人狼物語 三日月国


7 【R18】鈴蘭の村:外伝6〜カフェリコリス〜【RP半再演ペア】

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( 感情を露わにするような怒鳴り声なんて
  向けられたことは一度もなかったものだから
  知らない皇帝様の前の貴方の表情だって
  そっちから言い出さなきゃあ気づかないんだけれど

     英雄だって、元は人間なんだから
     そんなに気負うことはないんじゃない?

                 …………それに、 )


 


  好きなところは、

  面倒見が良くて、世話焼きなところ。
  誰にでも平等に優しいところ。

  自分の思う正しさを、真っ直ぐに貫けるところ。
  見かけによらず熱血漢で、頼もしいところ。

  きちんと話を聞いてくれるところ。
  努力してきたからこそ、人の努力も認められるところ。

  余裕があるように見せて、子どもっぽいところ。
  強がりで、見栄っ張りで、プライドが高くて。
  それでいて脆くて、弱いところ。

  笑った顔も拗ねた顔も、可愛らしいところ。


[プールでの水も滴る妖艶な笑みも、
ステーキ肉を差し出した時のような少年みたいな笑みも、

――愛おしい。

そして、]



  ……こうして触れて、
  触れられることを心地好く思ったから。


  ……君は?


[握られた手を握り返し、もう片方の手もその上に添えて、彼を見上げた。
満天の星々や月が霞んでしまうくらいの、鮮やかなブルーサファイアを真っ直ぐに見つめて。

月が太陽に照らされなければ輝けないように、
  僕は君と居ることで
   一人では決して得られなかった様々な感情を得た。


同じように僕も、君に寄り添って
君の力となれるなら、こんなにも嬉しいことはない。

温かい両掌で頬を覆われれば、告白を受けた日のことを思い出す。添えられた掌に掌を重ねて、甘い口付けに身を委ねた。]

[手放すつもりなど最初からないのだから、
神様の御利益にあやかる必要なんて、本当はないのかもしれないけれど。
ひとつひとつの行動が二人だけの思い出になるから、縁結びの鐘も鳴らしておこうか。]


  ヴィク。

  ――君はずっと僕の特別で、
  一番大切なひとですよ。

  愛しています。


[観光客の足が落ち着いた、月と星々のみが見守る十字架の前で。
共に鐘を鳴らして、君の手を取って。
手の甲に口付けて、改めて誓う。

絶対に、君を手放すことはしないと。

眼下に広がる煌びやかな夜景も、君の前では霞んでしまう。
そろそろ部屋に戻りましょうかと声を掛けて、しっかりと繋ぎ直した君の手を引いた。]**



         
貴方

   ……だって、英雄がいなきゃ、
     
“私たち”

     あの世界は生きていけないんだもん。


 




( セレス達だって、滅ばないよ。
  “貴方”が信じる限り、此処にあり続けるよ。 )



 


[うまく膨らませられなかった、飛ばせなかったジェット風船を片手に]


 …もしかしてまだ酔ってます?


[そういえば球場で結構飲んでいた
勢いで、よくわからないが撫でられた気がするし、酔いは人を変えるんだなぁと冷めた目で見る
大丈夫大丈夫。未成年なのはわかってるし成人してもきっとそんなにお酒はのまない。目の前の大人を見つつこっそり心の中で決めた

This is プロ野球ってなんのことなんだろう…と少々呆れ気味に呟いて
歩いていく途中で近くの自販機を見つけ、水を買って押し付けた]
 


[野球道具は一応ホテルに取りに戻った。バットはいつもの。ボールは持ち運びできる5球セットのものだ。新しく買っても良かったが、球場で使ったお金を考えるとこれ以上の出費は惜しい

地図を確認して見つけた広めの公園
暗いこともあってかもう誰も居ない
これならボールを遠くまで飛ばしても、誰も文句を言ったりしないだろう]


 引っ張って

 引っ張って………?
 え、何を引っ張るんですか?バット?それとも腕?


[引っ張り打ち
言葉は聞いたことはあるような気はしたが、ラッセルはその詳しい意味を知らなかった
今までに話に出た時があったなら、「引っ張り?ああアレね。うどんでしょ。美味しいよね」という顔をして誤魔化していただろう]
 


[ストレッチを済ませてから始まったのは
普段の練習よりも激しい、文字通りの特訓だった
とにかくバットを振り込んだり
ボールを打つタイミング諸々について指導してもらったり
トスされたボールをひたすら打ったり
……持ってきたボールは少ないので、暗闇の中草むら掻き分けてボールを拾いに行ったり

時計を見る間もなく続き
何分何時間続けたか分からなくなってきた辺りで
これだ!…と思えるものに近い瞬間が訪れた]


 セスキャプテン
 もう一度ボール投げてもらって良いですか!


