【人】 宝飾職人 エデン[やわらかな風に掬いあげられるように、 美しく淫らな女の姿をした魔に手を取られびくりと肩を跳ねさせる。 甘い声が、優雅に、下劣に、楽しげに誘いをかけてくる。 くらり、目眩がした。 楽しい箱庭のお祭りだ。 深い穴の底、泥濘の底の底まで溶けてしまったら。 きっととってもとっても気持ちいいと。 魔が淫蕩に身体と魂に触れようとしている。 ハッと息を呑んで、がむしゃらに走り出した。 慎重に、と思っていたのに。 でも、これを振り切る時に心臓が壊れそうにならない生き物がいるだろうか。無理だ。吐き気がするほど魅力的なんだもの] (26) 2023/01/06(Fri) 17:40:42 |
【人】 宝飾職人 エデン――ダンジョン中層―― はぁ、はぁ……どうしよう。 グラッドの店なら中立かなって思ったのだけど…。 [振り切ったのは正しい選択だったと思う。 でも、結果として立派な迷子である。泣きたい。 他の冒険者も、この奇妙な事態に巻き込まれているんだろうか。恐る恐る歩を進めていく。 止まったら、後悔してしまいそうで嫌だった] ……! 大丈夫? 待ってて、今助けるから。 [人影を探して歩けば、植物型の罠に囚われた少女がいた。>>9 こんな子まで巻き込まれているなんて。 念のため、少女と植物の力が均衡を保っている状況を確認してからナイフを持って駆け寄った。 少女が抵抗している間なら、自分でも手助けできるだろうと*] (27) 2023/01/06(Fri) 17:49:22 |
宝飾職人 エデンは、メモを貼った。 (a12) 2023/01/06(Fri) 17:52:19 |
宝飾職人 エデンは、メモを貼った。 (a13) 2023/01/06(Fri) 18:02:47 |
【人】 宝飾職人 エデン良かった、間に合って…。 びっくりしたでしょう、急にダンジョンがおかしくなって。 [こんな状況でも出来る事があって良かった。 勢い余った少女に手を差し出しながら息をつく] 私は、エデンって言います。 あなたは一人? 仲間とはぐれたのかな。 ただの魔石職人だからあんまり戦闘の役には立たないけど…。 協力できることがあれば何でも言ってね。 [あどけなさの残る愛らしい少女が中層に一人。 異常事態だから何かあったのだろうか、と首を傾げる*] (30) 2023/01/06(Fri) 18:29:14 |
【人】 吸血鬼 アナトラ──回想:ダンジョン深層──>>0:139 そうですか。 私も花には疎くて…… 試してみますけれど、何か分かったら また教えに来てくれますか? [建前としての花売りは、実際の花などあまり知らない。 試行錯誤も楽しいかもしれないけれど どうせならと、男との会う口実でも作ろうとそう言った] ふ、ふ。 まだ見てもいないのに分かるんですか? [話上手、あるいは口説き上手。 男の文句に軽く笑みを見せたのは付き合いが 長くなってから時折見せるもの。 100年と比べれば、まだ一夜程度の付き合いだが 目を閉じてから目を開けても居る相手には多少情も湧く。]* (31) 2023/01/06(Fri) 19:03:41 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー――魔との遭遇―― ちょ、は、……わあっ?! [勢いよくこちらにスッ転んでくる顔見知りが一人。 何故何もない所で転んだのか、 そして何故また股座の布が膨らんでいるのか そんなことを問いただす前に ルーナは青年の足の間に滑り込んだ。>>21 顔を上げれば花園が見える――わけもない。 教会の冒険者らしく青年は男装をしている。] (32) 2023/01/06(Fri) 19:11:22 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー[どうして、と涙ながらに呟いたルーナが呟いた一言に どうしてはこっちの台詞だよこいつ怖い…………と 直感的な感想を抱きながら>>24 次いで告げられた単語に、背筋に緊張が走る。] ヴァンパイアロードだと……? チッ、今のオレたちでも敵うかどうか……、 なら早くここから逃げ―――― ――おい! 