7 【R18】鈴蘭の村:外伝6〜カフェリコリス〜【RP半再演ペア】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
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森に帰るのかな。
それともあの人が死んじゃったら、
きみも死んじゃったりする……?
[ 借りた上着を脱いで皴を伸ばし、
衣装掛けに吊るして選んだ夜着は一番シンプルなもの。
バスローブも脱ぎ捨て夜着に袖を通して、
それでも未だ夜の空気は冷たくて小さく震えながら]
おいで。名前を、あげる。
終わりまでの間だけだけど、きみの名はね……
[ 柔らかな寝台へ滑り込む。
燭台の灯はつけたままベッドの隅に寄って、
狼を空いた場所へと誘って、その首に腕を巻き付けて。
毛皮に顔を埋めて無防備に瞼を閉じた。
人ではない気配も、鋭い牙も恐れないどころか、
その感触に安堵の息を漏らし、稚くくすくす笑う ]
[私の愛は献身に似ている
自分よりも相手が幸せであればいいと
唯、ただ思って。触れたいのに触れられず
いとおしいのに、それを伝えるのに時間を要して
心を殺すことも慣れているので
そこを気にする必要など、なかったのに
公平さ、なんて求めていなかった
ただ。君が何時か手を伸ばしてくれる日が来ればよい
そんな風に思いながらも、触れることだけでも
許してほしいと思って、いた
だから多分。私の中の獣は飢えていた
悟られたくなくて抑圧するほどに、強く強く
君を求める様になっていて
嗚、自分の心なのにままならぬ]
[だからこそ、最後の一押しにあっけなく
獣を押さえつける楔は弾け飛んだのだ
寝ぼけ眼だったが、言質は取ったと言わんばかりに
歓喜に震える慾が、ある
―――それでも大事にしたいのだ、と
思う理性が、ある
どちらもが、私で
どちらもが、わしだ
その2つは今。君だけを見ている
腕の中に囲い込んだ君だけを]
(その胸の内はいかばかりなりや
彼の中の萌芽を未だ、知らぬ私は
思い巡らせる、瞬のこと)
[暗闇の中、焼けた肌をはっきり視認できる程に
目が慣れた時に、見る一等可愛い破壊力の笑顔よ
正直ぐっと、くる
などとは胸の内に留めてはいるが
触れて、踏み込むを許されたことで
唇は、手は。君を暴くをもう、躊躇うことはなく]
なんだ。知らぬのか?
男でもここは、愛撫すれば感じる者もいるらしい。
尻の穴でもだとか。借りた小説に書いてあったぞ。
[尚、女相手にしたことはあるが
男相手は君が初めてなので、多少焦らすのも許してほしい
膨らんでくれば、吸って舐めて転がすこともできようかと
考えながら、片方を執拗に愛撫すれば、
声を抑える、様子が目に留まる]
声を出しても。良いのだぞ。
耐える方がずっと……
[ぐ、と尖って芯を持ってきた胸の先端を潰す
甘い疼きを、もたらす様に
或いは仄かな快楽をより自覚させ焦らすように]
—――苦しかろう?
[と囁きつつ、目を細めるのだ]
そりゃあ、恥ずかしかろうて。
生まれたままの姿を晒し、
女の味も知らぬまま、私に
……男に喰われることに、なるのだから
[こんなに立派な摩羅をしておるというのにな。と
下履き越しのそれを撫でれば、熱を持ち始めたそれに
うっそりと、口元を緩ませる
――おや、なんとも初心な反応だ。
悲鳴もまた、甘露のようだとばかりに
楽し気にその様子を眺めていたのだが
ただ、そうだな
そんな風に素直にいじらしい反応をされれば
意地悪をして、快楽で溶かして
私に依存してしまうようになれば、なんて
浅ましい独占欲も、鳴りを潜めて
小さく、笑みもこぼれてしまうものだ]
[広げた手。抱き着いてしまえば
先生から甘えたになってしまうだろうから
その広げた手を1つとり、甲に口づけを落として]
—―快楽、教授し一等、君を気持ちよくさせよう。
任せよ。クガネ。
[告げれば、布ごしに無造作に摩っていたそれを、
下履きを下ろして外気に晒させる
嗚、それも一瞬だ
包み込むは己の掌。同じ男同士なのだ。
感じる部分は似たようなものだろう、と
君よりは冷たいかもしれないが、人肌の温かさは持つ手にて
それをしごくように、擦りあげる
裏筋、蟻の門渡、鈴口、雁の裏
さて、君の良い所はどこであろう
君の分身を愛撫する中で見つけたならば、