[声をかけて再チャレンジ
今度こそ、今度こそ…と思ってもまだしっくりこない]
 


[手元にある最後のボール
また拾いに行けば良い…それは確かにそうだけど
私としてはこの一球で決めたかった]


 キャプテン、いきますよー!


[近くが住宅地なら近所迷惑で訴えられるだろうぐらい
声を張り上げて気合いを込めて合図を出す

ゆっくり上げられたトスを、思いっきり叩く
大きく右方向へ飛んで行ったボールは、夜闇に吸い込まれていった

この後、このボールを2人で探しに行ったけど、どこにも見つからなかった
この辺に池があるらしいから…そこに落ちたのかもね。なんて
]*
 

[意識はとうに落ちているだろうその体。

乗っ取られた、―――というよりかは、
どちらかといえば一時的な侵食だろうか。

・・
中身が異なれば、どうやら浮かべる表情も違うらしい
…と断然いらない知識を得つつも
じりじりと焼き焦がして侵していく。
――それでも、向こうにはかなわない。


我慢大会、…といったわりには
己の分の悪さには笑えはせずとも。

無理やり口角をあげて余裕を保つことなど、朝飯前だ]


 おうおう、言ってろ神様風情が

 世界の仕組みだがなんだか知らないけどな、
 俺は一番"そういう"のがむかつくんだよ


[じりじりと侵す力は弱めずとも、
…このまま我慢比べを続けていたら
こちらが根負けすることは確実だろう。

血を吐いて倒れる―――とは言わずとも、
この身が燃えて灰になることぐらいは想像がつく]

[だからこそ、引きはがす術を探そうとして。
少女の目を閉じた、瞬間]

[突き刺された槍ごと
少女の体躯をそのまま己の方へ引き寄せる。

ずるり、―――と。
槍が身を貫通させる"痛み"よりも
存在の揺らめぎを感じてしまうが、
それは悪魔だからといっておこう。]

[そうして、引き寄せることがかなったならば。
そのまま、心の臓めがけて悪魔は"手を伸ばす"]

[伸ばした手は、少女が抵抗しない限りはそのまま心臓を突き破ることだろう。

それが幸いなのかどうなのか、まったくわかりはしないが。
問題なのはそのあとで。

―――ひとまず、そうだなあ。
突き破れたならば。手早く"契約の呪文"でもつぶやいておこうか]


[ さあ、"運試し"だ** ]

― 少し未来の、はなし ―


[嫉妬は嬉しいものだ。だが
蟹に対して嫉妬とは何故なりや?

大体別世界のランサーのせいなのだが
そのあたりに関しては記憶も何もないので
私にとってはどうして彼がそのように
ご乱心するかもわからない

動物でもなく、甲殻類に対して
寝取られるとは何ぞや。私はそこまで
特殊な性癖はしていないはずであるし
君に不安を抱かせるようにあちこちに
色目を使っているわけでも、ないのだが

それにしてもなぜ蟹。蟹にそこまで
敵愾心露にするのか。割とかわいい目をしていると思うのだが
昔海や沢で遊んだときに見かけた蟹
そういったのを思い出して、連れ帰っただけなのだが

何故それに愛を囁かねばならぬのだろう
どうしてそのような思考に至ったのか
――私の愛を伝える努力の不足か、となったわけだ
それは置いておいて]

[流石に連れ帰ったペットを雑炊にされるのは
たまらないわけである
何故、どうして。それをいったん落ち着かせて聞いた後

告げられた一言に真顔になっても仕方ないだろう]


 ……君は私を、何だとおもっているのかね。


[あたまがいたい。私は蟹に
欲情する男と思われていたのか。心外だ

でもまぁ。大体君の夢の中の私のせいなのだが
そこまで私がわかるわけでも、ないのだった

それはともかくとして
失言大魔王の君は、まさかの蟹が君の代わりになると
その様なことを私に告げる

そうかそうか
そんなに私には信用がないのか?

よろしい、ならば教えてあげよう
と、決意した私はそりゃもういい笑顔であったとか]

― 未来のやらかし ―

[ 確かにそうだよな!
 普通に考えたら
カニに寝取られる
とか
 まず考えねーわ!!

