人狼物語 三日月国


159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】

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「そういえば……
 先生は、自分で迎えに行きたいなって人は居る?」

言い知れない物寂しさを感じる内に、ふと思い至る。
自分とまったく同じようなそれではないとしても、
あなたとごく親しい──或いはそのように認識している。
もしもそういった誰かが居るなら、
任せてしまった方が理に適ってもいるはずだから。

「もし居るなら俺、
 その人にはあんまりちょっかいを掛けないようにしておくよ。
 もちろん話すくらいはするだろうけど…」

【人】 元弓道 マユミ

>>【一日目・防空壕】>>17

「いいじゃないですか。つまり拙と梢は現実派だったということです。幼い頃から現実を見つめられると考えれば実にくーるですよ」

悪びれもなくそう答えた。誇ってはいないが、恥じてもいない。己の選択を堂々と正しいものだと思っているようだ。

「はい梢、今行きますよ。
 ……何か踏みましたね?枯れ枝……にしては何とも言えない軽い音がしたような……」

続いて降りて行き、言われるや否やすぐさま懐中電灯を持ったままずいずいと貴方に近付いた。

無遠慮に、二人の周囲の輪郭が暴かれていく……。
(38) 2022/07/08(Fri) 7:15:58

【置】 元弓道 マユミ

『永瀬さん! 永瀬さん!』

その日は先生の荷物運びを手伝っていたから、部室へ行くのが少し遅れて。
先に行っているねと笑いながら向かった同じ弓道部のクラスメイトが転がるように走ってしがみついてきたのは部室の少し手前のほうだった。

彼女は酷く浅い呼吸を繰り返していて、まともに息が吸えているのか見ているこちらが心配になるほどだった。
どうしたんですかと尋ねても彼女は体も唇も震わせてずっと「ぁ」だの「うぅ」だのしか言わない。

仕方がないから彼女を置いて部室に行けば、漸く『待って』とか『部室に』とか意味のある音の連なりを発し始めた。それでも足りない。分からない。

扉の前に来た。やはりクラスメイトは先に来ていたのか、扉は開かれていたがどうにも半端だ。
それに隙間から何かが見える。

……人の形をしている。

『永瀬さん、待って、あの、あのね』

クラスメイトが遅れてやってきて、扉の向こうを指差した。


『××さんが』

『首を』


『吊』
(L2) 2022/07/08(Fri) 7:37:39
公開: 2022/07/08(Fri) 7:40:00
元弓道 マユミは、メモを貼った。
(a42) 2022/07/08(Fri) 7:46:00

ネコジマは、タオルの写真を送信してから、既読をつけていない。
(a43) 2022/07/08(Fri) 7:57:34

【人】 元弓道 マユミ

「栗栖!栗栖!どうしたらいいのですか!貴方は分かりますか?」
「苦しそうです、せめて床に寝かせた方がいいと思うのです」
「×××。泣いている暇があるなら動……、……いえ、拙がやります。無理する必要はありません。こう言う時は動ける人が動くべきです。拙はやれます」


「何故ですか?拙はただ、××が苦しそうだったから寝かせただけです」
「それすらも駄目ですか?拙が××に何かしたとか、証拠を隠そうとしたとか、犯人に見えるのですか?」
「顧問や××と何かあったか?拙は何もしていません」