それが固くなり、脈打つまでは。念入りに掌にて責めたてようか*]
クー、とかどうかな。
ぼくが唯一、触っても逃げなかった犬とおんなじ。
[ 牧羊犬と一緒にされては狼も堪らないだろうけれど、
過去で唯一の癒しだった存在と重ねて瞼を閉じて ]
クーが喋れたらよかったのに。
そうしたら、もっとあの人のこと知れたかな。
ぼくが、殺す勇気を持てるくらいまで。
[ 湯に溶かした薔薇の香を漂わせ、
狼の毛皮に顔を埋めて瞼を鎖し溢れる何かを堪えながら。
眠れそうにもない夜を、取り留めのない会話が続く。
不安を少しずつ埋めるかのように。
過去を遡り語る独白は殆どが傷痕でしかないけれど、
少しだけ救いがあるとしたら同じ生贄の子たちとの交流で。
狼の呼気が寝息と重なるのは陽が月を熔かす夜明け前。
変わり者の子供の話に到ろうとして、眠りに落ちた ]*
[ 慾とは、抑えれば抑える程に
声上げ暴れまわるものだと知ったのは
己とてつい最近のことだった。
常の己は頭で思った時にはすぐに動いてしまうような
単純さが売りである故、溜まることもなかった筈で。
ただ、"愛"に振り回され悶々とした数日間で
此処まで変わってしまうとどうして想像できようか。
――願うなら、貴方の想うがままに
慾のままこの身を堕としてくれるというのなら
オレは喜んでこの手を引かれよう。
その先が虚無ではないと己は知っている。
慾に身浸すことは、生きてることの証左にも
なるだろう、から
]
尻って……痛いだけじゃないのか、それ
[ 男色に関して知らない訳ではない
職員が見せてくれたやたら薄い本などもそうだし、
そもそもギリシア神話主神が男女構わず襲うような
節操なしでもあった訳で。
――ただ、実際に男同士の性行為に"そこ"が使われるとして
本当にそんなことがあるのか?と疑問視もしてしまうのだ
そんな、僅かに首をもたげた疑問も
胸を嬲る手によって霧散してしまったが ]
だっ、て、きもちわりぃし……っあ!
[ 低く、どう聞いても女の子と比べものにならぬ声で喘ぐのも
おかしな話で(プライドも勿論ある)
そうして必死に我慢しようとしても
耳元で囁かれると同時に潰されれば
抑えきれない嬌声も漏れ出てしまう
――その小さな戯れだって
無意識に股をもぞもぞ動かしてしまうくらいに
己の身をじわりと焼いてゆく ]
[ 恥ずかしくしたのはシロさんだろ!と
普段のノリなら言えていたのだが。
全身弄ばれ、機敏になった身体は
優しく撫でられただけで理性を容易く揺さぶる程の
衝撃となる
――嗚呼、でも一つだけ ]
は、あっ……
オレは、たしかに女との交わりなんてしたことないけど……っ
別に良いだろっ、オレが、そういうのするのは
これから先も、シロさんとだけ……
だし……
[ 己にとって至って当たり前の事実だ。
元より、生まれて最初に恋をしたのが貴方で
こうして魂の多くを占めた今となっては
他の人に恋することなど―――少しも考えられない
――我慢せず、どろどろに落としてくれても良いのに
こんな時まで優しくオレを想ってくれる貴方だからこそ
抱いてほしいと思うのだ。
……世界中何処を探しても
貴方に敵う人なんていやしない。
]
[ 手甲に落とされた接吻が、御伽噺の王子のようで
また少し、恥ずかしくもなる
でも、今度は目をそらさない
もたらされる甘露の味を想えば
全身を甘い痺れが走った。
下履きを完全にはぎ取られ、それが外気に晒される
そのすーすーする感覚に身じろぎする間もなく ]
っあ……!
[ 突如包み込んだ熱い掌にびくんと身体が撥ねた
一体何を、などと混乱したのは一瞬
優しく包み込むその手は、緩慢な動きでありながら
確実に慾を高める為だけに
己の中心を責め立てあげる ]
んっ、そこ、なんかへんになる……っ
[ 大きな声を出さぬように片手を口に当てて
片目を逸らし、快楽から逃れようとする
ただ、彼が触れてくるどの場所も
苛烈に己の欲を燃え上がらせるもので
――良い所なんて、全部としか言いようがない
他者に、愛する者に大事な場所へと触れられことが
こんなにも気持ちが良いなんて、知らなかったから
緩やかに芯を得、屹立していく己自身と
全身に走る甘やかな痺れ、脳の髄まで可笑しくなりそうだ ]
し、シロさん!やだっ
一回やめ、っあ。これ以上は、むり……!
