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【人】 祓魔師 ダンテ気づいた? [ 席を定め、交代で手早く欲しいものを買いに行く。自分が戻った際にヴィが口にした言葉>>45に少しだけ眉根を寄せた。] 活気のある良い市場と思っていたけど、普段ならそう気にならない事だものね [ 比較的安定して治安のよいヴィの住む国では警官の姿など気にしたことがなかった。ヴィが視線を向けた軍人と思しき人物は>>29表情などから厳しく見えるのだが、容貌などから推し量るに自分よりも年若のようだ。] 逆に考えると、大通りなら彼らが見張っていてくれてるってことだね。妙な小道にはいったりしないよう気をつけよう。 僕は昨日夜間に寝てしまったからなあ。 ここから先の生活時間を合わせるために起きておけばよかった。 [ 自分を一人にさせられないなんてヴィが考えているなどとは気づかずそんな答えを返す。*] (48) 2021/04/15(Thu) 1:43:32 |
【人】 祓魔師 ダンテ[ すでに自分の買ってきたものは食べ終わり、甘いお茶が食事の香辛料によくあう。それからヴィが果物をおすそ分けしてくれたので最後にそれをつまむ。] そうだね、せっかくの旅行だし 仕事中に泊まるようなところだとげんなりしてしまう [ 仕事柄あちらこちら行くことが多く、いわゆるスラムのような場所へ赴くこともそれなりにある。できるだけ治安の良い場所へ宿泊するよう努めてはいるが、床に荷物を起きたくないと思えるような場所は多い。] む、格好つけさせてくれてもいいじゃない 君は気に入ったショールはあった? 帽子では心もとないから道すがら買いなよ [ 一番重たいスーツケースを代わりに持ってくれるというからしかめっ面でそう答えた。どう見ても自分の方が背も高く体型もがっしりしていると思うのだが、ヴィは人種的な優位さというアドバンテージがあるためその辺り無頓着だ。] (49) 2021/04/15(Thu) 1:44:49 |
【人】 祓魔師 ダンテ[ キャスター付きのスーツケースを道ゆく人の邪魔にならないよう引っ張り持ち歩く。宿までにたどり着く間に、ヴィにショールをかぶせることができただろうか。 こちらではヒジャブというんだろうか、店の人がそう言っていたようなきがする。] ついた、一番オススメのところだね …と昔のお城を改装したと言ってたんだけど すごいところだね [ >>46まず最初に何重もぐるぐると印をつけてくれたホテルへと向かった。心中ではここが良さそうなら比較はせずに決めてしまおうと考えていたのだが費用は大丈夫だろうか。 そこは駅の案内人の見立てが正しかったのか、ピカピカに磨き上げられたロビーを抜けフロントで料金表を眺めれば一応予算ぎりぎり上限といったところだった。] ここにしてしまおうか [ ヴィを振り返りそう尋ね、眺めと景色の良いところという要望ならここが一番に思える。それに作りも重厚で一番の心配の治安もここなら大丈夫そうだ。**] (50) 2021/04/15(Thu) 1:47:30 |
【人】 祓魔師 ダンテ─少し前─ そういえば、妙に視線を向けられている気がするね 法律も関係あるんだろうか … [ ヴィのことを自分は「彼」と人称しているが、その実あまり男性と考えていない部分がある。だけれど他人から見ればヴィの様子は女性とも男性とも見える曖昧な容姿をしていて、この国の規範から外れてはいないかと見定められているような不躾さを感じる。 とはいえ他人から見れば、友人同士に見えるかもしれないし、ヴィは意に介してないのかもしれないが。自分はひどく気にしているのはこの感情が恋愛含みだと自覚しているし、漏れ出てない筈がないからだ。] … [ 単にその視線は旅人への不信かもしれないが、同性愛が死罪だという厳しさを思えば心配ごとが増えるのは確かで疑いを招く距離感は控えた方が良いと気づくのが遅すぎる。 