「皆が困るかもしれない事は、何も」



「………………」

残響が脳髄を掻き毟る。
酷く冷めた息が、唇の隙間から零れ落ちた。
(39) 2022/07/08(Fri) 8:20:30

【人】 陽葉 シロマ

>>【一日目・防空壕】 >>38

照らされた周囲の中でも、一際白い物が数個地面に転がっていた。
理科室で見たことがあるだろう、人間の頭蓋骨だ。
……こちらは本物だが。

うわ!
頭踏んじゃった!
 ごめんなさ〜いっ、わざとじゃないんです!」

恐怖よりも無礼な行いをした、という認識が強いらしい。
踏んだ頭蓋骨に手を合わせて謝っている。

しかし謝った後、きっちりカメラに写した。
撮れ高の良い映像が撮れたことに満足した少女は、液晶上部の通知に気付く。

「……何かあったみたいだね。
 そろそろ校舎戻る?」
(40) 2022/07/08(Fri) 10:01:53

【人】 友達 ネコジマ

【屋根裏】 >>a30

猫がどこかへ行ってしまってから、
気まぐれで探索しようと思うくらいにはここには物があって。
そんな中、布に包まれた板を見つけた。
長い辺が身長よりも大きい四角形。

「…鏡?」

ただの板にしては重いそれを、慎重に床に置いて。
布を広げれば、想像した通りのものがそこにあった。
きっと踊り場あたりから外されて、
こんな所に仕舞い込まれていたんだろう。

鏡を覗きこむ猫島は、あの日の猫島。

「は? …………いや、ねぇでしょ」

目をこすったりしてみるけれど、
錯覚とかそういう類のものではない。
それでも、月が眩しいからだとか、そんなふうに理由をつけて、
月明りが直接当たらない場所に追いやったりだなんてして。

「……ああ、そういう」

そうしたら、鏡の中には今の猫島がいた。
納得したように呟いてはみたけれど、
べつになんにもわかっちゃいない。
(41) 2022/07/08(Fri) 10:26:04
ネコジマは、「いやどういうのすか」 自分でツッコミを入れた。
(a44) 2022/07/08(Fri) 10:26:14

【人】 陽葉 シロマ

>>【???】

永瀬の助言を受け、来家と司馬の前に片膝をつく。少女の方へ、先程の様に手を差し出して。
その表情は、きっといつも通りに見える。

「立てる?
 まずは、明日香達の方に戻ろう」

きっと自発的に動く余裕は無いだろう、そう考えたから。
少年の方にも、「どうかな」と小さく尋ねた。
(42) 2022/07/08(Fri) 10:45:56

【人】 長女 カナイ

【???】>>42

「…ぅ、ぁう…」


巻き込んで倒した机をがたがたぐらぐら鳴らしながら、
のろのろと身を起こす。
ぁえ、いつのまに帽子、被ったん。

―――視界に、差し伸べられる手がすっと割り込む。

「う
。 んぇ…?


カナイは、床にへたんと座り込んだまま。
呆けたような顔で、シロマの顔をぽけっと見上げるだけ。
(43) 2022/07/08(Fri) 12:08:08
ユメカワは、流れていくメッセージをぼんやりと眺めている。
(a45) 2022/07/08(Fri) 12:13:54

ユメカワは、頬の辺りを何度か擦った。
(a46) 2022/07/08(Fri) 12:15:17

【置】 いつかの ユメカワ


────追想。



「──どうしたの、麻弓ちゃん」

たまたま、友達に忘れ物を届けに行った日の事。
まだ自分は中学生で、少し離れた高校の校内は馴染みが薄くて新鮮で。
きょろきょろと知り合いの姿を探している内に、騒ぎの元に辿り着いた。

「何かあったの」

「先生?うん、わかった」

確か、その場から遠ざけられるように、何か頼まれごとをして。
それに素直に頷いてその場を後にしたから、
結局事の次第を知ったのは、もう少し後の事だったな。
(L3) 2022/07/08(Fri) 12:16:12
公開: 2022/07/08(Fri) 12:20:00

【人】 かれがれ ユメカワ

【廊下】

こういう時、どうするのが正解なんだろうな。

なんてぼんやり思うけど、結局は麻弓の言う事が正しくて。
子どもにできる事なんてたかが知れているから。
事態を把握さえしていれば、現場を見に行く必要は無い。

交番でも何でも、この事を大人に伝えに行くのも
一度皆で合流してから、その後の方が良いはずで。

「…………」

だから教室前の廊下で周りの動きを待っている。
付かない既読の数が増えた事に、どこか不安を覚えながら。

教室の中を覗き込もうとはせず、物音だけで様子を窺って。
何か頼み事であったり、手を引いたり、必要があるようであれば
できるかぎり手を貸すけれど、そうでなければ。
明かりを持って、皆で一度、空き教室へ戻る道を先導するだけ。
(44) 2022/07/08(Fri) 12:17:15