 そう、あの時とは何もかも違う
 違うのに、また彼が己の前から消えてしまうのではと
 幸せの最中にいたからこそ、焦燥感から
 あり得ない行動に出てしまったのだ


 シロさんに何の落ち度もないからこそ、
 これは全面的にオレが悪い


 ――悪いけどさ
 ]

ー やらかしの原因は未だ罪を知らず −

[しかし、どうして蟹に寝取られるという
考えに、なったのやら
ついぞわからない私は、何度も首をかしげるわけだ

でも、少しだけ不安はわかる
幸せだ。今が幸せだ
しあわせすぎて、それが現実味を帯びず
しあわせだからこそ、崩れるのが怖かった

その不安を君が感じているのだろうか
……でも浮気相手として心配する相手として
蟹はないと、思うんだ、うん]

[悪魔の見解は正しかった。


    
 
一時的な侵蝕


フリーレが弱り果てていたときを狙って現出した。
灼く尽くそうとはせぬだろうという心算で。

ただ無表情で見据えるのみ。

心理戦など意志ありながら意志もたぬ
この世界の摂理を具現化したものには無意味だろう。

”そういう”のが────と、悪態のごとき吐かれて尚

    己の優位を悟っていたがゆえに揺れず
    内から反撥する”少女”を知覚するのが遅れた。]

[貫通していた槍ごと引き寄せられる時も
未だ”フリーレ”意識は浮上していなかった。

魂の繋がりから
感じ取るゆらり、揺らめく陽炎のごとき。


引き寄せられた手は、獰猛な牙のごとく
身体を貫かんとした時に
────意識に纏わり付いていた鎖のごとき封じを弾いた。
]


       
シリウスッ!
 
《 やめろ! 》


[真名を叫んだ。
─名を掴まれれば悪魔が従属することなど知らなかったが。

多少なり威力が落ちただろう、見逃さずに軌道を反らして抉られた腕部分

痛みに顔を顰めて、間近の悪魔を睨み付ける。]


   
いっ…痛い!!

    このバカ悪魔殺す気か!?
  
 いや、殺す気だっただろうけどさ!!



   
却下!
 
前言撤回!
 
無し!!


[胸倉を掴む。
抉られた腕は痛むが素早く凍らせて失血だけは防いだ。
怪我の処置は後回しだ。


    
今、はっきりわかったことがある。
]


  
 
…………………〜〜〜〜〜〜〜〜……ッ



[自分が辛くて辛くて苦しかったことを
知らずに押し付けた。

  
クシード。

      
親代わりだったあなた。


  
どうしてあんなことを願ったのか
  今ならあなたの気持ちがわかるよ。


だけどそれ以上に、──────。
 ]


    ……ごめん。

[その場に座り込んで、ぼそっと呟く。]


  下らないことに、こだわるのはやめた。
  例え人間じゃなくなったって……

     
ぼくは
       ぼくがぼくであればいいや。


[この悪魔の──ロキの決死の想いを掬い上げて
ようやく、この暗い最中で見つけた。

  人間でなければ、見放されるんじゃないかって
  寂しがり屋の15の少女のまま

      
り固まっていただけだって気づいた。]


 
────…一緒に生きたい。


[望んでしまえば
互いのすべてが壊れてしまいそうで
怖かった。


だって互いに確かなものなんて何もない。
─魂が繋がっていようと分かち合えないものがあるように


この悪魔に対するものなんて

 共にいて誰より自分を曝け出せる
 それだけで、充分だろう? ]

― カニ事件から更に数日 ―

[ 茜色のあんちくしょうは、無事特別性の水槽で
 飼われることとなった。

 シロさんが取られることはないと理解してはいるものの
 未だちょっと苦手意識あるオレである

 ――そんなオレはというと ]



  う〜〜………


[ ぐりぐりぐり

 自室にてシロさんの背を頭でぐりぐりしていた
 どういうことかと問われれば、「…何となく」と答えるだろう


 あの日から、どうももやもやが止まらない
 シロさんに身も心も全力で示されて不安は無い筈なのに

 ――今までずっと幸せだったから
 ああして一滴でも落とされた水が、波紋のように
 心に広がっているのだろう。

 自分でもわからぬまま、ぐりぐりぐり *]

― 蟹事件から数日たって ―

 よしよし、可愛い子じゃの。


[割と世話焼き気質な面もある私は
水槽のクガニ(♀)に餌をやっていた

♀だと知ったのは、マスターを同じくする鶴姫に
雄雌の見分け方を教えてもらったからだ

……♀なのに、男の名前つけちゃった
すまない、クガニ
だがまぁ可愛いからいいか。と思う私の
ねぇみんぐせんすに突っ込んでは、いけない]

[それは兎も角]

[餌をやったあと、日課の本を読んでいたところ
背に当たる君の頭の感触

ぐりぐりする様子は何とも可愛らしく

されど、どこか子供が袖引くような
そんな危うさも感じるようで―― ]


(どうした、ときいても
 なんとなくと、返される

 正面から、ではなく
 後ろからずっと、であり
 
 まるでそこにあるかを、確かめるようであり)

[ぱたん、と本を閉じて
苦笑めいた様子で、君の方へとかんばせを向ける

少しだけ、腕を広げて]

 




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