あまりこの国では、馴れ馴れしくはしないように気をつけなければと、今更に心に刻んでおく。*] (51) 2021/04/15(Thu) 2:05:32 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ[書店含めた比較的堅牢な店の通りを抜けて、露天の通りとの境目を見回す。とはいえ、此方の目的は暴動や乱闘のの鎮圧であって、旅人達の思惑>>51なんて露程にも感じていなかった。 皇子らのいざこざに紛れて取巻きの大臣が税金を上げようだの観光客を制限しようだの好き放題宣っているせいで、民衆は尾鰭背鰭をつけて抗議という名の暴動を起こしているという、解決のしようもない、あちがちといえばありがちな泥沼。 ひとつを止めたっていずれはもうひとつ、またひとつと浮き上がってくるだろう問題は、現状数でなんとかするしかない。 だからこそ、向こう側から監視をしているような視線に見えても>>45>>48>当人としては目に入ったと形容しても良いかはわからない。 その上、初めこそ目線は自身と同じような高さに留まっていたが、不意にそれは足元へと移り、顔だけでなく身体を捻り、歩いてきた方角をもう一度走りだすこととなる。] (52) 2021/04/15(Thu) 6:06:01 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ[店通りまで戻り、裏路地に入り込もうとする『それ』に追いつくため、低い壁を蹴って軽く跳躍を用いて速度を上げる。己の着地と同時に『獲物』は道を立ち塞がれたことで一瞬の怯みを見せた。すかさず、右手を前方へ伸ばす。 手の中で、フギャイ、と『それ』からはなんとも不細工で情けない声が発せられた。同時に口を開いたことによってぽとりと口元にくわえていたものを落とす。 それは、キジトラ柄の猫だった。] …化けるなら盗むものは選べ。 塩漬け瓶など即座に持っていく訳ないだろう。 [国の人間、余所者、ヒューマン、獣人。 とりたてて差異を感じないのは、大方二足歩行が多くを占める為だろう。どんなに獣の特性を持ち合わせていても、大方ヒューマンに寄っている方が多い印象を受ける。 だからこそ小さな野良猫による窃盗などもままあるのだが、捕まえた猫が野良猫――ましてや猫で無いことも知っていた] (53) 2021/04/15(Thu) 6:06:12 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ 『か、勘弁してくだせぇ!生魚は目の前に店員がいてどうしても取れなかった!店端にあるコイツでもなんでも、腹が膨れるならそれで良かったんだ!』 [猫はまるで口元だけ人間のように、人間の言葉を喋りだす。 その口振りには当然覚えがあった。もう少し離れた地で露頭に迷っている窃盗の常習犯だった。とはいってもやることはコソドロで、捕まえてはヒンヒンと情けなく泣くような奴で、誰かを手に掛けた、などという話は聞かない。 落ちた瓶を拾い上げれば、市場でも活気ある店員が地元でもそれなりに有名な、鮮魚店>>1で扱っているオイルサーディンであることの確認が取れる。酒好きな同僚達が食卓によく並べていたことを記憶していた。] 職を手にしたのではなかったのか? 『い、いや……そこがたまたまその、劇場の裏方要員でな、キャストのなんだ、色んな魔法を裏から見てるうちに「こいつは使える!」って思っちまって……へへ……』 [乾いた笑いで誤魔化そうとするそいつは、どうも反省の色が見られない、普段から寄せ気味の眉の皺をさらに増やして睨みつければ、ヒ、と男は小さく悲鳴をあげ、次いでみ、みゃぁ、と猫撫で声を出した。単刀直入に言えば中身を知っているので気色悪い。 しかし、長い沈黙のあと、ふう。とため息をつく。] (54) 2021/04/15(Thu) 6:06:26 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ ……もう一度職探しからやり直すことだな。 [自身は、この窃盗犯を何度か捕まえていた。 しかし、直接罰しようなどとは考えたこともない。それは自分の仕事ではない。 この仕事でなかったら。 そもそも、見過ごしていたかもしれない。] 変身を解くなよ。罪を重ねたくなければ。 [確かその魔法、服はごまかせないのだろう。そう尋ねれば、猫状態の窃盗犯は、みるからに萎れていき、己の手の中で背の肉をつままれたまま大通りへと連れて行かれるのであった。 ひとまず、この瓶をどうにかしようか。]** (55) 2021/04/15(Thu) 6:06:48 |
【人】 中隊長 アーサー[白地に青のアラベスクの走る石廊を歩く。 朝と昼との合間、日差しを避けた道はまだ ひやりとした風が吹いていた。 外気温は高いが、陽さえ凌げば心地良い風が吹く。 十年近く暮らして得た知識。 流浪の頃には何度肌と喉とを焼かれただろうか。 喉奥でく、と笑って回想を追いやる。 こんな事を思い耽ってしまうのは、 あの頃とは違う剣呑とした空気が この国に充満しているからだろう。 何度もすれ違う警備兵は挨拶すら碌にしてこない。 ピリピリとした視線を一度此方に向けては、 足早に廊下の奥へと消えていく。] (57) 2021/04/15(Thu) 6:16:57 |
【人】 中隊長 アーサー[受付の司書官に何時もの様に挨拶をして。 頼んでいた本の貸し出しを願い入れる。 何冊もの棋譜。 雑学書。 王宮内の情勢を知らせる封書。 東の国の詩集。 受け取れば踵を返しその場を離れる。 ………ああ、そういえば あいつは本も読むのだったか。 ふ、と気付いて立ち去ろうとした書庫の内部へ立ち戻る。 一つ思案し、ある棚の影にと姿を消して。]* (60) 2021/04/15(Thu) 6:19:28 |
【人】 宵闇 ヴェレス[ 出会った頃の旅の不安が最初のうちだけであったと聞けば>>47、己の存在が何か彼の助けになっていたかと仄かに胸のうちが綻ぶ思いがする。けれど恩師の危篤を受けた彼の旅の目的をすぐに思い起こせば、心細さは成り行き不明の不安ではなく焦燥と哀切であった筈で、随分と思い上がった事を言ったと口を撞いた端から思う。 それでも彼が衒いなく出会えてよかったなどと言うものだから、自分の考え無しに発した言葉が拗ねが由来だと自覚せざるをえず、今は借り物の帽子で陽射しを遮りながら、まるで眩しいものを見たかのような素振りで目を逸らした。] 地理も不案内だしね。 [ 裏路地は避けようとのダンテの言葉に同意する。あての無い数日の滞在であれば、利便で裏道を覚える必要も、そうして急ぐ必要もない。 軍服姿は此方に一瞥を留める事もなく>>52、何かを見つけたかのように走り去ってしまった。 ああして警邏の目が光っているなら、政争こそあれ、未だ国体を維持できる体は保っているのだろうと旅人としては願うしかない。願わくば此処を出立するまで。 それよりも、街路でのすれ違いざま、露店の主人、こうして卓に座っている今も、通りすがりに投げられる不躾にも似た視線は、物盗りのような単純ではない含みを感じる。] (61) 2021/04/15(Thu) 14:19:31 |
【人】 宵闇 ヴェレス ……ああ。 [ ダンテの言葉でようやく思い当たった>>51。この国の情勢の半分は駅スタンドで購った紙面で得たが、元より国名の聞き覚えと共にそれに付随する常識程度の知識はある。旅多く、その地の習俗への理解も時に必要となるだろう彼ならましてだろう。西方の国には妻を多数娶る文化が、その逆に女が家を持ち男が通う国、家族の概念が広く共同体で子を育てる風習の国、そんな覚えのうちのひとつ。アルファルドは石油の産出で豊かな国であると同程度に、同性愛は厳罰、あり体に言えば死罪であると知られていた。 そういうことかと眉を寄せた。ダンテがそれを口にするまで知識にはあっても我が事として思い至らなかったのは、自分にどちらである、という明確な自意識がないからだ。 