【人】 陽葉 シロマ

【???】>>43

「……ちょっと失礼するよっ」

脇の下に手を入れて、ぐっ、と上に持ち上げる。体格差もあり、立たせるくらいはできるだろうか。

何にせよ、そのまま視界を覆う様に抱き寄せて──背中を優しく撫でる。

「……大丈夫、皆がいるから。
 これ以上酷いことにはならないさ」

まるで大人のように。
穏やかな声色で、そっと語りかけた。
(45) 2022/07/08(Fri) 12:24:48

【人】 憂愁 ライカ

【???】

どう、と問われれば
こくこく頷いて、肯定を示す。
元より、それ以外の選択肢なんて思い浮かばないし。


「………、みゆ、き」

早鐘を打つ心臓。
ふらりと廊下へ出れば、見知った顔に、覚える感情は安堵。

「……、」

すぐにでも縋りつきたい衝動をぐっと抑えて、立ちすくむ。
それでも、瞳は、泣き出しそうに夢色だけを映していた。
(46) 2022/07/08(Fri) 12:38:47
ユメカワは、連絡を送って、周りを見渡した。見慣れた虎柄は──今は何処に居るだろう。
(a47) 2022/07/08(Fri) 12:45:38

ユメカワは、そんな事を思った後。ふと聞こえた声。
(a48) 2022/07/08(Fri) 12:46:35

【人】 かれがれ ユメカワ

【廊下】 >>46 ライカ

教室の中から、足音ひとつ。
弱々しく名前を呼ばれて振り向いた先。

「……夏彦」

眉尻を下げて君を呼ぶ。
最後にまともに話したのが、あんな形になってしまって。
こうして顔を合わせても、互いにぎこちなくて。

だからどうにも、こんな状況である事にかこつけたように。
厚かましく言葉を吐いて、手を差し伸べるのは憚られたのだけど。

「一緒に戻ろう。きっと皆、待ってるから…」

それでも、今にも泣き出しそうな君を放っておけなくて。
片手に握っていた金属の棒を壁に立て掛けて、
その場から一歩、踏み出して。空いた片手を君に差し出した。

思えばいつも──君に水を向けるのは、自分の役目だった。
(47) 2022/07/08(Fri) 13:09:52
かれがれ ユメカワ(匿名)は、メモを貼った。
2022/07/08(Fri) 14:04:19

【人】 元弓道 マユミ

「圏外?ううん、それならどうして拙達だけは連絡が取れているのでしょう」

一度、建物の外へ駆け出す。
防空壕の中でも連絡が届いたのだから、何かの間違いだ。
そう言い聞かせながら電波が届きそうな場所を探す。

* おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません*
* おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません*
* おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません*

「……」

……

* おかけになった電話は……*
(48) 2022/07/08(Fri) 17:08:17

【人】 元弓道 マユミ

「…………あ、れ」

電波の届く場所を探して、結構走った筈だ。
走った途中で、「同時に交番に行くのは皆と合流してからのほうがいい」と気付きながらも足を止めなかった。

それなのに。

見覚えがある。
来た直後、記念にと写真に撮ってグループラインに載せたのだから。
その時と違うのは、誰の背中もないところ。あの時はまだ、他の九人分姿がちゃぁんとあった。

確かに学校を出て、坂を下った筈だった。

それなのに何故、自分は学校の前にいる?
(49) 2022/07/08(Fri) 17:13:16
ネコジマは、声が震えている。
(a49) 2022/07/08(Fri) 17:29:50

