人狼物語 三日月国


61 【身内】夢の少しあと【R18RP】

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【人】 春日 幸貴

― 翌日 ―

[昨日、星見と御蔵の病室を去り際、俺の病室の場所は伝えた。
 2人部屋だが、現在は個室状態。
 ドアは直前に訪れた人によって、開いてたり閉まっていたりする。

 昨日はその後、部屋に帰ってから疲れ果てて寝そうになったところに夕食が来て、食べた後は消灯前に眠る有様だった。

 そうして今日になって、まだ昨日あちこち行った疲れが響いていた。
 病み上がりどころか病んでいる真っ最中だから、体力が乏しいのは仕方ないのだが、情けなくて嫌になる。

 それで病室でぼんやりしていたとき、去っていく星見の姿を廊下に見つけた。>>23
 咄嗟に手を振ったのと、彼女の会釈とはだいたい同じタイミングで。
 もう帰ってしまうんだな、と少し寂しくなった]
(25) 2021/03/12(Fri) 23:19:40

【人】 春日 幸貴

― 翌々日 ―

[前日よりいくらか疲労が和らいだ。だから少しばかり病棟内を歩いて戻ってきたあと。
 病室で休んでいたら、彼女がやってきた>>24


  星見!
  会いたかった。


[嬉しくなって歓迎しながら、ベッド脇の椅子を勧めた。

 当分会えないのかもしれないと思っていたし、来ないかもしれないとも思って、気長に待つつもりだったから。
 会える日が早々に来たことは本当に嬉しかったし――彼女の恥ずかしそうな顔が、とても可愛らしかった]*
(26) 2021/03/12(Fri) 23:21:12

【人】 星見 朱里



 よ、よしてよ
 もぅ…


[恥ずかしくて赤らんでいるところに、どストレートに会いたかったと言われて。
 そうなってしまうと、自分も会いたかったになってしまうし、速攻で気が向いたことについて他に理由が付けられなくなってしまう。
 だから照れて拒否なセリフは吐いたのだが……]


 …――チェスティーノさんは、そんな嬉しそうな顔しなかった


[一言で言えば、彼の笑顔(>>26)が眩しかった。
 勧められた椅子に腰掛ければ、一昨日ぐらいの距離にあるその顔が、とても嬉しそうにしていることに――来てよかったと高揚する自分は確かにいて。]
(27) 2021/03/12(Fri) 23:38:34

【人】 春日 幸貴


  え……


>>27チェスティーノと名を出されると、そうだったろうかと少し考えた。

 嬉しそうな顔をしたことは結構あった気がするんだけど……もしかしたら、ステラに対してはチョコレートをもらったときぐらいだったろうか。

 それに……俺が周りに対して心を閉ざし気味だったのを開いたのは、弟だし。
 その前はもっとよそよそしかった……の、か……?

 自分のことだから、どうにもピンとこない。

 けれど照れる星見は可愛いからいいか、と俺は一人で勝手に満足した]
(28) 2021/03/12(Fri) 23:50:15

【人】 春日 幸貴


  なあ、星見はさ……
  ステラとして行動してたわけじゃ……ないんだよな?


[あの夢の中で一番気になっていたこと。
 ステラはどうにも魔王にしか見えなかった。
 現実出身の他の人たちと比べて。

 それを尋ねてみたいと思った]*
(29) 2021/03/12(Fri) 23:51:13

【人】 星見 朱里

[本当はチェスティーノも嬉しそうな顔をしていたのかもしれない。
 単にステラが気付かなかっただけかもしれない。

 …――朱里にとって、気付く相手だ、ということかもしれない。

 だから(>>28違う理由だが)満足げな彼を見れば、やはり照れてしまうわけだ。]
(30) 2021/03/13(Sat) 0:15:57

【人】 星見 朱里


 私は…
 ステラの中にはいたけど、ずっと見てただけ

 だって…私はステラってキャラがペパムンにいるの夢を見る前から知ってるし、好きだったし…

[既存のキャラだと認識していたぶん、意識が上書きされなかったのだろうか。]
 

 だから…
 ステラになってしまったからって、ステラの体を乗っ取るみたいなことしたくなかった


[ゲームをプレイして勇者を操作するときも、勇者になりたいではなく勇者のそばにいることを思い描くから、きっと魔王になってもそういう性質が出たのかもしれない。]
(31) 2021/03/13(Sat) 0:16:47

