客 葉月は、メモを貼った。 (a9) 2023/03/01(Wed) 13:51:11 |
【人】 タカノ ――ここは俺に任せてくれ 仲間と呼んでくれた君たちに報いたい さぁ!行くんだ!!! [ 仲間たちは口々に、お前を置いていくことなんて できないと言う。 ] 忘れたのかい?俺はもともと、アッチ側だった アッチの事情には詳しい。 決着を漬けなければいけないんだ ……頼むよ [ 必ずまた会おう、そう口にしてリーダーは 仲間を四人引き連れてその場を後にする。 裏切り者が!と喚いて、女幹部は俺を見据える。 楽に死ねるとと思うな? おいおい、アドリブかよ。 新人相手に勘弁してくれないか、姐さん。 ] 俺が皆の、 道標 になるんだ――………!!! (24) 2023/03/01(Wed) 15:27:13 |
【人】 タカノ[ ニチアサ枠っていうのかな。 戦隊ヒーローが少年(とママ)の心を鷲掴みにする お決まりのシリーズの、敵方、しかも途中で味方になるという 荷が重すぎる役に受かったのは、もう七年も前のことだ。 昔から憧れたこともあり、両親への反発もあり、 養成所の進めもあり、オーディションに向かったところ なんの奇跡か、合格してしまった。 綺羅びやかな世界は幻で 慣れぬ新人などボロ雑巾のように扱われるだろうと 思っていたものだが、思いの外快く迎えてもらい、 当時の五人とは未だに、年に数回集まっては SNSを賑わせている。 赤と青は順調に王道の俳優道を進み、 黄と桃は迷走したようだが、今では、 お昼の顔になっていると聞いた。 緑は個性派の道を進み、先ごろ海外の有名司会者と 語らう動画が話題になっていたか。 ] (25) 2023/03/01(Wed) 15:27:52 |
【人】 タカノ[ では 黒 は――。ほぼほぼ、表舞台から姿を消した。 といえば間違いないだろう。 当時は同期が目を丸くするほどのオファーが殺到し、 年がら年中テレビに写っていた、時の人扱いされて いたのも色濃く憶えている。 しかし、不幸な事故に合ったことが大きく 騒がれて以降は、人前に姿を現すことはなかった。 もう余程のファンでない限り、 俳優 高野 景斗の行方を知るものはいない。 なにせラジオ番組一つしか届けることはないのだから。 ] (26) 2023/03/01(Wed) 15:28:25 |
【人】 タカノ[ 歩行困難を強いられたのは一年程度。 とはいえ、一年もすれば己程度の存在が座る席など 残っては居なかった。 撮影中の事故ならまだ救いがあったやもしれないが プライベート満喫中の事故だった。 下半身に広がった火傷の痕が致命的だったのかもしれない。 ……一時、半裸に近い姿ばかり写真に収められていたし そんな訳で役者の仕事はすべて立ち消えとなり、 残ったのは下世話な番組からのオファーのみ。 可哀想な人として人の記憶に残るくらいなら 役者として死ぬほうがマシだと思った。当時ね。若いね。 ] (27) 2023/03/01(Wed) 15:29:12 |
【人】 タカノ[ 現在は後進育成に力を入れる社長の小間使い及び、 エキストラ程度の撮影協力、それと、 趣味の絵なんかで食っているので、 人生ナメてると言えば、そうなのかもしれない。 週に一度二度、ラジオの仕事が終わった後に、 その店に通い出して、そろそろ二年ほど経つか。 すっかり習慣になってしまったものだ。 今日も今日とて、よく来るタカノさん、として その店に足を踏み入れる。 ] (28) 2023/03/01(Wed) 15:30:09 |
【人】 タカノ やぁ こんにちは もう美味しそうな匂いがするね 今日のおすすめはなにかな? [ お好きな席へ、と声を掛けられれば>>8 迷わず、カウンター席を指定しただろう。 誰もが想像するずぼらな男の一人暮らしを満喫している 己にとって、料理するのを眺めることもまた この店でしか見られない、非日常の一つなので。 ] ランチはおすすめを貰おうかな メニューを見るのを面倒くさがっているわけじゃないよ だってここで美味しくないものを 出されたことがないもの それに、あなた達のおすすめ、に外れはないだろう? [ お腹がすいたな、とカウンターの中をひょいと 覗き込んで店員さんのおすすめに従うとしよう。* ] (29) 2023/03/01(Wed) 15:30:45 |
タカノは、メモを貼った。 (a10) 2023/03/01(Wed) 15:39:30 |