ネコジマは、間に合ったと思っている。
(a50) 2022/07/08(Fri) 17:33:23

ネコジマは、手遅れなのを知らない。
(a51) 2022/07/08(Fri) 17:33:27

かれがれ ユメカワ(匿名)は、メモを貼った。
2022/07/08(Fri) 17:34:50

友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a52) 2022/07/08(Fri) 17:51:34

【人】 長女 カナイ

【???】>>45

「……こず、ちゃ」


カナイは簡単に持ち上がり、引き寄せられる。
暗色のフードからくぐもった声が返るほかには何もなく。

「だい ……ぉぶ、」


なされるがまま、棒立ちの身体を預けていた。
(50) 2022/07/08(Fri) 18:35:57

【人】 陽葉 シロマ

【???】>>50

「よし、よし。一緒に行こう」

背丈があっても、男の子ではないから。流石に軽々と、とはいかないけれど。
ぐい、と貴方を抱え上げて歩き出す。

「誰かと一緒なら、怖くないよ」


そう耳元で囁いて。
重い足音を軋ませ、2人の少女は廊下の奥へ進んで行った。
(51) 2022/07/08(Fri) 19:22:44
「ん〜……そうだな、是非とも招きたい子はいるね。
 マユちゃんとか、カナ姉とか。
 何だか生きにくそうに見えちゃってさ……」

個人的な思い入れのある子供、というのは今のところ無いようだ。
それは平等に生徒達と接する、『先生』としての立場を踏まえた姿勢でもある。

しかし。
見えない圧力を受けている同性に対しての同情は、やはり拭えない。

「絶対自分の手で迎えに行きたい、ってわけじゃなくてね。
 こっち側に引き込みさえできれば良いんだ」

だから自由に過ごしてほしいな、と。
少女は笑っていた。

【人】 憂愁 ライカ

【廊下】 >>47 ユメカワ


「……………」

こく、と、先程よりも力無く頷いて
視線を彷徨わせてから、一歩、君の元へ寄れば、差し出してくれる手を、おずおずと握る。
よそよそしかった時間を少しずつ埋めるみたいに。


───嗚呼、ずっと欲しかった温もりだ。
Wこんな状況Wじゃないと、踏み出せなかった大きな一歩。

「うん……もどる……、
 
びっくり、し……た……。


いつだって君の優しさに甘えてきたから
今日だって、君の名前を呼んでしまった。

「深雪、その……、」

先輩たちを一瞥すれば、あちらはあちらで大丈夫そうなので
情けない男は、そうして君と連れ添って、委ねて、歩いていく。

「……………何でもない。
 情けないとこ見せて、ごめん。」

勇気は、まだまだ何歩も足りてない。
(52) 2022/07/08(Fri) 20:18:26
ネコジマは、グループチャットに既読をつけました。
(a53) 2022/07/08(Fri) 21:25:39

【人】 元弓道 マユミ

>>【一日目・防空壕】 >>40

「戦時中のものでしょうか。傷つけてしまってすみません、ゆっくり眠ってほしいのです」

こちらも恐れよりも死んだ人間に対する謝罪の方が先に飛び出した。こちらも懐中電灯を持ったままではあるが、手を合わせて一礼。

同じように通知に目を向けて、少女は顔を見合わせる。

「そうですね。皆さんに何かあったら肝試しどころではありません。
 拙はこの亡くなった人たちがまた踏まれないように、少しずらしたり防空壕の蓋に土を被せてなるべく綺麗に戻してから学校に向かおうと思います。それで問題ないですね?」
(53) 2022/07/08(Fri) 22:06:04
シロマは、「……ありがとう」
(a54) 2022/07/08(Fri) 22:13:00