数秒前の自分の台詞忘れたのか! [ヴァンパイアロードといえば、人の身に膨大な魔力を宿した 生ける城塞機構といっても過言ではない魔物中の魔物である。 そんなものが迫ってきているにも関わらず 発動した罠と現れた淫魔に注意が向くルーナにあきれ果てた。 性欲の権化め、と悪態をつく間もなく、 淫魔は指先をこちらに向ける――。] (33) 2023/01/06(Fri) 19:12:10 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー[欲望がぐるぐると渦を巻いて吐き気すらしてくる。 青年は深く、息を吸い込むと (そうすることで淫気を吸ってしまうことも意に介さず) 差し出された手のひらを取って紳士らしく口づけようとする。] …………お戯れを。 この……ような、場、では、 貴女の魅力を、……っ、引き出すこと、叶いますまい [はらり、と金の髪が紅潮した頬に落ちる。 男のものらしくもない湿った薄桃の唇が、 まるで口淫を想起させるように白い指先に触れて] (35) 2023/01/06(Fri) 19:14:07 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー……はァァァッ! [刹那、銀の剣が淫魔の腕を下から上へ切り払う。 それで彼女の腕が切れてしまったかはさておき、 (切れてしまったとしても再生するだろう) 淫魔の不意をついて青年はルーナの服の袖を引っ張り、踵を返した] 逃げるぞ! ロードに見つかって死にたいなら別だがな―― [そもそも男に引っ張られてルーナがついてくるのか、 それは青年にはわからない。 淫魔の誘いに乗るも乗らないも、ルーナ次第と言ったところ。 ともかくも青年は、ひとまずロードの気配のしない小部屋へと逃げ込むだろう**] (36) 2023/01/06(Fri) 19:14:56 |
教会の冒険者 ジェニーは、メモを貼った。 (a14) 2023/01/06(Fri) 19:16:46 |
植物使い ミアは、メモを貼った。 (a15) 2023/01/06(Fri) 19:22:14 |
【人】 宝飾職人 エデンユラちゃん、ね。 そう……お姉さんが…。昨日から異変が起きてたのかな。 [家族の愛情、というのには疎いけれど見るからに健気な少女の言葉だと、ついスッと受け入れてしまう。素直に、まだユラは淫魔や浅層にいるはずがない魔物を目にしてないんだろうと思った] ミアさんが奥にいたらと思うと心配だろうけど、あの。 えーと……。今、ダンジョン内に変質者がうろついてて。 出入口がわからなくなったり、混乱状態なの。 じっとしてても奥へ行っても魔物が危険だろうし…。 一度、脱出して救助の依頼を出さない? [酷いことを言うのは憚られるが、きっと年若いだろう女性が奥で行方知れずになったなら心身無事に帰る確率は高くない。 初対面の女がユラに強制することはできないけれど、 なんとか無茶を思い留まってくれるよう真剣に言葉を募らせる*] (38) 2023/01/06(Fri) 19:39:34 |
【人】 超福男 ルーナくっくっくっ、俺を口説きたきゃもっと美人になるか。 性癖にクリーンヒットさせてくることだ……ンナアアアッ? ネェ、ジェニー? ナニヤッテンノ??? [>>35聖者らしい文句で淫魔を退けさせようとしたところを>>36銀の剣を振い薙いでしまったジェニーに男は声を荒げた。 例え魔物であっても女の子は女の子なのだ。 いや、先程の紅潮した頬や潤った唇は中世的な顔立ちを女の顔に近づけていたように見えなくもなかった――思考を否定するように慌てて男は首を横に振った] っておいおい、このまま行くの? 手当くらいしてあげ――あ、回復してるね?? [ならいっかあと男はあっさりとジェニーに連れ去られた。 男は男には逆らえるはずなのに女の言うことは聞いてしまうのだ。 だから素直にジェニーの言葉を聞いてしまう自分に首を傾げつつ] (40) 2023/01/06(Fri) 20:05:03 |