【人】 グルメライター ヤワタ――ランチタイム―― [今朝はスモークサーモンとクリームチーズにフェンネルソースをかけたスモーブローだった。 朝食を優雅な気持ちでとれるのはフリーランスならではだ。 SNSに #スモーブロー #オープンサンド #独身男性の優雅な朝食 といったハッシュタグをつけて投稿すれば、それなりの数がいるフォロワーから即通知が来る。 DMとメールのチェックをして新規の案件のスケジュールを調整している内に午前中が終わり。 今日のランチはパスタの気分。] やあ、空いてる? [気に入りの店だが、まだ記事にしたことはない。 ライターとして「評価」するのは何となく自分の中で整理がつかないのだ。 初めから取材ありきで入っていれば抵抗はなかったかもしれないが、まったくのプライベートで訪れたものだから余計にここを「仕事場」にしたくないという思いがある。] んー、ボロネーゼにしようかな。 ミートボールもついてるのいいね。 [選ぶのはいつもカウンター席。 料理人の手元が魔法を生む瞬間を見るのが好きだ。] (30) 2023/03/01(Wed) 15:46:40 |
【人】 グルメライター ヤワタいつも通り、食後にコーヒーね。 今日のデザートは? [取材で訪れた店ではこんなに砕けた話し方はしない。 ここはどうにも居心地が良くて、つい気安く喋ってしまう。**] (31) 2023/03/01(Wed) 15:47:34 |
グルメライター ヤワタは、メモを貼った。 (a11) 2023/03/01(Wed) 15:57:33 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[それは、今ではないいつかのこと。 勤務中に尋ねられたこと>>16に、速崎はすぐさまに頷いていた。] うん。それで高校時代は「伝説のゲイザー」って 部活でもクラスでももてはやされてさ。 店長にもゲイジーパイのことアピって お店に採用して貰ったんだー。 [実際のところ、本当に採用の決め手がスターゲイザーパイの腕前だったのか否かはさておき] だからフィエちも、私のことは気楽に 「ゲイザー」って呼んでくれていいからね。 「速崎さん」なんて堅苦しいっしょ? [そりゃ年下なら「さん」付けのほうが呼びやすいかもだけど、と付け加えながら笑ったものだった。] (32) 2023/03/01(Wed) 16:55:27 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[さて、この尋ね事ををした「フィエち」もといフィエ・黒原=ベイカーは今、勤務歴1年のれっきとしたフロア担当であり、この店の一員だ。 夜シフト中心のその人に、今日、昼シフトが入っているか否かについては、ここでは置いておこう。] 私もそろそろ出るねー。 [ひとまず自分がバックヤードに戻らなくても大丈夫そうになったところで、速崎はオープンキッチンからカウンターに向き合う。] (33) 2023/03/01(Wed) 16:56:01 |
【人】 厨房担当 シャミ─ 打ち合わせ終わり ─ 腹が……減っ た [ぽん ぽん ポーン。 この場にカメラワークがあるのなら、立ち尽くす顔のアップから段階的に遠景に切り替わったことだろう。 空を見上げる。 何処かで綻びかけた花蕾が匂い立つような薄青の晴れ。心なしか黄色い花粉が視認できるようでもある。 そして胃の辺りがシクシクと熱い] (よし、うさぎに行こう) [ランチタイムの我らがお茶会へ。 もう昼番にほとんど出なくなってずいぶん経つが、客として訪うことはわりとある。 だって確実に美味しくて量の融通が効く。 それに、空いてたらついでに「夜」の仕込みもしときたいという欲と] (34) 2023/03/01(Wed) 17:15:11 |
【人】 厨房担当 ゲイザーあ、タカノんだー! いらっしゃいませー! [ 「タカノさん」 ではなく「タカノん」 呼び。フランクすぎるあだ名で人を呼ぶ速崎でも、流石に初対面のお客様相手にこのような呼び方はしない(名を知らなければそもそも呼べない、というのもあるが)。 高野>>29のことを速崎がこう呼ぶのは、二年ほど通いに来ているこの客を常連だと認識しているから。] おすすめでしたら、そうですねー。 私はサーモンクリームのタリアテッレ推しちゃいますね! 今日も美味しくできてるから期待しちゃってください。 [なおこれはあくまで「ゲイザーのおすすめ」である。 大咲やその他の厨房担当、或いは御堂店長の「おすすめ」は異なるかもしれない。 だからこそ、ここで注文を承った速崎が出してくるのは――] (35) 2023/03/01(Wed) 17:20:56 |
