主が頼んだものをひとつひとつメニューで確認した] 餃子……ここに? 遠い国の料理だと思っていたが、 店主が好きなのだろうか。 [あのとき試験会場で主が作っていたのは焼き餃子だったが、ここではどう調理したものが出るのだろう。 >>84 料理人が作ったものがどんな仕上がりかに興味があった。 酒は店員に尋ねてみると、有名どころでは蒸留酒があるという。ナツメヤシを原料としてスターアニスで香り付けしたものだそうだが、説明を聞くと祖国にも製法の近い酒があったことに気付いた] 水を加えると白く濁るのだそうだ。 ハールーン殿は見たことは? [獅子の乳という異名もあるとか。 >>82 酔うほど飲む気になれないこともあり、水を一緒に持ってきてもらって濁る様を眺めてみることにした]** (91) 2021/04/18(Sun) 10:04:42 |
[ ルシアン、と繰り返す彼女の声は、
綺麗な鈴を転がしたようにころころと艶やか。
その意味も知らずに。
質の良いドレスを纏い、
穏やかな笑みを浮かべて己に向かい
the DOG、と呼んでいることが可笑しくて、
同時に自分で言ったことなのに
何処か苦しくて。
知らないということは、幸せなこと。 ]
[ 己のような怪しげな人間にも恐れず
気負わず話しかけてくれる彼女
───アウドラと言ったか。
良い娘だ、純粋で、素直で。
きっとこの屋敷の中で、見るもの触れるものを
彼女のまわりの人間によって選別され
制限されているのだろう。
そう、無知は、幸せ。
……そして時には残酷で。 ]
もう、迷ってはいけませんよ。
ここは、あなたの美しさには相応しくない。
汚れた場所です。
[ 同じことを繰り返す。
また彼女はここに来てしまう気がしたから。
おやすみなさい、と小さな声が響けば
部屋の空気も揺らぐ。
花のようにひらり、ひらりと舞う
ドレスの裾が冷たい床を掃いて。 ]
[ 邪魔なことなど。
ここへ来てから、飼い主以外の人間と
言葉を交わしたのは初めてだったな、と
思いながら微かに頭を下げた。
きちんとした礼をするには、
体も、心も苦しかった。 ]
*
[ 彼女が当の主である父親に、
愛でるものが欲しいなどと懇願していること
など知る由もないが
もしその場に居合せたなら、
その時主はどのような顔をしたのかは
どうしても知りたいと思うだろう。
己は己で、その主に
閨に引き出された夜も相変わらず
反抗的な態度を変えることなく。
ぐ、と床に押し付けられた頬を歪めながら、
そう言えば、花のように美しいお嬢様が
いらっしゃるのですね、と笑ってやった。]
[ 顔色を変えた主から
執拗になにがあったか聞かれたが、
その先は頑として口を割らずにいてやった。
その日からしばらくの間
食事が与えられることはなかったが、
主の動揺が己の心を満たしてくれ、
それは愉快で満足だった。]**
[自覚が無いのだろうか?
どんなに温和に事を済ませたって、優しく接したって、持っているつもりが無いとしたって。伴う結果と彼の立場は、狂おしく、著しく、燃え盛る野心の塊を抱えているようにしか見えないのに。
いずれは虎とて、龍に頭を平服する日が来るのではないのだろうかと恐怖すら抱いていた事もあったのに。]
[ (何だ、随分と急に牙を向けてくるじゃあないか) ]
楽しいよ
[ 楽しそうだねと言われたから肯定を返した。ごめんねとお礼と一緒に言われたから、その分は慌てて否定もしただろう。ため息は自分ごとだと伝えて。
高いところのものが取れない様子やら何もかも可愛くて仕方がない。*]
[ 逸れないようにと自分が心配するからか、いろんな理由で繋がれていた指。それでは心許なくて。戯けたフリをして腕を組んでも良いなんて言ったら、逆に良いの?と問うような言葉。
自分は是非と即答して、その声はきっと明るい。]
どうぞって毎回言ったらそうしてくれるの?
