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【人】 未亡人 アールアレフ>ヘイダル秘密抜きシーン。 可愛い子犬が、最近、近くでよく吠える。 どうやら、「願いを叶える」という黄色いバターの言葉に従って、私と戦いたいらしい。 なおこのバター、これがなんと話が出来る。不思議。 「あなたの願いはお金かしら。」 自宅に呼び出し、織物をかけたソファーにかけさせ、小さく縮こまる子犬に問う。 「お金が欲しいなら、あなたの願いがお金で叶うものなのであれば。」 後ろから、小さな両肩に手を置く。赤く長い爪で、首をなぞる。 「私が叶えて差し上げる。 だから、ここは私にお譲りなさい、子犬ちゃん。」 子犬の体が固まる。私は、子犬の首をくすぐりながら、続ける。 「おしえて、あなたの願い。 私があなたの魔神になって、願いを叶えてあげるから。」* (9) sacura 2019/06/14(Fri) 11:25:20 |
【人】 未亡人 アールアレフ嗚呼、震える子犬の可愛らしいこと! 窓を締切った薄暗い部屋でも分かるほどに青ざめた顔! 貧相な肩、冷えきった指先! なんて、なんて可哀想でかわいらしいのかしら! オホホホホホホホホ。 (10) sacura 2019/06/14(Fri) 11:28:57 |
【人】 孤児 ヘイダル■ヘイダルの秘密開示 俺の願いは、 村の外れに逗留中のサーカス団から 銀獅子ゾラフを救い出して"自由"にすること 怪我、してるんだ。 後ろ足を少し引きずっている。 毎昼毎晩火の輪くぐりをさせられて、派手な照明で客席からはそうとは分からないけど、あちらこちらに火傷の跡も痛々しい。 "彼"と出会ったのは、たまたまだった。 盗み目当てで忍び込んだテントの中、彼の身体には全く見合わない小さな檻。 身体全部が白く輝く獅子は神々しいばかりに不思議な毛色をしていたけれど、瞳は昏く沈んでいた。 「すっげー……きれい……」 でもこの檻はあんまりに狭いな、と呟いた俺に、仕方ないさとばかり獅子は尻尾をゆるりと揺らした。 (11) Valkyrie 2019/06/14(Fri) 11:44:12 |
【人】 孤児 ヘイダルこの国で獅子が神格化されていたのは、もう昔の話。 かつては太陽の象徴、盛夏の象徴だった気高き獣が、鞭の合図で吠え、走り、腹を見せて寝転がる様を、俺は忍び込んだ客席の端から唇を噛んで眺めていた。 彼を救い出したいという俺の欲は、独りよがりでしかない、子供じみたものかもしれない。 でもあいつは全然サーカスで大事にされていないんだ。 傷ついてぼろぼろなのに、倒れれば代わりがいるとばかりな粗末な扱いを受けている。 我慢できずに数日後、あの獅子を引き取りたいと申し出てみれば、サーカスの団長には鼻先であしらわれた。 金貨200枚持って来ればいつでもくれてやる、だってさ。 (12) Valkyrie 2019/06/14(Fri) 11:44:47 |
【人】 孤児 ヘイダルわかってる。 金貨200枚集めたところで、今、この街で彼を保護できるだけの環境なんて俺には用意できない。 生まれ故郷に連れて行くのには、また更なる金と労力が必要だ。 連れて行けたところで、あの目立つ見目のゾラフが今更自然界で暮らせる見込みは薄い。 ぜんぶ、わかってる。 大体、何が彼にとって一番の幸福なのかも、俺にはわからない。 でも、"夜明け"の名を冠する百獣の王を、このままにしてはおけなかった。 今更、見て見ない振りをするなんてことは、できなかった。 多少の無茶を重ねて金貨50枚までは貯めた。 でも、もう時間が無い。 5日後には逗留を終え、サーカスは次の街に行ってしまう。 (13) Valkyrie 2019/06/14(Fri) 11:45:45 |
【人】 孤児 ヘイダル「────俺が欲しいのは"ゾラフが望む自由"だ」 金は必要。 でも、金があるだけじゃどうにもならない。 聞いてきたからには「それは無理」とか言わねーでくれよな?* (14) Valkyrie 2019/06/14(Fri) 11:46:13 |
【人】 未亡人 アールアレフ宣言忘れていたわ……オホホ(誤魔化し) 私の願いは永遠の若さと美しさ。 花の名を持つ私が少しずつ老いて、萎れていくのが我慢できない。 みずみずしい肢体を取り戻した上で、永遠の若さを手に入れたい。 (15) sacura 2019/06/14(Fri) 17:53:54 |
【人】 未亡人 アールアレフね、この願いは、魔神の力でもなければ叶わないでしょう? 悪魔に魂を売ることも、思いとどまってよかった。 私は永遠の若さを手に入れるわ。 子犬ちゃんは申し訳ないけれど、金貨と獅子が過ごせる土地で手を打ってくれるわね? (16) sacura 2019/06/14(Fri) 18:03:14 |
【人】 未亡人 アールアレフ>ハーレフへの投げかけ 「あなたは長い時を生きているそうね?」 私の家の、応接間。子犬が座っていたところにちょこんと魔神、を名乗る少女が座っている。 魔神。願いを叶える。 御伽噺のなかのはなしだとおもっていたが、現に私の前には話して動くバターが現れて、嘘のように美しい少女も、昨日まで見た事もないような美しい少女も現れて。 若く、美しい少女が。 (17) sacura 2019/06/14(Fri) 18:17:00 |
【人】 未亡人 アールアレフこの感情が美しくないこともわかっている。 けれど、若さに執着する私には、なんて眩しく妬ましいくらいみずみずしい体。 「ねぇ、あなたはなんなの?魔神とは、なんなの?」 務めて冷静に問う。 私は貴女なんてどうでもいい。でもあなたの若さの秘密は、狂おしいほどに気になるのよ。* (19) sacura 2019/06/14(Fri) 18:20:04 |
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