【人】 厨房担当 ゲイザーお待たせしました! こちらゲイザーの今日のおすすめになりまーす。 [カウンター席の高野に出したのは、ハーフサイズのボウルに、通常のハーフサイズよりも少しだけ少なめの量を盛り付けたパスタ。 この一皿だけでは、仮に小食の客であったとしても満腹にはならないかもしれない――つまり、客が「他のおすすめ」も食べてみる、ということを前提にした量だ。 さて、ゲイザーのおすすめであるこのパスタについて。 麺はもちもちとした、リボンのように平たいタリアテッレ。 トマト風味のクリームソースに入っている具は、小さく切られたスモークサーモンと、鮮やかな緑のほうれん草。 寒さの残るこの季節に採れたほうれん草は、噛めば僅かに自然な甘さを感じさせるもの。 盛り付けられた白磁のボウルの縁には、トランプのクラブのマークがひとつ、淡い緑色で印字されている。] (36) 2023/03/01(Wed) 17:24:20 |
【人】 客 葉月-『Madam March Hare』- [帰りにと思っていたけれど、昼食にいいお店が思い浮かばず結局昼に来てしまった。 ……自分一人のためのお店選びは、どうも上手くなれない。女の子を誘うためのラインナップならばっちりなのに] (……ここは、なんだか気が付いたら来ちゃうんだよな) [素朴さと上品さを兼ね備えた雰囲気は外観からでも感じられる。一人の食事が楽しいと思える稀有な店] (37) 2023/03/01(Wed) 17:25:18 |
【人】 客 葉月(まあもちろん、女の子たちが皆可愛いってのがめちゃくちゃデカい理由だけどね!!!!) [めちゃくちゃ美味しいゲイジーパイを焼いてくれる可愛い女の子。>>3 初めて見たときは実物のインパクトに悲鳴をあげそうになってしまったけれど、口の中を噛んでどうにか堪えたのはいい思い出だ。 見た目に反してそのパイはとても美味しかった。 しっかりと下処理された魚の旨味とパイの香ばしさが合わさって、思わず素で「うっま!」なんて声をあげてしまった。 それまで穏やかな大人の男を演じていた(つもりだった)のでだいぶ恥ずかしい思いをした。消したい記憶である] (38) 2023/03/01(Wed) 17:25:52 |
【人】 客 葉月[褐色の肌とエキゾチックな顔立ちが素敵な女の子。>>15 彼女とは光栄にも話したことがある。 出自について、彼女が他のお客さん、あるいは同僚の店員と話しているところを小耳に挟んだのだ。 インド系イギリス人。その言葉を聞いて、光の速さでスマホを開いた。 『イギリス料理 美味しい』 出てきた検索ワードをタップして、たくさんある美味しいイギリス料理の情報を集めた。 スコーン、ミートパイ、サンデーロースト──すぐ集まったことに驚かなかったと言えば嘘になる。自分もまた、不文律を間に受けている側の人間だったので>>15 そんな影の努力はおくびにも出さず、ある日おすすめメニューがスコッチエッグだったタイミングを見計らって俺は彼女に声をかけた。 「イギリス料理って美味しいよね。俺昔からすごく好きでさ。 なんかまずいって言われてるけど、俺全然分かんないんだよね。だって美味いじゃん?」 真っ赤な大嘘だったけれど、話すきっかけにはなっただろうか。 ……もっとも、この店で出されるイギリス料理はどれでも美味しかったから、嘘から出る真になるまでそう遠くはなかっただろう] (40) 2023/03/01(Wed) 17:27:31 |
【人】 客 葉月[それに、可愛いのは店員さんだけではない。 たまに見かける常連の、綺麗な女性。>>9 いつもいるわけじゃないけれど、ドアを開けて彼女がいたら心の中でガッツポーズをしてしまう。 アイドルに強い興味があったわけではないけれど、なんとなく名前は知っていた。何処かで見たことのある顔だなーなんて思っていて、その名前を知ったときはこれが運命か神様ありがとうなんて思ったりしたものだ。 7年前、彼女がアイドルをやめたとき。 俺は21歳で、今までの醜い自分を変えようとしている真っ最中だった。 ぶよぶよと太った醜い体から抜け出すためのダイエット、筋トレ。しんどくて折れそうで、残っていたポテチの袋に手を伸ばしそうになって誤魔化すためにつけたテレビの中。 彼女は今まさに、普通の女の子に戻ろうとしていた。>>10>>11 そのとき思ったのはこうだ] (41) 2023/03/01(Wed) 17:28:38 |
【人】 客 葉月こんな可愛い子が一般人に!? つまり俺にも出会えるチャンスがある!?!? くそっ、 こんなポテチなんか食ってる場合じゃねえ!!もっといい男になってやる!!! )[……その執念のおかげで、俺は30kg以上の減量に成功した。 過酷なダイエットをやり遂げて醜い自分から脱却できたのは、もはや彼女のおかげと言っても過言ではない。彼女は知る由もないだろうけれど] (42) 2023/03/01(Wed) 17:29:04 |
