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【人】 騎士 エース[賑やかな街を王子と歩く間、 あれがありますよこんなのもありますよって 声を掛けるのは主に俺だったと思う。 だから王子から声を掛けられたら>>41、 何か見付けたのかなと ピタッと足を止めて興味深く王子の視線の先を見遣る] はい。……本、ですか? [その手に取られたのは本だとすぐにわかるが、 何の本だろう、表紙からは俺にはわからない。 内容を見てもいいものかわからないから、 覗き込む事はしないでおいたら、 王子の口から教えてもらえた。 へえ、と目を瞬いて、 これまでの旅路で王子の魔法に助けられた事をいくつか思い出す。 森で野宿した時、腕試しで入ったダンジョン探索、 それから、うっかり悪い虫に噛まれた時。 俺一人でも死ななかったとは思うけど、 疲労や痛み、苦しみを和らげてくれたのは、 間違いなく王子の魔法のおかげだったから] (47) 2024/01/17(Wed) 21:05:00 |
【人】 騎士 エース勿論。買いましょう。 [欲しいと王子が言うなら>>42、すぐに首を縦に振る。 俺が持って頂きたいと頼みたいくらいだけど、 勧めるならまだしも、 「持ってくれ」と俺が言うのは ちょっと過ぎた願いだと思うから。 役立ちそうな割に安かったのは、 古いせいだろうか。 庶民(以下)の出身で金銭感覚はあるけれど、 桁が大きくなればなるほどよくわからなくなる。 でも旅の間にそんな大金を払う様な事はないだろうから、 金銭の管理を任される事は、問題なかった。 ちなみに、財布を渡される事になった原因の大失敗は、俺は知ってる出来事だったんだったっけ。 ともあれ、王子の熱弁を受けずとも代金を支払って、 自分の手提げ袋に本を仕舞った。 宿に戻ったら、王子に手渡そう。 いい買い物しましたね、と笑った] (49) 2024/01/17(Wed) 21:05:12 |
【人】 騎士 エース[本屋を後にして>>43、 王子にも反対されなかったから 次に寄った……というか辿り着いたのは、娼館だった。 急に止まったせいで王子と軽く接触してしまって>>44、 「すみません」と小さく謝ってから、 王子にもその貌を見てもらう。 流石にどういう所かは理解している様で、 王子から感想でも聞けるかと思ったけど、 俺の言葉に、王子は首を傾げている。 やっぱりこういう所にはご縁がないかな、 興味もないかな、と思ったところで、 王子が口にしたのは、俺の経験についてだった。>>45] へ、ぇ? [……まあ、縁も興味もなければ、 そっち方向に話が飛ぶのは不自然ではない、か。 でも自分に話を振られると思ってなかったから、変な声が出る] (50) 2024/01/17(Wed) 21:06:12 |
【人】 騎士 エースはい。 申し訳ありませんでした。シール様。 [手を離して少し離れて、頭を下げる。 深刻にならなくてもいいと思ったから少し笑むくらいの余裕があったけれど、悪いと思った気持ちも本物だから、きちんと謝罪する] (53) 2024/01/17(Wed) 21:08:53 |
【人】 騎士 エース[でもこんな反応、興味が湧いてしまったから] じゃあ行かない代わりに、 エロい話しましょうよ。 もうワインも飲める大人なんでしょう? シール様の話、聞いてみたいな。 [ 本当に反省しているのかって?さあね。 娼館を後にしながらそんな話を振ってみるけど、 こういう話も嫌われてしまうだろうか。 勿論大通りで大っぴらに話す気は無くて、 宿に戻った後の夜の過ごし方として提案している。*] (54) 2024/01/17(Wed) 21:12:15 |
【人】 王子 シール[娼館を訪れた事はあるのかと訊ねて>>45 すぐに返事が来るかと思ったらそうではなかった。>>51 こちらを憚ってる? というわけでもなさそうで。 旅に出てから間もなく三年経とうとしているが、 自分の預かり知らぬ処で適当に欲求を解消しているかと思いきや、 (そうしてくれて一向に構わなかったのだが) そうではなかったようで、逆にこちらが少し驚いてしまった] わたしを置いてそんな事しない……?>>51 そうか、…… 顔に似ず真面目なんだな [顔に似ずと思わず言ってしまったのは、 顔が良いからこそ遊んでいそうといった先入観からで、すぐに失言だと気付くと従者に頭を下げた] (55) 2024/01/17(Wed) 22:26:29 |
【人】 王子 シールいや、お前を不真面目と思った事は一度もないよ。 すまない……、あと、驚いてしまって 別に悪い意味ではなく ……わたしに遠慮せずとも?いいのに [三年間共に旅をしてきて、 一度たりともムラムラした事はないのだろうか。 わたしに仕える前は、荒くれ者だったとは聞いている。 悪事三昧から改心したらしいが、やりたい放題から急に 禁欲生活に切り替える事など出来るのだろうか。 わたしには想像がつかないから、 ちょっとは事情を聞いてみたいとは思ったけども] (56) 2024/01/17(Wed) 22:26:48 |