ダンテの性的嗜好が女性に向いているのは知っているし、格好をつけさせて欲しいと>>49、例えば重い荷は率先して請け負おうとしてくれるのは、彼が自覚しているかは別にして、自分を女性、ないしは庇護すべき対象として見てくれているからだろうと理解している。 男性か、女性か。どちらかの性に完全に分化して成人と認められる己の種族の、その風習に纏わる諸々が煩わしく国を出て、分化の必要も覚えないまま、とうに成人と見做されてもおかしくない歳を過ぎても、だらだらと未分化のまま過ごしているのが自分だ。 男性と、男にしては線が細いが、女にしては幾らか線が硬い人間のふたり連れ。要は、国の規範を逸脱する関係ではないかと探られているのだろう。探られる程度には、そういった間柄に見えてもおかしくない振る舞いをしているということだ。体温が低い為か、あまり頬に色が乗らない体質でよかったと思う。] ……ごめん。 [ 自分の曖昧な在り方と、振る舞いの心情を透かされたようで、口籠もる様に謝罪を口にする。] (62) 2021/04/15(Thu) 14:23:31 |
【人】 宵闇 ヴェレス[ 宿の候補はすんなりと決まり、こういった時、大抵彼は自分の要望を優先してくれる。] この国にいる間だけ使っておしまいもなんだし、どうせならずっと使えそうなのがいいかなって。 [ 彼は一刻も早く陽射しに弱い自分に日光を遮るものを与えたいようだが、店を流し見に歩いていると、場当たり的に選ぶには勿体ないとの思いが深まる。軒に並ぶショールにはひとつとして同じ意匠はなく、細やかな刺繍は名産品としても名を馳せるそうだ。陽が暮れてからゆっくり見たいのだと続ける。 一番に勧められた宿はゆるやかな坂を長く登った先にあり、顰めっ面>>49に敬意を表して荷を任せるのに甘えてしまった。] 着いたら何か冷たいものを飲もう。 [ 甘い酒は好きではないと知っている。まだ陽は高いから酒でなくても、薄荷水か、炭酸で割った果実水か。 何らかの理由で手放された小規模な城は、今は宿にと姿を変えている。だらだらと坂を登っただけあって、ロビーからも既に街を見下ろす見晴らしの良さだ。 予算も手の届く範囲なら、此処にしようとのダンテの言葉に否もなく頷く。 生憎陽が登る様が見えるという一番展望の東の部屋には予算が追いつかなかったが、どの道朝日をまともに見ることなど望まないのだから構わない。少なくとも自分は。 石造りの重厚な建造物は、強い陽射しを完全に遮り、足元にひんやりと底冷えさえ感じさせる。 寝室と応接室は一続きだが充分に広く、湯船のついたバスルームが併設されている。窓は市街を見下ろすように大きく開かれ、市の向こうには大河が見える。一際目立つ豪奢な宮殿は、あれが王宮だろうか。高台だけあって風がよく通る。] 天幕がある。 [ 荷物と下ろし落ち着くと長椅子に足を乗せ腰掛け、寝台の方を改めてみればシンプルな覆いだがいかにも城である、という印象でダンテに指し示しながら笑ってしまった。元々は王族の誰かの別宅だったのかもしれない。笑いながらひとつ欠伸を噛み潰す。元より寝入る時間もそうだが、昼の光にあてられた身体はいささか火照り気怠い。]** (63) 2021/04/15(Thu) 14:26:43 |
【人】 第11皇子 ハールーン[この四角い真っ白な建物は、ひんやりと冷たい土壁だ。窓は少ないが大きく、充分な陽射しを取り入れて室内はとても明るい。 滑らかな手触りにコーティングされた白い壁はヒンヤリと心地が良い。材質は何だろうか、今の今まで気にしたことがなかった。 室内の僅かばかりの『冷』を楽しみながら壁伝いに手を這わせる。玄関に近い居間側に、まるでオブジェのように在る階段。それが屋根裏部屋へと繋がっている。 屋根裏と言っても、天井がやたらと低いだけの部屋だ。仕切りは、雑に南北をわける薄い壁のみ。食料品を保管するには熱がこもり過ぎるのでもっぱら武器庫として機能していた。] (64) 2021/04/15(Thu) 14:29:52 |