【人】 客 葉月(さあ、今日はどんな可愛い子に会えるかな) [わくわくしながら、ドアを開けて足を踏み入れようとして──] うっわ……。 [低い声が口から漏れてしまった。 今すぐ踵を返したいけれど、無情にもドアベルが軽やかな音を立てている。 ──イケメンがいた。それも二人も。 どちらも知っている顔だ] (43) 2023/03/01(Wed) 17:30:15 |
【人】 客 葉月[艶やかな漆黒の髪と、切長の瞳が印象的なイケメン。>>23 彼が事故で芸能界を去る旨の記事を見たとき思ったことは、今でも覚えている] (──ざまあみろ) [会ったことがあるわけでもない、遠い世界の存在に対する理不尽な憎悪。醜いことなんて百も承知で、でも止められなかった] (どうせ今まで散々その顔でいい思いしてきたんだろ。こんなやつ人生ナメてるに決まってる) (──こんなふうに思ってしまう自分が、きっと一番醜い) [けれどそんなことを思っていられたのも、この店で彼と顔を合わせるまでだった。 カウンターで佇む横顔、くっきりと整った目鼻立ち。 周りのテーブルの女性客たちがちらちらとそちらを見ては、頬を赤らめながら何事かを噂している] (なんだよ。全然天罰なんか下ってねえじゃん) [そんなことを思った。……あまりに身勝手な感想だ。こんなこと誰にも言えない。 だから彼がいるときは、いつも口数少なく食事を終え、足早に店を後にしている。 そして、] (44) 2023/03/01(Wed) 17:31:04 |
客 葉月は、メモを貼った。 (a12) 2023/03/01(Wed) 17:37:52 |
客 葉月は、メモを貼った。 (a13) 2023/03/01(Wed) 17:39:09 |
【人】 厨房担当 シャミ─ 『Madam March Hare』 ─ (あ、今日はコンソメスープの気分。好きな人が来てくれたらいいな。 フォンドヴォライユはあっさりめに引いてあるしちょうどいい) [カウンター席に座って、いかにも私も客ですよという顔をしつつ、頭の中ではディナータイムのことを考えている] ゲイザー 私にも「おすすめ」頂戴、ミートソースがいいなぁ [この場合のお勧めは、量の話>>36 ハーフサイズのさらに小盛りを、他のレストランで頼むのはなかなか気が引ける。 夜の厨房担当としての付き合いも長いから、作るだけでなく食べるのも大好きなのに、無惨なほど少食なのはご存知の通り] (46) 2023/03/01(Wed) 17:39:19 |
【人】 厨房担当 シャミ[海外の、有名レストランを渡り歩く武者修行(を騙ったただの楽しいワーキングホリデー)を終え。 Madam March Hareのオープニングスタッフとして雇われたのは、縁だとか情だとか、盛り上がった末のノリだとか。 それが結局は運命だったのだ。 この店の経営も軌道に乗ったことだし資金も溜まり、そろそろ独立、という段になって、立ち尽くした。 店長の御堂杏が好きだ。スタッフ達が好きだ。別れたくない。 親しくなった常連も、一見さんも、客がみな好きだ。 飲食を介して交わされるここだけの魔法が。 別の場所でテーブルを広げるには、三月うさぎを愛しすぎている] (47) 2023/03/01(Wed) 17:41:37 |
【人】 厨房担当 シャミ[個人事業主として開いたのは、席を持たないキッチンのみの店。 少人数向けのケータリングや、出張レストランとして営業している。 仕事の件数は今になってもぼちぼちのまま、増やしていない。 そして、自分の依頼の入ってない日にシフトを入れる、という雇用契約で、古株は今もうさぎのねぐらに通い詰めている] (48) 2023/03/01(Wed) 17:42:00 |
【人】 タカノ うん、いらっしゃいました。 [ 大人と呼ばれる年になってからは尚の事だが ニックネームで呼ばれることは少なくなる。 以前はファンと名乗ってくれる方々が、 いろいろ呼んでくれたものだが、現役を退いてからは まずない。が、彼女にそう呼ばれるのは嫌な気持ちはしない。 むしろそう呼ばれた>>35ときには、常連と認められた気すら していたかもしれないな。 ] サーモンクリーム、わぁいいね うん、期待しているよ。 [ とまぁそう呼んでくれるものだから、 ] ゲイザーちゃんのおすすめ、いつも美味しいからね。 [ 彼女が速崎という名字、もしかしたら璥という名前だと 知っていたとしてもゲイザーちゃん、と呼ぶことにしている。 ] (49) 2023/03/01(Wed) 17:53:01 |
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