シロマは、永瀬へ小さく、しかし嬉しそうに告げた。
(a55) 2022/07/08(Fri) 22:13:25

【人】 長女 カナイ

【???】>>51

ぁう。
あぇ…」

抱え上げられ、至れり尽くせり。
年下の少女の足で、教室の出入り口をくぐる。

ぼそぼそと話す声が、廊下の暗がりへ消えていく。
ぷらんと浮く脚に、青紫の鈍い痛みが染みついていた。

「す すまね」
「ねーちゃん、また ぼんやりしとぉた、なぁ…」
(54) 2022/07/08(Fri) 22:19:06

【人】 かれがれ ユメカワ

【廊下】 >>52 ライカ

遠慮がちに手と手が触れ合って、
これまでずっと取れずに居た手を、壊れ物みたいにそっと握った。

「…………」

殆ど無意識に──以前のように手を繋ごうとする動きは。
きっと途中で固まって、実に半端な繋ぎ方になったんだろうな。

「仕方ないよ。
 冷静でいられなくたって…多分、それが普通の事だから」

「だから……少し安心したんだ、俺」

知人の死に動揺するのは、まったく普通の事だから。
努めて冷静であろうとする事だってきっと正常なのだろうけど、
不安を無理に心の内に押し込めてしまったり、或いは。
すっかり割り切ってしまえる事の方が、何だか恐ろしい。

夢川が取り乱さずに居られたのはきっと、現場を直視していないから。
白間だって、連絡から察するに幾らかの動揺はあっただろう。
栗栖や麻弓であれば──あの光景を客観視する事ができただろうか?


詮無い考えに耽っていても、仕方ない。
だから今は君の方に意識を向けて、これまでのように手を引いて。
きっと少し前を行く二人の後に、ふたり続いて行った。
(55) 2022/07/08(Fri) 22:27:23
ユメカワは、約束ひとつ。待ってるよ。
(a56) 2022/07/08(Fri) 23:28:07

【人】 憂愁 ライカ

【廊下】 >>55 ユメカワ

五指を揃えて手を繋ごうとして、君の指が開いて。
なんだか友達とも、恋人とも違う、中途半端な繋がり方をした。

「安心……?」

大人っぽく背も伸びて、心に余裕も持ったりして
君の頭を簡単に撫でられるくらいになりたいのに。
全然理想からは程遠くて───それが安心感を与えるのなら、悪くはないか、と、複雑に首を傾げた。

「……僕、は、
 深雪が見ちゃわなくて
 良かった………と、思った……。」

いつだって、心の隅には君が居る。
言外に、伝わるだろうか。
こんな言い方しか出来ないんだから、伝わらなくても良いや。
───なんて諦めちゃうから、きっと、こんなことになったんだろうな。



……ふたりと、ふたり分の足音。
ぎこちない指同士の隙間が、なんだか寂しく感じてしまって
ぎゅ、と君の手を強く握るのだった。
(56) 2022/07/09(Sat) 0:03:01
ライカは、ほとり。───カメラのレンズに、ひと雫。
(a57) 2022/07/09(Sat) 0:06:00


「生きにくそう……それは、俺もそう思うな」

各々を取り巻く事情の、その全てを知っている訳ではないけれど。
ただ、死ぬ理由が無いから生きているだけのような。
そんなふうに見える同年代が身近に多い事は、事実だった。

このまま生き続けていても、
きっと状況が今より良くなるかなんて分の悪い賭けだ。
なら、ここで賭けを降りて、皆で永遠を過ごしたっていいはずだ。

そんなのはきっと、死者の傲慢でしかないのだけど。


「わかった。
 もし後から何か事情が変わったら、その時は教えてね」

あなたの笑顔にひとつ頷いて、その後は。

以前の約束通り、控えめな音量で音楽を流したり、聴いたり。
ごくありふれた学校の休み時間のような、束の間の一時。
きっとそんなささやかな時間が、どこかの教室に流れていた。