[ 気恥ずかしそうに見えるのは、慣れないからであって腕を組むこと自体が嫌だとか恥ずかしいとは見えず道すがらそんなことを尋ねた。
中性体の時でも自分はヴィと手を繋ぎたがっていたけれど腕も組んでくれたりするんだろうか。一つ許されたからといって前のめりすぎではないかと少し恥ずかしくなってきた。]
……
[ ヴィの手が少しずつ確認するみたいにぺたぺたと、彼の心中はしらず。冗談だよなんて言うわけがない。
自分の空いた方の腕のちょうどいい場所を探している様にも感じた。すっかり収まった所で歩幅を合わせて、手の添えられた微かな重みが胸に明かりを灯すようで、少しだけ鼻の奥がつんとした。
一瞬一瞬を全部記憶して置けたら良いのにと思う。だから、自分はメモをするのかもしれない。*]
また、迷ってしまったわ。
……随分と、痩せてはいない?
[ また別の日。
それは彼女が愛でるものを与えられた後。
彼には話さなかったけれど、
彼女の両親は容姿の整った少し若い
ルシアンのような異性を数名連れてきた。
彼女はその時訳がわからず、
両親に猫や犬は?と人には目もくれずに
聞いてしまい、少しだけその場がざわついた。
しかし、数日をおいて迷子になった彼女は
鉄格子の中のその彼の様子が気になってしまう。
彼はどこか、先日連れてこられていた
異性たちと似ているような気がして。 ]
何か、食べるものと飲むものを
厨房から持ってくるわ。
ルシアンも連れてくるか…
そう、あなたの髪色に似た
毛の色をした猫を飼い始めたの。
[ 猫に犬と名付けてしまった彼女。
悪気なんて一切なくて。
目の前の彼に似た、グレーの毛色に惹かれ
彼女はその猫を手元に置くことにした。
止められたり、声をかけられたり
しなかったなら、
彼女の愛でる対象になった猫を連れ
食事を持って戻ってきたはず。 ]*
| らしいね。 祖国にも似た製法の酒はあるのだが、 水を入れて白くなった覚えはないんだ。 原料によるのだろうか……。 [ >>104聞いた通りにグラスの中で白む酒を見て、パッと表情を明るくする主を見る。それだけでもこの店に来た甲斐があったと思った。 独特の香気は過去に東洋の料理を食べたときにも感じた気がする。 口に含んでみると甘みを強めたウイスキーのような味わいだった] 個性的な風味だな……。 それに、度もかなり強いようだ。 [とはいえ、グラス1杯ではほろ酔い程度だろう] (114) 2021/04/18(Sun) 16:48:12 |
| [次々届けられた料理の中で、主が真っ先に口にした餃子を同じように選び取った。 >>105 調味料に悩んで、それぞれ少しずつ試してみることにした] 大きいな? この甘い味は何だろうか……。 [馴染みのない風味に首を傾げつつ、調味料は魚醤ときび酢を混ぜ合わせたものがダレンの口に合った。 餃子を少し摘んだあとは、前菜らしき料理から食べていくことにして] (115) 2021/04/18(Sun) 16:48:32 |
| [ >>107突然にしみじみとしたことを言われて、目を瞬いて主を見つめた] えっ……そうかい? [命の危険があるような場所に共に戻る気になってくれたのだから、それだけ頼られていると思えば、元兵士としては誇らしいものはある。 が、それだけ頼られるようなことを何かしたろうかと当時の己を思い返すと、何も思い当たらないのだった。飲み物を用意していた記憶しかない。 まぁ主が良いというのだから良いかと深く考えるのはやめておき、安心しきった無防備な表情をする主に笑いかけた] ぼーっとしていると冷めてしまうよ。 [声をかけたあとは、のんびりとこの国の味を楽しむことにした。 使うスパイスの差だろうか、食べ慣れない香りがするものが多いが、不思議と美味しいと感じる。 しばらく暮らすだろう土地の食事が合いそうで、ダレンは内心胸を撫で下ろしていた]** (116) 2021/04/18(Sun) 16:48:52 |
[さて途中から当初の目的など忘れて
成り上がる事に喜びを抱く様になってしまったのは
否定が出来ない。
そして今この時世が
単純で退屈なシステムを崩し得る
絶好の機であると、歓喜し計り巡らせている事も。]
返された応手にはどの駒で応えようか、と
流れる仕草で口元を隠しながら。*
[ 怖じたような問い返しに、返ったのは明朗な肯定だった。
それから、尋ねるならば何度でもとの言葉。]
……この国にいる間はそれでもいい?