【人】 王子 シール[わたしの興味は目の前の従者だけに向けられたものだったのに、 娼館に対してだと解釈したのか、急に強引に誘ってきて>>52] ヤダッ!!そんなのムリムリムリ!! そっ、それに、万が一どこぞで子でも成そうものなら、 色々マズいのだ、っ、て、いやぁ〜! [力でまともに張り合えば叶いっこないのだが、 わたしが子どものように駄々をこねて地面に足を踏ん張ると、 従者から先に手を離した。>>53 娼館の入口に立つ少女は、こちらの様子に気付いただろうか。 やりとりの声までは届かないにせよ、男同士で揉めている風にも見える光景は、一体どのように映ったのだろう] ……まぁ、どこぞの国では羽目を外す王子が いるかもしれないけどな。 うかつに手を出して、王家以外に後胤を残すような 真似はしたくない、という意味だ [頭を垂れて詫びる従者にだけ聞こえように、もぞもぞと伝える。 お互いに目の前の建物には行かないという事だけが決まった] (57) 2024/01/17(Wed) 22:27:33 |
【人】 王子 シールカンパ〜イ [機嫌よくグラスを合わせてみたものの、 一口飲んだらクラッと世界が回って] ……うっ [グラスを置いてテーブルの上に突っ伏す。 う〜〜……頭がグルグルして 話をするどころではなくなってしまった。*] (59) 2024/01/17(Wed) 22:30:50 |
【人】 王子 シール──回想・金銭でやらかした話── [あれは三年前、 武者修行兼見聞の旅に出てまだ間もない頃だった。 旅立つ前は路銀はわたしが管理するようにと言われていた。 旅を共にする従者は忠実なる騎士だが、元はあらくれ者。 資金を持って、わたしから離れる事もあり得るかもしれない、 という懸念からだった。 そもそもどちらが持とうが、旅の途中で従者がわたしを 殺せば有り金を奪う事が出来たわけだが、 ここまで平和に旅が出来ているので、その点は杞憂だったわけだ。 そうして旅に出た訳だが、 旅に出る事は元より、今まで城下町ですら自ら買い物をしたことがなかったわたしが、まともな金銭感覚を持っている筈がなく。 城を出て数日後、賑やかなバザーに立ち寄った。 露店に並ぶ装飾品があまりに美しく見えたものだから、 思わず手に取って眺めてしまった] (60) 2024/01/17(Wed) 23:26:41 |
【人】 王子 シール旅のお守りに良いと思わないか? お揃いのペンダントを持とう。 [わたしは商人のトークにすっかり乗せられて、 美しい装飾が施されたペアのペンダントに心奪われていた。 巷では恋人たちが持つようなものだが、 世間知らずなので、そのあたりの情報には疎い。 途中までは従者も側に居てこちらのやり取りを見守っていたが、 近くでスリ騒ぎがあったとかで、従者の気が逸れた隙に、商人の言い値で手に入れてしまった] (61) 2024/01/17(Wed) 23:27:42 |
【人】 王子 シールとても縁起が良い石だそうだよ。 うん、……よく似合う。 [自分の首に掛かったものと対になる装飾が施されたペンダントを 従者の首にも提げて満足する……までは、良かった。 超ゴキゲンな買い物を済ませた後で宿に向かったが、] (62) 2024/01/17(Wed) 23:28:04 |
【人】 王子 シール……あれ? 金が足りない、……な? [財布の残金をロクに確認せずに露店で使い果たしてしまったらしい。そう判明するや否や、従者は買ったばかりの二つのペンダントを持って、宿の外へと出て行ってしまった。 わたしには、この場から一歩も動くな、ときつく言いおいて] (63) 2024/01/17(Wed) 23:28:33 |
【人】 王子 シール[しばらく経った後で従者が戻ってきた時は、 掌中にはペンダントはなく、代わりにあの場で支払った金が丸々と収まっていた。 世間知らずの坊ちゃんは騙せても、元荒くれには通用しなかったという事だ。 以降、資金管理は従者が担う事になった。 無論、わたしはそれには従うしかなくて。 おかげで以降の旅は、贅沢出来ないものの、極端にひもじい思いもしなくて済んだ。 途中で冒険者向けの依頼をこなすなどして、 得た報酬を資金に足したりもして。 今でもこうして健やかに、食いつないで旅が出来ている。*] (64) 2024/01/17(Wed) 23:31:02 |