【人】 星見 朱里


 ステラは…
 勇者がすぐやってきて、殺されちゃう、って知っていたけど…

 …でも、それが分かってても
 意識を奪ってまでして、生き延びたい、なんて思ってなかったし


[なんてぽつり。*]
(32) 2021/03/13(Sat) 0:18:57

【人】 春日 幸貴


  ……なるほど……
  自分自身ではないってはっきり知ってるから、か。


[星見の話を聞いて、なんとなく納得した。>>31

 俺は俺自身として遊んでいたから、そこの差もあるのかもしれない。
 それでもチェスティーノには俺にはありえない記憶がいろいろとあって、やっぱり少し別の存在らしいのだけど。
 それでも概ね俺だったしな……]
(33) 2021/03/13(Sat) 0:31:08

【人】 春日 幸貴

[でも。
 悲しい言葉を聞いてしまった>>32
 それで、言ってもいいかわからなくて悩みながら、おずおず尋ねた]


  ……そっか、……星見も……
  ……生きていることがつらかった?

  俺も、なんだけどさ。


[それに、セシリー……御蔵も。

 とは言え、あの世界で死んだら現実に戻ってくるような気はするんだが。少なくとも俺はそうなると思っていた。

 先に現実の体が死んでくれれば、あの世界にいるまま死ねる……それが一番最初に俺が思っていたことだった。
 夢を見ながら死ねる。大好きな世界の中で。

 ……そうならなかったことが良かったと、今は思っているけれど。
 それは結果論だ]**
(34) 2021/03/13(Sat) 0:33:14
天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2021/03/13(Sat) 0:49:39

【人】 星見 朱里


 うーん…

 生きてるのが辛い、じゃなくて
 生きてる意味が分からなかった…かな?


[少なくとも健康体である自分には、生きていること自体に苦しみは無い。
 だから彼の前で何を吐露しても贅沢な悩みでしかないのだが…]
(35) 2021/03/13(Sat) 0:54:40

【人】 星見 朱里


 でも…
   …今はそうは思ってないわ


 だって、ゲームのキャラなはずのステラがあれだけ頑張って生きていたのに、こうして現実世界で生きている自分が負けるわけにいかないもん


 だから、これからはこの世界に向き合おうって思う


[窓の外を見やる。
 何気ない、街の風景だったけれど――自分がまだ冒険していない未知の領域が広がっているのだと思えば、映り方が変わって来る。

 …――そして彼に視線を移し直した。**]
(36) 2021/03/13(Sat) 0:55:54

【人】 春日 幸貴


  ……俺も意味もわからなかったな。
  でも、星見はなんで?


[病気がないって、生きることに理不尽な苦労はなさそうに思える。
 でも、生きる意味はわからないものなんだろうか。
 それが俺にはピンとこなかったし、興味が湧いたことでもあった。

 案外みんな、生きるのが大変なんだろうか]


  でも、そっか。
  本当にステラのこと好きなんだな……。


[「弱いときのステラを倒す人とは絶対結婚しない」と言うくらいだし、相当に好きなのだろうと思ったけれど。
 改めてしみじみとそう思って星見を見つめた。

 ……が]
(37) 2021/03/13(Sat) 7:50:08

【人】 春日 幸貴

[小さく囁かれた言葉に声を絞り出して答えて、俺は起こしていた体をベッドに横たえた。
 死ぬかと思った。いや比喩だけど。

 死はさすがに比喩だが、気分は悪くなってしまいそうだった。
 悪い意味のドキドキはそのまま体調不良に繋がりやすくて、そのときみたいな気持ち悪さの予感がした。
 いい意味でも、やはりつらいらしい。
 まともな心臓が切実にほしくなった]**
(38) 2021/03/13(Sat) 7:51:25

【人】 星見 朱里

 
 生きてるのが当然になってて、価値が分からなかった…かな
 地元の土産物は別に欲しくない、みたいな

 ステラだって
 無限に近い寿命があって、絶対に死なない強さがあった頃はそうだったわ


[散った旧友たちを弔いながら、ただ勇者を待つ、それだけの時を過ごしていて。
 ある日突然に死と隣り合わせになってしまって……そこから生きていることの実感と喜びを知るようになった。
 贅沢な話ではあるけれど、生きるのが大変でないからそうなのだ。]


 元から好きだったのもあるし……今はもうひとりの私になっちゃったしね
 だから、自分に顔向けできないことはしたくない、って感じかな

[だから"自分"をいじめる人に愛情を覚えないわけで。
 同時に、自分を助けてくれた人を悪く思うこともないわけで…という視線を返せば]
(39) 2021/03/13(Sat) 8:49:15

【人】 星見 朱里


 え!?

