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【人】 厨房担当 ゲイザー( ……本当は、あいつへの恋心は、 消しちゃいたいん、だけどな。 ) [抱えているものをつい正直に零してしまう癖はあれど――。 この望みに関しては、努めて意識して、速崎は黙っておくことにした。 友達になってくれたあいつではない、 自分への「いつか」を期待させてしまうかもしれない言葉は、出さない。今のこの「恋」が、自分が死ぬまでに消えてくれる保証はない。 そして、自分の中に葉月への「恋」は無い。 そう思えばなおのこと、無責任な期待など抱かせてはいけない、と。] (414) 2023/03/08(Wed) 19:28:48 |
【人】 厨房担当 ゲイザー……とまあ、そうお断りした上で。 こんな私でも好きになってくれて―― って言ったらハヅキんにも、テンちゃんにも 失礼になっちゃうから、訂正。 女の子とか男の子とか、パイ焼きとかじゃなく、 ちゃんと、ひとりの人間としてのゲイザーを 好きになってくれて、ありがとう、ハヅキん。 私は、あなたに好きになって貰えたことを、 心から、とても、誇りに思います。 [葉月の目に目を合わせたまま、ちゃん屈託なく笑った。] (415) 2023/03/08(Wed) 19:29:29 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[オーダーの件が気に掛かったこともあり、一旦ここで話を終えようとしたのだが] それと……そうだ。 この前出迎えてくれた時に言いそびれちゃったから、 ちゃんと今、伝えたいんだ。 [あの日>>148>>149>>150に言うことも考えてはいたが、当時の自分の迷いだけでなく、あまりにも美味しそうにシェパーズパイを食べて貰ったことで、伝えるタイミングを見失ってしまっていたこと。] 私がお店飛び出していった時、 ハヅキんが追いかけてくれて、声かけてくれたから。 私はあの時、ちゃんと足を動かして進むことができた。 ……本気で急いでたのに、動けなかったんだよ、あの時。 [背を摩って貰ったとか、肩を抱いて貰ったとかがあった訳ではない。それでも後を追って言葉だけでも届けてくれたことに救われたのだ、と。] (416) 2023/03/08(Wed) 19:30:44 |
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。 (a69) 2023/03/08(Wed) 19:55:50 |
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。 (a70) 2023/03/08(Wed) 19:56:16 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[とにかく肉、 肉 、肉 ――といくなら、折角丸鶏があるのだしローストチキン……とも一瞬考えもしたが(丁度葉月が美澄にオーダーしてはいる>>308>>311)。速崎はこれまでのサボりを鑑みて、焼き時間の長いそれを採用しなかった。 スタッフィングにレモンを丸々一個(ただし縦切りにして)ぶち込む図までは脳裏に過っていたのだが――それは別の機会に。 予め丸鶏をバラして分けられていた鶏むね肉から皮を取り。 塩、生姜、ローリエと共に鍋に入れ、幾らか沸騰させてから火を消し、鍋で蓋をして暫く放置。 レンジで蒸せば時短にはなるけれど、ここはじっくりと全体に熱が通るやり方でいく。大丈夫だ、ローストチキンに比べれば大したことはない。] (442) 2023/03/08(Wed) 21:33:16 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[鶏むねに熱が通り切るまでの間、和える具材を用意しておく。 まずはアーモンド。スライス済みのそれをフライパンで炒る。 それからセロリ(かなり前にオススメ食材として掲示されていたが、今回用いるのは最近仕入れたものだ)の筋を取り、茎を薄切りに、葉を粗くみじん切りにしていく。 あと用意していくのはマヨネーズ、ヨーグルト、カレーペースト、アプリコットジャム……] 鶏むねってさ、モモとかに比べると 固いとかなんとかで避けられがちだけど。 ちゃんと疲れを癒してくれるのも、鶏むねなんだよね。 [熱が通るのを待つ間、なんとはなしに、小声でそう呟きながら。] (443) 2023/03/08(Wed) 21:36:11 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[十分に熱が通ったところで鍋から引き上げた鶏むね肉を、粗熱を取った後に手で裂いていく。 