【人】 騎士 エース[シール様を置いてエロい女の子と×××な事なんかしないと告げたら、王子は驚いた顔で……] 顔に似ずって。 [何か小声で聞こえてしまった。>>55 いや、不快だったとかではない。 確かに顔がいいと言われる事は多い……気がするけど これまで結構真面目な姿を見せて来た気がするのに、 おかしいな、と。 でも頭を下げられればこちらが恐縮してしまう。 王子は俺に何をしても、何を言ってもいいのだ。 俺はシール様の従者なのだから] いえ、謝らないで下さい。 [でも「驚いてしまった」って。>>56 本当に、俺ってどんなイメージなんだろう? 王子が俺の性事情を想像しようとして想像できなかったから言っているとは、思いもよらず。 まあ……不真面目だと思った事はないという 王子の言葉を信じさせてもらおう] (65) 2024/01/17(Wed) 23:39:36 |
【人】 騎士 エース[で、興味は王子の性事情とか性癖だ。 そう話題を振れば、王子の答えは明確なNOではなかった。>>58 ちょっと驚いたけど、素面でって…… シール様は素面な時しかないじゃないですか、って、 くっく、と笑いを堪えながら、] えーいいじゃないですか。 [とおねだりしたけど、 その場ではこれ以上語られなかったか。 予定通り買い出しを済ませて荷物を部屋に置いて、 夜も王子の気に入ったうさぎのパイを頼んで……] は、いや…… 「飲める大人」ってのはただの煽りで……っと、 [旅の疲れに買い出しの疲れもあるんだ、 俺は王子に酒を飲ませる気はなかったのだけど。 王子はグラスにきれいな色の液体を注いで、乾杯を交わす……というか俺のグラスに強引にグラスを当てただけみたいなものだけど] (67) 2024/01/17(Wed) 23:39:56 |
【人】 騎士 エース水、飲んで下さい…… [慎重にグラスを傾けたつもりだけど、 飲んでくれなければ水は口端から零れて 王子の首や、衣服を濡らしたかもしれない。 でもこの後すぐ入浴―――は、状態によっては控えてもらうかもしれないけれど―――、そして着替えて就寝するのだから、大した問題じゃないと思った。 少し気持ち悪いのがおさまれば、 もう部屋に戻ってもらった方がいいのかもしれない。 自分で立てないくらい辛いのなら、運ぶつもりはあるけれど……。*] (69) 2024/01/17(Wed) 23:40:36 |
【人】 王子 シール……んっ [水を飲んでくれと言われるまま>>69 一回目は上手く飲めたけど、二回目の喉が鳴る前に口の端から水が溢れて顎や首が濡れてしまった。それに気付いたのか、すぐにグラスが口元から離される。 薄っすらと目を開けると、心配そうな顔をした従者と目が合った。 ゆっくりと瞬きすると、目尻から零れた涙が頬を伝った。 悪酔いで気分が悪くて] んうぅ……、気持ちワルイ…… まだパイ食べてないのに……もう無理…… [空腹に初めての酒を入れたのが良くなかったのか、 胃の内側がドクドクして、胸がムカムカして、 喉に何も通せない気がする。 手つかずのパイを諦めないといけないのが悲しくて、さめざめと泣きながら、従者の手を借りて椅子から立ち上がろうとする] (71) 2024/01/18(Thu) 0:24:43 |
【人】 王子 シール……うっ [部屋に戻ろうとするも、やはり足に力が入らない。 不本意だが、従者におんぶしてもらうしかなかった。 こちらに向けられた背にしなだれかかると、 後ろから肩に腕を回して両手をだらりと前に垂らす。 初めての酒が判断を鈍らせ、 これまで一度もしてこなかった体同士の接触を許す] (72) 2024/01/18(Thu) 0:27:00 |
【人】 騎士 エース[身体を起こした王子は目を閉じていたけれど、 言葉にならない声を漏らしていた>>70から、 意識はある、と少し安堵する。 水を口に宛てれば、俺が言う通り飲んでもくれる。>>71 それでもう少し焦る気持ちは軽減されるが、 二口目が零れてしまったから、グラスを一旦置いた。 俺の服の袖を塗れた箇所に当て、水分を吸わせる……と、 王子の目が薄く開かれた。 大丈夫ですか、って言葉が声になる前に、 王子の目から涙が伝う。 こちらは拭くのが恐れ多くて、触れないまま。 しかし言葉を話せる様子に、 よかった、と俺は笑みを見せた] ……パイは、明日に置いておいてもらいましょう。 [泣かないでくださいよと、そうも告げて。 王子が立ち上がるのを手伝った] (74) 2024/01/18(Thu) 7:28:28 |
【人】 騎士 エースおやすみなさい、シール様。 [部屋に無事に辿り着き、王子を寝かせた時、 もし武器等携帯していたらそれは外させてもらって、 でもそれ以上は触れない。 一旦一階に戻り、パイを明日の朝に出してほしい事と 水をありがとうございましたと店員に告げてから、 王子の眠る部屋に戻る。 今まで同じ部屋で寝た事はないけれど、 今夜は、この部屋で俺も眠る事にした。 部屋の隅の床に胡坐で座って、 朝、王子が目覚めるまで、このままで。**] (76) 2024/01/18(Thu) 7:29:58 |
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