[彼が寝込んでしまった。
 椅子から立ち上がってベッドを上から覗き込んで、とりあえず布団をかぶせて。
 ナースコール押すべきかスイッチを見やったり、一通り慌てた。]



 ……ごめんなさい
 気をつけるわ

     はぁ…


[どうにか大丈夫そうなのが分かってくると、謝ってから椅子に座り直し―ー封じていた溜息を漏らした。
 きっと、幸せを逃すことをしてしまったと魂が認めたのだろう。**]
(40) 2021/03/13(Sat) 8:50:25
村の設定が変更されました。

【人】 春日 幸貴


  あぁ……張り合いがなかったのか。
  俺は逆に、生きるのが難易度高すぎたな。


[星見の言うこともなんだかわかる。
 簡単すぎても、難しすぎても、ゲームは楽しめない。それと人生も同じなのかもしれないとしみじみ思った]


  もうひとりの自分かぁ……。

  ……でも星見だと思ってなかったのに
  星見に見られてた、ってなんだか恥ずかしいな。


[星見のことが知りたいと思う理由のひとつはそれなのかもしれない。
 ステラと接するのは楽しかった。
 けど、ステラじゃない人がそれを見ていた。
 ……ちょっと、覗き見された気分だ]
(41) 2021/03/13(Sat) 9:23:47

【人】 春日 幸貴


[慌てる星見を見ると苦笑が浮かんだ。
 家族と看護師以外に布団をかけられたのは初めてで、それもまた心臓がつらかった。しっかりしてくれ、俺の心臓]


  ごめん、大丈夫。俺がひ弱すぎるだけ……。
  ため息つくなって。


[人がため息をつくのを見るのが、俺は苦手だった。
 散々負担をかけた母さんの憂鬱そうな表情が浮かぶせいかもしれない]


  近々手術受けるから、そうしたら
  もう少しマシになるはずだよ。
  学校通うだけならできるだろうって。


[いくらか安心材料になればと思って、先の見通しも伝えた。

 手術の予定は2週間後。
 そのあと様子を見て、1週間くらいすれば退院できるらしい。
 人工心臓の助けを得て、一般人の日常生活に近い暮らしが送れるようになる見込みだ。だから復学もできるだろう。
 体育の授業は心臓移植までお預けだけど]**
(42) 2021/03/13(Sat) 9:24:57

【人】 星見 朱里


 そっか…
 ゲームは高難度でプレイするのも楽しいけど、それでもやっぱりクリアできなきゃね…

[でも人生のクリアってなんだろう。
 ステラのように自分の生に明確なゴールを設けているわけではないし。]


 それ言うなら、私だって恥ずかしいわよ
 ゲームのキャラだと思ってたら春日くんだったなんて…


[旅の恥はかき捨てではなかったのである。

 チェスティーノと接するのは楽しかった。
 けど、チェスティーノじゃない人だった。
 ……春日くんのことを知りたいと思う理由のひとつはそれなのかもしれない。]
(43) 2021/03/13(Sat) 11:36:01

【人】 星見 朱里

 気をつける…

 けど、手術って…大丈夫なの?

 危なくない?
 怖くない?
 ホームラン打たなくていい?


[別に野球やソフトボールをやっているわけではないが、手術を前にした少年への定番ネタが出てしまった。
 ――手術に臨んで何か勇気付けが要るのかと思ったのかもしれない。]
(44) 2021/03/13(Sat) 11:37:12

【人】 星見 朱里


 ……。

 うん、学校でも会えるようになれるといいね


[逆に、病室で勇気付けが要るのは自分なのかもしれない。
 先の見通しに明るいものを求めて、じわりと来た目元を前髪で隠しながら何度も頷いた。**]
(45) 2021/03/13(Sat) 11:38:26

【人】 春日 幸貴


  俺の人生は割と……生まれたときから詰んでたな……。
  今は生きる気力あるけど。昔は無かった。


[最初から詰んでる人生で生きる気力が湧くって相当な猛者だと思う。何度死にたいと思ったことだろう。
 俺にとっては弟が希望だったわけだけど、仲が円満だったかと言われると、そうでもなかったし。