【置】 友達 ネコジマ


猫島 稔という奴は、昔から自分のことを猫島と呼んでいた。
 
 山子さんところのお孫さん。
 山子さんところの不出来な娘のお子さん。
 山子さんところの──……。

 
母さんは猫島で、自分も猫島なのに、
猫島と呼ばれないのが不思議で仕方なかった。
 
小学校の人の多くは、猫島を下の名前で呼ぶものだった。
人数が少ない分、距離が近かったし、
土地柄、同じ名字の子どもが結構いるからね。
猫島は……他にはいなかったけれども。
  

それだからなおのこと主張するように、
彼は自分を猫島だと言っていた。   
  
そうしないと、なんだか自分というものが
わからなくなってしまいそうで。
どうにも妙な強迫観念だけれども、
そんなふうに彼が思っていた事実はあって。
 
皆がみのると呼んでくれるから、
自分で言うのとあわせて、猫島は猫島 稔だった。

 

猫島の母は近々離婚をする。その予定だ。       
猫島には戻らないで、山子にまで名字を戻すらしい。  
余程のことがなければ、三途からもう出ないだろうしね。

彼が猫島 稔でいたのは十年と半年もいかないくらいで、
寅谷 稔でいたのは三年ぽっちくらいで、
これから先は、きっと死ぬまで山子 稔なのだ。
 
(L4) 2022/07/09(Sat) 0:21:48
公開: 2022/07/09(Sat) 0:25:00
ネコジマは、あの頃とは違う理由で、自分を猫島と言っている。
(a58) 2022/07/09(Sat) 0:22:05

ネコジマは、寅谷の時間が好きじゃなかった。裏切られる期待もない。
(a59) 2022/07/09(Sat) 0:22:30

ネコジマは、山子の時間が好きになれるかはまだわからない。期待を裏切られるかも。
(a60) 2022/07/09(Sat) 0:22:34

ネコジマは、三途での猫島の時間が好きだった。期待を裏切られない。
(a61) 2022/07/09(Sat) 0:22:46

ネコジマは、自分が猫島 稔だったと認識している数年間の思い出に縋って生きてきた。耐えてきた。
(a62) 2022/07/09(Sat) 0:22:59

ネコジマは、猫島 稔の周りにいた、両手の指の数にも満たないくらいの人たちのことが大好きだ。
(a63) 2022/07/09(Sat) 0:23:18

マユミは、白間にどういたしまして、と柔らかな声で告げて別れたのだった。>>a54 >>a55
(a64) 2022/07/09(Sat) 0:31:44

ユメカワは、今でも、きっとこれからも、君の事が好きだ。
(a65) 2022/07/09(Sat) 3:51:34

ユメカワは、もしかしたら、その想いが一方的でない事さえ伝えられたなら。
(a66) 2022/07/09(Sat) 3:55:19

ユメカワは、あの日も、それで十分だったのかもしれない。
(a67) 2022/07/09(Sat) 3:56:00

ネコジマは、あなたと同じで寂しがり屋だけど、見栄っ張りでもありますから。
(a68) 2022/07/09(Sat) 18:13:56

ネコジマは、夢川にスタンプ送信。『( ・´ー・`)』 多分ちゃんと了解しました、これは。
(a69) 2022/07/09(Sat) 18:15:25

ユメカワは、スタンプで返信。👍。
(a70) 2022/07/09(Sat) 18:50:41

陽葉 シロマ(匿名)は、メモを貼った。
2022/07/09(Sat) 19:09:02

陽葉 シロマ(匿名)は、メモを貼った。
2022/07/09(Sat) 19:09:37

【置】 元弓道 マユミ

────追想。

「ああ、深雪ですか」

来年高校に入ってくる年下の友達。自分と違って可愛くって落ち着いていて、でも実は結構行動力がある。そんな、お友達。

彼の姿を捉えた時の少女はどこかそわそわ。きりりとした柳眉もほんの少し困ったように歪んでいる。

「ちょっと部活で色々あって。忙しくなっちゃったんです」
「先生を呼んできてもらえますか?誰でも構いませんので」

もっと上手に誤魔化せたら良かったのだけど、自分にそんな器量など無い。
いかにも何か起きています、といった空気を和らげることも叶わないまま、どこか切迫した雰囲気を纏いながら夢色の彼を遠ざけることしか出来なかった。
(L5) 2022/07/09(Sat) 20:32:36
公開: 2022/07/09(Sat) 20:35:00