【人】 第11皇子 ハールーン[ぴょこ。と、部屋を伺う猫のように顔を出す。気配には気づかれていただろうか? 居るはずの彼へ一声かけ、姿を見つけたなら少し思い出話を。] ……懐かしいなぁ〜! ここに来た頃、一人で寝るのが怖くって! 良くここに掛け布団ひとつ持って籠もってた 朝になったら、アーイシャがお越しに来てくれてね たまにここで朝ごはん食べたりもしてたんだ [アーイシャとは、自分の乳母である。もう一人、彼女の母である乳母と二人で、出生間もなくから共に暮らしてきた。 自分が1年前、外へ居場所を見つける為に、この国を離れるまでは。] (65) 2021/04/15(Thu) 14:31:40 |
【人】 第11皇子 ハールーン[とある西方の国。貴族のお嬢様のお付きの執事になるための試験会場でダレンと出会った。なぜか人狼騒動に巻き込まれて一悶着あったのはまた別の話だが。 執事になりに赴いたのに、執事──ここでは正しくは『従者』だけど──を連れて帰って来ることになるなんて。] (……俺だって想像だにしてなかったよ?) [思い返しながら、彼を見つめた。 穏やかに生きていきたくて、その試験を受けに行った。試験に落ちたとはいえ、自分は帰ることを選んでしまった。 それはどうしてか。考えをめぐらせれば、答えを出す事は出来そうだけれど。] (66) 2021/04/15(Thu) 14:32:24 |
【人】 第11皇子 ハールーン家族に、なってくれたらなって。 『従者』と家族は違うのは解ってるけど…… 寝て起きて料理をして穏やかに暮らすだけでいい。 ただそれだけの事だけど、憧れなんだ。 . (67) 2021/04/15(Thu) 14:35:27 |
【人】 第11皇子 ハールーン[執事試験のために身に着けた技術としての『料理』が、誰かに喜んで貰える──他人を笑顔にすることができる。 それが自分にも出来たという事実は、逃げ回るだけで、何もなかった自分にとって……とても大事にしたい事なのだった。] (……笑ってくれて、一番うれしかったのが……ダレンだったから) [思い返せば、少し恥ずかしくなる記憶たち。ちょっとはにかんだ笑みになったかな? 向き直って、予定通りお誘いをする。 通常、今から向かうと到着には日が傾き始める時間になるけど『魔法具』があれば市場までは一瞬だ。ラクダだと3時間半、乗り物で1時間ってところかな。] ねぇねぇダレン、買い出しに行かない? 市場に行こうよ! [今日の夕食に食べたいものがあれば、リクエスト受付中だよ!と付け加えて。]** (68) 2021/04/15(Thu) 14:37:46 |
【人】 囚われ セト[ そんな国に対して、国交と和平を望む べきだと進言した己の意見など、 壮大なこの国の前ではただの平和惚けした 戯言と一笑に付されるものであっただろう。 まぁそもそもそれ以前に、 甘ちゃんな王子の綺麗事など、 利権に目が眩んだ父や幹部のものたちに 捻り潰され表に出なかったのだけれど。 ] (70) 2021/04/15(Thu) 16:32:11 |
【人】 囚われ セト[ そんな賑やかな街の喧騒とは 切り離されたようにここはしんと静か。 己の呼吸音が聞こえる。 地下室がある屋敷など珍しくもない。 ワインや食料の貯蔵に利用するだけに 飽き足らず、犬まで飼うのだから この屋敷の主は強欲なものだ。 一応血統書のついた雄犬、 媚びも諂いもしないが どうやらいたくお気に入りのよう。 物理的な暴力にも、 死刑になるような行為にも、慣れた。 いつか殺してやる変態豚野郎、と投げ付けて おまけに頬に唾を吐きかけてやった時の 主の顔といったら、 自尊心を保つには充分すぎるほど。 ] (71) 2021/04/15(Thu) 16:33:56 |