 人生が平和で退屈してるなんて人と、体を交換してみたい。無理だけど。いきなり人生がハードモードになるどころか、いつも通りに生活するつもりでそのまま死もありえると思う。

 そしてなんだか二人で同じことを言っているのを聞いて、面白くて笑ってしまった>>43


  そもそも人と同じ夢見てるってのがな。

  でも……あの世界で過ごしたから、
  生きたいって気持ちに気付けた。
  現実で生きていこうと思えた。


[なんだかんだ、いい経験だったのだと思う。忘れたくない、大切な思い出だ]
(46) 2021/03/13(Sat) 12:08:36

【人】 春日 幸貴

>>44突然ホームランと言われるとなんの話かあまりにもわからなくて、俺は混乱した]


  い、いや何の話だよ……
  危なかったら先生がやるって言わないよ……!


[手術中に死ぬなんて本末転倒だし、最悪の医療ミスだし。病院側だって避けたいことなんだ。
 大丈夫、相手はプロだ。俺はいつ死んでもおかしくない状態でもずっと病院に世話になって生きてるんだし。そこは信頼できる]
(47) 2021/03/13(Sat) 12:08:52

【人】 春日 幸貴


  危ない手術もあるんだけど、そっちを受けられるように
  なるために、先に人工心臓つけるんだ。
  それは手術中に命の危険は少ないって言われてる。

  今のまま生きるのは死ぬよりつらいから、
  生きるために……両親と先生に頼んだんだ。
  だから、怖くない。


[なんだか不安そうに見える彼女を勇気づけたくて、俺は真剣に言葉を重ねた。
 見舞いの人のほうが不安がるというのも不思議な感覚だけど、手術のことを心配してもらえるのは嬉しい。それだけ大切に思ってもらえているみたいで。

 今回の手術で死ぬことはないだろうと言われているけど、リスクゼロの手術なんてない。
 不安に思うのは当たり前なんだろう。

 けど、俺は……このまま生き続けることになるより、希望を掴めないよりは死んだほうがマシだと思っている部分がある。
 だから手術を恐れず進めるのかもしれない]**
(48) 2021/03/13(Sat) 12:09:32

【人】 星見 朱里


 やろうと思えば何でもできるぐらい元気だけど…

 その「やろうと思う」ってのが私にはできるものじゃなかった
 だから私は勇者じゃないんだって、そう思ってた


[一部の勇者と魔王以外、あの世界は確かにゲームのキャラらしく動きがなかった。
 こうして現実世界で日々生活はしているものの、行動ルーチンが豊かになっただけであのNPCたちと自分は大差なかったのだろう。
 そんな自分のままでは、生きているけれど詰んでいる、と言っても差し支えないのかもしれない。]
(49) 2021/03/13(Sat) 13:25:40

【人】 星見 朱里


 たぶん…
   夢じゃ、なかったんだよ

 本当にあの世界で過ごしたから
 春日くんも私も、現実で生きたいって思いを持ち帰ってきたんじゃないかな

 ……現実って言い方も、本当は間違いなのかも


[腕を組むように、両手で自分の両腕をそれぞれ掴む。]
(50) 2021/03/13(Sat) 13:25:59

【人】 星見 朱里


 …――本当にあったことだ、って覚えてる


[夢なら脳の記憶だ…けれど、自分には身体への灯火の記憶もある。
 あのときの感触を、一昨日の感触を思い出すように強めに握って。

 だから忘れるわけないし、得たものは大事にしたいと前を向くと決めたんだ。]
(51) 2021/03/13(Sat) 13:26:18

【人】 星見 朱里


 そっか…
 春日くん、えらいんだね

 自分でそれを決められて


[危険がなくたって、そんな手術を受ける決心はそうそうつくものではないだろう。
 アヴァロンで得たものがどれだけあったとしても、自分の心でそれを選べた彼を凄いと思った。
 前を向くと決めはしたけど、じゃあ何をするのかというとまだ思いつかない状態だ。]
(52) 2021/03/13(Sat) 13:26:40

【人】 星見 朱里

 
 ステラを守ってくれたお礼に、
 春日くんの力になれたらなって思ったのだけど……


[この世界の第一号を向いて、何かできるかと思ったけれど――とりあえず必要性は薄いらしいことに勝手に肩を落とした。*]
(53) 2021/03/13(Sat) 13:30:03
 




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