【人】 元弓道 マユミ

>>a52 にゃんこ

「む。貴方は……稔のお友達の猫ですね」

なんかおるー、くらいの能天気さで足元うろうろしてくる可愛いいきもの。
不可思議な事が起きていると混乱しかけていた脳が一瞬柔らかくなった。無意識のうちに緊張していた体も少し落ち着いた気がする。
内心「猫や、ありがとうございます」とお礼を述べつつ中腰になって猫を見やる。

「探検終わって満足したら、稔のとこに戻るのですよ」

無理に捕まえるのは気ままに生きる猫にたいしてよろしくないかもしれない。そう判断した少女はそれだけ声をかけて、学校へと戻っていった。
少女は彼が猫を探していないことを知らないのだ。
(57) 2022/07/09(Sat) 20:48:07

【置】 いつかの ユメカワ


────追想。



心ここにあらず。液晶を眺めながら最寄り駅のホームで電車を待つ。

どうしようもなく気が重くて、時間が随分長く感じた。
引っ越し先の周りまで出掛けよう。姉との待ち合わせの日だった。
だから、ちゃんと笑っていられるかわからなくて。

どうにもならない事なのだから、それを受け入れるしかないのに。
いつまで経っても気持ちがついて来る事なんて無くて、
だから楽しげに引っ越した後の事を話す家族に
上手く調子を合わせられもしない。それが余計に息苦しい。

先の事なんて、考えても憂鬱なばかりだ。
何もかもが全て、変わらずにいられたならよかったのに。
大切な時間を切り取った写真のように。


不意に聞き慣れた発着音が聴こえて、ふと顔を上げた。
何処か物寂しさを感じさせる『きらきら星』。

ああ、いきたくないな。
(L6) 2022/07/09(Sat) 21:34:45
公開: 2022/07/09(Sat) 21:50:00
ユメカワは、皆と居る日々が好きだった。なんでもない日々がよかった。
(a71) 2022/07/09(Sat) 21:43:14

ユメカワは、変わらずにいたかった。叶うなら、いつまでも。
(a72) 2022/07/09(Sat) 21:43:46

【人】 元弓道 マユミ

>>白間

『梢』

それは遊びに来た友人の一人が死んだと、連絡を受けて暫くした後。

『貴方、少しは休みましたか?』
『正直に申告するように。嘘ついたらくすぐり40分の刑です』

自分と探索したり仲間の遺体発見したり。色々な事が起きているだろうが、周りに人がいる限りあの少女は毅然とした態度を取り続けているだろうから。
グループラインではなく個人宛のメッセージでそのような文章を送る。
(58) 2022/07/10(Sun) 0:14:34
ライカは、君の手の甲に、手のひらを添えて。
(a73) 2022/07/10(Sun) 1:14:20

ライカは、背伸びをして、口付けをひとつ。
(a74) 2022/07/10(Sun) 1:14:43

【人】 陽葉 シロマ

>>58 マユミ

「おぅ……」

周囲の人間をちら、と見遣った後。
隠れるように返信を打った。

『お茶飲みます』

40分という現実的な時間に、いざとなれば実践するのだろうと思いつつ。
申告ついでの休憩宣言であった。

移動したのだろう。
暫くしてから続いた。

『でもそれ言ったら、マユちゃんもだよ』
『一緒にお茶する?』
『ピアノが鳴れば、喫茶店みたいなものだよ』

しかし貴方だって、自分と探索したり山を降りようと試みたりしている筈だ。
お互い様ではないかと言うつもりで、続けて送信する。
(59) 2022/07/10(Sun) 4:50:05
 




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