【人】 超福男 ルーナ(あっれ?) [股間から来る違和感に気づいてしまった。 淫魔の誘いに応じたわけではないが果たして応じたと判定されるのはどの段階でのことを示すのだろうか。 男は淫魔が登場した段階でヤるつもりであったものだから誘われる前に応じていたとも言える。 だが実際にはヤっていないのだから軽く『魔』に当てられたようなものだろう。 邪な精神に忍び寄る『魔』は大変簡単に忍び寄ることができてしまい、男の股間に変調を与えていた] (41) 2023/01/06(Fri) 20:05:12 |
【人】 超福男 ルーナ――小部屋―― はぁぁ〜、はっ、ふううううう。 もーいいんじゃねえの? [袖を引かれるままに小部屋へと逃げ込んだ。 小部屋には扉があり閉めれば外界と隔絶する。 小部屋には男とジェニーの二人きりで服の袖を掴まれている男はジェニーのすぐ傍で立っている。 男は背丈の高さからジェニーを見下ろした。 先程は女の子に見えた時もあったが矢張り中性的な印象を与えてくる、ようにしているのだろうか。 走り逃げたことで汗ばむ肌に金の髪が張り付いていればそれだけで絵になる美さがあった] ほれ、汗拭えよ。 [男は懐から新品の手拭いを取り出してからジェニーに差し出す。 差し出す際に一歩近づき、すん、と香りを嗅ぐとやはり女の香りがするのだ、男なのに] なあ、ジェニーさあ。 一つ聞きたいんだけどさー。 [男は気軽な感じで長年の疑問を再度口にした] (42) 2023/01/06(Fri) 20:06:26 |
【人】 超福男 ルーナ[問いかけた後、小部屋には静けさが広がる。 男は返答があるまで口を開くことはない。 尚、小部屋の出入り口は扉が一つだけ見えている。 他にも出口があるかもしれないが一つだけだ。 そしてそれは男の背後にあった**] (43) 2023/01/06(Fri) 20:08:17 |
超福男 ルーナは、メモを貼った。 (a16) 2023/01/06(Fri) 20:10:35 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー[骨格レベルで男女を見分けられるなんて聞いていない。>>39 だから、ルーナが抱いた違和感など気づく筈もないし、 青年は青年で襲い来る淫欲に抗うのに必死である。 なにやってんの>>40、と咎めるような声が聞こえたが 所詮魔物は魔物だと青年は思っている。 転がるものも、響く悲鳴も気にせずにルーナを引っ張った。 この福男の素行は信用できないとしても 指名任務をこなした過程で それなりに相手に友誼というものを抱いていたから 見捨てるという行為には及べなかったのだ。] あれくらいの魔物なら、 腕を落としたところで大したことはあるまい。 [むしろ自分たちが虜にされて死んでしまう、と舌打ちをして 小部屋の方へと走りこんだ。] (44) 2023/01/06(Fri) 20:40:29 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー――出口は一つだけ―― ……はぁ、はあ、はあ。 そう、だな。ここまで逃げれば。 [息をあらげ、ルーナの服の袖から手を離した。 隣に男が立っている。汗のにおいがする。 それだけでさざめく感情を閉ざすように、 金のまつげを伏せて、一つ長く息を吐く。 意識したことが無かったが、 やはりルーナの方が体格も良ければ背丈も高い。 完全に男として生まれ育っていれば、 これくらいあったのだろうか。 羨望のまなざしで彼の方をちらりと見れば、 やや汗ばんだ喉ぼとけが目について、また眩暈がした。] (46) 2023/01/06(Fri) 20:41:12 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー……あぁ、……珍しいこともあるもんだな。 ありがとう。 [新品の手ぬぐいを渡されて、青年は一瞬目を丸くした。 だが、野郎だなんだと言いながらこの男は青年に優しい。 これも友情の一環か、と理解し 首元に手ぬぐいを当てようとして、 すん、と、嗅ぐような音がした。] なんだ、ルーナ。 [沈黙が部屋全体に広がった。] (47) 2023/01/06(Fri) 20:42:45 |