【人】 囚われ セト[ 忠犬に与えられた褒美は楽しそうな 折檻 。さっさと殺せば良いのに、 新たな犬を手に入れることもなかなか困難に なってきている昨今、好みの見目の者を 探しあてる手間を考えれば 生かさず殺さず飼い続けることを選ぶのは 合点がいく。 身体のあちこちから上がる痛みの訴えを 無視して目を閉じる。 外を歩く者達の足音でも聞こえれば良いのに、 と、静かすぎて鳴る耳に僅か眉を顰めて思う。] (72) 2021/04/15(Thu) 16:35:37 |
【人】 祓魔師 ダンテ[ >>61当時の自分の心中と、ヴィとの出会いは完全に別物だった。焦りと心配の気持ちは燻り続けて居たが、ヴィとそれに付随する出会いのおかげで随分ともったいなくも楽しい時間を過ごさせてもらった。 だから彼の心中を自分が正確に読み取ることが出来たなら、思い上がりでもなんでもないと必死で返答を返すだろう。 君と出会えて良かったと告げれば、ヴィが帽子をかぶり直すような仕草をして眼を細めたように見えたから、自分も笑みを返しただけだった。] あー、いや申し訳ないのは僕の方 [ 物理的な面倒事は大通りや警備のしっかりした場所だけを巡ることでなんとかなりそうだと処理をして>>61 もう一つの懸念について彼がごめん>>62と言うから自分もそう返した。国の特色などは訪れる前にある程度頭に入れておくのは前提で。ましてや客観では罪に問われる可能性のある事柄を理解しておきながら頭の端に追いやっていたことが問題だった。] 馴れ馴れしくしすぎてしまったから [ 心配だからと言って帽子を勝手に頭に乗せてしまった事とか、手荷物を当然のように自分が抱えるとか。 若干頬が赤らむのを自分でも自覚してしまうが、外気のせいだと思ってほしい。 彼氏づらと言うか、無自覚の越境に羞恥を感じてしまった。*] (74) 2021/04/15(Thu) 16:59:53 |
【人】 祓魔師 ダンテなるほど、…… じゃあ、君が目を覚ましてから探しに行こう [ >>63早く羽織るものをと自分が焦っているのは、彼の皮膚が日光にひどく弱いからだ。黙り込み彼の顔を覗き込めば、若干暑そうに見えるが苦痛を耐えているなんてことはなさそうだったから折れる事にする。 急場で何でも良いからかぶせてしまいたかった。綺麗なものは後から選べば良いと場当たり的な事を自分は考えていたのだが、彼は最初から大切にできるものを探したいと言っていて、考えの違いがやっぱり面白い。 それに、問答するより宿にたどり着いた方が良い。1番におすすめのところへ向かった理由の一つもそれだった。比較検討している間に日が高くなってしまっては本末転倒だ。*] (75) 2021/04/15(Thu) 17:03:42 |
【人】 祓魔師 ダンテよく冷えた白ワインはどう? 僕が飲みたいだけだけど [ あとは眠れそうだからとか、口にしたら叱られそうな理由もあった。自分の生活時間が昼夜入れ替わるのをヴィはなんとなく嫌がっているところがある様に思う。休暇が終わってから正常に戻すのが大変だからとかそんな慮りだと思う。 この地方独特の意匠の作りの豪奢な部屋は、ヴィの推測通り王族の別宅だったのかもしれない。それでもこの部屋はきっとゲスト用なのだろう。主人が使っていた部屋を拝むには手持ちがとても足りない。 天幕付きの寝台は、一つしかなく。 ヴィが無邪気に笑っていて、意識しているのは自分だけのようで再び目元が赤らむのを感じて視線を逸らす。まるで10代の若造のようだ。] 室内は涼しいね 湿度が低いからかな [ 誤魔化すような事を言い、長椅子に腰掛けたヴィの向かいに腰掛ける。その様子はすでに眠たそうなのと、日差しの中を強行したせいで気怠げだ。] タオルを濡らしてこようか? ベッドに行くといいよ [ それと彼の飲みたいものを訪ねてフロントに連絡をして。自分は昼過ぎも起きていることを予想してサンドイッチを頼んでおいた。何度も人を寄越させてはヴィの眠りを邪魔してしまいそうだとの考え。**] (77) 2021/04/15(Thu) 17:09:46 |
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