[ やがて、完全に硬くなったそれを前に
これ以上は決壊してしまうと、子どものように
いやいや顔を振りながら、水を湛えた隻眼で
彼に懇願の眼差しを向けた。が
――それは、獣の前では悪手でしかない
*]
[ 陽に透ける金の髪。
生贄の意味も知らない子供の目の前で、
柔らかな髪を風にそよがせて微睡む誰か。
眩くて、遠い、鈴音を知っていた。
誰もが厭った異色の瞳で見ても、
ただ笑うだけだった変わり者の子供。
売られた時から捧げられるためだけに生かされて、
順番をただ待つ子供の中ではただひとりだけ、
陽のように暖かく、眩かった誰かの夢を ]
[ けれど、もう。
迂遠にするのは、ここらが
潮時
]
……ああ、でも。
[ 夢だと知るふわふわした感覚の中、
眩い誰かは唇を動かして己の記憶を刺激する。
彼女がおかしそうに綴った言葉を艶やかに。
何故か忘れるべきだと塗り潰していた思い出を鮮烈に。
“ わたしたち おんなじね ”
何が、同じだったのだろう。
祝福されたかのような暖かい髪の色。
空を映す瞳を持つ彼女が順番を迎える日に、
届かないと知りながら手を伸ばし聞いたことがあった。
笑い方を――心の動かし方を。
周りの全てから気味悪がられてひとりきりの子供に、
悪戯げに同じだといった、その真の意味を ]
[ ―――彼女の答えは聞けなかった。
自ら探せと言い残し、
順番を迎えた彼女が消えたあとはまたひとりきり。
名か、境遇か、それとも他の何かだったのか、
存在感だけが残ってその幻想は夢で語りかけてくる ]
[我慢して、我慢して―――我慢しきれず手を伸ばしてしまう程
嗚、とても、魅力的だ
君が絶望を抱いて死ぬことに心的外傷を、私が抱くならば
君の心的外傷は神話通りであるならば
容姿なので、あろうか
だったら、それごとひっくるめて、喰らうてやりたい
清廉な君を、欲深き己のところまで
引きずり落してしまいたい
三千世界の鴉を殺しても、未だ足りぬほどに
君との夜を、長々と紡いでしまいたい
恋が人を盲目にするというのなら
慾は抑えるほどに、燃え広がってゆくのだろう
君も願わくばその慾を知ってくれ
できれば、私に抱いて呉れないか
浅ましく願いながら、君に触れる]
小説のひろいん?はとても
気持ち良いというて、おったがな?
どうも前立腺とやらを、責め立てれば
とても気持ちよく、なるのだとか
そうでなくば、戦国で衆道は流行すまいて。
試してみる価値は、あろう?
[残念ながら薄い本に関しての知識もないし
男女構わずとっかえひっかえする希臘出身でもない
とはいえ、男同士であるがゆえに
何処を責めれば気持ちよくなれるのか、位は
何となしにわかるものだ
或いは、女体を知っているからこそ
男であっても、ここを触れれば喜ぶのではないか、と
考え、実行することもまた可であるのだ]
気持ち悪い、にしては
随分と気持ちよさそうな、声で鳴いているでは、ないか。
我慢せぬでも、よいぞ?
[我慢しても色気が増すばかりよと
内心で呟き、胸の飾りがぷっくりと
形作られ、生娘の様に膨らむまで
執拗に弄べば、漏れ出る声を楽しんで
散々片方をいたぶった後、君の雄へと手を伸ばしかけ
――――のばしかけ
揶揄への返答を、聞くのだ]
そうさな、ほかの者となど
させは、せぬよ。
[これでも私とて、人並みに。嫉妬もする
独占欲を振りかざすつもりはないが
そう私に宣言する、気概があるというのなら
それに乗って、固く約を契らせてしまおうか]
お前を暴くのは、私だけでありたいから。
[その体の奥まで触れるのも
お前の雄を弄び、このような色匂わす姿を見るのも
でなくば、きっと胸を焼くのだ
焼いて焼いて、清姫やら八百屋のお七の気持ちを
理解して、しまうのであろう
大事だから大切にして
君の気持だけを優先したいというのに
抑えきれぬ、浅ましい己は
君の言葉に歓喜して
手を伸ばすのだ]
[喘ぐ姿を眺めながら、圧や速度を変えて
君の雄を弄ぶ指が、鈴口を押えて、抉って
竿を掌が擦り上げるなら、
彼から甘い声の蜜が滴り、余裕が剥がれ落ちてゆくのがわかる
だが、それは戴けぬよ?]
我慢するな、クガネ。
変になってよいでは、ないか。
それが、気持ち良いという、ものだよ。
[口に当てる、悪戯な片手
快楽から逃れようとする様がどうにも
愛らしく、悪戯心を刺激する
好いた相手を褥に押し倒し、急所を晒すさまを
じっくり眺めて、己の手の中で乱れてくれるのだ
私も男だ。喜びを抱かぬはずが、なかろうて
緩やかに昂ってゆくのがつぶさにわかるからこそ
余計に]
[ようやく口を開いたと思えば、
静止の声に惑いて、愛撫は止まる
懇願めいた涙の声に、ここで止めても
……と、言いかけて。これが心的外傷になって
二度と触れられぬのは、と葛藤する。
――それに、どうもここで終るのは
非常にとても。私の身にも苦痛ではあった
この痴態でお預けは、非常に苦しく
慾を解き放った獣の前では、
その姿はまさに、煽るものでしかない]
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