【人】 聖断者 クラヴィーアーダンジョンー というわけで、いつも通りの朝食を取った後、弟と二人、ダンジョンの中に潜っていた。浅層は抜け道を使って通り過ぎ、中層に入る。 「お前も、行きたいところがあれば行っていいぞ。」 とは言うものの、いつもふらっといたりいなかったりする弟のことだから、言うまでもないだろう。自分としてはいてくれる方がありがたくはあるが… (弟は私の仕事のことは知らない…のに一緒にいる…いないこともある…?) なんとなく奇妙な感じを抱きもするけれど、ダンジョンの中では油断は禁物と、あえて考えないことにした。 そうこうするうちに、ダンジョンでは何者かに、何かにいずれは出くわす。 ヴァンパイア・ロードが交渉を持ちかける。血を提供すれば、貴方を同胞(※解除不可、ご注意ください)とし、強大な力を与えてやると言う。vil (48) 2023/01/06(Fri) 20:43:36 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー[こくりと喉を鳴らした。 この距離に何がいようと、普段なら気にならない筈だ。 だから、この張り裂けそうな胸と止まらない熱は、 先ほどの魔に当てられた結果故、なのだろう。 出入口を目で探す。 ――それは、ルーナの背後にひとつきり*] (49) 2023/01/06(Fri) 20:44:57 |
教会の冒険者 ジェニーは、メモを貼った。 (a17) 2023/01/06(Fri) 20:47:59 |
【人】 貪食 レマーン―かつての話 アナトラと― ――かつて、とある吸血鬼を見かけた事がある。 周囲に生者の気配はなく、グールばかりがたむろしている。 彼女の事は以前から知っていて、血を吸わない吸血鬼だと興味を向けていたのだった。 だが、その結果がこの惨事だ。 「君は何故、彼らの血を吸わなかったんだい? 血を吸われた者が、全てグールになるわけではないのだろう?」 純粋な疑問。 何故、彼女は自分の性質を捻じ曲げるような真似をしたのだろう。 …心がある者であれば今の彼女に質問は憚るのだろうが、僕には良心に苛まれるようなことは無い。 「君は、何の為に自分を抑え込んでいたんだい?」 質問を重ねる。 「彼女が何の為に自己の衝動と戦っていたのか」、悪意からでも、彼女の心を掻き回す為でもなく、純粋な興味から。 生存本能に忠実な僕にはない、彼女の心を知りたかったから。* (50) 2023/01/06(Fri) 20:55:31 |
貪食 レマーンは、メモを貼った。 (a18) 2023/01/06(Fri) 20:57:38 |
【人】 聖断者 クラヴィーア強大な不死者の王が目の前に現れる。 「ヴァンパイア・ロード? なるほどそのあたりのグールよりはよほど気障な見た目をしている… しかし、いずれにせよ不死者、君主(ロード)などと宣うての勘違いも、程が過ぎれば裁かれるのが道理!」 左手に神聖な魔力を込め、目にグラスを嵌める。刹那、目前に太陽のような、鮮烈で暴力的な光の奔流が生まれ、ロードの目を焚く。ドラゴン相手では逃げるしかないが、人狼や吸血鬼の手合いは、最も得意とするところ。 一瞬の隙を突いて、聖別したノコギリ鉈で首を切り落としてしまえば…… しまえば…と思って振りかぶった一撃は、普段よりも随分鈍重だった。 鎖帷子に収まった肥大した乳房は、明らかにいつもの目にも止まらぬ致命の一撃を妨げている。 「……くっ。今のうちに退くぞ!!」 さすがに不意を打たずに倒せる相手ではない。側にいるだろう弟に声をかけ、振り返らずにその場を脱出した。 妙に思うように動かない体に無意識に苛立ちを覚えながら* (51) 2023/01/06(Fri) 21:00:36 |
【人】 聖断者 クラヴィーア「はあはあっ…無事か?」 ごく小型の擬似的な太陽の光に目が焼かれているヴァンパイア・ロードを振り切ったところで、壁に手を付きはあはあとため息をついた。 おかしい。このところ、腕の振りが鈍いし、走ってもすぐに息が切れる。走れば鎖帷子に収まりきらない胸が擦れて痛いし、武器も振りにくく、そらに体のうちが微妙に熱くなる。 「怪我はないか? 少し休もう。くそ、万全なら今のは首を落とせたはずだ…」 弟に視線を向けながら、はあはあと息を荒らげその場に座り込んだ* (52) 2023/01/06(Fri) 21:05:30 |
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