[ 先の午睡の遣り取りのように、節度を望んでいる所が彼にはあるのではないかと思っていたから、言葉に詰まり、口に出たのはそんな答え。
今の自分は確かに普段よりは頼りなくみえるだろうから、言葉通りに彼に甘えても許されるのではないかとの咄嗟の考え。
元の姿に戻ればどうだろうか。今がそうでない為あまり想像がつかないが、大の大人が庇護を強請って、と、気恥ずかしさを覚えるような気もする。
ゆるゆると探るように腕を絡めるまでの間、荷の空く腕を差し出しダンテはそこで待っていてくれた。
自分の国へ訪う事があれば街中を散策し、旅にも出掛けたこともある。
逸れないようにと手を繋ぎ歩くことはあっても、こんなに体温の触れるような距離で添うたことはなく、指先に血が集まるような熱さを覚える。
一度だけ触れた熱を思い出すようで胸が苦しい。]
| [ >>128酒をねだる主に、ダレンは気にせずグラスを差し出した。 というのも、祖国周辺では16にもなれば飲んでいる人が多かったからだ。法律はさておき] 相当に強いからな。 少しだけにしておくんだぞ……? [主は酒に慣れている年頃にはあまり見えず、心配そうに声をかけて] 騎兵が酒に強いかどうかは……。 酒の強さで馬に乗るわけじゃないからな。 強いていえば国民性だろうか……、 同じ人種で酒に弱い人は滅多に見ない。 [飲んで惨事になることがないのも合わせて、平然としていられるのだろう。 試験中の自分が冷静に見えたと言われたら驚くことになるかもしれないが、そうそう狼狽えずにいられるのは兵士として訓練を受けた賜物と言えるかもしれない] (136) 2021/04/18(Sun) 21:38:41 |
| デーツ……あぁ、このお酒の原料もそれだね。 いろいろな食べ方をするんだな。 干したものしか馴染みがなかった……。 [ >>129主が以前作ってくれた餃子は小さなハンバーグに衣がついたような食べ心地だった。それもまた美味しかったのだが、そういえばあの頃はまだ従者となる寸前だった。 懐かしい名を聞いて微笑んで] 彼らも旅立ったし、道中会うこともあるかもしれないと 思っていたが……会わなかったな。 どこかで元気にやっているだろうさ。 [他の面々のことも思い出して、試験を懐かしむ。 ほんの数日間のことだし、ついこの間の出来事だが、印象的な出会いが多数あった] (137) 2021/04/18(Sun) 21:39:03 |
| [その後、談笑しながら食事を終えて一休みしたあとは店を出て、帰るのを兼ねて周辺を少し散歩することにした。 真っ直ぐ帰っても良いのだが、辺りに人目が多くて、魔法具を堂々と使ってもらうことをダレンが躊躇った。 見た目が少々派手すぎる気がして。 >>0:88 予想通りにほとんど酔いはしなかったが、それでも少し風にあたりたい気分でもあった] (138) 2021/04/18(Sun) 21:39:21 |
| [そんなわけで郊外に向けて歩いていくうち、住宅地付近の公園を通りがかれば、ベンチでぐったりしている人 >>135を見かけた。 軍服を着ているようだがこの国の軍人には見えなかったし、あまり治安の良くない世情である。 ダレンの顔には心配の色が浮かんだ] ……あの人、大丈夫だろうか。 物盗りに遭ったりしないだろうか……。 [軍服姿で前後不覚とあれば、貴重品狙いもいそうなものだ。 気がかりで仕方ないという風に足を止めるダレンに、主は何と言うだろうか]* (139) 2021/04/18(Sun) 21:39:59 |
| (a4) 2021/04/18(Sun) 21:41:30 |
| [ >>140国の話と言われると、ダレンは目を瞬いた。 知っているものかと思っていたが、そういえば逃げ込んできたばかりだったろうか] 試験会場のお屋敷があった国なんだけれどね? あちこちに力を持った貴族がいて、 私もその中の一門に仕えていた。 [しばらくは平和が続いていた国だった >>0:161。王が即位して長かったし、途絶えそうな様子もなかった。 とはいえ、いつ戦乱の火種が撒かれるかわからないのがあのあたりの国柄ではあるのだが。 騎兵になった経緯はまた別の機会に語ることがあるかもしれない。 急ぐ必要はないのだから >>141] (153) 2021/04/18(Sun) 23:09:15 |
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る