切るのではなく、繊維に添う形で、 裂く 。勿論、食べやすくなる程度の大きさになるようにして。 それからボウルに、先程用意したマヨネーズとヨーグルト、カレーペースト、アプリコットジャムを。 塩、胡椒とレモン果汁で風味を整えてから、ボウルの中身全体を混ぜていく。 こうしてまずボウルの中に作られるのは、少し甘みのあるまろやかなカレーソース。 このカレーソースに、裂いた鶏むねを、薄切りにしたセロリの茎を、さらに乾煎りしたアーモンドスライスも投入して、再び混ぜ合わせる。 こうしてカレーソースとセロリ、歯ごたえのある食感のアーモンドを纏わせたチキンの出来上がり。 ちなみに材料の全体の割合としては、鶏肉が少し多めだ。 皿に盛り付けてから、最後に、粗みじんにされたセロリの葉を散らしていく。 今回用いた皿は、料理が載る表面は白の無地、テーブルに面する裏側はミモザイエロー。] (444) 2023/03/08(Wed) 21:37:26 |
【人】 厨房担当 ゲイザークリリン、お待たせ〜、かな。 ……うん、本当にお待たせ、だ。 [そのオーダー>>141自体は、もう大分前に、ひどく大分前に耳にした気がする。 そこからここまでの間に辿り着いた肉料理。 手で裂かれたチキンに、ヨーグルトとマヨネーズを混ぜたカレーソースが纏われている様が、少し不格好に見えるかもしれない――けれども、そういう料理だ。] こちら、コロネーション・チキン。 戴冠式、って名前はついてるけど―― なんでもない日にだって、十分食べたいやつ。 ひとりで食べても、シェアして食べても どっちでも、美味しくいけるやつだよ。 [この皿にただチキンだけを供するのも少し寂しい気がして。 端的に言ってしまえば「カレーマヨチキン」になる料理>>442>>443>>444の傍には、緑のクレソンも彩りに添られている。] (447) 2023/03/08(Wed) 21:57:25 |
【人】 厨房担当 ゲイザー― ところで、こんなこともあった ― [ブロッコリーの香草焼き、コロネーション・チキンを手掛けていた間のこと。 こちらの作業の際に隣で手を貸してくれた瑞野>>112から、あのお土産のことをぽつりと伝えられた。 それだけなら、「ぜひぜひ〜」というゲイザーの笑顔だけがそこにはあったのだが] うん、……実家? そうだねー、みんな普通に元気だったよ。 おかーさんは、まあ大分?持ち直してたし。 おばーちゃんは、まだ堪えてるとこあったけど。 あとの人たちはまーまー、平常運転って感じだ。 [言葉を額面通りに受け取り、率直に「実家」そのものことを、淡々と答え――結果として、人の死を経た家族の経過を話すことにもなった。 あまりにも淡々と答えすぎていて、大分前提情報の足りない個人の話題になってしまっていたかもしれないが。] (461) 2023/03/08(Wed) 22:29:55 |
【人】 厨房担当 ゲイザー今はもう、クリリンとのことはケリついたから、 そこはもう、心配しないでいいよ。 ……マシロとは、まだ、何にも話せてないけど。 [あの夜以外、速崎は何故か大咲と顔を合わせていない。 彼女にちゃんと会って話をしたい、という意思はちゃんと自覚していたから――おそらくこれは速崎が無意識に避けているのではなく、完全に偶然のすれ違い、の可能性すらあり得るものだろう。] あ、でも、ナギーが変に気回したりとか しなくていいから! 私があの子を傷つけた……かもしれない、こと。 それはちゃんと、自分で話つけてくるよ。 [だから心配しないで、とばかりに屈託なく笑うも。] (465) 2023/03/08(Wed) 22:31:20 |
【人】 厨房担当 ゲイザー……でもさ、ナギー。 うち(実家)の話聞いてくれたの、嬉しかった。ありがと。 地元もさー、色々あって、ちょっと息苦しかったりとか ……なんて愚痴は今はやめとこ。お仕事が先だね、うん。 [まるで瑞野を「聞き役」として扱うような感謝になってしまったけれど、それでも名乗りを上げてくれる>>113のであれば嬉しいのだ、と。 ……なお、ここでいう「話」の中に、「海外ドラマの話題」は含まれていない。 同僚のプライベートもあまり詮索してこなかった速崎は、目の前に同志がいるやも>>1:21>>1:533という可能性に、この時まだ気づいていなかった。**] (466) 2023/03/08(Wed) 22:32:31 |
(a82) 2023/03/08(Wed) 22:37:01 |
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